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先日お母さんと普段いかないスーパーで買い物をしていたら、赤いウインナーを売っているのを見かけた。そういえば、最近見なくなったねとお母さんと話したが、改めて考えると赤いウインナーをここ数年と言うより 10 年以上食べた記憶がない。
子供の頃、お弁当に赤ウインナーを使ってタコのように見せる「タコさんウインナー」というものをよく見かけた。お父さんの母親は、タコさんウインナーを作ることはなかったが、赤いウインナーを使ったお弁当は、とても美味しそうに見えてうらやましかった。
しかしながら、今のお父さんは赤いウインナーをおいしそうとは思わなくなっている。何で色を付けているのかわからないが、人体に害があるものでもないだろう。それでも子供の頃と違って、美味しそうに見えないとなったのは、食品に色を付けることが「悪」となってから長い月日がたったからだろう。
食材に不自然な色を付けるというのは、お父さんが子供の頃はかなり常識的に行われていた。そしてそれに違和感を持つこともなかった。しかしながら冷静に考えると、どうしてあの頃違和感を持たなかったのか不思議に思えるものがいくつかある。
例えば、喫茶店などでソーダを頼むと緑色のものが出てくるのが当たり前だった。クリームソーダは緑色のソーダにバニラアイスがのせてあるものである。緑色はどこから来たのだろうか。いま自販機で緑色のソーダを販売しても、おそらくあまり売れないだろう。マスカットのソーダと書いてあるならまだ何とかなるだろうか。
ソーダなどについていた不自然に赤いサクランボも今は無くなってしまった。明らかに自然な色ではないのだが、フルーツポンチなどに入っている赤いサクランボは兄弟で誰が食べるか争いになるのが普通だった。
現在の日本では、「着色しています」と露骨にわかる食品は売れないのだと思う。まあお菓子類はまだまだそういうものがあるのだろうが、食事に使う食品にはほとんど見られなくなったと思う。パッと思い浮かぶのは紅白かまぼこぐらいだろうか。
それ以外は、よく考えれば「着色だ」とわかるが、例えば「かにかま」を食べながら「着色された食品を食べている」と強く認識していることはない。
今となってはどうして赤いウインナーが美味しそうに見えていたのか、自分の事なのに理解できない。
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