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図書館で『星に絵本を繋ぐ』という本を手にしたのです。細長い装丁で目立つ本なのですが、取り揃えた絵本も興味深いのです♪<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【星に絵本を繋ぐ】webp画像につき開示できず井上奈奈著、雷鳥社、2021年刊<「BOOK」データベース>よりドイツにて開催された「世界で最も美しい本コンクール2018」で銀賞を受賞した『くままでのおさらい』や、『猫のミーラ』など芸術性の高い絵本を創作し続ける作家・井上奈奈が書き下ろす、「絵本」以外では初の著書となる一冊。<読む前の大使寸評>細長い装丁で目立つ本なのですが、取り揃えた絵本も興味深いのです♪rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16875777/">星に絵本を繋ぐ</a></td></tr></tbody></table>絵本制作の詳細が載っているあたりを見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p92~95<font color="brown">7 印刷・仕様の提案</font> 絵本作家は通常、作家が絵を描き終え、その後デザイナーの手に渡り、印刷会社へ入稿と段階を踏みます。『猫のミーラ』の場合はそのケースにおいても例外で、まだ本文が7割程度しか描き終えていない段階から、藤原印刷の藤原章次さんに打ち合わせに同席いただき、どんな紙やインクを使って刷るか、どんなデザインにするか、編集者デザイナー、作家、印刷会社と、チームになって意見を交わしつつ進行していきました。『猫のミーラ』の物語を書いたとき、必ず本の仕様として取り入れたいと思っていたのが「アンカット製本」です。 17世紀以前、ヨーロッパでは、小口の三方を切り落とさない状態で製本された書籍が一般的でした。この造本は読者がペーパーナイフを用い、ページを切り開きながら物語を読み進めていきます。 この仕様にこだわったのは、『猫のミーラ』の冒頭が「今日、フリーダは眉毛をそりました」という一文から始まることから、読者にこの主人公のフリーダと共に「刃物」を握り、「本を切る」という行為と「眉毛を剃る」という行為を重ね合わせ、追体験してほしいという想いからでした。 検討を重ねた結果、流通の観点からアンカット仕様を通常版として普及させるのは難しかったため『猫のミーラ』は特装版と通常版の2種を制作し、アンカット版は特装版として刊行することになりました。 私が通常版と特装版の2種を制作するようになったのは、2016年に刊行になった『くままでのおさらい』が始まりでした。通常版は判型も小さく、価格も手頃に設定されており、多くの人に気軽に手に取ってほしいという想いから作られています。一方で特装版は、本でありながら作品的要素が強く、シリアルナンバーを入れたり、美篤堂による布張りの手製本で仕上げを施したりと、隅々まで美しさに拘り抜いて制作をしました。 一度に制作できる数が限られており、流通の緬でも規制がありますが、2018年のドイツ・ライプチヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」で銀賞をいただいたこともあり、選書に力を入れていらっしゃる全国の本屋より注文が続いています。 『猫のミーラ』も、相当な拘りを持って制作が進みました。 本文デザインとして特筆するのは、別丁扉の存在です。デザイナーの坂口さんから半透明の別丁扉の提案があり、この仕様を採用するならばと、フリーダがミーラを抱っこしている絵を書き、描き下ろし、半透明の扉をめくると、ミーラのシルエットのみ浮かび上がる仕組みを作りました。半透明の紙には、フリーダを透かし見るように裏から印刷がされています。「綴じ」については、通常版はスタンダードな糸かがり綴じですが、特装版は製本にも拘りました。当初、坂口さんからは特装版の綴じ方法として、「スイス装」と「ドイツ装」の2種類の提案をいただきました。 このときの ドイツ装で綴じられた本の佇まいが、私の中でフリーダ・カーロの代表作の一つである『折れた背骨』の絵と重なり、一目でドイツ装の採用を決めました。特装版の『猫のミーラ』の背に貼った真っ白な寒冷沙は、包帯の役目を担っています。 坂口さんは全ての提案時において、イメージが湧きやすいように、平面ではなく、原寸大の本の形に仕立てた状態でプレゼンをしていただきました。毎回資料の完成度が素晴らしく、このことが『猫のミーラ』のプロダクトとしての完成度を高めてくれたことは、言うまでもありません。</TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202601290001/">『星に絵本を繋ぐ』2</a><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202601290000/">『星に絵本を繋ぐ』1 </a>
2026.01.30
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図書館で『星に絵本を繋ぐ』という本を手にしたのです。細長い装丁で目立つ本なのですが、取り揃えた絵本も興味深いのです♪<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【星に絵本を繋ぐ】井上奈奈著、雷鳥社、2021年刊<「BOOK」データベース>よりドイツにて開催された「世界で最も美しい本コンクール2018」で銀賞を受賞した『くままでのおさらい』や、『猫のミーラ』など芸術性の高い絵本を創作し続ける作家・井上奈奈が書き下ろす、「絵本」以外では初の著書となる一冊。<読む前の大使寸評>細長い装丁で目立つ本なのですが、取り揃えた絵本も興味深いのです♪rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16875777/">星に絵本を繋ぐ</a></td></tr></tbody></table>昨今世を騒がしくしているクマですが、クマの絵本が載っているので見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p60<font color="brown">『クマと旅をする』</font> 本書は、動物写真家・前川貴行さんによるフォトエッセイです。文章と写真、そして絵で構成されており、私は写真では撮ることのできない前川さんの心象風景を描きました。 神保町のカフェにて、届いた原稿を一気に読み切ったときには、描きたいイメージが溢れ出てきて、濡れ落ちぬようその場でスケッチをしたことが記憶に残っています。 この本で初めて「コラグラフ」という版画技法を制作に取り入れたのは、描き慣れた「線」を手放して、自分の中に中川さんの「眼」を取り入れるためでした。 装幀は、前川さんの有人であり数々の写真集を手掛けられてきた富澤裕次さん。仕事の依頼をいただいたとき、「写真・絵・文章」のバランスをどうまとめ上げるかが難しい課題だと感じましたが、この三つが調和した美しい一冊となりました。後にこの本は日本編集制作大賞にてグランプリを受賞しました。<font color="brown">井上奈奈のつくる絵本の魅力:前川貴行</font>p60~63 これまで、井上奈奈さんの初期の絵本三冊に、推薦文を寄稿させてもらった。 彼女が 動物をモチーフとする絵を描いていたこともあるのだろう、僕が出展していた東京都写真美術館での写真展に来場してくれたのが最初。 その後、彼女の個展にときどき足を運んで作品を観るようになった。 ユーモアに溢れたきめ細やかな筆使いで、見る人に穏やかに語りかけてくる作品からは、揺るぎない想念の核がありありと浮かんで来るのだが、それはけっして爽やかなものではなく、なにか重たいものを深みに抱えたようだった。 井上さん本人との会話はあまり嚙み合わず、僕よりだいぶ若いこともあって、僕の言葉の端々から説教くささを感じとっていたのだろう。 人にとやかく言われることを嫌い、そのことを隠そうともしない彼女の立ち居振る舞いにかなり面食らったが、社会生活に馴染む気配がまるでうかがえない半面、初対面の相手にさえ感情をストレートに表す斬新さは、ちょっと珍しくて面白かった。 どのような芸術であれ、作品にはその作者そのものが投影され宿る。人としては苦手だったが、それでも作品には惹かれた。(中略) 作品との出会いからしばらくして、初めての絵本を作るからと推薦文の依頼をされ、『さいごのぞう』を読んでみた。 野生のゾウが置かれた現実の状況を的確に把握し、取るべき道筋を託した強いメッセージを発しながら、絵本として物語として、理性ではなく魂に訴えかけるものがあった。王道の絵本をきっちりとまとめあげてきたと思った。(中略) そうした経緯もあり、僕の写文集『クマと旅をする』をつくる際、僕自身の心象風景を表現した挿画を描いて欲しいとお願いした。 良い絵を描くだろうとは思ったが、それは予想をはるかに超えるもので、どれもこれも激しく心を揺さぶられた。 かなりの点数を描いてもらったのだが、挿画で終わらせてしまうのがもったいなく、申し訳ない気持にさえなった。 2016年に出版した『くままでのおさらい』(特装版)は、手触りの良い黄色いクロス張りの装丁で、手製本のとても凝った本だ。この絵本が「世界で最も美しい本コンクール」で銀賞を受賞する。 シュールな物語は、近年の井上奈奈作品に通じる真に普遍的な世を考えさせるものだが、妥協とは無縁に本まるごとをアートにしてしまうあくなき追求心の賜物。 『猫のミーラ』にいたっては、どう頭をひねればこんな話が出てくるのか不思議で仕方がない。 </TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202601290000/">『星に絵本を繋ぐ』1 </a>
2026.01.29
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図書館で『星に絵本を繋ぐ』という本を手にしたのです。細長い装丁で目立つ本なのですが、取り揃えた絵本も興味深いのです♪<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【星に絵本を繋ぐ】井上奈奈著、雷鳥社、2021年刊<「BOOK」データベース>よりドイツにて開催された「世界で最も美しい本コンクール2018」で銀賞を受賞した『くままでのおさらい』や、『猫のミーラ』など芸術性の高い絵本を創作し続ける作家・井上奈奈が書き下ろす、「絵本」以外では初の著書となる一冊。<読む前の大使寸評>細長い装丁で目立つ本なのですが、取り揃えた絵本も興味深いのです♪rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16875777/">星に絵本を繋ぐ</a></td></tr></tbody></table>魅力的な絵本が並んでいるので、気になったものを見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p14~17<font color="brown">『さいごのぞう』</font> この本は私の最初の著作となる絵本です。生態系の鍵となるトラとゾウの保護活動をしている、NPO法人トラ・ゾウ保護基金と共に制作をしました。 彼らの活動を通して、このままではそう遠くない未来に「ゾウ」がこの世からいなくなってしまうという現実を知りました。『さいごのぞう』は、地球上にたった1匹になってしまったゾウのお話です。舞台設定を近未来に設定したのは、すでにゾウがいなくなってしまった世界を想像してほしいという想いからでした。 『さいごのぞう』は「事実を伝えなければ」という使命感が当時の自分を突き動かし、様々な方を巻き込み出版へと繋げることができましたが、簡単にステップを踏めたわけではありませんでした。 最初に相談に伺ったのは、大手出版社の一社。対応をしてくれたのは児童書部門の部長職の方でした。熱心にプレゼンに耳を傾けてくださった後、「うちの出版社では内容が高尚過ぎます」と断られ、苦笑いしたことが記憶に残っています。 その後、数社へのプレゼンを経て出版社が決まったものの、何もかもが初めての経験で失敗が続きました。ラフを描くこともせず、いきなり原画に着手したことが原因で何度も絵を描き直す必要が生じたり、文字の入る位置を想定せずに絵を描いていたり、印刷において再現が非常に難しい表現をしてしまったりと、実践で絵本作りを学んでいきました。 デザインについては、デザイナー時代の私の同僚が独立して始めたデザイン事務所tobufuneに依頼をしました。代表の小口翔平さんと、西垂水敦さんが担当をしてくださり、表紙は20案を超える提案がありました。出し惜しみせず、いくつもパターンを作り、気に入ったものができるまで根気強くお付き合いいただきました。 『さいごのぞう』は、私の著作の中では唯一造本も内容も王道の絵本といえます。2作目以降、装幀に凝った絵本の出版が続き、最初の出版からずいぶん経った後、小口さんがぽつりと「あの絵本(さいごのぞう)は良い出来だと思う。だけどよくよく考えたら奈奈ちゃんの絵本だもんね。もっともっと普通じゃないデザインにすれば良かった」と言われたのが印象的でした。 </TD></TR></TABLE>
2026.01.29
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横尾忠則さんといえば、ご高齢にもかかわらずやりたい放題の絵画を描くことで知られているわけで・・・以下のとおりエッセイを復刻して見てみましょう♪*********************************************************図書館で横尾忠則著『猫背の目線』という本を、手にしたのです。おお 横尾忠則さんの老人目線のエッセイ集ではないか♪赤瀬川さんが老人力を提唱して以来、この手のエッセイ集がけっこう売れていますね。 【猫背の目線】横尾忠則著、日本経済新聞出版社、2010年刊<「BOOK」データベース>より古稀を迎えた猫好きの芸術家は考えた。「忙しいのは他人の時間に振り回されるから」「病気自慢が体を浄化する」「努力は運命の付録のようなもの」-老年が人生を仕上げる時期ならば、ひとつ人生を遊んでやろう、遅ればせながら隠居を実行しよう。自然に、創造的に生きたい老若男女必読。<読む前の大使寸評>おお 横尾忠則さんの老人目線のエッセイ集ではないか♪赤瀬川さんが老人力を提唱して以来、この手のエッセイ集がけっこう売れていますね。rakuten猫背の目線横尾さんの文学賞受賞あたりを、見てみましょう。 p80~82<忙しいのは他人の時間に振り回されるから> 今年はいろんなことがあった。正月早々『文学界』に小説を連載した。それが四月に単行本になって刊行された。その間二つのギャラリーで個展を計三回開いた。その合間に毎月温泉旅行に行って紀行文と絵を描いた。 また小説本が出た同じ時期に単行本が五冊ほど集中して出た。どうして同時に集中したかというと四月の世田谷美術館での『冒険王・横尾忠則』展に合わせた企画だったからだ。この展覧会はこの後兵庫県立美術館でも開催され、この間両館で七人の方とトークショーを行なった。兵庫の展覧会が終わると同時にニューヨークのギャラリーで個展が開催され、妻と十日ばかりニューヨークに滞在した。そして兵庫の『冒険王』展の後半から始めた公開制作が続行され、年末は世田谷美術館に場所を変えて12月には毎週一回ずつコスチュームプレイによる絵画制作を公開することになっている。 という具合に今年の年間スケジュールをざっと書き出すと「忙しい」ように思われるに違いない。実際に会う人たちから「忙しそうですね」とよく言われる。だけどぼく自身あそんなに忙しくないのである。毎日夜の九時過ぎにはベッドに入って十時には就寝する。その代わり朝は五時に起きて、八時過ぎの朝食まで読書をしたりエッセイを書くのが日課になっている。「忙しい」というのは他者主導による時間に従うからだ。昨年ぼくは隠居宣言をした。これはどういうことかと言うと他人の時間に振り回されるのではなく自分主導の時間に変えることで、余計な頼まれ仕事をしなくなった。自分のしたいことだけを行うという時間の使い方に切り換えたからだ。自主的にあれもしたい、これもしたいということは「忙しい」ことにはならないのである。なえかというと好きでやることだから精神は遊びなんである。他人に従うか自分に従うかによって遊びの質が変化する。要するに子供の視線になって事を行なえばちっとも忙しくない。 今年の大きい出来事のひとつは小説を書いたことで。『文学界』に四回連載した『ぶるうらんど』がそれだ。絵の延長線上で今までも他のメディアに関わってきた。テキスタイルデザイン、舞台美術、立体オブジェ、建築、アニメーション、などなど挙げるとキリがない。その中で変り種は映画出演だったり、レコーディング(発売されなかった)、小説などであるが、まさかこの年になって小説を書くとは自分でも想定外の出来事だった。まあ隠居の道楽という感じでこれも遊びのひとつだった。 ところがこの小説が今年度の第36回泉鏡花文学賞を受賞することになったのである。かつてのこの賞の受賞者は名を挙げるとびっくりするような名のあるプロ中のプロばかりが受けている賞で、ぼくみたいなど素人が受けたのは初めてじゃないかと思う。まあ一生に一度あるかないかの驚きだった。作家を志望して文学賞に応募したわけではないので評価の期待などあまりしていなかった。すでに本が出て半年以上も経って受賞の通知を受けたわけだが、小説のことはもう忘却の彼方に消えかかっていただけに驚いた。 本職に与えられる賞はそれはそれで嬉しいものだが、全く予期しない別のジャンルの仕事に与えられたものだから、ぼく自身とのつながりが持てなくて、この賞だけが宙にフワフワ浮いているような感じである。文学賞のお陰で絵が上手くなるとか急に絵が高い値段で売れるかというとそんなわけはない。だからもし活用するとすれば第二作目を書くとか、二足のワラジを履くとかすればそれはそれなりに有効に賞を活用することになるかも知れないが、今のぼくにはまだその決意みたいなものが体の底から突き上げてこないのである。困ったものだ。ウーム 贅沢な悩みやで。それにしてもマルチタレントの横尾さんでんな♪横尾忠則現代美術館の次回企画展(2020年5月30日-8月30日)のポスターです。 《Me Melancholia》2010年 作家蔵『猫背の目線』1 *********************************************************■2020.04.02
2026.01.28
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図書館で『「国境なき医師団」をそれでも見に行く』という本を手にしたのです。ウガンダやパレスチナ・ガザ地区の難民キャンプなど世界のマイナスがレポートされているわけで・・・目が点になる思いがします。<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【「国境なき医師団」をそれでも見に行く】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0e493e86681dfd8c98fc629f621623486fcf5625.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />いとうせいこう著、 講談社 、2025年刊<「BOOK」データベース>より世界最大の難民キャンプで、作家が出会った「もう一つの戦争」。希望なき世界でたたかう仲間たちを描く、大反響ルポルタージュ!【目次】序章 戦争について/第1章 ロヒンギャ難民キャンプへ/第2章 武装したギャングスタの暗躍/第3章 世界のマイナスが詰まったキャンプ/第4章 高潔で若い人々/第5章 井戸工事とキャンプ最大の病院/第6章 故郷を失った者たちは歌う/「国境なき医師団」インタビュー「故郷を失った人たちの声を聞く」/藤原辰史さんに聞く「歴史の傷と向き合うために」<読む前の大使寸評> ウガンダやパレスチナ・ガザ地区の難民キャンプなど世界のマイナスがレポートされている わけで・・・目が点になる思いがします。<図書館予約:(8/21予約、副本3、予約23)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18190001/">「国境なき医師団」をそれでも見に行く</a></td></tr></tbody></table>まず「序章 戦争について」について見てみましょう。p11~13</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50"><font color="brown">序章 戦争について</font> これまで8年間をかけて、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダン、パレスチナ・ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、そしてヨルダンにある「国境なき医師団」(略称MSF)の活動地を見てきた。 そしてこれからバングラデシュにあるミャンマーからの難民の受け入れ先、世界一広大なロヒンギャ難民キャンプを取材した記録を読んでいただく。 だがその前に、ガザの状況を俺がひとときでも忘れてしまっているわけがないことを強調しておきたい。当然MSFを通して俺はこれまで会ったことのある人々の安否を尋ね続けている(これを書いている今現在は最悪の事態にはなっていないと聞く。ただ、他に言葉を交わした多くの患者に関してはまったくわからない。病院自体がいくつも爆撃されているのだから)。 そもそもMSFの中でも、すでにスタッフ6人が亡くなっているのである。なぜ医療関係者が爆撃で死ななければならないのか。イスラエルに対して俺は当然深く激しい怒りを感じているし、あらゆる機会にそれを外部に発信している。 さてガザを一方で念頭に置きながら、俺は今回アジアを代表するような難民キャンプの中で困窮している人々と、彼らに援助している人々を見てきた(そして、実際ガザ市民とロヒンギャ難民が関係していることがやがてわかる)。しかし、そのレポートへ進む前に以前の書籍『 国境なき医師団』シリーズ ではまだ書くことが出来なかった、戦争に関するいくつかの認識を示しておきたい。<font color="brown"ガザでうごめく「戦争の触手」</font> まず俺が2019年にガザ取材を終え、1年半ほどした5月のことである。実はガザ市内のMSF診療所のそのものと、ほど近いビルがイスラエル軍によって空幕された。そこはMSFのオフィスと宿舎(外国人スタッフの宿舎として一棟借りしており、むろん俺もそこに寝泊まりしていた)の真ん前だった。 2023年10月 7日よりずっと前のことだ。 写真で見たが爆撃はきわめて正確だと思われた。空幕は診療所にダメージを与え、周囲で10人の子供を含む42人の命を奪った。医療機関を狙い撃ちする。それは支援団体への嫌がらせであり、むろん同時に治療を受けている人、これから受ける可能性のあった人を困窮させる作戦行動だ。 こうした嫌がらせが「戦争の触手」としてうごめいている気持の悪さを当時も俺はリアルに感じた。宿舎ビルに実際に寝泊まりしていたわけでなく、そこからオフィスまでのほんの5分、道路の上を日々歩いた人間として。(中略) そうした医療施設とその付近のインフラをイスラエル軍は破壊した。 これは彼らの一貫した方針だと思う。戦争と定義しにくいグレーゾーンを続行する、いわゆる「ハイブリッドな戦争」の泥くさい実態。それは長い期間ロシアがウクライナに行っていた戦争でもあるだろう。</TD></TR></TABLE>
2026.01.27
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図書館で『敗戦、されど生きよ』という本を、手にしたのです。読みどころの多い本であるが、敗戦後の石原の戦犯容疑が興味深いので・・・チョイスした次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【敗戦、されど生きよ】webp画像につき開示できず早瀬 俊之 著、芙蓉書房出版 、2020年刊<「BOOK」データベース>より終戦後、広島・長崎をはじめ全国を駆け回り、悲しみの中にある人たちを励まし続け、敗戦国日本の再建策を提言した石原莞爾晩年の姿を、日記と多くの資料、証言をもとに描いたドキュメント。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16387831/">敗戦、されど生きよ</a></td></tr></tbody></table>「第5章 迫りくる戦犯容疑」にマッカーサーへの抗議文が載っているので見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P88~90<font color="brown"><マッカーサーへの十項目の抗議文></font> 極東通のジャーナリストで、『シカゴ・サン』の特派員記者マーク・ゲインが新庄経由で酒田入りしたのは、昭和20年12月25日である。日本一の大地主本間家を取材するためだった。酒田には28日までいたが、彼はそこで、元巡査の一人から、石原莞爾のことを聞かされ、聴き取り取材に出た。その時の感想をこう書いている。「この名前はまるで電鈴のように私の耳に鳴り響いた。12、3年前私が中国にいたとき初めてイシハラという名前をきいた。彼は当時日本陸軍参謀本部の寵児だった。彼は満州に勤務し、アジア征服の計画を樹てた。狂信的な青年将校派と結び、東亜連盟を統率した。その共謀な対外強硬主義は天皇の二人の弟を引き入れ、すくなくとも二度は東条の暗殺を企てたが、いずれも失敗に終った」 石原が鶴岡にいることを知らぬマーク・ゲインは、石原を知る人物を追って28日ハスカ大佐の車で秋田へ出かけ、30日迄滞在している。鶴岡に行けば世紀のスクープができただろうに、好機を失った。 石原家では、母・玉井の中風の病状が悪化し、大晦日には危篤状態になった。外は大雪だった。甥で医者の石原尚が病床の母を診てくれるが、石原には、母の命は長くなく、年を越せるかどうか心配だった。 明けて1月2日、6年前から脳出血から中風を患っていた母玉井が永眠した。85歳だった。莞爾自身の病状も悪化し、闘病生活の状態となる。 母の告別式は1月5日に行われ、正午に石原家を出棺した。その前日、GHQは東亜連盟同志会(昭和16年1月東条英機陸相兼首相によりアカの組織だと解散を命令されるが、阿南次官の図らいで同志会に改名して存続)を含む軍国主義的・超国家主義団体27団体の解散と軍国主義的指導者の公職からの追放を指令した。東亜連盟は黒龍会や大政翼賛会と同一扱いされ、石原は憤慨した。もっとも、石原はマッカーサーは東亜連盟潰しに出るだろうと予測していて、同志たちに対策を説明している。 母の初七日の法要が終ると、杵淵医師に頼んでカテーテルで尿道を治療してもらい、そのあと、長姉の二男で医師の石原尚が自らの血を、伯父莞爾に輸血した。この輸血で元気を取り戻した石原は、庄内の同志と図り、マッカーサー司令官に抗議文を出すことにして草案を書き上げ、同志が英訳し、送稿した。 抗議文は十項目に亘っている。以下はその全文で、「東亜連盟運動総括」となっている。 一、東亜連盟ハ満洲建国ニ端ヲ発セリ、若シ建国前後ニ於ケル我等ガ心境ノ開陳ヲ赦サルルナラバ次ノ如シ。1、 満州事変前満洲ニ於ケル日支ノ紛争ハ日ニ切迫シ日本ガ政治的軍事的ニ全面的退却ヲナス以外解決ノ道ナシト判断セラレタリ。日本ノ退却後ソ連ノ南下ニ対シ支那ガ独力防衛ノ力ナキハ明白ニシテ、日本ノ退却ハ更ニ新シキ東亜ノ不安ヲ招来セン。2、 満州事変ヲ契機トシテ、実力を以テ満洲ヲ支那ヨリ分離スル行動ハ重大ナル暴挙ナルハ明ナルモ、反面コレヨリ前項ノ不安ヲ一掃スルト共ニ、満州国ノ建設ニ際シ日本ガ深キ半生ノ下ニ本来ノ態度ヲ一変シ⑴ 満洲ニ於ケル既得ノアラユル権益ヲ満州国ニ譲与シ、 ⑵ 各民族ハ満州国ニ於テ全ク平等ノ待遇ヲ受ケ民族協和ノ実ヲ挙ゲルニ於テハ返テ遠カラズ支那ノ理解ヲ得テ、多年ニ亘ルオ互ノ不信ヲ一掃シ得ベキヲ信ゼリ。(以降省略)</td></tr></tbody></table>
2026.01.25
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東アジアの海道といえば、古来貿易と紛争の地域だったわけで興味深いのである。・・・ということで『東アジア中世海道』という本を以下の通り復刻して読み直してみましょう。*********************************************************図書館で『東アジア中世海道』という本を、手にしたのです。おお 古来、良しにつけ悪しきにつけ東シナ海あたりは気になる海域でおます。【東アジア中世海道】民博編、毎日新聞社、2005年刊<民博サイト>より世界の海は、それを共有する多くの国と地域を結びつけ、人、もの、文化、技術などの相互交流の場として、歴史の揺籃となり、原動力となってきました。この展示では、特に12世紀から16世紀の東アジアの海を舞台にして、中国、高麗・朝鮮、日本、琉球などの国や地域、人々が相互に影響を与えながら育んだ交流の歴史と文化の煌めきを、考古、文献、美術、民俗資料など、多様な展示品を通して描こうと企画しました。<読む前の大使寸評>古来、 良しにつけ悪しきにつけ東シナ海あたりは気になる海域でおます。rekihaku東アジア中世海道日宋貿易ルート中世の交易を、見てみましょう。p51<中世の貿易船と海商> 貿易船の姿は、中国福建省泉州湾東部の后渚港で発見された泉州沈没船や、全羅南道新安郡道徳島沖で発見された新安沈没船からわかる。泉州沈没船は、南宋時代頃の船で、V字船底の竜骨をもつ外洋船である。 推定復元長は34.5mで、12の隔壁で船室が区画されており、積載重量は約200tと推定される。外板構造は「平張り」であり、「鎧張り」の新安沈没船とは異なる。 泉州は当時世界有数の一大国際都市、東南アジアからはるかペルシャ・アラビアへ開かれた南の玄関口であり、泉州沈没船も南から帰ってきた船と考えられる。新安沈没船と泉州沈没船の規模がほぼ一致することから、東アジア中世海道を行き来した貿易船は、このクラスが一般的であったと考えられる。 こうした貿易船を取り仕切るのは、綱首と呼ばれた海商たちであった。数々の記録には、「孫忠」をはじめ多くの宋人たちの名がある。彼らは、行き先・積荷・船員名などを記した「公憑(パスポート)」によって出入国と交易活動を厳しく管理され、抽解や博買といった関税や買上げなどの規制を受けていた。 しかし、その制限を差し引いても手にする利益は魅力的であり、あの手この手で各地への渡航を試みるのである。11世紀の渡僧成尋の『参天台五台山記』に記された、宋から日本への経典や仏像、皇帝信書の輸送をめぐる「孫吉」と「陳詠」の争いはその一例といえよう。また、渡航禁止区域への出帆もしばしばであった。 こうした貿易活動は、時には公的な色あいも帯びた。高麗と宋を往来した宋の海商徐徳栄は、両国間の外交使節的な役割を果たした。これは国家と海商の関係を考える上で大変興味深い。貿易活動に有利なものは何でも利用する海商のたくましさ、したたかさをみると、彼らにとって必用な航海術とは、国家というタテマエと貿易というホンネが交錯する東アジアの海での舵取りや風読みだったのかもしれない。『東アジア中世海道』1
2026.01.24
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。 <予約中>・天気でよみとく名画(3/22予約、副本?、予約29)現在1位・潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う(6/20予約、副本?、予約153)現在67位・3ヵ月でマスターする江戸時代(7/04予約、副本1、予約10)現在1位・エマニュエル・トッド『西洋の敗北』(8/01予約、副本14、予約288)現在146位・新川帆立『女の国会』(9/04予約、副本?、予約?)現在168位 ・関川夏央『昭和的』(9/26予約、副本?、予約?)現在8位 ・『介護未満の父に起きたこと』(10/2予約、副本3、予約142)現在85位 ・十五年戦争小史(10/16予約、副本?、予約?) 現在22位 ・竹内幸恵『広告の昭和』(10/21予約、副本?、予約11) 現在7位 ・『山田洋次が見てきた日本』(11/05予約、副本?、予約12) 現在11位 ・朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(11/13予約、副本?、予約500)現在421位 <カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・グレタたったひとりのストライキ<予約候補>・テレビプロデューサーひそひそ日記・素人校長ばたばた日記・鴨志田譲×西原理恵子『アジアパー伝』:図書館未収蔵・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・伊予原新『藍を継ぐ海』・ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』・ケン・リュウ『草を結びて環を衡えん』:図書館未収蔵・九段理恵『東京都道場塔』:図書館未収蔵・外山滋比古『思考の整理学』・ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』・街道をゆく「モンゴル紀行」「南蛮のみち」・畑正憲『どんべえ物語』:図書館未収蔵・ヤマザキマリ『水木しげる厳選集 異』:図書館未収蔵・書いてはいけない日本経済墜落の真相:図書館未収蔵・金水敏『よくわかる日本語学』・和田秀樹『70歳が老化の分かれ道』・世界はなぜ日本カルチャーに熱狂するのか:図書館未収蔵・石ノ森章太郎『漫画家入門』・島本一平『ヒップホップ・モンゴリア』 <予約分受取:10/30以降> ・音声と写真でよみがえる昭和 戦前編(9/10予約、10/30受取)・山と獣と肉と皮(10/28予約、10/30受取) ・ババヤガの夜(10/28予約、12/07受取)・麻田雅文『日ソ戦争』(1/16予約、12/11受取)・真山仁『タングル』(12/18予約、、12/28受取)・「国境なき医師団」(8/21予約、) ・宙わたる教室 **********************************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【天気でよみとく名画】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/13f13db994b6ee5081fcf2727d7cd47cde1e7aee.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />長谷部愛著、中央公論新社、2024年刊<出版社>より「悪魔」の正体は局地風(ゴッホ“星月夜”)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール“デルフト眺望”)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄いかも!?さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。<読む前の大使寸評>追って記入。<図書館予約:(3/22予約、副本?、予約29)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17748858/">天気でよみとく名画</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/05895e22c5f5d3f33cf13a5002e3622b50b592e0.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" /> 舛友雄大著、東洋経済新報社、2025年間<「BOOK」データベース>より「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。「潤日」コミュニティー、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。 <読む前の大使寸評>追って記入。<図書館予約:(6/20予約、副本?、予約159)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17748858/">潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う</a></td></tr></tbody></table>(中略)<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【女の国会】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/4a34fb85499e8651f6c05126dfa9fa8697b37b1e.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />新川帆立著、幻冬舎 、2024年刊<「BOOK」データベース>より野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得できていなかったの?法案を通すつもり、本当にあったの?」死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。朝沼の婚約者で政界のプリンス・三好顕太郎に直談判し、共に死の真相を調べることにー。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(9/04予約、副本?、予約?)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17815483/">女の国会</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【昭和的】.webp画像につき開示できず関川夏央著、春陽堂書店、2025年刊<「BOOK」データベース>より時は過ぎた。「昭和的センス」から逃れられない、時代遅れの著者のささやかな抵抗。辛口にして味わい深い珠玉のエッセイ集。【目次】第一章(山田風太郎の長寿祝い/ヤクザ映画と三島由紀夫/『まんだら屋の良太』回想 ほか)/第二章(『天国と地獄』の撮影/世界人口が二十億人だった頃/「猫の手」たちの一九七〇年代 ほか)/第三章(『秋刀魚の味』に映されたプロ野球/人生はジュークボックス/「火星土地分譲予約受付証」 ほか)<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(9/26予約、副本?、予約?)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18167516/">昭和的</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【十五年戦争小史】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0170df1018b4946119f2a0fa8eaa711fc27b18e0.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />江口圭一著、筑摩書房、2020年刊<出版社>より戦争は、誰によっておこされ、どのように展開したか 。本書では、1931年の柳条湖事件の謀略に始まり、45年ポツダム宣言受諾と降伏文書調印によって終わった一連の戦争を「十五年戦争」と呼び、その曲折に満ちた過程と全体像を克明に描く。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/16予約、副本?、予約?)>chikumashobo<a href="https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480510068/">十五年戦争小史</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【広告の昭和】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c5a1e0bf25de8d020a23e3131ab435edeb9bf7c6.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />竹内幸恵著、青土社、2025年刊<「BOOK」データベース>より60秒に凝縮された、知られざる白熱の群像劇。図版多数。戦前、国家メディア戦略に加担した「動く広告」。それは戦後になって一転、新しいメディアであるテレビに舞台をうつし、昭和の前衛を牛耳ると同時に“普通の人々”の心をも掴んでいく。制作したのは時代を先駆けるランナーたち…かれらは広告だからこそ、既成のもとにとらわれない冒険ができた。広告の視座から激動の昭和を問い直す、唯一無二の試み。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/21予約、副本?、予約11)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18234443/">広告の昭和</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【山田洋次が見てきた日本】.webp画像につき開示できず クロード ルブラン 著、大月書店 、2024年刊<JPRO>よりフランスで山田洋次作品を普及するジャーナリストが監督の懐深くに飛び込み、大胆かつ細やかに著した評伝の決定版。旧満州での生立ち、『こんにちは、母さん』まで全90作品の魅力、作品が映し出す日本社会論など、ファン必携。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/05予約、副本?、予約12)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17939642/">山田洋次が見てきた日本</a></td></tr></tbody></table> <table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【イン・ザ・メガチャーチ】.webp画像につき開示できず 朝井リョウ著、日本経済新聞出版 、2025年刊<「BOOK」データベース>より久保田慶彦(47)レコード会社勤務。とある能力を買われ、アイドルグループ運営に参画することに。武藤澄香(19)留学を志す大学生。内向的な気質に悩むうち、一人のアイドルに出会う。隈川絢子(35)契約社員。舞台俳優を熱烈に応援中だが、ある報道で状況が一変する。ファンダム経済を築く者、のめり込む者、のめり込んでいた者…三者三様の視点で浮かび上がる、人間の心を動かす“物語”の功罪。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/13予約、副本?、予約504) >rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18328668/">イン・ザ・メガチャーチ</a></td></tr></tbody></table> 図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・デジタル朝日「好書好日」でめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202101200000/">予約分受取目録R26</a><a href="https://book.asahi.com/reviews/">好書好日トップ</a><a href="https://www.lib.city.kobe.jp/">図書館情報ネットワーク 蔵書検索</a>
2026.01.22
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今回借りた3冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は強いていえば、「手当たり次第」でしょうか♪<市立図書館> ・ヨーロッパ落語道中記・敗戦、されど生きよ・知れば知るほど 行司・呼出し・床山<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【ヨーロッパ落語道中記】webp画像につき開示できず柳家喬太郎 著、フィルムアート社 、2019年刊<「BOOK」データベース>より喬太郎が初めて旅したデンマーク、アイルランド、英国、アイスランドの珍道中を、写真とともに一挙公開!【目次】第1章 デンマークオーフス/第2章 アイルランドコーク/第3章 イングランドケンブリッジ/第4章 アイスランドレイキャビック<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15806055/">ヨーロッパ落語道中記</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【敗戦、されど生きよ】webp画像につき開示できず早瀬 俊之 著、芙蓉書房出版 、2020年刊<「BOOK」データベース>より終戦後、広島・長崎をはじめ全国を駆け回り、悲しみの中にある人たちを励まし続け、敗戦国日本の再建策を提言した石原莞爾晩年の姿を、日記と多くの資料、証言をもとに描いたドキュメント。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16387831/">敗戦、されど生きよ</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【知れば知るほど 行司・呼出し・床山】webp画像につき開示できず相撲編集部 編、ベースボール・マガジン社 、2019年刊<「BOOK」データベース>より“裏方”と呼ばれがちな行司・呼出し・床山は、大相撲を支える縁の下の力持ちであると同時に、実は大相撲にはなくてはならないもう一つの“花形”。本書では伝統文化を支えるこの三職の成り立ちや装束、仕事について、歴史をひも解きながら詳しく紹介しています。この一冊を通して、知れば知るほど楽しい大相撲の世界を行司・呼出し・床山の視点から新たに発見してみてください。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15886147/">知れば知るほど 行司・呼出し・床山</a></td></tr></tbody></table>
2026.01.21
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早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?大寒の節季になると、1.17阪神淡路大震災の追悼(今年は31周年になるが)に重なるわけで・・・寒い時期やったなあと思い起こすのです。そういえば、灘区あたりの電車が被災していたので、東京出張には代行バスに乗って出張したなぁ、“がんばろう神戸精神”やでぇ。『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">【日本のならわしとしきたり】<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/666097396b2a37076607083f6fd0785d92fc4a89.26.2.9.2.jpeg" alt="しきたり" border="0">ムック、 徳間書店、2012年刊<内容紹介>ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。<大使寸評>とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪Amazon<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%8F%E3%81%97%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%8A%E2%80%95%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%82%B9-Town-Mook/dp/4197103212">日本のならわしとしきたり</a></TD></TR></TABLE><img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/51b29b2b1e748d7f994149f72f465f4dcc40ea41.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />蕗冬華この本で、大寒のあたりを見てみましょう。<TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">和暦p5<font color="brown"><大寒></font><font color="brown">二十四節季が新たに始まる直前の節気</font> 「大寒」は、現行の暦では1月21日ころ、第1日目を迎え、立春(2月4日ころ)に入る前日までとなっている。前節気「小寒」からは「寒」に入っており、寒明けと同時に「大寒節気」も終わる。寒が明けると、暦の上では「春」になる。 寒の入りは、前節気「小寒」から始まっているが、手が切れるほど冷たい「大寒の水」には、その清らかさのために霊力があると考えられていた。 朝の水は1年間腐らないとも言われ、容器などに汲み保管し、薬を飲むときや祝い事の料理に使う家庭も少なくないという。寒の水は、酒造や化粧水にも用いられている。 1年で最も寒さが厳しいとされる「大寒」を『暦便覧』では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明している。 また、寒の厳しい最中の鍛錬は、心身共に向上するとして、武道では「寒稽古」が行われる。加えて、「寒施行」も寒中の独特の行為だ。 これは餌の乏しい寒中に、野の動物に与えることだが、これは「放生会(ほうじょうえ)」を行う仏教の影響のようだ。ちなみに「放生会」は、殺生を戒め生き物を野に放つ仏事で、秋の季語になっている。 大寒の期間の七十二候は、次の通り。 初候は「蕗冬華(ふきのはなさく)」蕗の薹が蕾を出し始める。 次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」沢に氷が厚く張りつめる。 末候は「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」鶏が卵を産み始める。 寒中の微妙な気候の変化が読み取れる。</TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202301060000/">二十四節季の小寒に注目(復刻)</a><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202112220001/">二十四節季の冬至に注目(復刻)</a>
2026.01.20
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勇ましい高市首相率いる自民党政権下で、安倍元首相殺害の山上被告の裁判が進んでいます。個人的に評価してみると、安倍元首相は自民党の負の側面が強い人で、山上被告への同情は大きくなるわけで、やや危ういと自覚しているのです。・・・ということで『自民党の統一教会汚染』という本を以下の通り復刻して読み直してみます。 *********************************************************図書館に予約していた『自民党の統一教会汚染』という本を、待つこと7ヶ月ほどでゲットしたのです。昨今ではコメンテーターとしてテレビに登場し、鋭い指摘を述べる鈴木エイトさんであるが・・・教会員の暴力など気にかけず追及するジャーナリスト根性がいいではないか。 【自民党の統一教会汚染】鈴木エイト著、小学館、2022年刊<「BOOK」データベース>より安倍元首相と教団、本当の関係。メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行!<読む前の大使寸評>昨今ではコメンテーターとしてテレビに登場し、鋭い指摘を述べる鈴木エイトさんであるが・・・教会員の暴力など気にかけず追及するジャーナリスト根性がいいではないか。<図書館予約:(10/27予約、副本2、予約56)>rakuten自民党の統一教会汚染かなり中抜きになるが・・・「第二部 菅・岸田政権への継承(2020~2022)」の最終章で安倍さん事件のあたりを見てみましょう。 p292~294<第19章 2020年参院選、安倍晋三暗殺> そして、2022年の参院選を迎える。 教団内では第一次安倍政権で安倍の首席秘書官を務めた井上義行への組織票支援が指示された。井上は選挙期間中の6月24日、世界平和連合がオンラインで開催した青年フォーラムのト-クセッション『若者がつくる、これからの社会』に参加。7月4日には教団がさいたま市文化センターで開いた神日本第1地区責任者出発式に参加。司会の方相逸・全国祝福家庭総連合会総会長から「井上義行先生はもうすでに食口(シック)になられました」と紹介されている。■暗殺に至る経緯 そして参院選運動期間中、投開票日2日前の7月8日、日本中を揺るがす大事件が起こる。奈良県内で自民党候補者・佐藤啓の選挙応援演説を行っていた安倍晋三が背後から銃撃を受け死亡したのだ。衆人環視の下で起こった銃撃暗殺事件に列島中が衝撃を受けた。 もちろん私も、一連の疑惑を追ってきた安倍が亡くなってしまったことで、ある種の空虚感に苛まれた。 だが、手製の銃器で安倍を撃ち逮捕された山上哲也の供述内容が明らかになるにつれ、私の周囲も騒がしくなっていった。当初、ある団体への恨みから安倍を狙ったとの報道がなされ、「ある団体」が「ある宗教団体」となった瞬間、私は「統一教会」だと確信した。 そしてやはり奈良県警に張っていたメディアから「ある宗教団体」が「統一教会」だという情報が漏れだしたことを機に、複数のメディアから照会が寄せられるようになった。なぜならそれまで、安倍と統一教会の関係性を継続して取材し記事にしていた報道人は私以外にいなかったからだ。 山上の母親が統一教会への一億円を超える多額の献金によって自己破産し、家庭が崩壊したという背景が報じられた。教団の反社会性を各メディアが取り上げ、信者の家族、特に子供たちの問題もクローズアップされた。だが、統一教会と政治家、とりわけ安倍晋三との近年の関係については、どのメディアも材料がなく、山上の思い込みや勘違いによるお門違いの殺人であるかのような言説が流布されていた。■教団との関係が矮小化された言説 それは2021年9月のビデオメッセージが暗殺への直接のトリガーとなったことが明らかになってからも続き、安倍と教団との関係性については矮小化を図るような言説が目立った。単に2021年9月のビデオメッセージだけを取り上げ、大したことではないとの論調で話すコメンテーターが続出した。これは、充分想定されたことだった。安倍とその周辺の政治家の一群と統一教会との関係性は一連の流れの中で捉える必要があり、局所を取り上げても全体像はなかなか見えてこないからだ。 多くのメディアが安倍の祖父・岸信介と文鮮明の関係などに焦点を当てた報道を行った。また、個々の政治家と統一教会との接点を追及する報道は多くなされていたが、連続性を持って追及する報道はなかった。山上が事件前にルポライターへ宛てた手紙の内容から「最も影響力のあるシンパ」として安倍を狙ったことが判って以降も、独自に安倍自身と統一教会との関係の深さに切り込むメディアは皆無だった。だが、これは無理もないことだ。 第2次安倍政権以降の教団と政治家の関係性については、どの素材を当たっても結局は私がこれまでに報じてきた内容に行き着くこととなり、私が入手した証拠を基に積み上げた考証を経ない限り、安倍自身と統一教会との関係は幡けないからだ。『自民党の統一教会汚染』1:安倍政権との癒着 *********************************************************■2023.06.12
2026.01.19
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UBER EATSやUBERタクシーに気をつけていないと、アマゾンの二の舞になるで!・・・中国企業も追っつけないアメリカ企業のルールを見直してみようと思うので、以下の通り復刻して見てみましょう。*********************************************************図書館に予約していた『アマゾンのすごいルール』という本を、ゲットしたのです。かつて、アマゾンが本のeコマースを始めた頃は手早い配送には感心したものだが…昨今では、日本の流通業界を振り回すほどの巨大企業になりましたね。…その成功の秘密を見てみましょう。 【アマゾンのすごいルール】佐藤将之著、宝島社、2018年刊<「BOOK」データベース>よりだからAmazonは成功した!Amazonの最大の武器は超合理的な「仕事術」だった。アマゾン ジャパンの立ち上げメンバーがジェフ・ベゾス直伝のメソッドを初公開。最速×最高の結果を出す仕事術と14の心得。<読む前の大使寸評>かつて、アマゾンが本のeコマースを始めた頃は手早い配送には感心したものだが…昨今では、日本の流通業界を振り回すほどの巨大企業になりましたね。…その成功の秘密を見てみましょう。<図書館予約:5/18予約、9/28受取>rakutenアマゾンのすごいルールアマゾンといえば、高速の自動倉庫というイメージが浮かぶのだが、それだけではないようです。 p236~238<日本の一流メーカー並みの管理指標を設定し、倉庫を運営> アマゾンでは、顧客体験の一つとして「お客様からいただいかオーダーを、どうやって最速で届けるか?」に飽くなき探究心を燃やし続けています。その象徴と言えるのが、『フルフィルメントセンター』と呼ばれる倉庫の秀逸なテクノロジーです。 大量のオーダーを、驚くほどの速さで処理していきます。そのスピードを体感していただくと、誰もが感嘆の声を上げます。正直申し上げて、他のEコマースのリテーラーが求めているレベルとは雲泥の差があると思います。 アマゾンでは、前述したとおり、主要事業の一つとして、「FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)」というサービスを行なっています。物販者の在庫をお預りして、アマゾン上あるいは別のサイト上で売れた場合に、倉庫から発送するサービスです。 小田原にある倉庫のFBAカスタマーを増やそうということで、ときおり倉庫の見学会を開催しました。その際、私はよくガイド役で会社の説明をした後に、倉庫内を見てもらっていました。 見学者の皆さんに、最後に私が見せるのが『シューター』です。 梱包され出荷ラベルが貼られた荷物は、コンベアで最終出荷工程に運ばれてきます。その最後に巨大なバーコードスキャナーが設置されていて、出荷ラベルのバーコードを読み取り、それがどの「配送業者」が「どの仕向け地に」配送するものか判断します。その判断に基き、それぞれの配送業者さん向けのシュートに自動でポストされ、その商品をピックアップして、トラックに載せて運んでいくのです。(中略) 見学者の皆さんは、テクノロジーの導入により、恐ろしいほどの速さで、大量の出荷作業が行なわれていること、しかも24時間常にこのスピード感でオペレーションをしていることに圧倒されてしまうのです。 このスピード感を可能にしたのは、他ならぬオペレーション部門の英知です。 アマゾンがオペレーションで目指しているレベルは、「物流」のレベルではなく、トヨタなど世界い冠たる日本の製造業が求める『工場管理』のレベルです。事実、現在アマゾンのオペレーション部門で働いていらっしゃる方の中には、日本のメーカー出身の方が多いのです。『アマゾンのすごいルール』1
2026.01.18
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図書館で『米中と経済安保】』という本を借りたのは、昨今の過酷な経済安保を読み解く企画が興味深いというか・・・年末年始に読んでみるには丁度の分量ではないか思った次第です。<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【米中と経済安保】webp画像につき開示できず 江崎道朗 著、扶桑社 、2022年刊<「BOOK」データベース>よりビジネスと技術開発こそが国際紛争の最前線に。日本国民、企業はどう対応すべきか?アメリカ政府の公式文書、自民党報告書を徹底分析。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17048492/">米中と経済安保 </a></td></tr></tbody></table><font color="brown"<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【米中と経済安保】webp画像につき開示できず 江崎道朗 著、扶桑社 、2022年刊<「BOOK」データベース>よりビジネスと技術開発こそが国際紛争の最前線に。日本国民、企業はどう対応すべきか?アメリカ政府の公式文書、自民党報告書を徹底分析。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17048492/">米中と経済安保 </a></td></tr></tbody></table>「冷戦からポスト冷戦へ」の続きが語られているので、みてみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p12~17<font color="brown">冷戦からポスト冷戦へ</font> グローバル社会の到来で世界は豊かになるはずであった。確かに中国を中心にアジア太平洋諸国の経済発展には目覚ましいものがある。だが、その一方でアメリカの地方都市はさびれ、経済力も相対的に低下していった。しかも経済発展著しいアジア太平洋諸国は、中国の影響下に置かれるようになっていく。「なぜ、こんなことになったのか」・・・カルフォルニア大学のピーター・ナヴァロ教授が徹底的に調べた。その調査結果をまとめて、2015年に『米中もし戦わば』(邦訳は文藝春秋)を刊行し、次のように訴えた。<font color="brown">①中国は、通貨操作、違法な輸出補助金、知的財産侵害、輸出主導型経済成長を促進するための自国市場の保護など、数々の不公正な貿易方法に頼っている。②経済成長と強力な製造基盤が中国に、軍事力の強化及び近代化のための豊かな資源をもたらした。③中国はその経済力を武器に、貿易や領土問題などで日本、フィリピン、台湾、ベトナムなどの近隣アジア諸国を威圧してきた。 ④2001年に中国がWTOに加盟し、アメリカ市場に自由に参入できるようになって以来、アメリカは7万ヵ所以上の製造工場を失い、経済成長率は半分以下に縮小した。⑤経済成長の減速と製造基盤の弱体化によりアメリカにとって、自国の安全保障を確実にするとともにアジア同盟諸国への条約義務を遂行するに足る軍事力の規模と質とを維持することは次第に困難になりつつある。</font> この分析に注目したのが、アメリカのD・トランプ大統領だ。2016年の大統領選挙でトランプは「アメリカが弱くなったのは、中国による違法な対米輸出を黙認してきた政界、経済界の親中派たちのせいだ。中国に奪われた雇用を取り返し、再びアメリカを繫栄させる」と訴えた。 大統領に当選するやトランプ大統領はナヴァロ教授を大統領顧問に登用する。そして2017年12月、中国を「競争相手」とみなす国家安全保障戦略を策定し、米中貿易戦争を仕掛けたわけだ。「ヴェルサイユ体制期」、「ヤルタ体制期」、「東西冷戦体制期」、「ポスト冷戦期」(グローバル社会の到来)、そして「米中対立期」と、この100年で5回目の転換点に我々は現在、直面しているわけだ。 <font color="brown">アメリカ側についたから経済大国になった</font> 国際政治、世界の動向なんて自分には関係ないと思っている方も多いようだ。 だが我々は 今、戦後二度目の重大な選択を迫られている。 一度目の選択は、1952年に行われた。 先の大戦に敗北した日本は米軍の占領下に置かれ、憲法改正を含む政治制度の改革を強制された。そして約6年半の染料改革を経て国際社会に復帰する際、日本は「米国を中心とする自由主義陣営」か「ソ連を中心とする社会主義陣営」のどちらに属するのか、選択を迫られた。 国内では「単独講和(米国側)」か「全面講和(ソ連側)」かで大激論が起こった。 吉田茂率いる自由党ら保守系は、アメリカ側につくことを訴えた。 一方、野党の社会党ら革新系と朝日新聞をはじめとするマスコミの大半は、ソ連側につくことを訴えた。だが、世論はアメリカ側につくことを支持した。 以後、日本はアメリカを中心とする自由主義陣営に属することになった。 そして日本は、高い技術力と勤勉さに裏打ちされた、安くて優秀な製品を輸出することで自由貿易の恩恵をフルに活用し、瞬く間に世界第二の経済大国になった。 社会主義を掲げたソ連側陣営に属した国々は貧困に苦しんだが、日本は豊かなアメリカ側陣営と自由にビジネスができたおかげで、豊かになることができたのだ。 米ソ対立は1991年のソ連崩壊とともに終った。 この米ソ冷戦の終焉が、如何なる結果をもたらすのか、日本では十分な分析が行われなかった。 実はソ連の崩壊とともに、人件費の安いソ連側の国々が本格的にアメリカ側の市場に参入してくるようになった。特に大きかったのは、中国の存在だ。 中国は1949年の建国以来、ソ連側に属し、毛沢東を指導者として仰ぐ一党独裁体制のもと、数千万人の国民を「政府を批判した」ことなどを理由に逮捕・処刑したり、強制労働などに拘留したりして殺害した。圧倒的な経済力を誇るアメリカ側に敵対していたことから、経済的には困窮したママであった。 ところが1976年に毛沢東が死亡すると、権力を掌握していた鄧小平は「改革開放」を唱えてアメリカとの連携を求めた。 当時のアメリカはこの政策転換を歓迎し、1979年には米中国交正常化に合意、中国との経済関係を強化しようとする。「改革開放」を唱える中国の動きを応援していけば、やがて国内経済も自由化され、政治も民主化して国民を弾圧するようなことはしなくなるだろうと期待したのだ。これを対中「関与」政策と呼ぶ。 実際に中国は、外国企業の中国進出を歓迎した。自由主義陣営のリーダーであるアメリカが中国とのビジネスを開始したことで、他の自由主義陣営の国々の企業も、安い人件費と十数億の人口を擁する中国市場を求めて中国に進出するようになる。 日本企業もこぞって中国に進出するようになった。その結果、日本国内の工場は中国に移転し、気がつけば中国製の電化商品や衣料・医薬品が世界を席巻。「それまでのメイド・イン・ジャパン」の製品は世界市場から姿を消すようになった。(中略) かくして日本は2010年、名目GDPで中国に追い抜かれた。国際社会からは、「衰退する日本と台頭する中国」とまで言われるようになってしまう。 日本の経済界と中国との関係は深い。スーパーに行けば、中国製の食料品や衣料などを見たことはない。新型コロナの蔓延でマスク不足に陥ったが、それはマスクの供給を中国に依存していたからだ。気づいたら中国製品なくして日常生活が成り立たないようになっている。</TD></TR></TABLE> <a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202601140000/">『米中と経済安保 』1</a>
2026.01.14
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図書館で『米中と経済安保】』という本を借りたのは、昨今の過酷な経済安保を読み解く企画が興味深いというか・・・年末年始に読んでみるには丁度の分量ではないか思った次第です。<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【米中と経済安保】webp画像につき開示できず 江崎道朗 著、扶桑社 、2022年刊<「BOOK」データベース>よりビジネスと技術開発こそが国際紛争の最前線に。日本国民、企業はどう対応すべきか?アメリカ政府の公式文書、自民党報告書を徹底分析。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17048492/">米中と経済安保 </a></td></tr></tbody></table> <font color="brown"<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【米中と経済安保】webp画像につき開示できず 江崎道朗 著、扶桑社 、2022年刊<「BOOK」データベース>よりビジネスと技術開発こそが国際紛争の最前線に。日本国民、企業はどう対応すべきか?アメリカ政府の公式文書、自民党報告書を徹底分析。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17048492/">米中と経済安保 </a></td></tr></tbody></table>「はじめに」で世界経済の概要が語られているので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p10~12<font color="brown">冷戦からポスト冷戦へ</font> 1947年頃には国際社会は、アメリカを盟主とする自由主義(西側)陣営と、ソ連を盟主とする共産主義・社会主義(東側)陣営とに二分された。「東西冷戦体制」の始まりだ。 この冷戦大戦で「西側」に組み込まれた日本は、「敗戦国」扱いのままではあるものの、アメリカの支援のもとで欧米やアジアのビジネスを許され、再び経済発展を遂げていく。 1972年、ソ連の脅威に対抗するために敵方であった中国を取りこもうと、アメリカのR・M・ニクソン大統領が訪中し、それまで東側にいた中国共産党政権はアメリカと組む。かくして東側は中ソに分裂し、「アメリカ」対「中ソ」から、「米中」対「ソ連」に世界の対立構図は変わっていった。ソ連との冷戦に勝つためには、敵の敵は味方という観点に立って、「共産主義国家」である中国を取り込もうとしたのだ。そうした米中連携のもとで、日本企業も再び中国に進出していく。 そして1989年にベルリンの壁が崩壊、ソ連邦も解体し、1991年に「冷戦の終結」が宣言された。以後、「ポスト冷戦体制」などと呼ばれるようになる。この新しい世界秩序のもとでは、ヒト・モノ・カネの移動が自由化され、「グローバル社会の到来」などと言われるようになった。 貿易も段階的に自由化され、世界的に貿易の取扱量が急増する。日本にも海外から安い原材料や商品が流入し、地方都市にも外国製品、特に中国製品が溢れるようになっていく。同時に海外との価格競争にさらされ、日本の製造業は衰退していく。 製造業だけではない。いまや全国どこでも見かける「チェーン飲食店」の多くは、安価な中国産食品によって成り立っている。安くて手軽なファミレス店の急増を支えてきたのは、グローバル社会の到来なのだ。 製造業などが衰退していったのは日本だけではなかった。アメリカでも安い中国製の衣料や家電製品が溢れ、気がつくと中国は「世界の工場」になっていた。衣料、電化製品、医薬品などが米国産から中国産に取って代わり、日本国内の製造業は廃業に追い込まれたりして、地方都市は衰退していった。 グローバル社会の到来で世界は豊かになるはずであった。確かに中国を中心にアジア太平洋諸国の経済発展には目覚ましいものがある。だが、その一方でアメリカの地方都市はさびれ、経済力も相対的に低下していった。しかも経済発展著しいアジア太平洋諸国は、中国の影響下に置かれるようになっていく。</TD></TR></TABLE>
2026.01.14
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図書館で『世界(2025‐11月号)』という雑誌を借りたのは、特集「あなたと移民」という企画が興味深いというか・・・毎日が日曜日で暇なので読んでみるかと思った次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【世界(2025‐11月号)】webp画像につき開示できず『世界』編集部 、岩波書店 、2025年刊<商品説明>より【特集1】あなたと移民 街なかで、SNS上で、政策討論の場で、「外国人問題」が日常的に語られる。 「移民が押し寄せてくる」「日本人のために税金を使え」多文化共生施策そのものを目の敵とし、自治体に抗議する動きも加速している。 外国人の増加に対する人々の不安はなぜ生まれるのか? 移民や難民、外国にルーツをもつ人々との境界はどのようにつくられ、深まっていくのか。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/e12dfc91e4ea3b0b9680b0f1b8d8b959/?l-id=search-c-item-text-04">世界(2025‐11月号) </a></td></tr></tbody></table>特集「あなたと移民」でアフリカ・ホームタウン騒動が載っているので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p67~69<font color="brown">はじめに</font> 2025年8月に横浜で開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)において、国際協力機構(JICA)は「アフリカ・ホームタウン」という新しい事業を発表した。同事業は国際協力の観点から地方創生への貢献を謡ったもので、アフリカ各国と日本の地方自治体との交流を企画していた。 そして、その端緒として、日本国内の四市(愛媛県今治市、千葉県木更津市、新潟県三条市、山形県長井市)をそれぞれアフリカ四ヵ国(モザンビーク、ナイジェリア、ガーナ、タンザニア)のホームタウンとして認定するという内容であった。 だが、事業内容が報道されると、JICAや対象となった地方自治体に対し、数多くの抗議が寄せられた。この事業が、ホームタウンと認定された四市の移民急増や治安悪化につながるとの噂が核酸したのである。 千葉県木更津市は、西アフリカの大国・ナイジェリアのホームタウン候補となった。ネットではデマや憶測が飛び交う事態となり、一時はグーグル・マップの木更津市役所の表記が「ナイジェリア市役所」に変更されるといういたずらも起きた。 その一方で、ナイジェリアでも、日本政府が木更津への移住を望む同国の若者のために特別なビザを発給するとの誤情報を大統領府が発表し、メディアなどで話題となった。 後に大統領府は情報を訂正したが、この出来事は日本でも取り上げられ、騒動の火に油を注ぐ事態となった。事業の撤回を求める人びとが、JICA前でデモを開催する騒ぎも起きた。そして、抗議の声が止まぬ中9月25日にはJICAがホームタウン事業の撤回を発表した。 <font color="brown">人と移動と交わりに対する想いのズレ</font> 報道内容を見るに、JICAのもともとの意図は、アフリカ諸国と地方自治体をつなぐ「架け橋人材の育成」、つまるところ関係人口の創出にあったようだ。「関係人口 」とは、日本の地域振興や地方創生の文脈で近年よく使われるようになった概念である。 その地に居を構える定住者でもなく、あるいは観光者のような一時的な訪問者出もなくその地域と多様なかたちで継続的に関わる人びとを指す。 総務省の管轄である地域おこし協力隊は、関係人口の創出と関わる事業である。人口の流動化がますます進む現在、人と場所との関りは一対一の関係に限定されない。一人の人が複数の拠点を持ち、それぞれの地と関わりながら生きることは、何ら不自然なことではない。 その点を考慮するなら、地域振興に関心はあるが移住にまでは踏みきれない人びとに特定の地域とのつながりを生みだす試みとして、関係人口の創出は可能であろう。 今回の騒動では、JICAが念頭においた「関係人口」の概念がナイジェリア側にうまく伝わらず、単なる「人口増加」への協力と期待として受け取られたのではないか。 いずれにせよ、田舎暮らしに憧れながらも、都市での生活の安定性や利便性を捨てきれない日本の若者たちならいざしらず、母国に限界を感じ海外での暮らしを夢見るアフリカ諸国の多くの若者たちに対して、同じ着想の事業が行えるかは疑問である。(中略) その一方で、ナイジェリアは様々な悪評を抱えた国でもある。1999年に民主化を果すまで、長い年月、軍事政権下にあった。1999年以降は民主政権が続き、一定の政治的安定が維持されている。それでも、油田地帯の少数民族ゲリラやイスラム過激組織ボコ・ハラムが、日本でも話題となっている。それら反政府組織による凶事は、あくまでも局所的なものなのだが、遠い日本で耳にするとまるでナイジェリア全体が危ない国であるかに聞こえる。 今日では、隣の中国が急速にナイジェリアへの進出を果すなか、リスクに敏感な日本の人材派遣や企業進出で二の足を踏んでいる。従って、ナイジェリアと日本をつなぐ架け橋人材の育成は日本政府や企業にとっても、重要な課題であろう。</TD></TR></TABLE>
2026.01.13
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回借りた5冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は強いていえば、「予約本」でしょうか♪<市立図書館> ・米中と経済安保・世界(2025‐11月号)・国境なき医師団・宙わたる教室<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【米中と経済安保】webp画像につき開示できず 江崎道朗 著、扶桑社 、2022年刊<「BOOK」データベース>よりビジネスと技術開発こそが国際紛争の最前線に。日本国民、企業はどう対応すべきか?アメリカ政府の公式文書、自民党報告書を徹底分析。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17048492/">米中と経済安保 </a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【世界(2025‐11月号)】webp画像につき開示できず『世界』編集部 、岩波書店 、2025年刊<商品説明>より【特集1】あなたと移民 街なかで、SNS上で、政策討論の場で、「外国人問題」が日常的に語られる。 「移民が押し寄せてくる」「日本人のために税金を使え」多文化共生施策そのものを目の敵とし、自治体に抗議する動きも加速している。 外国人の増加に対する人々の不安はなぜ生まれるのか? 移民や難民、外国にルーツをもつ人々との境界はどのようにつくられ、深まっていくのか。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/e12dfc91e4ea3b0b9680b0f1b8d8b959/?l-id=search-c-item-text-04">世界(2025‐11月号) </a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【宙わたる教室】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/2130b58a03abac2c32f78a1f59fc07d5813f9ae6.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />伊与原新著、文藝春秋、2023年刊<「BOOK」データベース>より東京・新宿にある都立高校の定時制に集った、さまざまな事情を抱えた生徒たち。彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始めた。煌々と明かりが灯った夜の教室で、小さな奇跡が起きるー。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(12/28予約、副本1、予約388)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17609733/">宙わたる教室</a></td></tr></tbody></table> <table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【「国境なき医師団」をそれでも見に行く】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0e493e86681dfd8c98fc629f621623486fcf5625.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />いとうせいこう著、 講談社 、2025年刊<「BOOK」データベース>より世界最大の難民キャンプで、作家が出会った「もう一つの戦争」。希望なき世界でたたかう仲間たちを描く、大反響ルポルタージュ!【目次】序章 戦争について/第1章 ロヒンギャ難民キャンプへ/第2章 武装したギャングスタの暗躍/第3章 世界のマイナスが詰まったキャンプ/第4章 高潔で若い人々/第5章 井戸工事とキャンプ最大の病院/第6章 故郷を失った者たちは歌う/「国境なき医師団」インタビュー「故郷を失った人たちの声を聞く」/藤原辰史さんに聞く「歴史の傷と向き合うために」<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(8/21予約、副本3、予約23)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18190001/">「国境なき医師団」をそれでも見に行く</a></td></tr></tbody></table>
2026.01.12
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レアメタル レアアースの製造、貿易に関しては中国が独走状態にあるのだが・・・高市さんの台湾発言が有って以降、中国から日本狙い撃ちのような仕打ちを受けています。・・・ということで『レアメタル レアアース(ニュートン別冊)』というムック本を以下の通り復刻して読んでみましょう。*********************************************************予約していた『レアメタル レアアース(ニュートン別冊)』というムック本を、手にしたのです。この本を読みかけた際、リチ図書館にウムイオン電池開発に従事した吉野彰氏がノーベル化学賞受賞という朗報が飛びこんできたのです。 【レアメタル レアアース(ニュートン別冊)】ムック、ニュートンプレス、2011年刊<「BOOK」データベース>よりムックにつき、データなし<読む前の大使寸評>この本を読みかけた際、リチウムイオン電池開発に従事した吉野彰氏がノーベル化学賞受賞という朗報が飛びこんできたのです。amazonレアメタル レアアース(ニュートン別冊)電気自動車の普及を見こして、中国が再びレアアースの高騰を狙っているそうです。その主戦場ともいえる「イオン吸着型鉱床」を見てみましょう。 p32~33<放射性元素を含まない「イオン吸着型鉱床」> 前ページでのべたように、マグマ由来の鉱床は、放射性元素を含んでいるという欠点があった。一方、中国南部の江西省、広東省、湖南省、広西自治区には、放射性元素を含まない鉱床がある。「イオン吸着型鉱床」だ。 イオン吸着型鉱床は、レアアースを比較的多く含む花崗岩が数百万年かけて風化され、粘土層になった鉱床である。 粘土粒子の表面に、レアアースがイオンとなってくっついている。そのため、弱酸性の液体を粘土層にかけるだけで、それほで手間をかけずにレアアアースを採取できる。放射性元素は風化の過程で雨といっしょに流れでたと考えられている。 イオン吸着型鉱床は、今のところ中国南部でのみ開発が行なわれているが、レアアースを多く含む花崗岩があり、高温多雨の地域であればできる可能性がある。これまでにベトナムやタイ、ラオスなどには存在することが確認されているが、大規模な鉱床の開発にはまだ至っていない。今後の調査が期待されている。レアメタルの筆頭ともいえる白金を、見てみましょう。 p50~51<白金の表面で、排ガス分子が無害な分子に生まれかわる> ガソリン車では、一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOX)、炭素と水素の化合物(CXHY)といった人体や環境に悪影響をおよぼす物質が生成される。これらを水などの無害な物質に変えるのが排ガス浄化装置だ。無害にするのは、「白金」の役割である。 先に紹介したリチウムは、最もイオンになりやすい金属だった。実は、白金はその逆で、きわめてイオンになりにくい。反応のしにくさを比較すると、代表的な金属の中では、金についでこの白金が2位である。つうまり、ほとんど錆びない。だからこそ指輪などの宝飾品に使われるのだ。 ではなぜ触媒として働くのだろうか。そのかぎは、電子の数と配置がにぎっている。白金は78個の電子をもっていて、それらが原子核のまわりに存在している。ただし電子はきっちりつめこまれているわけではなく、内部に“空席”が一つある。 白金原子はこの空席を埋めるために、電子をひきつける性質がある。金原子は、この空席が埋っている状態なので、電子をひきつける力がきわめて弱いのだ。 このような白金原子の性質は、白金の表面に有害な分子をくっつけてバラバラにし、無害な分子へとつくりかえて解放する、という便利な機能につながる。この機能こそが触媒の反応だ。 排ガス浄化装置 排ガス浄化装置では、排ガスと白金が接する面積をふやすために、まず、白金の微粒子をアルミニウムの酸化物(アルミナ)の微小な球の表面に多数くっつける。そしてその小球を、無数の細長い孔の空いたセラミックスの表面にぬりつける。■白金表面でバラバラになり、無害な分子として生まれかわる たとえばメタン(CH4)は、炭素と水素に分かれて白金の表面にくっつく。そのうち水素は、白金表面にくっついている酸素と結合して水となり、表面をはなれていく。 一酸化炭素は二酸化炭素となり、一酸化窒素は窒素となって、外気に排出される。レアアース関連ニュース3『レアメタル レアアース(ニュートン別冊)』2:リチウムイオン電池『レアメタル レアアース(ニュートン別冊)』1:世界中のレアアース鉱床 *********************************************************■2019.10.12『レアメタル レアアース(ニュートン別冊)』3
2026.01.11
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ソ連崩壊後のグローバル化と情報技術に触れた最新の経済論とは如何なるものか?・・・ということで、以下の通り復刻して見てみましょう。*********************************************************図書館で『人新世の「資本論」』という本を、手にしたのです。表紙に、2021新書大賞第1位と載っているように、一時期本屋に平積みとなっていた本であるが・・・4年も経てば図書館ですぐチョイスできたのです♪ 【人新世の「資本論」】斎藤幸平著、集英社、2020年刊<「BOOK」データベース>より人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。<読む前の大使寸評>表紙に、2021新書大賞第1位と載っているように、一時期本屋に平積みとなっていた本であるが・・・4年も経てば図書館ですぐチョイスできたのです♪rakuten人新世の「資本論」「第二章 気候ケインズ主義の限界」でグリーン・ニューディールが出てくるあたりを、見てみましょう。 p58~62<グリーン・ニューディールという希望?> 第一章では、資本主義が人間だけでなく、自然環境からも略奪するシステムであることを見た。そのうえ、資本主義は、負荷を外部に転嫁することで、経済成長を続けていく。そうした負荷の外部化がうまくいっていたあいだは、先進国に住む私たちは環境危機に苦しむこともなく、豊かな生活を送ることができた。だから、豊かな生活の「本当のコスト」についても、私たちは真剣に考えてこなかった。 だが、そのような資本主義システムこそ、環境危機をここまで深刻化させた原因である。負荷が不可視化されていることに甘えて、うすうす気づいていながら、現実から目を背けていた先進国の私たちのせいで、対策を打つのが遅れてしまったのだ。 そうこうしているうちに、「本当のコスト」はもはや無視できないものになりつつある。ポイント・オブ・ノーリターンに至るまでの残された時間がわずかになるなかで、前例を見ないような「大胆な」政策の可能性がついに先進国でも議論されるようになっているのである。 なかでも大きな期待を集めている政策プランのひとつが「グリーン・ニューディール」だ。例えば、アメリカでは、トーマス・フリードマンやジュレミー・リフキンといった識者たちが提唱し、その必要性を擁護している。世界中の名だたる政治家たちも、中身に決定的な違いはあるもののグリーン・ニューディールの看板を選挙公約に掲げていた。 グリーン・ニューディールは、再生可能エネルギーや電気自動車を普及させるための大型財政出動や公共投資を行う。そうやって安定した高賃金の雇用を作り出し、有効需要を増やし、景気を刺激することを目指す。好景気が、さらなる投資を生み、持続可能な緑の経済への移行を加速させると期待するのだ。 かつて20世紀の大恐慌から資本主義を救ったニューディール政策の再来を、という願いがここには読み取れる。危機の時代に、新自由主義はもはや無効だ。緊縮と「小さな政府」では対応できない。これからは、新たな緑のケインズ主義、「気候ケインズ主義」だ、というわけである。 だが、果たして、そのようなうまい話があるのか。グリーン・ニューディールは、本当に「人新世」の時代の救世主になれるのだろうか。第二章では、グリーン・ニューディールの問題点を検討していきたい。<「緑の経済成長」というビジネスチャンス> グリーン・ニューディールを掲げる人々のなかでも「経済成長」の部分に期待を大きく寄せるのが、経済ジャーナリストのトーマス・フリードマンだ。彼はそのような希望を「グリーン革命」と呼んで、こう述べる。「グリーン革命はまた、ビジネスチャンスと見なされなければならないし、私たちにとってはアメリカが再生するもっとも重要なチャンスなのだ」 ソ連崩壊後のグローバル化と情報技術の発展によって、世界は「フラット化」し、すべての人々はつながっていく、とフリードマンは長らく主張してきた。そこに、「グリーン革命」が新たに加わることによって、このフラットな世界が真に持続可能なものになるというわけだ。 フリードマンの発言からもわかるように、気候ケインズ主義が与えてくれるのは、気候変動を好機にして、これまで以上の経済成長を続けることができるかもしれないという「希望」である。別の言い方をすれば、気候ケインズ主義に依拠した「緑の経済成長」こそが、資本主義が「平常運転」を続けるための「最後の砦」になっているのである。<SDGs 無限の成長は可能なのか?> その「最後の砦」の旗印となっているのが「SDGs」だ。国連、世界銀行、IMF(国際通貨基金)、OECD(経済協力開発機構)などの国際機関もSDGsを掲げ、「緑の経済成長」を熱心に追及しようとしている。(中略) エリートたちが集う国際組織において、気候変動対策が新たな経済成長の「チャンス」とみなされているのが、はっきりとわかるだろう。 実際、フリードマンやリフキンの提唱する気候ケインズ主義が、さらなる経済成長を生み出すのは間違いない。太陽光パネルだけでなく、電気自動車とその急速充電器の普及、さらにはバイオマス・エネルギーの開発など、経済の大転回が必要になり、そのためには多くの投資と雇用創出が欠かせないからである。 そして、気候危機の時代には、既存の社会インフラ全体を丸ごと転換するような大型投資が必要だという主張も、まったくもって正しい。『人新世の「資本論」』3:空間的転嫁、時間的転嫁『人新世の「資本論」』2:マルクスによる環境危機の予言『人新世の「資本論」』1:はじめに *********************************************************■2025.03.03 『人新世の「資本論」』4https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202503030002/
2026.01.10
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図書館で『鳥肉以上、鳥学未満。』という本を、手にしたのです。画像が多い本となっていて目を引くのだが、鳥とか恐竜は私のツボが疼くわけで・・・チョイスした次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【鳥肉以上、鳥学未満。】 webp画像につき開示できず 川上和人、岩波書店 、2019年刊行 <「BOOK」データベース>より ボリュームたっぷり胸肉、スジが噛み切れないササミ…。日々の食卓でおなじみの鳥肉には、鳥ならではの機能性と進化の歴史がいっぱい詰まっている。ボンジリってお尻じゃないの?鳥の首はろくろ首?昭和の野球部はスズメ跳び!?トリビア満載、ネタも満載。オーブンのチキンが焼けるまで、とっておきのサイエンスを召し上がれ。 <読む前の大使寸評>画像が多い本となっていて目を引くのだが、鳥とか恐竜は私のツボが疼くわけで・・・チョイスしたのです。rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15780556/">鳥肉以上、鳥学未満。</a></td></tr></tbody></table>「1 ツバサをください」から「胸肉は、フライの後で」辺りを紹介します。とにかく、私の大好物はケンタッキーフライドチキンのアバラ肉部分なんです(何か)</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P12~14<font color="brown"><まずはニワトリの勝ち></font> スーパーマーケットのことを、略してスーパーと呼ぶ。しかし、スーパーマーケットで重要なのは、あくまでも「マーケット」の部分だ。すごいマーケットだから、スーパーマーケットなのだ。マーケットを省略しては、何がすごいのかわからず、元も子もないではないか。 と、いつも通り日本語の乱れに対する憤りで暇つぶしをしながら、近所のスーパーの精肉コーナーに行ってみた。扱われている肉は、主にウシ、ブタ、トリである。これら3種の売り場面積は、ほぼ互角である。販売されている重量も、同じぐらいと仮定しよう。ウシ1頭を約700kg、ブタ1頭を約100kg、ニワトリ1羽を約2kgとしたら、ニワトリの販売個体数はウシの350倍、ブタの50倍である。ニワトリ1勝。 次に、鳥肉に目を光らせてみよう。このコーナーでもっとも面積を占めているのは、胸肉である。今日のお値段は100gあたり58円、豚肉は約150円、牛肉は約250円だ。確かに、豚肉や牛肉もおいしい。その値段を払う価値はあるだろう。しかし、科学者たるもの、綿密に検証しなくてはなるまい。 仮に、豚肉は鳥の2倍、牛肉は3倍おいしいとしよう。しかし、値段が高ければ、おいしくて当たり前だ。そこで、鳥肉の1円あたりのおいしさを「1トリ」として計算すると、豚肉と牛肉のおいしさは、それぞれ約0.77トリと0.7トリだ。つまり、単価あたりのおいしさは、鳥肉の方がはるかに勝る。ニワトリ、2連勝。 というわけで、日本人が最も好んで買っている肉は、鳥の胸肉である。<font color="brown"><そして、胸肉の価値></font> さて、鳥コーナーを見ると、胸肉の売り場面積が広い。手羽先なんかに比べて、断然広い。これは、胸肉が美味しくて美味しくてしょうがないからではない。実際のところ、私も手羽先の方が好きだ。きっと貴方もそうだろう。しかし、それでもスーパーは胸肉販売に広いスペースを割くことをやめない。その理由は冥界だ。なぜならば、鳥肉の中で最大の重量を占めるのが、胸肉だからだ。 実証のため、再度スーパーに行き鳥の丸焼きを買ってきた。残念ながら、頭と足先は落とされ、内臓も入っていない。これらの部位をつけたままグリルすると、若干グロテスクなので、これは致し方ないことだ。早速解体しながら重量を量ってみた。まず、全体の重量は1444gだ。胸肉は446gで、約30%を占めていた。手羽は両側で130gだ。脚部は、左右合計で454gだった。しかし、ここみはモモ肉とスネ肉が両方含まれている。一般に鳥モモ肉として売られる場合、スネも含むことが多いが、どう考えてもふくらはぎは太ももではないので、ここでは別物として考える。 そうすると、モモ肉は全身の約20%、スネ肉は11%である。胸肉がいかに体の中で大きな顔をしているか、よくわかってもらえただろう。胸肉はいわばチキン・オブ・チキンなのである。チキンチキンと繰り返すと若干弱そうな響きになるが、圧倒的に代表的なチキンだ。<font color="brown"><胸肉はどこから来て></font> というわけで、まずは胸肉の話だ。胸肉とは、胸骨に付着し、翼の基部となる上腕骨に連なる筋肉である。この筋肉は、翼を打ち下ろすのに使う筋肉だ。鳥類は、翼を打ち下ろすことではばたき、揚力と推進力を得て、空を自由に飛び回ることができるのだ。 鳥類とはいえ、人間に作用するのと同じ物理法則の働く世界に生きている。彼らは、あまりにも普通に空を飛んでいるため、その能力のすごさがわかりにくいかもしれない。しかし、地球の重力の中で飛び回るために大きなエネルギーが必要なことは、想像に難くない。そのエネルギーを発生させるV8エンジンが、ボディの前面に収納された胸肉なのである。</TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202601080000/">『鳥肉以上、鳥学未満。』1</a>:プロローグ
2026.01.09
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落葉広葉樹林が育てた縄文文化という視点がええわけで・・・『縄文人は飲んべえだった』という本を、以下の通り復刻して紹介します♪ ******************************************************** *********図書館で『縄文人は飲んべえだった』という文庫本を、手にしたのです。先日『知られざる縄文ライフ』という本を読んだが、その勢いでこの本を読んでみようと思ったのです。それにしても、「ハイテク考古学」という視点がいいではないか。この本は『週刊朝日』91~92年に連載した記事をもとに加筆して文庫化しているそうだが、なかなか目を引く構成になっています。【縄文人は飲んべえだった】岩田一平著、朝日新聞出版、1995年刊<「BOOK」データベース>よりバイオ、CGなど最新技術が古代史研究を塗り変えた。ユニークで斬新な「ハイテク考古学」の視点から、言語学、環境考古学の研究動向をふまえ、日本人のルーツ、縄文人の食生活、など数々の謎に迫る。話題の三内丸山遺跡についてもふれた“古代史マジカル・ミステリー・ツアー”へようこそ。<読む前の大使寸評>先日『知られざる縄文ライフ』という本を読んだが、その勢いでこの本を読んでみようと思ったのです。それにしても、「ハイテク考古学」という視点がいいではないか。rakuten縄文人は飲んべえだったナラ林文化領域植生と縄文文化が語られているので、見てみましょう。p32~35<落葉広葉樹林が育てた縄文文化> 縄文時代は狩猟・採集生活である。縄文時代中期には、平均気温が現在より二度近く高かったといわれる。イノシシやシカ、川魚、貝類は、東西の区別なくいる。緯度の低い西日本の方が、一見、住みやすそうなのに、なぜなのか。「人口の差は、東日本と西日本の森の違いだったと考えられます」 小山さんは、こうナゾ解きする。 縄文時代の東日本はブナやナラなどの落葉広葉樹林が広がっていた。落葉広葉樹林は秋から春にかけて景色が開ける。森に深く入り込め、動物狩りやキノコ採りもできる。このような自然環境なので、東日本の縄文遺跡は台地一帯に展開することができた。これに対して西日本の縄文文化は、「川筋や海岸べりの、森が切れたあたりにようやく発達した。いわば“割れ目チャン文化”なんです」(小山さん) 西日本はシイやカシ、クスノキなど照葉樹林に覆われていた。樹林は高く生い茂り、冬も葉が落ちないため、地面はいつもじめじめして暗く、奥まで入り込めない。だから、縄文遺跡は川筋や森の海岸沿いに点在しただけ。東日本の土地利用が面だけだったのに対し、西日本は線でしか土地が利用できなかったというのである。 地質学者らの研究によると、縄文時代をさらに遡る二万五千年前から一万三千年ほど前までは、日本列島は、対馬海峡や津軽海峡が極端に狭まっていて、陸橋や「氷の橋」で大陸と結ばれ、日本海は湖のような状態だった。ところが一万三千年前ごろから、それまでの寒冷な気候が緩んだため海面が上昇して大陸から孤立していった。 だが、対馬暖流は本格的には日本海に流れ込まず、水温は低かった。やがて、八千五百年前以降、現在のように対馬暖流が流れ込むようになったという。このような日本海の変化が、じつは縄文文化を生む下地になった。 ところで、古代の日本海の状況が復元できるようになったのも、日本海底をボーリングしてサンドイッチのように堆積している地層を棒状に刳り抜いて、海底に埋もれて層を成す火山灰やプランクトン、珪藻類、原生動物の有孔虫を分析するハイテク研究が、1970年代から始まったことによる。 火山灰は、巨大噴火の年代が推定されているので、その噴火によって降った灰をたどっていけば時代を推定するモノサシになる。 有孔虫は、殻に含まれる酸素や炭素の同位体の比率が、海水の温度や塩分濃度などによって変化することがわかっている。この比率を詳しく読み取れば、当時の日本海が淡水だったか塩水だったか、暖流の流入があったかどうか、もわかるのだ。 古代の植生を研究してきた安田喜憲・国際日本文化研究センター助教授(環境考古学)は、つぎのように指摘する。「対馬暖流が日本海にそそぐようになったおかげで、日本海側は大陸性の乾燥した気候から、しだいに現代のような海洋性の温暖で降雪量の多い気候に変化した。草原が縮小して落葉広葉樹の森が広がっていった」 新しい文化は、この森の中から生れたというのである。 草原から森へ。この変化の中で日本に土器が出現する。長崎県・福井洞窟から見つかった土器はちょうど日本列島孤立化の時期(一万三千~一万二千年前)にあたる。しかも、その年代の土器は、土器としては世界最古の部類に属するのである。「土器は縄文人が必要に迫られて発明したのかもしれない」 と、先出の小山さんはいう。 日本列島が大陸から切り離されると大型獣も姿を消してしまった。狩猟するにも小動物しかいない。もちろん、そうした小物も捕らえただろうが、主食となる栄養源として森の木の実を頼るようになる。なかでも、広葉樹林帯ではドングリやトチの実がたくさん採れる。だが、ドングリやトチの実は、そのまま食べたら苦くてたまらない。水に晒すか火にかけて煮て、アク抜きしなければならない。さらに、採った実を蓄えておく容器もいる。こうした必用から土器が生れたというのである。 また、海岸沿いでは、貝を煮るために土器はなくてはならない道具だった。いわば、「必用は発明の母」である。 土くれを火にくべれば固くなるということは、経験的にすぐ気のつくような現象だ。そこから土器の発明までは、あと一歩のようにも、非常に大きな一歩のようにも思える。土器の発明とアク抜きは、縄文人の大発明だったといえるかもしれない。土器の日本自生説には反論もあって、やはり大陸の先進地帯から入ってきた文化だという説もあるが、日本自生説はそれなりに説得力がある。「縄文時代中期の日本列島には26万人の人口があったとすると、狩猟採集民の社会としては相当多い。ドングリやトチの実の豊富な森林資源の利用が、この人口を支えたんでしょう」 と、小山さんはいう。ウン 人口の差は、東日本と西日本の森の違いだったのか・・・確かに照葉樹林の中には住みにくいという気はするなあ♪この本の文体は歴史学者というよりは、どこか素人っぽい軽さが匂うのである。やはり、週刊誌に連載されていたジャーナリストの文体なんでしょうね。それにしても、その薀蓄が深くて広いのが予想以上であった。『縄文人は飲んべえだった』1:日本語の起源 『縄文人は飲んべえだった』2https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/201805200000/
2026.01.08
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図書館で『鳥肉以上、鳥学未満。』という本を、手にしたのです。画像が多い本となっていて目を引くのだが、鳥とか恐竜は私のツボが疼くわけで・・・チョイスした次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【鳥肉以上、鳥学未満。】webp画像につき開示できず川上和人、岩波書店 、2019年間<「BOOK」データベース>よりボリュームたっぷり胸肉、スジが噛み切れないササミ…。日々の食卓でおなじみの鳥肉には、鳥ならではの機能性と進化の歴史がいっぱい詰まっている。ボンジリってお尻じゃないの?鳥の首はろくろ首?昭和の野球部はスズメ跳び!?トリビア満載、ネタも満載。オーブンのチキンが焼けるまで、とっておきのサイエンスを召し上がれ。 <読む前の大使寸評>画像が多い本となっていて目を引くのだが、鳥とか恐竜は私のツボが疼くわけで・・・チョイスしたのです。rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15780556/">鳥肉以上、鳥学未満。</a></td></tr></tbody></table>まず「プロローグ」から目ぼしい辺りを紹介します。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P5~8<font color="brown"><ニワトリあれ。ニワトリが始まった。></font> この本の主役は、ニワトリである。ニワトリは、アフリカからイースター島まで、世界中で飼育され賞味されている。ウシを神聖視するヒンドゥー教徒も、ブタを禁じられたイスラム教徒も、ヘルシー嗜好のハリウッドセレブも、ニワトリは寛容だ。農林水産省の統計によると、1年間に国内で出荷されているニワトリは約7億5000万羽、卵は約250万トンに上る。毎年1人当たり約6羽、卵約300個を消費していることになり、極めて一般的な食物といえる。 ニワトリは、キジ目キジ科に属するセキショクヤケイを家畜化したものだ。セキショクヤケイは、インドから中国南部、東南アジアにかけて自然分布している。ヤケイの仲間は複数種いるが、DNA分析からはセキショクヤケイを中心に複数の近縁種と交雑しながら家禽化されたものと考えられている。 祖先の面影は現在のニワトリの体に刻まれており、その黄色みのある肌の色は、セキショクヤケイの近縁種ハイイロヤケイに由来する形質と考えられている。ニワトリの主要な起原がセキショクヤケイであることは間違いなさそうだが、長い歴史の中で近縁種との交配が繰り返されることで、現在の姿が形作られたのだろう。 ニワトリの家畜化の歴史は古く、特に中国北部の遺跡からは多くのニワトリと見られる骨の出土が報告され、最古のものは約1万年前ともい言われる。しかし、この最古の骨については、ニワトリのものではない可能性も指摘されている。これまでのところニワトリとして確からしい最古の骨は、中国中部の4000~5000年前のものと考えられている。 一方、ニワトリのDNA配列を調べた研究では、多様性の高さから、家禽化の起源はインド周辺にあるとする説もある。ニワトリの起源に関する研究は、今なお旺盛に行われているが、まだ確実な特定には至っていない。いずれにせよ、アジアで家禽化され、石器時代から青銅器時代までに、ユーラシア大陸に広がったと考えてよさそうだ。 日本では、長崎県壱岐や福岡、大坂、奈良、愛知などの弥生時代の遺跡から、ニワトリの骨が見つかっている。最古の者は2400~2000年前の奈良県の唐古・鍵遺跡から報告されている骨だ。弥生時代といえば農耕が拡大した時期である。これに伴い、ニワトリの飼育も拡大したのだろう。 古墳時代には各地で鶏型埴輪も見つかっており、紀元4世紀頃までに身近な存在となっていたようだ。ただし、弥生時代の遺跡から出現するのはオスの骨が主であるため、この当時のニワトリは食用というよりは観賞用などのために飼われていたものと推測されている。<font color="brown"><鳥もおだてりゃ大地を歩く></font> さて、ここで鳥類というグループの特徴を考えてみたい。 このグループを際立たせているものは、間違いなく飛翔である。鳥の特徴といえば尾端骨だと思った人は、マニアックすぎて読者失格である。ペンギンやダチョウが、キャラクターとして確固たる地位を築いているのも、鳥のくせに飛ばないという、逆説的な魅力を有しているからだ。 ご存じの通り、ニワトリはあまり飛ばない。そもそもニワトリを含むキジ科自体があまり飛ばないグループである。クジャクやシチメンチョウもキジ科に含まれ、世界を見渡すとこの科には約180種が属する。 この中で渡りをするのは、日本にいるウズラやヨーロッパウズラ、ヤクシャウズラ、カラフトライチョウなど数種のみであり、他のキジ科の鳥は基本的に長距離飛翔を行わない。無飛翔性ではないが、普段はねぐら入りで枝の上に飛んだり、捕食者から逃げるために短距離を飛翔したりするのが主だ。飛ぶよりも、地上を歩くことを得意とするグループといえる。 キジ科のなかでも、ニワトリは特に飛ばない鳥である。なにしろ、食べるために飼育しやすく品種改良されてきたのである。おかげさまで、肉が多いほど褒められる。空を飛んで逃げないほど褒められる。褒めて育てられた箱入りの彼らは、体重を増やし、飛ばない未来へ向けて今も歩み続けているのだ。</TD></TR></TABLE>
2026.01.08
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図書館で『大航海時代の日本人奴隷』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると・・・画像が多くて(モノクロ画像ではあるが)、思いのほかビジュアルなのが、ええでぇ♪【大航海時代の日本人奴隷】ルシオ・デ・ソウザ著、中央公論新社、2017年刊<「BOOK」データベース>より戦国時代の日本国内に、「奴隷」とされた人々が多数存在し、ポルトガル人が海外に連れ出していたことは知られていた。しかし、その実態は不明であり、顧みられることもほとんどなかった。ところが近年、三人の日本人奴隷がメキシコに渡っていたことを示す史料が見つかった。「ユダヤ教徒」のポルトガル人に対する異端審問記録に彼らに関する記述が含まれていたのだ。アジアにおける人身売買はどのようなものだったのか。世界の海に展開したヨーロッパ勢力の動きを背景に、名もなき人々が送った人生から、大航海時代のもう一つの相貌が浮かび上がる。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると・・・画像が多くて(モノクロ画像ではあるが)、思いのほかビジュアルなのが、ええでぇ♪rakuten大航海時代の日本人奴隷「序章 交差するディアスポラ」で日本人奴隷の一人を、見てみましょう。p35~37<ガスパール・フェルナンデス・ハポンの証言> 日本人の奴隷ガスパール・フェルナンデス(日本名は不詳)は豊後、すなわち現在の大分県で1577年に生まれた。8歳か10歳頃まで両親の下で育ったが、ある日彼の人生は一転した。ガスパールは誘拐され、長崎へと連れて行かれたのだ。彼の家族の詳細や、誘拐した人物の素性は不明である。 この経緯を記した2種類の史料から察するに、ガスパールを後に彼の主人となるポルトガル商人ルイ・ペレスに売った日本人は、ガスパールを入手した経路を説明しなかったようである。彼の主人となったペレスはポルトガル人で、ユダヤ教徒から改宗した新キリスト教徒、いわゆる「コンペルソ」であった。ペレスはゴアの異端審問所の迫害から逃れるために、長崎に移住してきていた。以下、この章で語られる物語は、メキシコ国家文書館所蔵の異端審問記録とイエズス会士たちの証言書類から判明する事実に基づく。 このルイ・ペレスの運命は日本人の少年奴隷ガスパールのその後の人生を大きく左右することになる。ペレスが少年ガスパールを購入した経緯は不明である。ポルトガルの商人たちは自分の子供の遊び相手や従者として子供を買うことがあった。子供の奴隷を購入して従者にするのは、己の富貴と寛大さを周囲に知らしめること、つまり財力の誇示と敬虔なキリスト教徒であることの証と考えられていた。子供には過酷な労働は担えず、主人が恥をかかぬよう、食べ物や衣服を十分に与える必要があったからである。 あるいは、ただ単純にペレスはその子を哀れに思い、助けたいと考えたのかもしれない。奴隷を購入した動機が何であれ、召使いや奴隷に対する虐待が日常茶飯事であった時代に、ペレスや彼の家族がガスパールに対し、そのような虐待をおこなったとする記録や証言はない。 ガスパールの奴隷契約の条件に関わるものとしては、二種類の文書がある。一つはルイ・ペレスの息子たちによる証言、他方はガスパール自身の証言である。ペレスの息子たちによると、ガスパールの購入価格は10ないしは11ペソであり、それは一般的な年季契約の奉公人の価格に相当するものであったという。一方、ガスパール自身の証言によれば、彼の売値は8レアル相当(1ペソ)であった。ガスパールが記憶する価格がきわめてヤシの葉、彼が受け取った金銭とペレス一家が仲買人に払った金銭に大きな差があったことを意味するのかもしれない。 日本の感覚では、年季奉公は「奴隷契約」ではない。つまり、ヨーロッパ人の「期限付き奴隷」に対する考えと中世日本社会の「年季奉公」の慣行に対する意識の間には、相当の隔たりがあったことを前提に、日本における国際的な「奴隷取引」の環境は考察されねばならないのである。 『大航海時代の日本人奴隷』1 https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202207170001/
2026.01.07
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。 <予約中>・宙かける教室(12/28予約、副本1、予約388) 配送中・天気でよみとく名画(3/22予約、副本?、予約29)現在3位・潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う(6/20予約、副本?、予約153)現在75位・3ヵ月でマスターする江戸時代(7/04予約、副本1、予約10)現在1位・エマニュエル・トッド『西洋の敗北』(8/01予約、副本14、予約288)現在163位・「国境なき医師団」をそれでも見に行く(8/21予約、副本3、予約21)現在1位・新川帆立『女の国会』(9/04予約、副本?、予約?)現在179位 ・関川夏央『昭和的』(9/26予約、副本?、予約?)現在11位 ・『介護未満の父に起きたこと』(10/2予約、副本3、予約142)現在96位 ・十五年戦争小史(10/16予約、副本?、予約?) 現在24位 ・竹内幸恵『広告の昭和』(10/21予約、副本?、予約11) 現在8位 ・『山田洋次が見てきた日本』(11/05予約、副本?、予約12) 現在12位 ・朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(11/13予約、副本?、予約500)現在446位 <カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・グレタたったひとりのストライキ<予約候補>・テレビプロデューサーひそひそ日記・鴨志田譲×西原理恵子『アジアパー伝』:図書館未収蔵・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・伊予原新『藍を継ぐ海』・ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』・ケン・リュウ『草を結びて環を衡えん』:図書館未収蔵・九段理恵『東京都道場塔』:図書館未収蔵・外山滋比古『思考の整理学』・ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』・街道をゆく「モンゴル紀行」「南蛮のみち」・畑正憲『どんべえ物語』:図書館未収蔵・ヤマザキマリ『水木しげる厳選集 異』:図書館未収蔵・書いてはいけない日本経済墜落の真相:図書館未収蔵・金水敏『よくわかる日本語学』・和田秀樹『70歳が老化の分かれ道』・世界はなぜ日本カルチャーに熱狂するのか:図書館未収蔵・小川洋子『海』・石ノ森章太郎『漫画家入門』・島本一平『ヒップホップ・モンゴリア』 <予約分受取:7/20以降> ・猫社会学、はじめます(12/17予約、7/20受取) ・金原ひとみ「ナチュラルボーンチキン」(12/03予約、7/31受取)・就職氷河期世代(2/02予約、7/31受取)・音声と写真でよみがえる昭和 戦前編(9/10予約、10/30受取)・山と獣と肉と皮(10/28予約、10/30受取) ・ババヤガの夜(10/28予約、12/07受取)・麻田雅文『日ソ戦争』(1/16予約、12/11受取)・真山仁『タングル』(12/18予約、、12/28受取)**********************************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【宙わたる教室】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/2130b58a03abac2c32f78a1f59fc07d5813f9ae6.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />伊与原新著、文藝春秋、2023年刊<「BOOK」データベース>より東京・新宿にある都立高校の定時制に集った、さまざまな事情を抱えた生徒たち。彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始めた。煌々と明かりが灯った夜の教室で、小さな奇跡が起きるー。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(12/28予約、副本1、予約388)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17609733/">宙わたる教室</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【天気でよみとく名画】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/13f13db994b6ee5081fcf2727d7cd47cde1e7aee.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />長谷部愛著、中央公論新社、2024年刊<出版社>より「悪魔」の正体は局地風(ゴッホ“星月夜”)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール“デルフト眺望”)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄いかも!?さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。<読む前の大使寸評>追って記入。<図書館予約:(3/22予約、副本?、予約29)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17748858/">天気でよみとく名画</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/05895e22c5f5d3f33cf13a5002e3622b50b592e0.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" /> 舛友雄大著、東洋経済新報社、2025年間<「BOOK」データベース>より「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。「潤日」コミュニティー、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。 <読む前の大使寸評>追って記入。<図書館予約:(6/20予約、副本?、予約159)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17748858/">潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う</a></td></tr></tbody></table>(中略)<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【「国境なき医師団」をそれでも見に行く】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0e493e86681dfd8c98fc629f621623486fcf5625.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />いとうせいこう著、 講談社 、2025年刊<「BOOK」データベース>より世界最大の難民キャンプで、作家が出会った「もう一つの戦争」。希望なき世界でたたかう仲間たちを描く、大反響ルポルタージュ!【目次】序章 戦争について/第1章 ロヒンギャ難民キャンプへ/第2章 武装したギャングスタの暗躍/第3章 世界のマイナスが詰まったキャンプ/第4章 高潔で若い人々/第5章 井戸工事とキャンプ最大の病院/第6章 故郷を失った者たちは歌う/「国境なき医師団」インタビュー「故郷を失った人たちの声を聞く」/藤原辰史さんに聞く「歴史の傷と向き合うために」<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(8/21予約、副本3、予約23)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18190001/">「国境なき医師団」をそれでも見に行く</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【女の国会】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/4a34fb85499e8651f6c05126dfa9fa8697b37b1e.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />新川帆立著、幻冬舎 、2024年刊<「BOOK」データベース>より野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得できていなかったの?法案を通すつもり、本当にあったの?」死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。朝沼の婚約者で政界のプリンス・三好顕太郎に直談判し、共に死の真相を調べることにー。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(9/04予約、副本?、予約?)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17815483/">女の国会</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【昭和的】.webp画像につき開示できず関川夏央著、春陽堂書店、2025年刊<「BOOK」データベース>より時は過ぎた。「昭和的センス」から逃れられない、時代遅れの著者のささやかな抵抗。辛口にして味わい深い珠玉のエッセイ集。【目次】第一章(山田風太郎の長寿祝い/ヤクザ映画と三島由紀夫/『まんだら屋の良太』回想 ほか)/第二章(『天国と地獄』の撮影/世界人口が二十億人だった頃/「猫の手」たちの一九七〇年代 ほか)/第三章(『秋刀魚の味』に映されたプロ野球/人生はジュークボックス/「火星土地分譲予約受付証」 ほか)<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(9/26予約、副本?、予約?)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18167516/">昭和的</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【十五年戦争小史】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0170df1018b4946119f2a0fa8eaa711fc27b18e0.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />江口圭一著、筑摩書房、2020年刊<出版社>より戦争は、誰によっておこされ、どのように展開したか 。本書では、1931年の柳条湖事件の謀略に始まり、45年ポツダム宣言受諾と降伏文書調印によって終わった一連の戦争を「十五年戦争」と呼び、その曲折に満ちた過程と全体像を克明に描く。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/16予約、副本?、予約?)>chikumashobo<a href="https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480510068/">十五年戦争小史</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【広告の昭和】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c5a1e0bf25de8d020a23e3131ab435edeb9bf7c6.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />竹内幸恵著、青土社、2025年刊<「BOOK」データベース>より60秒に凝縮された、知られざる白熱の群像劇。図版多数。戦前、国家メディア戦略に加担した「動く広告」。それは戦後になって一転、新しいメディアであるテレビに舞台をうつし、昭和の前衛を牛耳ると同時に“普通の人々”の心をも掴んでいく。制作したのは時代を先駆けるランナーたち…かれらは広告だからこそ、既成のもとにとらわれない冒険ができた。広告の視座から激動の昭和を問い直す、唯一無二の試み。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/21予約、副本?、予約11)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18234443/">広告の昭和</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【山田洋次が見てきた日本】.webp画像につき開示できず クロード ルブラン 著、大月書店 、2024年刊<JPRO>よりフランスで山田洋次作品を普及するジャーナリストが監督の懐深くに飛び込み、大胆かつ細やかに著した評伝の決定版。旧満州での生立ち、『こんにちは、母さん』まで全90作品の魅力、作品が映し出す日本社会論など、ファン必携。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/05予約、副本?、予約12)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17939642/">山田洋次が見てきた日本</a></td></tr></tbody></table> <table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【イン・ザ・メガチャーチ】.webp画像につき開示できず 朝井リョウ著、日本経済新聞出版 、2025年刊<「BOOK」データベース>より久保田慶彦(47)レコード会社勤務。とある能力を買われ、アイドルグループ運営に参画することに。武藤澄香(19)留学を志す大学生。内向的な気質に悩むうち、一人のアイドルに出会う。隈川絢子(35)契約社員。舞台俳優を熱烈に応援中だが、ある報道で状況が一変する。ファンダム経済を築く者、のめり込む者、のめり込んでいた者…三者三様の視点で浮かび上がる、人間の心を動かす“物語”の功罪。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/13予約、副本?、予約504) >rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18328668/">イン・ザ・メガチャーチ</a></td></tr></tbody></table> <table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【タングル】.webp画像につき開示できず 真山仁著、小学館、2022年刊<「BOOK」データベース>より東都大学工学部の早乙女賢一教授は画期的な光量子コンピューター開発において、世界最先端の位置にいた。スーパーコンピューター開発に固執し、研究費を削る日本を見限って、シンガポールと共同開発プロジェクトを現地に立ち上げる。その計画「オペレーション・夜明け」を牽引するのは、かつて凄腕商社マンとしてアジアで活躍するも、挫折を味わった望月嘉彦。<読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/13予約、、12/28受取) >rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17288267/"></a>タングル</td></tr></tbody></table> 図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・デジタル朝日「好書好日」でめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202101200000/">予約分受取目録R26</a><a href="https://book.asahi.com/reviews/">好書好日トップ</a><a href="https://www.lib.city.kobe.jp/">図書館情報ネットワーク 蔵書検索</a>
2026.01.06
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早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?暖冬だと言われたこの冬であるが、小寒ともなればさすがに寒いのです。ここ数年の異常気象で二十四節季の季節感などは、破壊されたので歴史の一部として語るのも意義深いのではないか。『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">【日本のならわしとしきたり】<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/666097396b2a37076607083f6fd0785d92fc4a89.26.2.9.2.jpeg" alt="しきたり" border="0">ムック、 徳間書店、2012年刊<内容紹介>ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。<大使寸評>とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪Amazon<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%8F%E3%81%97%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%8A%E2%80%95%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%82%B9-Town-Mook/dp/4197103212">日本のならわしとしきたり</a></TD></TR></TABLE><img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b02e5aaf5a138cd2dc78dd280d202f4d23c12482.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />左義長この本で、小寒のあたりを見てみましょう。<TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">和暦p4<font color="brown"><小寒></font><font color="brown">大晦日と新年の行事があり、夜長短日の節気</font> 「小寒」は、現行の暦では1月6日ころ、第1日目を迎え、大寒(1月21日ころ)に入る前日までをいう。またこの日から「立春」の前日までは「寒」であり、「寒の入り」「寒中」「寒の内」とも言われる。さらに、1月17日~2月3日は「寒土用」になる。「冬土用」ともいう。 冬の寒さがいちばん厳しい時期となる。寒に入ると、「寒中見舞い」が出される。もちろん、寒中見舞いは「寒」が明けないうちに出すのがマナーだ。 寒中の寒さについて『暦便覧』には「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説明している。 小寒に入ったころは、まだ「松の内」の地域も多く、街の雰囲気も正月の雰囲気が残されている。 行事としては、1月7日の七草粥、新年の松飾りや注連飾り(しめかざり)などを焼く「左義長」、「どんど焼き」(14~15日)などの行事が続く。 小寒の期間の七十二候は、次の通り。 初候「芹乃栄(せりすなわちさかう)」芹がよく生育する。 次候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」地中で凍った泉が動き始める。 末候「雉始啼(きじはじめてなく)」雄の雉が鳴き始める。</TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202412210001/">二十四節季の冬至に注目(復刻4)</a><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202212220002/">二十四節季の冬至に注目(復刻2)</a><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202112220001/">二十四節季の冬至に注目(復刻)</a>
2026.01.05
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図書館で『「文學界」2025.8』という雑誌を借りたのは、特集「24人のショートショート」という企画が興味深いというか・・・毎日が日曜日で暇なので読んでみるかと思った次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【「文學界」2025.8】webp画像につき開示できず月刊誌、文藝春秋 、2025年刊行図書館で『「文學界」2025.8』という雑誌を借りたのは、特集「24人のショートショート」という企画が興味深いというか・・・毎日が日曜日で暇なので読んでみるかと思った次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【「文學界」2025.8】webp画像につき開示できず月刊誌、文藝春秋 、2025年刊行<「BOOK」データベース>より雑誌につきデータなし<読む前の大使寸評>特集「24人のショートショート」という企画が興味深いというか・・・毎日が日曜日で暇なので読んでみるかと思ったからです。rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18285722/">「「文學界」2025.8</a></td></tr></tbody></table>特集として24人のショートショートが載っているのだが、砂川文次さんの作品を、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p24~25<font color="brown">floating:砂川文次</font> またこの感じだ、と彼は取引先からホテルへと向かう帰路、ここ数日間ずっと自分を苛む不安を意識すると、そんなつもりはまるでないのに気が付けば瞼の裏にはまだ日本の自宅にいたときの光景がありありと思い浮かんでおり、そう、確かあれはまだ陽も昇りきらない朝五時、同い年の妻と、今年から幼稚園に上がる一人娘が寝入っている寝室からむくりと起き上がり、学生の時分等はインド人などともからかわた浅黒く彫りの深い、三十年間見続けてきた己の顔をぼんやりとながめるともなく眺めながら顔を洗って、身支度を整え、いやしかし昨日の土曜も半ドンとかいいつつも結局夕方まで資料作成に明け暮れたうえ、翌日からの海外出張に備えて慌ただしく準備に追われれていたということもあって起きがけの動悸は漠然とした、全く得体のしれない不安などでは全然なくて単に寝不足によるものかもしれない、とも思ったが影のようにつきまとうこの“何か”は確かに起きた時からずっと自分について回っているようにも思える一方、それこそ自分の顔とか指みたいに生まれた瞬間からずっとそこにある気もしていて、具体的に“コレだ!”と名付け得ないからこそ、とまれ不安というラベルを貼ってやっているのだけれども、それですら何か物足りない気がしていて、いや、やっぱりもっと単純に久々の海外種出張に柄にもなく緊張しているだけだろうとも思えてくるし、一度そのように考えてみると、確かに現地の駐在員がサポートをしてくれるとはいえ、日本にある本社から派遣されるのは自分一人だし、それでうまいこと商談をまとめられるのだろうかというのがやはり相当なプレッシャーになっていて、スーツも革靴もごわごわとしたものに感ぜられるし、とにもかくにも商談に備えて空港までの特急ではこれまで何度も読み通した資料を再び読み込んで気持ちを落ち着けようとしてみるも、自らのチームで作りあげた資料であるにもかかわらず目は紙面の上を滑るばかりでロクに意味を立ち上げることをしないで時間ばかりが無為に流れ去っていることに気が付いて、苛立ち紛れにそいつをカバンに突っ込み、次いでジャケットの内ポケットにある航空券をおもむろに取り出し、そこに印字された便名と座席番号と主発時刻とゲートをしつこいほど確認したうえで、やはり忘れ物だとか出発の時間を間違えているのではないかとかいう身の周りを案ずる気持ちが高じて不安になっているのではないのだなと分かりきったことを改めて確認し、それでもなお片頭痛みたいに自分を圧迫する不安から逃れるように保安検査場を一時間以上前にパスして、コーヒー片手に離発着する旅客機を眺めているとしばしの間は不安どころか他の一切までも忘れ去ってしまう瞬間もないではなく、そんな具合で搭乗ゲートからボーディングブリッジを渡って航空機に乗り込むと、それまですっかり完全に忘れきってしまっていた一切が、まるで一切合切が忘れ去られたその瞬間を見計らっていたかのように、再び噴火というような勢いで不安をまき散らしてくるという有り様で、シートに腰を落ち着けてからも案の定、居心地は悪く、気晴らしに窓の外を見下ろしてみるも煤煙で鼠色に濁る東京のビル群が映るばかりでかえって気持が暗くなり、一転、器内の方は景気後退なぞ何するものぞと言わんばかりに昨今の円高に物を言わせた日本人観光客の抑制ぎもの興奮がそこはとなく漂っているものだから(中略) 45年もの時を超えるというのは一体全体どういうものなのだろうとふと疑問に思ったのを思い出す彼の目前には、数日ぶりにやんだ雨と雲の切れ目から差し込む光のカーテンがあって、ああ、自分が不安と思っていたのは、あるいはこの流れそのものかもしれない、と啓示に打たれたような気がし、きっと今日この瞬間のことを自分は忘れないだろうと思った40年前のロンドンでのことを、昼下がりの多摩川沿いをぷらぷらと歩く彼はふと想起し、そういえば、もう自分にはあの不安があまりないなぁと少し寂しく思って、誰にも見られないよう小さく笑った。(了)</TD></TR></TABLE>ウーン・・・上記の文章は一つの文章(最後尾に〇が付く文章)であることに気づいて、愕然とするのでした(汗)
2026.01.04
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この本の著者・橋本徹氏については「探偵!ナイトスクープ」の番組構成を手掛けていたころから評価していたわけで、やや右のスタンスにあるものの、古くからのファンというか気になる作家でした。*********************************************************<tableborder="1"><tbody><tr><td width="550"height="50">【橋下徹の研究】webp画像につき開示できず百田尚樹著、飛鳥新社 、2022年刊<「BOOK」データベース>よりやはり何か変だ!橋下徹氏の膨大な言動を百田尚樹が徹底検証!【目次】1章 ロシアにはロシアの理がある/2章 「中国にお願いかお土産が先やろ」/3章 戦う一択ではダメだ!/4章 ナザレンコ・アンドリー氏への罵倒/5章 靖國神社に代わる追悼施設を作れ!/6章“親中派”大物議員を高く評価/7章 沖縄と日本の分断を図る男?/8章 橋下市政と上海電力のステルス参入/9章 元教諭の証言<読む前の大使寸評>この本の著者・橋本徹氏については「探偵!ナイトスクープ」の番組構成を手掛けていたころから評価していたわけで、やや右のスタンスにあるものの、古くからのファンというか気になる作家でした。rakuten<ahref="https://books.rakuten.co.jp/rb/17336324/">橋下徹の研究 </a></td></tr></tbody></table></a><TABLEborder="1"><TR><TD width="550"height="50">p1~2まず冒頭の「まえがき」から見てみましょう。<fontcolor="brown">まえがき</font> 私は長い間、「維新」という政党の支持者でしたし、大阪府知事・市長時代の橋下徹氏を評価してきました。個人的な親交もあり、二人で食事をしたこともあります。しかし彼が政治家をやめて、テレビタレントに戻ってからの発言や主張には多くの疑問を抱くようになりました。知事・市長時代には見えてこななかった部分が見えてきました。 2019年に「靖国神社の参拝」を巡るツイッター上での論争で激しくやり合うことになり、それ以降、彼とは完全に距離を置くようになりました。この時の論争がどのようなやり取りだったかは、五章で詳しく述べますが、私はこの時、橋下徹という人間に対してある疑念が生じました。 その後、彼とは何度かツイッター上で論争しましたが、そのたびにその疑念は大きくなりました。そしてそれが決定的になったのは、2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻に関しての彼の一連の発言です。 橋本氏のウクライナ関連の主張は多くの人に非難されました。異様な負けず嫌いの彼は、発言が非難されたり、矛盾を突かれたりするたびに、強引な言い訳、誤魔化し、論点ずらしなどを駆使し、そのため発言はますます一貫性のないものになっていき、知的な人々は「橋本氏は相変わらず、議論に勝ちたい一心で支離滅裂なことを言っている」と見做しました。 しかし、私は彼の膨大な発言を俯瞰して、とんでもないことに気が付きました。一軒、支離滅裂な発言に見えますが、そこにはある方向性がはっきりと示されていたように見えたのです。それは大衆を「ある思考」へ誘導しようとするものではないかというものです。 私はそこに非常に危険なものを感じました。この本を書く動悸はそれでした。私が感じた危険、それに橋本氏に対して抱いた疑念がどのようなものであるかは、本文を読んでいただくことにして、その前に読者の皆さんに一言申し上げておきたいことがあります。 この本は、橋本氏の過去の発言を正確に引用しつつ、彼がテレビやネット動画やツイッターで、本当に言いたいことは何だったのかを徹底的に解説したものです。決して恣意的な切り取りなどはしていません。</TD></TR></TABLE>
2026.01.03
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明けましておめでとうございます。今年が幸せな年でありますように。 昨年の「トップ10にはどんなニュースが!?」によれば・・・アンケートの結果、1位から10位のランキングは御覧の通りになりました。(とのことでした)1位 クマ被害2位 高市総理3位 コメ不足と備蓄米4位 物価高5位 大阪・関西万博6位 大谷翔平選手が活躍7位 猛暑8位 トランプ大統領のこと9位 ガソリン暫定税率10位 フジテレビ問題ウン、能登半島地震災害の復旧状況や埼玉県八潮市での下水道クライシスなどが抜けているが・・・ほぼ妥当なランキングといえるのではないか。話は変わるが、このところのテレビCMひどさには辟易するではないか・・・ひどいのは本篇かと思うくらい広告が長く続いたりするので、にがにがしくチャンネルを変える次第です。それから・・関東系お笑いのウッチャンやサンマの広告には関西人は耐えられないのである。「広告の昭和」(下記)という本を読んで研究したいので、図書館に借出し予約しているのです。<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【広告の昭和】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c5a1e0bf25de8d020a23e3131ab435edeb9bf7c6.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" /> 竹内幸恵著、青土社、2025年刊<「BOOK」データベース>より60秒に凝縮された、知られざる白熱の群像劇。図版多数。戦前、国家メディア戦略に加担した「動く広告」。それは戦後になって一転、新しいメディアであるテレビに舞台をうつし、昭和の前衛を牛耳ると同時に“普通の人々”の心をも掴んでいく。制作したのは時代を先駆けるランナーたち…かれらは広告だからこそ、既成のもとにとらわれない冒険ができた。広告の視座から激動の昭和を問い直す、唯一無二の試み。<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/21予約、副本?、予約11)> rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18234443/">広告の昭和</a></td></tr></tbody></table> NHK番組のメリットを問われたら、コマーシャルフィルムを見なくて済むという辛口な評価になるわけです。でもね、最近はNHK番組ではNHK番組のお知らせ(広告?)が増えてきて見るに忍びないわけで・・・なんとか改善ねがいたいものです。
2026.01.01
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