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「人間の本源的欲求」
D・カーネギーはその世界的名著「人を動かす」の中で人間の根強い欲求として、「自己の重要感に対する欲求」をあげています。
換言するならば「他人に認められたい、評価されたい、誉められたい、有名になりたいという欲求」です。
名誉欲、出世欲などもこれに含まれるでしょう。
この欲求は個人の成長の源泉ともなっています。
これがあるからこそ社会も発展するのです。
この欲求を満足させるには、積極的に人のためになることをしなければなりません。
なぜなら、自分のことしかしなければ、決して他人に認められて評価されることはないからです。
他人のためになることをすれば他人が喜び、自分を評価してくれるようになり、これは取りも直さず自分の本源的とも云える欲求を満たすことにもなるというわけです。
換言するならば、自分が最高の幸福感を味わいたければ、自分のことではなく、他人のためになることをしなければならないということです。
ここに一種のパラッドクス(逆説)が成立します。
格言を1つ:
「人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ」 By 中村天風