お父さんから子供たちへ

PR

プロフィール

JOMU

JOMU

カレンダー

コメント新着

一緒がいいね @ Re:初日の出と富士山(01/13) 勝手にフォローして、いつも読ませていた…
aki@ Re:能登地震と東日本大震災(01/18) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
信州孝太郎@ Re:パラリンピックについて思う(09/01) 好いご意見だと思います。私は競技の内容…
タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます 平素は大変お世話になっております。 タウ…
佐々木@ Re:話し合いで解決する幻想(12/05) 私の人生でも話し合いで解決することは皆…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2020.06.19
XML
お父さんが小学生の時、時代は昭和だった。令和の今の世の中の便利さはまだなかったと考えてくれ。今のお前たちにとって友達の家には基本的についているインターホンもしくは呼び鈴は、お父さんが子供のころにはほとんどついていなかった。

 よって友達の家に着いて本人を呼び出すのには掛け声が必要だった。典型的な掛け声が「○○くん、あーそーぼー!」だった。地域によって変わるのかもしれないが、お父さんはこの掛け声を友達の家に着くと大きな声で叫んでいた。何せ中の人に聞こえなければ意味がないからだ。しばらく待っても反応が無ければもう一度さらに大きな声で「〇〇くん、あーそーぼー!」と声をかける。

 インターホンや呼び鈴がある家でも基本的人は掛け声だった。だからお父さんの友達たちにこれができない人はいなかったと思う。

 息子の友達が我が家に息子を誘いに来る。彼らは当たり前のようにインターホンのボタンを押す。お父さんが「はい」と言ってインターホンに出ると、小さな声で「長男くんいますか?」とささやく。
 時代は変わったのだ。変わったのはわかっている。でもお父さんはあの子供の元気な声をもっと聞きたいというのが本音だ。日本全国でそんな子供はすでにいないとわかってはいるのだが。

 令和の時代では考えられないかもしれないが、家によっては玄関のドアを開けて中に入り込んでから声をかける家もあった。大体どの家の玄関も家に人がいる限り開いていた。今はどうなのだろうか。でもお父さんも、今の時代に家のドアを開けて中に入ってから「ごめんください」とか声を掛けられたらビビると思う。そう考えるとお父さんも時代とともに意識が変わっているのだと感じる。

 昔は「押し売り」という職業が世の中にあると認知されていた。お父さんは実際に会ったことも見たこともないが、家の玄関に入り込んで無理やりものを売る職業だ。お父さんが子供のころの漫画やテレビにはよく出てきた。今なら一発で警察を呼ばれるだろうし、家によっては監視カメラもついているのですぐに捕まってしまうだろう。

 「○○くん、あーそーぼー!」の掛け声は日本が平和だったころの象徴だったのかもしれない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.06.19 00:10:07
コメントを書く
[思い出(小学生時代)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: