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注意:被害の訴えが詳述してあり、動揺するかもしれない内容が含まれます。『 加害が明るみに……それでも崇拝され 日本ポップス界の「捕食者」 』
ジャニー喜多川氏は日本のポップカルチャー、日本のアイドル文化を作り上げた立役者だった。喜多川氏が創設した男性のみのタレント事務所「ジャニーズ事務所」は、人気男性アイドルグループを次々と世に送り出した。「チャート1位を獲得した歌手を最も多くプロデュースした人物」としてギネス世界記録にも認定された。「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」、さらには「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」にも認定されている。
一方で、喜多川氏には性的搾取の疑惑が、常につきまとっていた。しかも、密室でささやかれただけではない。全国的な報道機関が取り上げ、その一部は民事裁判で認定された。それでも、喜多川氏は晩年まで国の宝とされた。2019年に87歳で亡くなった後も、今なお崇拝されている。
「こういうことが明らかになっても、少年たちが喜多川氏に忠誠心を持っているのは悲しいことである」『 元ジャニーズJr.たちが顔出しで告白…BBC制作「ジャニー喜多川氏ドキュメンタリー」衝撃の中身
番組内では、強い批判の言葉が並んだ。これは現地時間3月7日21時より放送されたイギリス公共放送「BBC Two」制作のドキュメンタリー『Predator:The Secret Scandal of J-Pop(捕食者:Jポップの秘密のスキャンダル)』の一部である。
同番組は1999年に「週刊文春」が報じたジャニー喜多川氏(享年87)の性加害報道を入り口に、その被害実態に切り込む内容となっている。当時の「週刊文春」は、性被害を訴える少年たち15人ほどに取材を行い、その証言などを14週に渡って報道。喜多川氏による性加害の実態が生々しい描写とともに書かれており、喜多川氏とジャニーズ事務所が、文藝春秋を名誉毀損で提訴するなど大きな波紋を広げた。
今回の番組制作にあたり、BBC取材班は‘22年3月から取材を開始。被害を受けたと主張する元所属タレントや当時取材を行った記者らにインタビューを行い、その内容を1時間にまとめている(以下、番組内容の記述箇所については、適宜表現の調整を行なっております)。
ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に87歳で死去)の性加害について報じた英放送局BBCのドキュメンタリー番組が話題となっている。制作したモビーン・アザー氏と、プロデューサーのメグミ・インマン氏が東京都の日本外国特派員協会のZoom会見で、取材に応じた。『 ジャニー氏の性加害問題、沈黙する司法と大手メディア BBC番組制作者が批判 』
番組のなかでは、元ジャニーズの4人の証言者が登場し、「合宿所」と呼ばれるジャニー氏の自宅で起きたことを生々しく語っている。英国では3月7日に放送された。
アザー氏は「彼らは勇敢で、忍耐力があった。彼らなしには(報道は)成し遂げられなかった」と感謝の念を表明。日英のルーツを持つインマン氏は「SNS上では圧倒的な反響がありましたが、大手メディアは静かです」と明かした。
イギリス時間の3月7日午後9時、英国営放送「BBC Two」のゴールデンタイムで、1時間の番組が放送された。タイトルは、『 「これを我慢しないと売れないから」英BBCが報じたジャニー喜多川氏の性加害 元ジャニーズJr.が顔出しで衝撃告白 』
『Predator:The Secret Scandal of J‐Pop(プレデター~Jポップの秘密のスキャンダル)』
ここで“プレデター(捕食者)”と名指しされている人物。それは2019年に死去したジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(享年87)である。


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