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とりあえずエンジンに火を入れてみるには、電装を完成させれば・・というところまで来たわけですが、これがまたチマチマとした作業が想定外に発生しまくりでしたが、なんとか終りそう。何とかなりそうなところで、ちょっと改造。ハンドル左のスイッチから出るハーネスは、バーの中通しで何かと面倒なので、例によって外出しにするべく、ロアースイッチカバーにハーネス用の切り欠き設けます。これで、ハンドルバーの交換や修理なども楽ちん。最後にコンタクトブレーカーを交換をと開けてみると、どうやら交換してあったらしく、全体に綺麗だしポイント接点面がとても良いコンディション。もったいないので、ギャップ調整と点火時期を点検。ガソリン点滴をカマして左キックを、ヨイショー!デレデレデレン!デデンデン!と白煙モクモクw元気に息を吹き返しまして、おめでとうさんです(^^ここで、タイミグライトで点火時期をピッタンコに調整。なんだかホッとしたところで、次は燃料コックの分解掃除をしようと思います。そして、特に問題なさそうな雰囲気だったキャブレターを、ちゃんと分解掃除しましょうか。もうじき出来上がりそうな空気になってきましたが、以上、進捗状況でございます。
2021年04月28日
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スロットルのグリップラバーは、裂け目が出来ていたので、汎用品と交換するべく裂きました。もともとスロットルグリップ本体が付き物の純正部品は、ツバがあり汎用ラバーの取り付けには、チョイと厄介な形状になってます。さてどうしましょうか?と思案しながらの取外し作業中、ちょっとした力減で、パキッ!割れて真っ二つ・・どうやらプラスチックが劣化していたらしく、流石に50年という時を実感する次第。探してみると、海外サイトで数個、それぞれ自分には余計なパーツと組で数万円(^^!同じく劣化して「ポキッ!」といく可能性のある中古部品にその金額は出せません。使う使わないはともかく、くっつくかどうか試みとして開先を取ってプラリペアを使ってみると、一応は着いてたけれど強度不足、、材質がポリ系?くっつきません。ならばと、半田ゴテ片手にプラスチック溶接しますれば、使えそうだけど危なっかしい(^^!たとえ上手く直せたとしても、汎用のグリップラバーを使うには嫌な形状には変わりないので、ここは納得のいくモノを作るべし。ということで、以前からタイミングを伺っていた3Dプリンター、ついに導入!TRONXY XY-2 PRO という激安ながらなかなか使えると評判の3Dプリンター。アマゾンにて1月末のタイムセールの時に、保持していたギフトを加え格安で入手であります。いっそのこともっと大きいモノをと迷ったわけですが、実際どれ程使えるモノかは未知ゆえ我慢。さっそく、スロットルグリップを製作となったわけですが、実はここまで約2か月の間に、サンプルの3Dデータから始め、あれこれ150以上の印刷をしてトレーニングを重ねてきました。そしてこのスロットルグロップの製作に取り掛かっているわけですが、尚も試行錯誤は続きます。素材を変え、設定を変え、破壊試験をしての繰り返し。格安のFDM (熱溶解積層方式) 3Dプリンターでのスロットルグロップ製作は可能だけれど、正直言って、妥協が必要と感じます。しかし、強度や耐油性、精度維持などの点で限界が見えてきた、という成果ありとは言えます。自分のためにワンオフならば良しとしても、受注製作のツールとしては注意が必要かもしれない。そこで、気になるもう一つ、光造形式3Dプリンターも同じくタイムセールにて格安入手。ANYCUBIC PHOTON ZERO はシリーズ中最小のモデルで、イケるかどうか?のお試しには充分。FDM (熱溶解積層方式) と違い、寸法精度も高く安定仕上がりが実にきれい!溶剤等による洗浄という後始末の面倒さを伴うものの、色々なモノの洗浄作業は機械屋に付き物。何かと汚い思いをする部品洗浄等に比べれば、この程度の作業なら楽なもので気になりません。使ってみたところ、特筆すべきは標準の素材(スタンダード・UVレジン)の硬さでしょう。用途によっては非常に良い特性かもしれませんが、機械部品としては靭性不足。機械加工で細部に欠けができるモロさは不都合すぎます。そこで、あらためてチョイスしてみたUVレジンが「ABSライク・レジン」というもの。ABSに近づけるべく靭性を持たせてあるらしいのです。スタンダードレジンでは刃物をあてると切子は完全な粉末ですが、ABSライクは正に切子となり、弾力性を持つことが分かります。FDM (熱溶解積層方式)素材の中のABSのような弾力性には全く及びませんが、スロットルグリップには合格レベルと見ます。試した素材は、熱溶解積層方式が PLAとABSの二種類、光造形がスタンダードとABSライク熱溶解積層方式では温度設定を変えつつ強度試験をして、両手で握って折り曲げてボキッ!折れなければ合格、そして機械加工で割れや欠けが無ければ採用(^^)単体では、熱溶解積層方式のPLAと、光造形のABSライクが合格となり、次いで実際に装着いてのテスト。若干の寸法変更を経て、取りあえずスロットル操作のはそれぞれ合格。しかしその後、ガソリンとエンジンオイルに3週間漬け込む耐油試験で、オイル漬けPLAが変色。多少のグリス等を塗布して使うので、侵されて劣化が進む可能性ありでは使えません。ということで本採用は、UVレジン ABSライク。グリップラバーとホルダーの摩擦回避に、PLAでスペーサーを作って併用します。無事にキジマの汎用グリップラバーが取り付き、気持ちよくスコン!スコン!と動きましたとさw実際に3Dプリンターを使ってみて、正直なところ思ったよりもデリケートなもの、という印象。オモチャや飾り物の製作ならともかく、機械部品の製作には、それなりのノウハウと修練が必要。結果的にもっと高価なプリンターも必要になっていくのかもしれません。そんな感想ですが、今回の純正スロットルグリップ破損では、助けられたことは確か。今後、新たな「3Dプリンター」のカテゴリーを設け、試みと学びの場を加えようと思います。
2021年04月06日
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