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図書館で『つげ義春幻想紀行』という本を手にしたのです。ぱらぱらとめくると、漫画のシーンと旅先の写真が並べてあり興味深いのです。【つげ義春幻想紀行】権藤晋著、立風書房、1998年刊<「BOOK」データベース>よりつげ義春作品と写真で解き明かす。「つげ式」旅術の書。【目次】1 「二岐渓谷」之章/2 「もっきり屋の少女」之章/3 「海辺の叙景」之章/4 「初茸がり」「紅い花」「西部田村事件」之章/5 「ゲンセンカン主人」之章/6 「大場電気鍍金工業所」之章/7 「隣の女」之章/8 「チーコ」「義男の青春」之章/9 「ねじ式」之章/対談 ワラ屋根のある風景(つげ義春/権藤晋)<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくると、漫画のシーンと旅先の写真が並べてあり興味深いのです。rakutenつげ義春幻想紀行大場電気鍍金工業所つげさんの少年時代の情景を、見てみましょう。p95~100<「大場電気鍍金工業所」之章> つげ義春の「大場電気鍍金工業所」は『漫画ストーリー』1973年4月28日号に発表された。この作品は、きわめて私小説的な色彩が濃い。まずは、物語を要約したい。 下町のメッキ工場に勤めている少年が主人公である。工場といっても、社長が前年に肺病で他界したため、その奥さんと少年の二人が研磨の仕事を細々と続けているのが実情である。そんなつぶれかかったメッキ工場に予科練あがりの男が職を求めてやってきた。 人手が増えたのでメッキ作業を再開した方が儲かるとはわかっているのだが、奥さんが金に困ってメッキ作業の部品を売ってしまっていたために、相変わらず研磨に精を出すしかなかった。ところが、ある日とつぜん、奥さんと男の姿がなかった。近所のせんべい屋のおじさんが、二人が夜逃げしたことを少年に伝えた。少年には、深い意味がのみこめなかった。少年は要領を得ないといった面持ちで研磨の作業をたったひとりで続けるばかりだった。 ストーリー全体が、そっくりそのまま作者の体験と重なるのかどうかは、疑問がなくはないけれども、主人公の少年をつげ義春の少年時代とみなして間違いではないだろう。作者は、この作品を発表するはるか前から、エッセイや対談などで、少年時代にメッキ工場に勤務していたことを明らかにしている。 さらに私は、個人的に本人からじかにメッキ工場時代の体験談を耳にする機会を得ていた。だが、正直いって、マンガに接するまでメッキ工場時代のつげ義春の姿やメッキ工場周辺の情景がリアルにイメージできないでいた。 たしかに、私がくらしていた目黒川沿いにも中小のメッキ工場が軒を並べ、いわゆる零細工場の実体がどのていどのものか知らないではなかった。にもかかわらず、私は、この作品から小さくない衝撃をうけた。理由は作者の過去がより具体的に表象されたからではなく、東京のイメージの問題、といえばいいだろうか。それは、荒川と中川にはさまれたある特定の地区のくらしに端を発するものなのだろうか。 話は大きく横道にずれるが、私もまた、東京に生まれ、東京で育った。小学生のころから都電に乗ってあちこちに出かけるのを趣味としていた。だが、私の行きつく先は、渋谷から出る都電の終点までであった。新橋、月島、茅場町止まりである。上野や浅草には親せきがあったので年中かよったが、隅田川より東部についてはほとんど無知であった。あとは、渋谷を拠点にして新宿、恵比寿、下北沢、三軒茶屋までをテリトリーとしていた。(中略) いってみれば、浅草も新橋も神保町も田端も、我が庭のように思いこんでいた。そして、私は、私が知っている場所が東京だと錯覚していた。いや、子どものころから「江東楽天地」という一大娯楽街が隅田川の東にあるらしいと気づいてはいたが、そこが錦糸町であると知ったのは、16、7歳になってからである。まして京成立石だとか川端町などという町が東京に存在することなど想像できなかった。 ようやく本題にたどりついたが、「大場電気鍍金工業所」の舞台は、葛飾区川端町である。といっても、作品の上で特定されているわけではない。作者は、そこが東京の片隅に存在した土地であることすら記さない。したがって、作品から読みとる限りには、舞台が川崎であっても、横浜であってもいっこうにさしつかえがない。 つげ義春が、旧川端町、現在の東立石にあったメッキ工場に勤めていたことを知ったのは、そう古いことではない。前にものべたとおり、つげが12、3歳のころから学校にもかよわずにメッキ工として働いていたことを耳にしてはいたが、勤め先の場所まではわからなかった。そして「」が発表されても、なお正確な地区さえ知り得なかった。 私を含めた“つげ義春研究会”が1993年に渋谷の公園通りぎわの「アート・ワッズ」という画廊で「つげ忠男展」を開いた。このとき、私たちは、つげ義春・忠男兄弟が少年時代をおくった京成立石の周辺の現在がどのような変貌をとげているのかを知ろうと思った。そのとき、知人のK氏が葛飾の図書館から1960年初頭の立石周辺の地図をコピーしてもってきたのである。 その青焼きの地図には、可能なかぎりの個人住宅や工場名が記されていた。私たちは、さらに拡大コピーを利用し、目を皿のようにして、つぶさに工場のひとつひとつをひろっていった。そして、ついに、川端小学校の近くに「川端鍍金工業所」の文字を見つけたのである。「川端鍍金工業所」こそ、作者が少年時代に働いていたメッキ工場であった。『つげ義春幻想紀行』1
2026.03.31
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図書館で『プラナカン』という本を、手にしたのです。聞き慣れない『プラナカン』ということばが気になるので・・・チョイスした次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【プラナカン】webp画像につき開示できず太田泰彦 著、日本経済新聞出版 、2018年刊<商品説明>よりプラナカンと呼ばれる異色の民が、東南アジアの国々にいる。 ある者は貿易で巨万の富をつかむ夢を抱いて。またある者は凶作と貧困から逃げ出すために。福建や広東の華人たちは、生死をかけてマラッカ海峡の新天地を目指した。男たちはマレー半島やスマトラ島、ジャワ島の妻と所帯を持った。熱帯の日差しを浴びて生まれ育った子孫が、やがて中国でもマレーでもない、万華鏡のように色鮮やかな独自の文化を開花させていった。彼らは、華僑とも異なる存在で、アジア経済界で隠然とした勢力を誇ち、その気高い美意識を誇る氏族の素顔は、いまなお謎に包まれている。19世紀には英国の東インド会社と手を組み、香辛料貿易、スズ鉱山、ゴム栽培で商才を奮った。あるいはアヘン取引、奴隷貿易によって無尽蔵の財をなした。富を現代に継ぐ末裔は、自らの歴史を封印したまま多くを語らない。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/b431baa55f2f3583b40e8bc44fdf020b/?variantId=b431baa55f2f3583b40e8bc44fdf020b">プラナカン</a></td></tr></tbody></table>「プロローグ 謎に包まれた民」に謎の解明が出ているので見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P10~14<font color="brown"><東南アジアへの入り口のカギ></font> プラナカンと呼ばれる異色の民が、東南アジアの国々にいる。 マレーシア、シンガポール、インドネシア・・・。マラッカ海峡を囲む一帯に中国大陸から渡来し、古くからこの地に住むマレー民族と混ざり合いながら個性的で豪華絢爛な文化をつくり上げた人々である。 いまはそれぞれの国の中でひっそりと暮らしているけれど、そのきらびやかで神秘的な伝統と文化は異色の存在感を放ち、東南アジア諸国の社会に彩りを添えている。 東南アジアは、地図の上では一つの濃厚な「かたまり」に見える。だが、その内側では多くの民族や宗教が複雑に絡み合っている。東南アジアの政治や社会の成り立ちを、もっと深く理解しようとして、それぞれの国の中に足を踏み入れると、まるで熱帯雨林のジャングルに迷い込んだように実像が見えなくなる。誰が経済を動かしているのか。誰が支配し、誰が支配されているのか・・・。 十ヵ国から成る東南アジア諸国連合(ASEAN)は、20世紀後半からの経済発展で人々の所得が増え、いまや巨大な消費市場へと変貌を遂げつつある。6億4000万人にのぼる人口は、米国を含む北米や欧州連合(EU)の規模を上回る。 日、米、欧、中国、韓国の企業は東南アジアへの直接投資と貿易を伸ばし、経済的な繋がりを深めようとしている。海路でアジアの国々を結び、東南アジアの交通の要所である南シナ海は、米国と中国が軍事的な覇権を激しく競い合う舞台となっている。世界を見回すと、シリア情勢で揺れる中東と並んで、いま東南アジアは世界で最も熱い地域である。 入り口がないジャングルのようなこの地域一帯を、同じアジア人としてより身近に感じ、より深く理解するために、私たちはどこからアプローチすればいいだろう。その隠された入り口の鍵は、謎の民、プラナカンが握っているかもしれない。<font color="brown"><埋もれた古層></font> 19世紀末から20世紀初めを頂点とするプラナカンの興亡の歴史。そして歴史の節目に政治、経済の舞台で活躍した多彩なプラナカンたちの人間像を追うと、埋もれている東南アジア社会の古層が、少しずつ見えてくる。(中略) もともとプラナカン(Peranakan)とは、地元マレーの言葉で「その土地で生れた子」という意味である。プラナカンの男性をババ(Baba)、女性をニョニャ(Nyonya)と呼ぶ。 私はマラッカ海峡に点在するコミュニティーを訪ね、現代を生き抜く多くのババとニョニャに出会った。マレー半島にある古都マラッカ、シンガポール、ペナン島、プーケット島、バンコク、ヤンゴン、ジャカルタ、そして遠く離れたオーストラリア・・・・。彼らは横のつながりを保ちながら、アジア太平洋の各地に散らばり、さまざまな」社会的な地位や職業に就いて暮らしている。華人とマレー人が縁を結んだといっても、何世代も前の話である。顔つきや容姿だけで見れば、いまのプラナカンは、一般の華人とほとんど変わりはない。ひとくくりに「華僑」と見なされることが多い。 それでも実際に間近でプラナカンに会うと、独特の雰囲気をまとった人々であることに気づくだろう。 たたづまいが普通の華人とは違い、東洋人でありながら西洋風である。凛とした雰囲気を漂わせている。高いプライドが感じられる。それでいて、どこか影があるというか、普段でも寂しげな表情をしているように見えることがある。 プラナカンは華人の末裔ではあるが、私たちがイメージする「中国人」とは明らかに異なっている。あるプラナカンは自分のことを「進化した中国人」と呼んでいた。<font color="brown"><源流は明朝・中国南部></font> プラナカンとは何物なのか。その源流をたどると、時代が明王朝から清王朝に移りゆく15~16世紀の中国南部、福建省や広東省にたどり着く。彼らの祖先は漢民族である。 ある者は貿易で巨万の富をつかむ夢を抱いて。またある者は凶作と貧困から逃げ出すために。中国南部の人々は生死をかけてマラッカ海峡の新天地を目指した。 日本の冬にあたる時期には北から南へ、夏には南から北へと、南シナ海に吹く季節風は、半年ごとに向きを変える。人や商品を運ぶ帆船は、南向きの風をとらえて東南アジアにやってきた。そして北向きの風に乗って中国大陸に戻るには、少なくとも半年は待たなければならなかった。 女性が中国から出国することが禁じられていた時代である。多くの男たちがマレー半島やスマトラ島、ジャワ島の地元の女性を妻として所帯を持った。本国にもう一つの家族を残したまま、二重の暮らしをする者も多かった。 子供が生まれ、熱帯の日差しを浴びて育った。ハーフの子孫が増え、コミュニティーができた。そのコミュニティーの中でさらに婚姻関係を重ね、次第にプラナカンの人口は増えていった。そして、中国でもマレーでもない独自のハイブリッド文化が開花する。色鮮やかなプラナカン文化の誕生である。</td></tr></tbody></table>
2026.03.29
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図書館で『 宇宙はどこまで行けるか』という本を手にしたのです。この本の表紙に「ロケットエンジンの実力と未来」の表記があるが・・・まったくこのところの宇宙ベンチャー「スペースワン」の小型ロケット「カイロス」3号機の打上げ失敗の連続は、どうなっておるのだとの思いが高じてのチョイスでおました。<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【 宇宙はどこまで行けるか】webp画像につき開示できず 小泉宏之著 、中央公論新社 、2019年刊<商品説明>よりかつて、宇宙ロケットの打ち上げといえば、国家や国際機関が手がける一大プロジェクトだった。だが、宇宙開発の主役は大学や新興企業に替わりつつある。ロケットの超小型化・量産化が進んだことで、低コスト・高頻度の打ち上げが可能になったからだ。ロケット開発や宇宙探査は現在どこまで進んでいるのか、月や火星まで人を運ぶにはどのような技術が必要なのか、人類は太陽系を飛び出せるか 宇宙の今と未来に迫る。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/50a8576c5e3f3550b8475f016d3cb7b6/" 宇宙はどこまで行けるか></a></td></tr></tbody></table>「第3章 人工衛星から宇宙エレベーターまで」に日本の「みちびき」の挙動が載っていて興味深いので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p75~78<font color="brown">日本のみちびき</font> ところで、ここまでお話ししてきたGPSはアメリカ軍の所有物である。常に電波を飛ばしているだけなので、それをほかの人が使おうが使うまいがアメリカ軍には何も損はない。ただ2000年頃までは、軍事上の理由で故意に誤差データを加えられていた。そうすると、正しいデータを知っているアメリカ軍だけが適切に使えるようになる。しかし、いまやGPSは社会インフラに近いので、その運用の可否がアメリカの一存で決まることに対して危険性を感じる人たちがいる。 そこで現在、各国が独自の測位システムを構築する動きがある。EUの「ガリレオ」、ロシアの「グロナス」、中国の「北斗」、そして日本の「みちびき」だ。「みちびき」は2017年10月に4号機が打ち上げられて運用が開始された(最終的には2023年度に7機体制で運用する予定だ)。 GPSが地球全土を対象にしたシステムであるのに対し、「みちびき」は日本の経度付近に特化したシステムである。このためにGPSのような30基よりもずっと少ない数で機能し、2017年から4基体制となり、2018年後半から本格運用がはじまる。(中略) 現在、「みちびき」単体では測位システムとして完全には機能しておらず、GPSと併用して使われている。今後の予定では、2020年に古くなった1機を交換、2023年度までにもう3機を飛ばし、合計7機の「みちびき」だけで測位ができるようにする。ただし、そうなっても、GPSと一緒に使ったほうが精度は高い。そのため、「みちびき」はGPSと互換性を持つ信号フォーマットを有している。 <font color="brown">静止軌道衛星</font> 身近な存在という点ではGPSがいちばんだろうが、現在まで宇宙産業界で最大の需要を誇るのが静止衛星だ。これまで何回か出てきたが、その特性を詳しく見てみよう。 静止衛星とは、地上から見て止まっているように見える衛星だ。このためには、24時間周期、円軌道、そして赤道上空の3つの条件が求められる。まず周期はあきらかだろう。地球の自転と合わせることが必要だ。 次に「円」の理由について理解するには、軌道の特徴の1つを押さえておこう。それは衛星が地球を回る速さは、地球から離れるほど遅くなるということだ。つまり、軌道が楕円だと衛星の速さは一定ではない。すると、衛星の周期が地球の自転と一緒であっても、地表に対し「追いつ追われつ」となり、地上から見て東や西に動いてしまう。 この最初の2つの条件を満たすのは、高度3万6000キロの円軌道だ。そして、このリングは、赤道上空ぴったりになければいけない。もし傾いていたら、衛星は北半球と南半球を交互に訪れることになり、地上から見て南や北にぶれていることになる。結局、赤道上空で高度3万6000キロの円、この地球に1つしかないリング、それが静止衛星の軌道、静止軌道だ。</TD></TR></TABLE><a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/50a8576c5e3f3550b8475f016d3cb7b6/" 『 宇宙はどこまで行けるか』1></a>
2026.03.27
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*********************************************************図書館で『激動の日本列島 誕生の秘密』という本を、手にしたのです。ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪【激動の日本列島 誕生の秘密】Nスペ「列島誕生ジオ・ジャパン」、宝島社、2017年刊<「BOOK」データベース>よりこの地球に、奇跡の大地があること。ご存知でしょうか?それは、私たちの住む日本列島です。驚くほど表情豊かな四季ー。国土の真ん中にそびえる3000m級の山々-。流氷からサンゴ礁まで驚くほど多様な四方を囲む海ー。そして、密集する110もの活火山ー。こんな場所は地球上に日本列島しかありません。知られざる大地の物語を紐解き、奇跡の列島誕生の秘密に迫ります。<読む前の大使寸評>ぱらぱらとめくってみると、全ページにわたってカラー画像満載で・・・ええでぇ♪rakuten激動の日本列島 誕生の秘密古座川の一枚岩「第3章」で紀伊半島で起きた超巨大カルデラ噴火を・・・見てみましょう。p67~76<第3章「世界最大規模のカルデラ噴火」>■熊野地方に半円状に広がる巨石群 古座川の一枚岩は、和歌山県古座川町の古座川河岸にある、高さ約150m、幅約500mの巨岩である。地上に現れている一枚岩としては、日本最大の大きさだ。この一枚岩ができたのは、日本列島が島国となった直後、約1400万年前のことである。那智の滝、熊野信仰発祥の地と信じられている神倉山の御神体ゴトビキ岩をはじめ、熊野地方にはこのような巨石が至るところに点在しており、古くから信仰の対象となってきた。 そして、これらの巨石がある場所を地図に書き込むと、ほぼ半円状に並んでいることがわかっている。■紀伊半島の地下には謎の巨大な岩が存在する またこの巨石のそばには、湯の峰温泉、川湯温泉など、30ヵ所近くもの温泉が分布している。しかもこれらの温泉は、どれも高温である。 多少温泉の知識にくわしい方であれば、ここでひとつの疑問が浮かぶだろう。ふつう温泉は火山の近くにあり、火山のマグマによって地下水が暖められたものであるはずだ。しかし、紀伊半島には活火山は存在していない。 その謎の答えは、古座川の一枚岩にあった。一枚岩の成分を分析した結果、巨大な火成岩であることがわかったのだ。しかも、一枚岩の周辺には、20㎞にわたって火成岩が延々と続いていることが明らかになった。火成岩は、マグマが地上に噴き出す寸前に地下で固まったガラス質の火山岩の一種だ。 一方、地震波や電気抵抗による調査によって、紀伊半島の地下には中央部から南部にかけて、周囲より熱い巨大な岩が存在することがわかっている。地質学者である電力中央研究所の三浦大助上席研究員のらの調査によると、その岩は、紀伊半島の地下1~20㎞付近にあり、神奈川県ほどの大きさもある巨岩だという。 そしてこの地下の巨岩は、地下深くのマグマが固まってできた花崗岩であることがわかっている。火山がなくても紀伊半島に高温の温泉が湧くのは、この巨岩による熱のためだったのだ。■1400万年前、紀伊半島で超巨大噴火が起こった! 紀伊半島南東部には、先述したような「1400万年前にできた巨大なガラス質の火砕岩・一枚岩があること」「火砕岩がリング状に存在していること」「地下に巨大な花崗岩があること」などから、三浦氏らは、かつて紀伊半島でとてつもない大噴火が起こったと結論づけた。 それは、1400万年前に起きた地球でも最大規模のカルデラ噴火だ。カルデラ噴火とは、地価の膨大なマグマが、大地の陥没をともなって一気に噴き出す巨大な噴火である。 ■巨石が並ぶ半円形は巨大カルデラ噴火の火口 紀伊半島で起きたという超巨大カルデラ噴火を振り返ってみよう。 1400万年前、日本列島にはほとんどヤマハなく、湿地が広がり、ゾウやワニの祖先が暮らしていた。 超巨大カルデラ噴火が始まると、地下に溜まっていたマグマが、南北40㎞、東西23㎞にわたる半円形の裂け目の噴火口から一気に噴出し、内部の大地は大きく陥没した。そして周囲には大量の火山灰が降り積もり、カルデラ噴火の裂け目に残ったマグマは、固まって硬い岩となった。(中略) この超巨大噴火では、噴火のあとも膨大なマグマが地下に残っていた。その一部が冷えて固まったものが、紀伊半島の中央部から南部にかけて地下に存在する、巨大な花崗岩の塊なのである。■花崗岩の浮力によって西日本の高山が誕生した 地質学者の三浦氏らの研究チームが明らかにした、紀伊半島の地下にある巨大な花崗岩の存在。その花崗岩がさらに、日本列島を山国に変える、思わぬ出来事を引き起こしていた。 じつは花崗岩は、地球内部・地殻をつくる岩石より密度が低い。つまり、まわりの岩石より軽いので、長い時間をかけて浮き上がり、少しずつ大地をもち上げていくことになる。 最初、地下深くにあった花崗岩は、1千数百万年かけて10㎞以上も上へと浮かび上がり、持ち上げられた大地によって今日のような高い山々がつくりだされたのである。『激動の日本列島 誕生の秘密』3:大地の移動『激動の日本列島 誕生の秘密』2:大陸からの分離『激動の日本列島 誕生の秘密』1:まえがき
2026.03.26
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退職前には頻繁に韓国に出張したが、韓国料理が食べられるという恩恵があったわけで・・・その辺りを以下の通り復刻して紹介します♪*********************************************************度重なる出張で韓国に行って以来、デジクッパ、ソルロンタン、キムチチゲなどの汁ものに病み付きなったわけで・・・以下のとおり復刻してみます。*********************************************************図書館で黒田勝弘著『韓国を食べる』という本を手にしたのです。とにかく、韓国通の黒田さんの本だから、かなり期待できると思うのです。この本はなんか見たことがあるのだが、まぁいいかと借りたのです。帰って調べると、借りるのは二度目であることが判明しました、で、(その5)としています。 【韓国を食べる】黒田勝弘著、光文社、2001年刊<「MARC」データベース>より韓国人は「耳」で食べる? 在韓20年におよぶ著者が、自らの実体験をもとに韓国の食文化に迫る、驚きの韓国・食紀行。食べれば日本人の知らなかった韓国人のメンタリティがわかる。<読む前の大使寸評>とにかく、韓国通の黒田さんの本だから、かなり期待できると思うのです。amazon韓国を食べる8章「韓国人は魚に弱い」で、「ソガリ」料理を見てみましょう。 p82~85<金日成が好んだソガリとは>より さて、金日成さまといえば、忘れられない淡水魚がある。朝鮮半島の固有の淡水魚である「ソガリ」の話である。 「ソガリ」とは魚類事典によると「コウライケツギョ」とある。茶色あるいは褐色がかった魚体に豹のようなまだら模様の斑点がある。スズキ科というから形はスズキに似ている。精悍な感じがある。ぼくは韓国の淡水魚ではいちばん好きである。男性的な美形といおうか。いつも「食べるのは惜しいなあ」といいながら食べている。 で、なぜ金日成首領さまかというと、1990年だったか、日本の金丸訪朝団が北朝鮮を訪れた折、歓迎の晩餐会でこの「ソガリ」の刺し身が出され、首領さまが自分の大好物とおっしゃったのだ。 この話が韓国に伝わり話題になった。韓国では「ソガリ」というともっぱら「メウンタン」だったが、「北では金日成が刺し身で食ってる!」というのだ。そして、さっそく「なぜだ?」となった。 北朝鮮では当時、金日成首領さまについては国営の「長寿研究所」まであって、国が総力を挙げて健康と長寿に気を使っていた。また70代で子供までもうけているという情報まであった。その風貌や立ち居振る舞いはいかにも精力的に見えた。 金日成氏は韓国民にとっては朝鮮戦争の元凶だから当然、最大のマイナス・イメージで「悪の独裁者」になっていたのだが、それだけに一目置かざるをえない存在でもあった。だからいつも気になる存在だった。 これは韓国民に「金日成コンプレックス」をもたらしているというのがぼくの見立てなのだが、それはともかく、その金日成氏が「ソガリの刺し身」を大好物にしていたとあって「あのパワーはソガリの刺し身のせいだったか!」となったのだ。 とたんに韓国で「ソガリ」の値段が上がってしまった。韓国人は「精がつく」というと何でも飛びつく。ソウル近くでは、臨津江のほか江原道の春川市付近を流れる昭陽江あたりが名産地で「ソガリ」を食わせる店が多く、価格急騰が伝えられた。 「ソガリの刺し身」だけでなく「ソガリ・メウンタン」も含め、金日成首領さまの精力の素として急に人気が出たのだ。もともと、そんなにたくさん獲れる魚ではない。乱獲で激減しているという声もあり、一部では天然記念物として保護すべきとの意見さえある。以来、「ソガリ」の値段は上がったままだ。 「ソガリ」は普通、体長は20~30センチで、身は白身で引き締まっており、味は淡白にしてかすかに甘みがある。刺し身は舌ざわりがよく、「メウンタン」で鍋にして頭の肉をつつくとその白身が実にうまい。 しかしぼくは先の「金日成情報」より以前に韓国の田舎で「ソガリの刺し身」を食べている。したがってことさら驚かなかったのだが、ぼくは最初の「ソガリ」体験はそんなに感動的なものではなかった。 ソウルの南東に位置する忠清北道の忠州だったと記憶する。忠州ダムのほとりの食堂で食ったのだが、出てきた「ソガリの刺し身」を見て驚いた。身がいわゆる刺し身風にスライスされているのではなく、いわばアジのたたき風にきざんであるのだ。 しかもこれをコチュジャン(トウガラシ味噌)か粗塩入りのゴマ油を付け、チシャやゴマの葉などでニンニクとともに包んで食べるのだった。白身なのに惜しい、と思った。田舎とて、いかにも伝統的な刺し身の食べ方だった。醤油を出させてワサビでも食ったが、全体にどうも印象がよくなかった。慰労の飲み会で食べたヤツがソガリかと思われるので、調べてみます。『韓国を食べる』1:フグ鍋p174~176『韓国を食べる』2:韓国豆腐の懐かしさp117~120『韓国を食べる』3:ソルロンタンp37~40『韓国を食べる』4:カムジャタンp208~211『韓国を食べる』5:ソガリ料理p82~85*********************************************************■2025.01.19『韓国を食べる』(復刻)https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202501190000/
2026.03.24
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図書館で『 宇宙はどこまで行けるか』という本を手にしたのです。この本の表紙に「ロケットエンジンの実力と未来」の表記があるが・・・まったくこのところの宇宙ベンチャー「スペースワン」の小型ロケット「カイロス」3号機の打上げ失敗の連続は、どうなっておるのだとの思いが高じてのチョイスでおました。<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【 宇宙はどこまで行けるか】webp画像につき開示できず 小泉宏之著 、中央公論新社 、2019年刊<商品説明>よりかつて、宇宙ロケットの打ち上げといえば、国家や国際機関が手がける一大プロジェクトだった。だが、宇宙開発の主役は大学や新興企業に替わりつつある。ロケットの超小型化・量産化が進んだことで、低コスト・高頻度の打ち上げが可能になったからだ。ロケット開発や宇宙探査は現在どこまで進んでいるのか、月や火星まで人を運ぶにはどのような技術が必要なのか、人類は太陽系を飛び出せるか 宇宙の今と未来に迫る。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/50a8576c5e3f3550b8475f016d3cb7b6/" 宇宙はどこまで行けるか></a></td></tr></tbody></table>「第1章 近くて遠い宇宙」の冒頭の「Ⅰ 1年間で20本のロケットを打ち上げる会社」が興味深いので見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p1~5<font color="brown">スペースⅩの衝撃</font>近年、国の威信をかけて飛ばしていたロケット、その肝であるロケットエンジンのトレンドが変わりつつある。かつては、高度な技術を要する性能の高いタイプのロケットエンジンを使い、扱いは厄介だが燃費の良い液体水素を使うという、馬力および燃費ともにもっとも優れたロケットを開発するのがトレンドだった。性能が最優先で、製造コスト・信頼性の問題は技術進展によって解決できるだろうという思想だったのである。ところが、いまは既存の成熟した技術の有効利用がトレンドになっている。さらに、ロケットエンジンそのものの買い取りやライセンス製造、技術的に確立されたものを束ねての仕様など、高性能だけを求めるのではなく、産業としての持続可能性、すなわちコストと信頼性を重視するのだ。ほかにも、新規技術の導入には低コストの小型ロケットを活用することで、開発リスクを最小限に抑えることもある。 そうして、失敗を含めた多くの実績および経験を積むことができれば、技術の発展および成熟にもつながる。国の威信をかけた一点突破開発の時代時代から、トライ&エラーによる開発の時代へ移っているとも言える。 こうした流れの中で、もっとも注目を集めているのが、アメリカのアメリカの民間ロケット打ち上げ企業スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ、通称「スペースⅩ」だ。 オンライン決済サービスを提供するIT企業、ペイパルの創始者イーロン・マスクにより設立された同社は、ロッキードやボーイングというこれまでのロケット打ち上げ企業とはコスト意識がまったく違う。打ち上げ数を稼がなければコストが削減できないことも考え、本業のITの感覚で宇宙産業に乗り込んで存在感を増している。 同社のサイトにはロケットの値段が掲載されていて、誰でも見ることができる(図)。通常、ロケットの値段を定価で明記することはない。日本のH2Aロケットを開発している三菱重工のサイトにも「H2Aは1本、100億円」などとは掲載されていない。ロケットの値段は時価なのだ。 同社のロケット「ファルコン9」の1本の値段は6200万ドルで、おおよそ62億円だ。国産H2Aロケットの輸送能力はその約半分であり、値段は約100億円と言われているので、同社のロケットはとんでもなくコスパが高いことがわかる。 この低コスト化は、ロケット増産態勢と関係がある。実際、2010年のファルコン9の初打上げから2018年7月22日までに58機を打ち上げている(射場で爆発したものを入れると59機)。 日本のH2Aロケットは2001年のデビューから2018年6月12日までに39機のペースなので、どれだけ多いかわかるだろう。その後もファルコン9の打上げペースは上がり続けており、2017年には年間18本の打上げ、2018年には20本を超える勢いだ。 ファルコン9では、ロケット1本あたり10機ものエンジンを使う。地上用に9基のエンジンが束ねられ、宇宙で使うために1基のエンジンをもつのだ(図)。つまり、2017年で言えば、1年間で180機のロケットエンジンの試験をしたのと同じことになる。ほかの会社、研究機関に比べて相当な数だ。 日本のH2Aロケットも、打上げ数を着実に増やしており、総数で見ればスペースⅩと同程度である。しかも、打上げの成功率を見れば、ファルコン9は54機中51.5機の成功(部分的失敗を0.5木成功と数えた)の95.3パーセントに対して、H2Aロケットは通算39機中38機成功の97.4パーセントと、その成功率は目を見張るものがある。 決して日本の技術力が劣っているわけではない。スペースⅩはとにかく打上げ頻度が圧倒的に高く、技術開発を進めるスピードが速いのだ。</TD></TR></TABLE>アメリカのスペースⅩの最新情報が<a href="https://sorae.info/ssn/20260318-starlink-10000.html" 軌道上のスターリンク衛星が1万機を超える 初打ち上げから約7年></a>で見られます♪
2026.03.22
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早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?天気予報で彼岸、春分と報じているので気づいたが、もっとも寒い3月ではないか・・・『日本のならわしとしきたり』という蔵書を開いて、二十四節季を読み直してみようではないか♪</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">【日本のならわしとしきたり】<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/666097396b2a37076607083f6fd0785d92fc4a89.26.2.9.2.jpeg" alt="しきたり" border="0">ムック、 徳間書店、2012年刊<内容紹介>ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。<大使寸評>とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪Amazon<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%8F%E3%81%97%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%8A%E2%80%95%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%82%B9-Town-Mook/dp/4197103212">日本のならわしとしきたり</a></TD></TR></TABLE><img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/be240a353a6ea9e5a4a86e0b6311c37b12c57c34.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />この本で、春分のあたりを見てみましょう。<TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">和暦p10<font color="brown"><春分></font><font color="brown">五穀豊穣への祈りと祖霊への感謝を捧げる節目の節季</font> 春分は、現行暦では3月21日ころから始まる15日間の節である。春分に入る当日が「春分の日」となり、国民の祝日になっている。 ちなみに春分の日は、1878年(明治11)に制定された「春季皇霊祭」を前身として生まれた祝日で、1948年(昭和23)に交付・施行されている。 前身時代も含めて春分の日の趣旨は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」であり、旧暦で暮らす時代の人々は、「自然に感謝し春を祝福する日」と捉えていたようだ。この日は、仏教行事として「春季彼岸会」が行われており、その影響からか、多くの人が「先祖のお墓参り」に出かける。 春分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むため、しばしば「昼と夜の長さが同じになる日」と言われているが、実際には昼のほうが長い。また「夜の長さが一番長い日」と言われている冬至も、実際は冬至の当日ではない。冬至から4分の1年(91.31日)後が春分の日になる。 春分の日から夏至までは、昼が少しずつ長くなる。二十四節季では、春分の日の3日前から数えて7日間を「彼岸」とし、春分の日を「彼岸の中日」としている。この時期の七十二候は、次のようになる。 初候「雀始巣(すずめ、はじめて、すくう)」 次候「櫻始開(さくら、はじめて、ひらく)」 末候「雷乃発声(かみなり、すなわち、こえをはっす)」</TD></TR></TABLE>また、当節は寒気も緩んで、 『朧月夜』 という唱歌が歌うとおりとなってきましたね。<TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">『朧月夜』 1番菜の花畠に、入日薄れ、見わたす山の端(は)、霞ふかし。春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し。2番里わの火影(ほかげ)も、森の色も、田中の小路をたどる人も、蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、さながら霞める 朧月夜。1914年(大正3年)『尋常小学唱歌 第六学年用』に初出。</TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202202030000/">二十四節季の立春に注目(復刻)</a>
2026.03.19
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図書館に予約していた『ヒップホップ・モンゴリア』という本を待つこと10日ほどでゲットしたのです。人類学ドキュメント(韻がつむぐ人類学)と銘打ったこの本が興味深いので、チョイスした次第です。*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【ヒップホップ・モンゴリア】webp画像につき開示できず島村一平著、青土社、2021年刊<商品説明>より「周縁」に響く怒りの韻(ライム)。知られざるモンゴルのリアル。青空と草原の遊牧民の国ーーそれは理想化されたモンゴル像に過ぎない。都市化と開発が進み、そしてヒップホップ、ラップが深く浸透した「ヒップホップ・モンゴリア」でもある。ラップの盛況ぶりからは、口承文芸・伝統宗教との接点、社会主義による近代化によって生じたねじれ、民主化以降の西側へのコンプレックスとナショナリズム、ゲットーから放たれる格差への怒りが見えてくる。新自由主義に翻弄され「周縁」に置かれた国家のリアルをすくい取り、叫びを韻に込めるラッパーたちの息遣いを伝える異色の人類学ドキュメント。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16585221/">ヒップホップ・モンゴリア</a></td></tr></tbody></table>「第1章 創世記」にモンゴルのラッパーの面白さが表れているので見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P79~81<font color="brown"><ユーロダンス系のラッパー></font> このような欧米の音楽の流入呼応する形で、モンゴルにおいてもロック・バンドが結成されるようになった。1989年には、モンゴル最初のハードロック・バンド「ハランガ」が結成された。モンゴルで最初のラップをしたのは、1992年に結成されたラップヂュオ、ハル・サルナイ(英語名Black Rose)である。シンセサイザーの射ち込みによるユーロダンス系の音楽に合わせて激しく踊りながら、「創り滅す」という曲では「俺たちはすべてを創る/すべてを滅ぼす」と絶叫するようにラップする。ファッションはナチスのssのような軍服にサングラス。空手の四股立ちのようなポーズ。殴ったり蹴ったりといった喧嘩のパントマイムのようなダンス。 曲もダンスも明らかにヒップホップではなかったが、1995年当時のモンゴルの少年少女たちは、この“新しいスタイル”に飛びついた。彼らは自らの音楽をレップ(Rep)と呼んだ。だが、やがてヒップホップの時代がやってくると、彼らの音楽はヒップホップではなくて「テクノ・ラップ」と呼ばれるようになる。 またダンスグループから発展して1992年にラップをするようになったハル・タス(英語名Black Èagle)というグループもあった。彼らの音楽はテクノ系ではなくてヒップホップだったが「曇り空」というヒット曲を一曲出して姿を消した。ハル・サルナイ、ハル・タスに共通しているのは、二組とも社会主義時代の党エリート、すなわち「上流階級」の子女だったことだ。ハルサルナイのリーダー、アムラーは、社会主義時代の民族舞踏の一大権威である舞踏家S・スフバートルの息子であったし、ハル・タスのリーダー、マルカも父親が著名な作曲家だった。彼らは社会主義時代の親のコネクションがあったからこそ、テレビやラジオに取り上げられやすかった。 一方、MCITエンフタイワンやBIG Geeのようなゲル地区出身の本格的なラッパーたちが活躍し始めるのは、それよりだいぶ後のことだ。<font color=”brown”><ディスコ、クラブとDJの誕生></font> ところでヒップホップの「現場」といえば、ストリートとクラブだろう。本来、ストリート性の強い音楽であるヒップホップにこの二つの空間は欠かせない。特にストリートでは、円状に人が自由に集まってラップやブレイクダンスの技能を競う。サイファーである。 ところがモンゴルは、サイファーのようなストリート文化が発達してこなかった。夏を過ぎると夜は氷点下、真冬はマイナス30度以下になり街路は凍結する。アパートの共用玄関「オルツ」は、ストリートに比べれば暖かいが、ダンスやラップのバトルをするには狭すぎる。 となるとモンゴルにおけるロックやヒップホップの現場は、ストリートではなく空間的に閉鎖された建物にならざるを得なかった。ディスコあるいは最近ではクラブ(モンゴル語ではロシア語風にクルーブと発音する)と呼ばれる場所である。 ちなみに寒冷地という気候は、後に2010年代、スマホを使ったウェブ上のフリースタイル・バトルという文化を生み出した。ちなみに90年代当時のモンゴルでは、ディスコとクラブというものの違いはほとんど認識されていなかった。 モンゴルの初期のディスコは、社会主義末期、社会が混乱する中、機能しなくなった社会主義の諸施設(例えばビスタフカ(国際見本市会館)やヤラルト映画館)のホールにオーディオ・コンポを持ってきて音楽をかけて、踊りはじめたというのが始まりである。特にビスタフカには数千人が集まって踊るほど賑わっていたという。</td></tr></tbody></table>
2026.03.18
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「内田樹の研究室」の内田先生が日々つづる言葉のなかで、自分にヒットするお言葉をホームページに残しておきます。<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/29c05c8423994732723758730e829579c1779831.26.2.9.2.jpeg" alt="内田" border="0">最近は池田香代子さんや、関さんや、雨宮さんなどの言葉も取り入れています。(池田香代子さんは☆で、関さんは△で、雨宮さんは○で、池田信夫さんは▲、高野さんは■で、金子先生は★、田原さんは#、湯浅さんは〇、西加奈子さんは♪で区別します。今回表示分は*) *「資本主義末期の国民国家のかたち」*日本にとって「最悪の事態」・「環球時報」からの質問への答え・橋本治『「わからない」という方法』の韓国語版解説 ・移民問題の本質・遠ざかる戦争の記憶・「内田樹論第三部」 のためのまえがき・ 勝ちに居着く・ 敗戦から80年・ 日本の現状と危機について ・沈む祖国を救うには・『知性について(仮題)』まえがき・これだけは確かなもの・兵庫県知事選とメディアの役割・自由の森学園創立40周年記念講演「教育と自由」・「パンとサーカス」解説・共感ベース社会の陥穽・死ぬってどういうことですか?・2024年度寺子屋ゼミのテーマは・箱根の温泉で感じた中国のリアル・『本の本』あとがき・「宗教の本領」とは何か?・『街場の米中論』を読んで・月刊日本インタビュー「ウクライナとパレスチナ」・高校生に言いたかったこと・宮﨑駿『君たちはどう生きるか』を観て・平川克美『「答えは出さない」という見識』(夜間飛行)書評・「怪物」公式パンフレット解説・白井さんと話したこと・3.11から学ぶこと・韓国の地方移住者たちに話したこと・生産性の高い社会のゆくすえ・ウクライナ危機と反抗・「生きづらさについて考える」単行本あとがき・「街場の米中論」まえがき・図書館の戦い・村上文学の意義について・統一教会、安倍国葬について他 ・安倍政治を総括する(目次全文は<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/6056/">ここ</a>)(その83):『 資本主義末期の国民国家のかたち 』を追記<hr size=3 color=green> 内田先生が、日中関係の危うさを説いております。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">2026-02-27 <a href="http://blog.tatsuru.com/2026/02/27_0703.html"> 『資本主義末期の国民国家のかたち』 </a>より 平成、令和と二代「明君」が続いた。彼らが国際社会に向けて、日本国の道義性と文化的なクオリティを担保していることに異論のある人はいないだろう。そして、天皇は独裁者になる気がない。日本を独裁制にするためには、21世紀の「昭和維新」を企て、天皇を宮城の奥に閉じ込めて外部との連絡を断ち、「帷幄上奏権」を独占する軍人たちが「天皇の代弁者」として君臨するという胡散臭いシステムを採用するしかない。だが、あまりに既視感の強いこの独裁制モデルを「民主主義のオルタナティブ」として差し出しても拍手はまばらだろう。天皇を廃位して、独裁者が「新皇」の称号を名乗るという「平将門モデル」はさらに人気がないと思う。 そう考えると、日本では「民主主義のオルタナティブ」を構想することを天皇制の存在が阻んでいるということが分かる。日本の民主主義を守護しているのは天皇制なのである。 事実、戦後80年間、日本国憲法の下で、太古的起源を持つ天皇制と近代的な立憲デモクラシーは葛藤しつつも共存してきた。2016年の「おことば」は、天皇の「象徴的行為」とは何かについての踏み込んだ憲法解釈を天皇陛下ご自身がなされたという点で画期的なものだったと思う。 その「おことば」の中で陛下は「日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である」という憲法第一条が具体的には何を意味するかについて、新しい解釈を下した。それは「かつての戦地に赴き、そこで死んだ人々の霊を鎮め、災害で苦しんでいる被災民のかたわらに膝をついて慰藉する」ことである。鎮魂と慰藉、それが「象徴的行為」であるというのが新しい憲法第一条解釈であった。 これを天皇が国事行為について自分で解釈を下すなど違憲であるといきりたつ人がいたが、私はそうは思わない。憲法第一条における「象徴」の意味を思量する仕事を国民が怠っていたので、天皇陛下が自分でその仕事を引き受けたのである。これは天皇陛下が国民に向けて投げた「ボール」である。これに国民は答える権利があり、義務がある。私はそう思っている。「おことば」発出の直後に「私は天皇陛下の解釈を支持します」というステートメントを私は出した。別にそれを天皇陛下が読むと思って書いたわけではない。この問題提起に返事をするのは国民の権利であり義務だと思ったからそうしたのである。 こういう「やりとり」が存立し得るというところに、日本において民主主義が生き延びるための一筋の道が通っている。私はそんなふうに考えている。 話が長くなったので、そろそろまとめに入る。主題は「資本主義末期における国民国家のかたち」である。私の答えは、これに一般解はないということである。「国民国家」というのはウェストファリア条約以後の政治概念であって、人種、宗教、言語などにおいて同質性の高い「国民(Nation)」が「国家(State)」を形成していると、いろいろ便利(特に戦争に強い)というだけの話である。国民国家というのは、昔からあったものではないし、いつまでもあるものでもない(日本だって国民国家になったのは明治維新の時である)。国民国家は暫定的な政治制度である。でも、今のところ私たちの手元にはこれしか使えるものがない。ならば、瑕疵のあるところを補正し、欠落を埋め、圭角を削ぐというby piece-mealな手直しを繰り返して使い延ばすしかない。 さしあたりの急務は、外国ルーツの住民が全人口の3%を占め、このまま増え続ける中で、どうやってNationという概念を上書きしてゆくかという問いである。「日本は単一民族」というような妄想に取り憑かれたまま、昔ながらのNation概念で突っ張ってゆけば、外国ツールの人たちはみな「非日本人」だということになる。現に日常生活のさまざまな場面で遭遇し、協働している人々を「よそもの」として遠ざけ、その権利を制限する排外主義に私は人道的に反対である。それよりは、理解も共感も絶した他者と共生し、協働して「よきもの」を創り出すことができるだけの市民的成熟を日本人がめざすことの方を私は選びたい。その努力を通じてNationの概念はむしろ厚みと広がりを増すだろう。 紙数も尽きたので、ここで筆を擱く。まとまりのない話で申し訳ない。(Greenz, 2月26日) </TD></TR></TABLE> <hr size=3 color=green>以降の全文は<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202602090000/">内田先生かく語りき62</a>による。<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202511290001/">内田先生かく語りき82</a><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202511010002/">内田先生かく語りき80</a><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202509270000/">内田先生かく語りき79</a><hr size=3 color=green>以降の全文は<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202602090000/">内田先生かく語りき62</a>による。
2026.03.17
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『The ROALD DAHL Treasury』という本は挿絵の多い絵本だが、残念ながら挿絵を観ることができないのです。でも、英文とかネット情報がええので、以下の通り復刻して紹介します♪ *********************************************************図書館で『The ROALD DAHL Treasury』という本を、手にしたのです。この本は絵本でもあるわけで・・・当然、カラーの挿絵が満載で、見るだけでも楽しい本になっています。 【The ROALD DAHL Treasury】webp画像につき開示できずロールド・ダール著、Puffin、1997年刊<カスタマーレビュー>よりこどもの本とくにロールドダールの本を多読したい大人向きです。英語はやさしくて、どのお話も短いので、ひとつひとつ読み進むと、読み応えがあります。挿絵もとってもかわいくて、いいですよ! 洋書を試したい初心者の大人の方にお勧めします。<読む前の大使寸評>この本は絵本でもあるわけで・・・当然、カラーの挿絵が満載で、見るだけでも楽しい本になっています。amazonThe ROALD DAHL Treasury ロールドダールは第二次大戦時は英空軍に入隊したが、就役早々、リビア砂漠に墜落してしまうのです。その墜落について「Survival」の一部を見てみましょう。 p432~433<Survival>I flew straight for the point where the 80 Squadron airfild should have been. It wasn't there. I flew around the area to north,south,east and west, but there not a sign of an airfield. Below me there was nothing but empty desert,and rather rugged desert at that, full of large stones and boulders and gullies.At this point, dusk began to fall and I realised that I was in trouble.My fuel was running low and there was no way I could get back to Fouka on what I had left. Icouldn't have found it in the dark anyway. The only course open to me now was to make a forced landing in the desert and make it quickly, before it was too dark to see.I skimmed low over the boulder-strewn desert searching for just one small strip of reasonably flat sand on which to land. I knew the direction of the wind so I knew precisely the direction that my approach should take. But where,oh where was there one little patch of desert that was clear of boulders and lumps of rock.There simply wasn't one. It was nealy dark now. I had to get down somehow or other. I chose a piece of ground that seemd to me to be as boulder-free as any and I made an approach. I came in as slowly as I dared, hanging on the prop, travelling just above my stalling speed of eighty miles an hour. My wheels touched down. I throttled back and prayed a bit of luck.I didn't get it. My undercarriage hit a boulder and collapsed completely and the Gladiator buried its nose in the sand at what must have been about seventy-five miles an hour.My injuries in that bust-up came from my head being thrown forward violently against the refrector-sight when the plane hit the ground(in spite of the fact that I was strapped tightly, as always, into the cockpit),and apart from the skull fracture, the blow pushed my nose in and knocked out a few teeth and blinded me completely for days to come.It is odd that I can remember bery crearly quite a few of the things that followed seconds after the crash. obviously I was unconscious for some moments, but I must have recovered my senses very quickly・・・(後略)ダールの数奇な経歴がネットに出ていました。 英空軍パイロットから作家に大転身より 8歳で日記をつけ始め、ウェストン・スーパー・メア時代にはホームシックから母ソフィーにあてて週1回、手紙を書くようになったダールだが、国語(英語)の成績は芳しくなく、レプトン校時代はスポーツ選手としてならしたという。 18歳になったダールは大学に進まず、「アフリカか中国か、どこか遠くに行ってみたい」と切望し、シェル石油に勤務。中央アフリカ東部の英領タンザニアに赴き、スワヒリ語を習得するなど意欲的に働いた。しかし、39年に第二次世界大戦が勃発。ダールは志願して空軍パイロットになったものの、所属部隊のもとへ向かう途中、基地側の計算違いで燃料が切れてリビア砂漠に墜落、頭蓋骨骨折など重傷を負ってしまう。 戦線復帰は無理と判断され、41年、ダールはイングランドに送還された。瀕死の重傷を負ったことは不幸だったが、戦死することからは免れたわけで、振り返ってみれば幸運なことだったといえる。しかも、起き上がれるようになったダールは、前線ではなくワシントンに派遣される。米国民が欧州でドイツ相手に戦う英軍に対して好意的なイメージを抱き、協力してくれるよう推奨することを目的とした、英軍の広報活動を補佐するのが任務だった。 ここで、ダールが依頼されて「下書き」として書いた「Shot Down Over Libya」が、『戦記』としてサタデー・イヴニング・ポスト紙に掲載されるというチャンスに恵まれた。42年8月、作家、ロアルド・ダールはこうして予期せぬデビューを飾ったのである。以後、ダールは短編・長編を次々に発表、多彩な著述活動を展開する。 以後『チョコレート工場の秘密』『マチルダは小さな大天才』『魔女がいっぱい』といった児童文学にとどまらず、映画『007は二度死ぬ』『チキ・チキ・バン・バン』などの脚本もてがけた。『The ROALD DAHL Treasury』2:「The Enormous Crocodile」『The ROALD DAHL Treasury』1:「The Owl and the Pussy-Cat」 *********************************************************■2018.04.11『The ROALD DAHL Treasury』3https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/201804110001/
2026.03.15
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今回借りた3冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は強いていえば、「手当たり次第」でしょうか♪<市立図書館> ・宇宙はどこまで行けるか・ヒップホップ・モンゴリア・Newton別冊 無その深淵へ<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【 宇宙はどこまで行けるか】webp画像につき開示できず 小泉宏之著 、中央公論新社 、2019年刊<商品説明>よりかつて、宇宙ロケットの打ち上げといえば、国家や国際機関が手がける一大プロジェクトだった。だが、宇宙開発の主役は大学や新興企業に替わりつつある。ロケットの超小型化・量産化が進んだことで、低コスト・高頻度の打ち上げが可能になったからだ。ロケット開発や宇宙探査は現在どこまで進んでいるのか、月や火星まで人を運ぶにはどのような技術が必要なのか、人類は太陽系を飛び出せるか 宇宙の今と未来に迫る。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rk/50a8576c5e3f3550b8475f016d3cb7b6/" 宇宙はどこまで行けるか></a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【ヒップホップ・モンゴリア】webp画像につき開示できず 島村一平著、青土社、2021年刊<商品説明>より「周縁」に響く怒りの韻(ライム)。知られざるモンゴルのリアル。青空と草原の遊牧民の国ーーそれは理想化されたモンゴル像に過ぎない。都市化と開発が進み、そしてヒップホップ、ラップが深く浸透した「ヒップホップ・モンゴリア」でもある。ラップの盛況ぶりからは、口承文芸・伝統宗教との接点、社会主義による近代化によって生じたねじれ、民主化以降の西側へのコンプレックスとナショナリズム、ゲットーから放たれる格差への怒りが見えてくる。新自由主義に翻弄され「周縁」に置かれた国家のリアルをすくい取り、叫びを韻に込めるラッパーたちの息遣いを伝える異色の人類学ドキュメント。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16585221/">ヒップホップ・モンゴリア</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【Newton別冊 無その深淵へ】webp画像につき開示できず月刊誌 、ニュートンプレス 、2025年刊<レビュー>より特集「無:その深淵へ」では、かつて「無」の概念は「神の不在」として忌み嫌われていたという点が興味深く感じた。ボイルの空気ポンプによる実験を経て、電子やX線の発見、さらには現代物理学の「量子ゆらぎ」へと至る歴史も語られる。<読む前の大使寸評> 追って記入booklog<a href="https://booklog.jp/item/1/B0FFMGRQS9">Newton別冊 無その深淵へ</a></td></tr></tbody></table>
2026.03.13
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。 <予約中>・潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う(6/20予約、副本?、予約153)現在48位・エマニュエル・トッド『西洋の敗北』(8/01予約、副本14、予約288)現在103位・新川帆立『女の国会』(9/04予約、副本?、予約?)現在134位 ・関川夏央『昭和的』(9/26予約、副本?、予約?)貸出可能 ・『介護未満の父に起きたこと』(10/2予約、副本3、予約142)現在48位 ・十五年戦争小史(10/16予約、副本?、予約?) 現在17位 ・竹内幸恵『広告の昭和』(10/21予約、副本?、予約11) 現在4位 ・『山田洋次が見てきた日本』(11/05予約、副本?、予約12) 現在9位 ・朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(11/13予約、副本?、予約500)現在366位 ・島本一平『ヒップホップ・モンゴリア』(03/01予約、副本?、予約0)<カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・グレタたったひとりのストライキ<予約候補> ・テレビプロデューサーひそひそ日記・素人校長ばたばた日記・鴨志田譲×西原理恵子『アジアパー伝』:図書館未収蔵・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・伊予原新『藍を継ぐ海』・ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』・ケン・リュウ『草を結びて環を衡えん』:図書館未収蔵・九段理恵『東京都道場塔』:図書館未収蔵・外山滋比古『思考の整理学』・ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』・街道をゆく「モンゴル紀行」「南蛮のみち」・畑正憲『どんべえ物語』:図書館未収蔵・ヤマザキマリ『水木しげる厳選集 異』:図書館未収蔵・書いてはいけない日本経済墜落の真相:図書館未収蔵・金水敏『よくわかる日本語学』・和田秀樹『70歳が老化の分かれ道』・世界はなぜ日本カルチャーに熱狂するのか:図書館未収蔵・石ノ森章太郎『漫画家入門』・是川夕『ニッポンの移民』・加藤喜之『福音派』・小泉凡『セツと八雲』<予約分受取:12/07以降> ・ババヤガの夜(10/28予約、12/07受取)・麻田雅文『日ソ戦争』(1/16予約、12/11受取)・真山仁『タングル』(12/18予約、12/28受取) ・「国境なき医師団」(8/21予約、1/22 受取 ) ・宙わたる教室(2024年12/28予約、1/22 受取 ) ・天気でよみとく名画(3/22予約、1/29 受取) ・3ヵ月でマスターする江戸時代(7/04予約、1/29 受取)・島本一平『ヒップホップ・モンゴリア』(03/01予約、03/12受取) **********************************************************************【潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う】 舛友雄大著、東洋経済新報社、2025年間<「BOOK」データベース>より「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。「潤日」コミュニティー、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。 <読む前の大使寸評>追って記入。<図書館予約:(6/20予約、副本?、予約159)>rakuten潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う(中略) 【十五年戦争小史】江口圭一著、筑摩書房、2020年刊<出版社>より戦争は、誰によっておこされ、どのように展開したか 。本書では、1931年の柳条湖事件の謀略に始まり、45年ポツダム宣言受諾と降伏文書調印によって終わった一連の戦争を「十五年戦争」と呼び、その曲折に満ちた過程と全体像を克明に描く。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/16予約、副本?、予約?)>chikumashobo十五年戦争小史 【広告の昭和】竹内幸恵著、青土社、2025年刊<「BOOK」データベース>より60秒に凝縮された、知られざる白熱の群像劇。図版多数。戦前、国家メディア戦略に加担した「動く広告」。それは戦後になって一転、新しいメディアであるテレビに舞台をうつし、昭和の前衛を牛耳ると同時に“普通の人々”の心をも掴んでいく。制作したのは時代を先駆けるランナーたち…かれらは広告だからこそ、既成のもとにとらわれない冒険ができた。広告の視座から激動の昭和を問い直す、唯一無二の試み。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/21予約、副本?、予約11)>rakuten広告の昭和【山田洋次が見てきた日本】 .webp画像につき開示できず クロード ルブラン 著、大月書店 、2024年刊<JPRO>よりフランスで山田洋次作品を普及するジャーナリストが監督の懐深くに飛び込み、大胆かつ細やかに著した評伝の決定版。旧満州での生立ち、『こんにちは、母さん』まで全90作品の魅力、作品が映し出す日本社会論など、ファン必携。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/05予約、副本?、予約12)>rakuten山田洋次が見てきた日本 【イン・ザ・メガチャーチ】.webp画像につき開示できず 朝井リョウ著、日本経済新聞出版 、2025年刊<「BOOK」データベース>より久保田慶彦(47)レコード会社勤務。とある能力を買われ、アイドルグループ運営に参画することに。武藤澄香(19)留学を志す大学生。内向的な気質に悩むうち、一人のアイドルに出会う。隈川絢子(35)契約社員。舞台俳優を熱烈に応援中だが、ある報道で状況が一変する。ファンダム経済を築く者、のめり込む者、のめり込んでいた者…三者三様の視点で浮かび上がる、人間の心を動かす“物語”の功罪。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/13予約、副本?、予約504) >rakutenイン・ザ・メガチャーチ 【ヒップホップ・モンゴリア】.webp画像につき開示できず 島本一平著、青土社 、2021年刊<「BOOK」データベース>より「周縁」に響く怒りの韻(ライム)。知られざるモンゴルのリアル。青空と草原の遊牧民の国ーーそれは理想化されたモンゴル像に過ぎない。都市化と開発が進み、そしてヒップホップ、ラップが深く浸透した「ヒップホップ・モンゴリア」でもある。ラップの盛況ぶりからは、口承文芸・伝統宗教との接点、社会主義による近代化によって生じたねじれ、民主化以降の西側へのコンプレックスとナショナリズム、ゲットーから放たれる格差への怒りが見えてくる。新自由主義に翻弄され「周縁」に置かれた国家のリアルをすくい取り、叫びを韻に込めるラッパーたちの息遣いを伝える異色の人類学ドキュメント。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(02/18予約、副本?、予約0) >rakutenヒップホップ・モンゴリア 図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・デジタル朝日「好書好日」でめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。予約分受取目録R26好書好日トップ図書館情報ネットワーク 蔵書検索
2026.03.13
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人面牛身の妖獣クダンといえば、やや怖いのだが・・・クダンを求めて日本各地をめぐる旅が面白いので、以下の通り復刻して読み直してみます♪*********************************************************図書館で『クダン狩り』という本を、手にしたのです。人面牛身の妖獣クダンの剥製が見世物として興行されていたそうで・・・興味深いでえ♪ 【クダン狩り】東雅夫著、白澤社、2021年刊<「BOOK」データベース>よりその予言は必ず当たるといわれる人面牛身の妖獣クダンの謎、六甲山地に出没する牛頭女身の牛女の禍々しき魅力。内田百〓、小松左京ら文豪たちをも魅了した謎めいた予言獣クダンの足あとを辿って岡山・牛神社、大分・別府温泉、兵庫・六甲山地、京都・丹後半島を探訪するクダン狩りの旅。怪談文芸の第一人者である著者のクダン論を集大成するとともに、第二部にクダンをモチーフにした傑作文学、内田百〓「件」、小松左京「くだんのはは」を収録。第三部としてクダン研究者・笹方政紀氏との対談を掲載。<読む前の大使寸評>人面牛身の妖獣クダンの剥製が見世物として興行されていたそうで・・・興味深いでえ♪rakutenクダン狩り「第一部 第三章」を、見てみましょう。 p36~39<第三章 未来を予言する怪物、クダンを追う>■「クダンをご存知ありませんか?」 来日から3年目の明治25年(1892)、夏季休暇を利用して近畿から山陰各地を探訪中のラフカディオ・ハーンは、鳥取の堺港から隠岐島へ渡る船中で、不思議な話を耳にした。 船が美保関の沖合にさしかかったときのことである。例年この辺りは、盆前には穏やかな凪の日が続くのだが、先週は珍しく突風が吹いた。土地の者の話では、それは美保関の神様の怒りに触れたためで、原因は<クダン>にあったというのだ。 ハーンは首をかしげる。「クダンとは何ですか?」「クダンをご存知ありませんか? クダンというのは、顔が人間で、胴体が牛でしてね。どうかすると、牛から牛から生まれることがあるんですが、これが生まれると、何かが起こる前兆なんですな。件というやつは、つねに本当のことしか喋らない。ですから、日本の手紙や証文には『依って件の如し』という文句をよく使いますが、あれはつまり『件のように真実をもって』という意味なんですよ」 「でも、美保関の神様が、なぜその件で怒られたのですか?」「それがね、なんでも剥製の件だったそうでね。わたしは見ないから、どんなふうに出来ていたものか申しあげられないが、なんでも大阪から旅回りの見世物師が境へ巡業にきて、虎だの何だの、いろんな珍しい動物をもってきたなかに、その剥製の件があったんですな。そいつをもって、出雲丸で美保関へやってきた。 と、汽船が入港したとたんに、にわかの突風です。神社の神主たちが、これはなにか不浄のものを――死んだ動物の骨か何かを町へ持ってきたから、神さまがお怒りになったんだというんで、香具師の連中は船から上陸することを許されずに、そのままその船で、境まで送り返されたそうでしてね。ところが、連中が行ってしまったら、とたんに天気が晴れて、風がぴたりとやんだもんだから、土地の人達は、やっぱり神主のいったことは本当だったと思ったというんですよ」 来日後、最初に著された大著『日本瞥見記Glimpses of unfamiliar Japan』(1894)所収「伯耆から壱岐へ」の片隅にチラリと登場するこのエピソードは、おそらくは近代日本で最初の文学的<クダン>捕獲例である。それが後に近代妖怪文学の大古典『怪談Kwaidan』(1904)を著す小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの手で記録されたというのも因縁めいているが、それ以外にも右の一節は、われわれ<クダン>ハンターの妄想を掻きたててやまないディティールを孕んでいる。『クダン狩り』2:くだんのはは『クダン狩り』1:第一部 第1章の冒頭 ********************************************************■2022.04.13クダン狩り3https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202204130000/
2026.03.12
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図書館で『自民崩壊2.8』という本を、手にしたのです。克ちゃん(西原理恵子の旦那)が説く自民崩壊が興味深いので、見てみようと思った次第です♪*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【 自民崩壊2.8】webp画像につき開示できず 高須克弥×井川意高 著 、徳間書店 、2024年刊<「BOOK」データベース>より裏金問題から派閥解体。総理の座を離さない岸田。上向く材料がない支持率。55年体制終焉と下野…2度の危機を生き延びた自民党がついに崩壊へと向かう。その正体とは、なぜここまで堕ちたのか、2024年衆院選の予測、日本の政治はどうなるー歴史や秘話を交えながら気鋭の論客2人が立体的に「自民党」を解剖した!<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17749392/" 自民崩壊2.8></a></td></tr></tbody></table>「第1章 自民=保守の嘘」で語られる当時の韓国などが興味深いので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P27~31<font color="brown"><岸信介と日米間裏面史></font><font color="red">高須 </font>岸さんというのは本当に面白い人で、暴力団とか怪しげな人間とも上手く付き合える人でした。<font color="green">井川 </font>戦後史として有名なのは「フィクサー」と呼ばれた児玉誉士夫氏との繋がりですよね。<font color="red">高須 </font>僕は、1973年7月11日の六本木のTSK・CCCターミナルビルのオ^プニングパーティーに行く機会があったんです。「TSK」は、広域指定暴力団「東声会」の略で、設立者の町井久之さんもいらっしゃって。 そしたら、そこに岸さんもいて、児玉誉士夫さんもいて。確かパーティーを仕切っていたのが、渡辺恒雄(読売新聞グループ本社代表取締役)でしたね。 僕は医者になりたてでしたが、バリバリ若者でしたので、おぉ、いいぞ~って盛り上がって、「 東声会バンザーイ」って声を上げていた(笑)。<font color="green">井川 </font>この辺りの話ハロバート・ホワイティング氏の『東京アンダーワールド』(角川書店)に詳しいですね。 1953年に朝鮮戦争が休戦したものの、アメリカは共産主義圏の拡大を恐れました。そこで「西側のショーケース」として韓国への投資を促進し、経済発展を目指します。 まず対米強硬派だった李承晩から、元帝国軍人の朴正煕への政権交代を後押し。1963年に朴正煕が大統領に就任すると、1965年6月22日には日韓基本条約締結にこぎ着けます。 この裏側で韓国とのパイプとして暗躍したのが児玉氏。児玉三羽ガラスの1人町井氏は、在日韓国人で、対韓裏外交の実働部隊として動きます。この時の対韓投資の成功によって、町井氏は東声会を辞めて「東亜相互企業社長」という肩書きのビジネスマンに転向。その成功の象徴がTSKビルでした。 また読売新聞はアメリカが日本を「核の平和利用モデル」にする政策の旗振り役でした。「大正力」こと正力松太郎氏がCIA(アメリカ中央情報局)の要請によって、読売新聞紙上で原発推進キャンペーンを行っていたからです。 そのオープニングパーティーは戦後の極東アジア史の裏側を象徴するような集まりですね。 <font color="red">高須 </font>あのころ、日韓トンネルを通すのに一生懸命やっていた時でした。<font color="green">井川 </font>そう言えば最近、SNSでは日本の九州から韓国を結ぶ「日韓トンネル」が散発的に話題になります。韓国の政権は左派・右派が概ね入れ替わるのですが、左派は反米・半島統一ということで親北。右派は親米・独立ということで親日の傾向が強い。 猫の目のように外交姿勢が変わるので信用できない国なのですが、現在の尹そんにょる錫悦政権は右派。ということで、亡霊のごとき「日韓トンネル」ネタが甦っているようです。 このおよそ現実的には不可能な構想が生れたのは、日韓基本条約時代だったんですよね。 <font color="red">高須 </font>そうなんです。岸さんは韓国の朴正煕大統領とは兄弟仲ですから。ちなみに、朴正煕大統領のころは、僕は美容整形なんて考えてなかったんですよ。<font color="green">井川 </font>それはどうしてですか? <font color="red">高須 </font>いまでこそ韓国と言えば、“整形大国”のイメージが強いですが、朴正煕大統領は美容整形が大嫌いだったんです。 実は、その後の盧泰愚大統領も、廬武鉉大統領も、みんな美容整形に強い拒否反応を持っていた。 日本で美容整形をして帰ってきたら、パスポートを没収して、二度と日本に行けないようにしていたこともあるくらいです。 そこで僕は、韓国で弟子を養成した方が早いなと思って、その弟子たちが、いまの「大韓美容形成外科学会」を作りました。だから、僕は韓国美容整形の創始者なんですけど、いつのまにか歴史から消されちゃった(笑)。<font color="green">井川 </font>廬武鉉大統領の目は作られたかのような二重だったので、驚きです。</td></tr></tbody></table>
2026.03.11
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図書館で『安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来』という本を、手にしたのです。昨日、高裁から統一教会への解散命令が出たので、以下の通り復刻して見てみようと思った次第です♪*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来】webp画像につき開示できず 渡邉哲也 著、徳間書店、2022年刊<「BOOK」データベース>より2022年7月8日、日本と世界は「リーダー」を失った…戦時の「日本」成長は、安倍元総理が目指した「未来像」を継承し発展させることでしか実現できない。今こそ知らなければならない「戦後レジームからの脱却」の深層を明らかにする。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17248174/">安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来</a></td></tr></tbody></table>「第5章 安倍政治は終らない」に、台湾有事や核抑止議論が載っているので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P196~201<font color="brown"><タブーとされる「核抑止」議論を></font> 前述したように安倍元総理は「平和暗然法則」を成立させている。このことで有事の際に台湾を「重要影響地帯」とすることもできるようになった。重要影響地帯になれば、自衛隊は米軍の後方支援を行うことができるようになら。在台湾人や台湾市民の脱出に自衛隊を出動させることができるのだ。前出の「安倍晋三スペシャル」の「#1」で安倍元総理は、「平和暗然法」の成果をこう語っている。「台湾防衛については基本的に、具体的な共同演習なども含め、どのように連携していくかということを詰めていくことは、これからの課題」「10年前であれば、台湾有事に際して、日米が共同で軍事演習なども含めて何かをするというのは、これはありえなかった」 この「ありえない」議論の1つが「核抑止能力」だ。前出「安倍晋三スペシャル」の「#2」で安倍元総理は、日本が被爆国であること、さらに核廃絶を最終目標として掲げている国として「独自の核武装」は難しいとしながら、「NPT体制というのは、常任理事国が『基本的に自分たちからは使わない』ということを前提に、各国が核を持つことを禁止するという条約なわけですよね。そこ(ロシア)が使うかもしれないということで、NPT体制が大きく揺らいでいる中において、核の脅威からどのように国を守っていくか、真剣に議論する必要がある」 としている。 「核」を巡って日本の安全保障上、大きな問題になっているのが「特定海域」だ。領海は領土沿岸からの距離によって定められてきた。18世紀には沿岸から3海里、19世紀後半からは4海里が一般的だったが1945年にアメリカが海底油田の領海化する理由から12海里に設定。以降、「沿岸12海里」が世界標準になっていった。そこで日本では1977年に領海法を設定し、これまでの3海里から12海里に定めたのである。<font color="brown"><日米首脳による核協議を></font> ところで領海では沿岸国の平和、秩序、安全を害しない「無害通航権」が歩哨されている。国際慣習だったが1950年のハーグ会議、58年の領海条約においても確認された。 無害通航は継続的かつ迅速でなければならず、潜水艦は海面上を航行しその旗を掲げなければならない。一方、日本近海では戦略核を搭載したアメリカの戦略原潜が中国、北朝鮮、ロシアに対して核抑止の作戦航行を行う際に必ず通過しなければならないのが、宗谷海峡・津軽海峡・対馬海峡東水道及び西水道・大隅海峡だ。 核武装した潜水艦が領海を通過する際にも旗を掲揚しながら海面上を航行しなければならない。しかも「持たず、作らず、持ち込ませず」の「非核三原則」の「持ち込ませず」と抵触してしまう。 そこで日本は宗谷海峡・津軽海峡・対馬海峡東水道及び西水道・大隅海峡については「沿岸12海里」を主張せず、沿岸3海里として公海とする「特定海域」とした。 この「特定海域」の隙を突いているのが中国とロシアだ。 2021年10月下旬には、日本海で合同演習を行った中国海軍とロシア海軍の戦艦合計10隻が日本を周回した。この時に通過したのが特定海域だ。また、2022年3月14日にはロシア海軍の駆逐艦1隻、潜水艦3隻など合計6隻が宗谷海峡を航行。また、同14日から15日にかけてロシア海軍の戦艦が津軽海峡を横断した。 その日本は「日本に核兵器が使用された場合、アメリカが日本のために報復するだろう」という予測に基づいて、抑止力を担保している。「拡大抑止」という形の核の傘に入っているのだ。安倍元総理は日米間の拡大抑止協議が外務省、防衛省の高官レベルで行われていることを明らかにしながら、「抑止力」を上げるためにこう提案している。「(核使用のルールは)大統領レベルでしますから『これ以上は議論が進みません』ということが多いわけですね。で、基本的には日本は心配しなくていいということで、議論は終っています。 ですから、拡大抑止協議は、もう少しレベルを上げて、しっかりとした枠組みとして協議していく。その中で、やるときはどの核を使うか、ということを明確にしていく。それを具体的に深堀りすることによって、リアリティが出てきますから。それが抑止力に繋がっていくと思いますね」(前出「安倍晋三スペシャル#2」より</td></tr></tbody></table><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202603080000/">『安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来』2</a>:台湾有事や核抑止議論 <a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202603050000/">『安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来』1</a>:自民党と統一教会
2026.03.10
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図書館で『1時間でわかるアイヌの文化と歴史』という本を手にしたのです。この本の表紙に「カラー版」の表記がある通りで・・・まったくカラー画像満載となっていて絵本と呼んでも間違っておりません♪<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【1時間でわかるアイヌの文化と歴史】webp画像につき開示できず瀬川拓郎 著 宝島社 、2019年刊<「BOOK」データベース>より神(カムイ)である自然と共生する文化。貴重なビジュアル満載!日本文化のルーツがわかる、あなたの知らないアイヌ!イラスト・写真130点。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15906283/">1時間でわかるアイヌの文化と歴史</a></td></tr></tbody></table>「第二章 アイヌと自然」が興味深いので、気になる動物たちを見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p54~62<font color="brown">コタンコロカムイ(島梟・シマフクロウ)</font> 北海道の大自然を象徴する存在のシマフクロウは、現在では、主に北海道東部に少数が生息するのみであるが、かつては全道に生息し、神として崇拝された。シマフクロウのアイヌ語名コタンコロカムイ(村を持つ神) は、重低音の鳴き声で魔を追い払うという信仰に根差したものと考えられている。 各地に伝承されるウポポ(輪唱)の歌詞「チュブカ ワ カムイ ラン イワ テクサム オラン」(東方より神は下る 岩角に降りる)は、シマフクロウが降り立つ場面を描写しているとされる。 神であるシマフクロウに対しては、クマ同様に送り儀礼を執り行う。鳥かごで大雪に飼ったシマフクロウを止まり木に止まらせ、二人の翁が支える周りで村人が踊り唄う。クマのイオマンテ同様に肉体と魂を分離し、肉体は羽毛と肉に分けたうえでイナウを仕込んで「剥製」を作る。 その剥製に酒を捧げ丁重に祈って、神の復活を願った。シマフクロウのイオマンテは作法が厳しく、村人全員が出席できるわけではない。そのため次第にすたれていった。(中略)<font color="brown">カムイチェプ(鮭・サケ)</font> サケはアイヌ語でカムイチェプ(神の魚)、あるいはシペ(本来の食物)。アイヌの信仰では、チェプランケカムイ(魚を降ろす神)が袋から海にサケを撒いて人間に施すとされる。神の魚だからこそ、サケ漁の期間には厳重な物忌みが守られた。 サケの猟期が近づくと、村を挙げての豊漁祈願祭を行う。この祭りが行われるまでは、何人たりともサケ漁をすることは許されない。 初物のサケが上がればマレク(鉤銛)で丁寧に捕え、神々にささげるアシリチェプノリ(初サケの神事)を執り行う。 以降、川を遡上するサケを簗漁、松明漁、網漁など、さまざまな方法で初雪の時期まで捕獲し続ける。サケはもちろん食用である。脂の乗ったサケは美味しいが保存に向かないため、産卵や放精を終えて脂が抜けきった個体を捕る。 干しサケはサッチェプ、もしくはアタッと呼ばれ、食べる際は魚油と一緒に煮込んで旨みを足した。サケは食用とするばかりではなく、皮を衣類にも加工する。サケ皮の靴は靴底の部分にヒレが配置されるように作られているので雪道でも滑りにくい。<font color="brown">サケ漁</font> サケ漁の方法にはマレク漁、簗漁、網漁、松明漁などがある。鉤銛「鉤銛」とも訳されるマレクは棹の脇に鉄鉤を取り付けた漁具で、サケを突くと先端が回転することで獲物を逃がさない仕組みとなっている。 浅瀬や舟上などさまざまな場面で使われたが、晩秋の夜に三人一組で丸木舟に乗り込み、一人が舟を操り、一人がシラカバ皮松明で川面を照らし、残る一人がマレクでサケを突く。松明係は、なぜか女性が良いとされた。 ある程度の規模の川には、流れをまたいで簗(やな)を仕掛けサケを捕える。簗はアイヌ語でウライ、もしくはテシと呼ばれ。晩秋の夜空に見えるヒアデス星団はペッノカ(天の川)を遡るサケ・マスを捕えるための簗と見なされ、ウライノチウ(簗星)と呼ばれる。 暴れるサケは、魚を叩くための棍棒「イサパキクニ」で打って神の国へ送る(とどめをさす)。鎌でひっかけ、石で打つノハチェプランケカムイ(魚を降ろす神)に対する冒涜とされた。</TD></TR></TABLE><a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202603070001/">『1時間でわかるアイヌの文化と歴史』2</a> :アイヌの信仰世界<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202603070000/">『1時間でわかるアイヌの文化と歴史』1</a> :まえがき
2026.03.09
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図書館で『安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来』という本を、手にしたのです。4日に、高裁から統一教会への解散命令が出たので、以下の通り復刻して見てみようと思った次第です♪*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来】webp画像につき開示できず 渡邉哲也 著、徳間書店、2022年刊<「BOOK」データベース>より2022年7月8日、日本と世界は「リーダー」を失った…戦時の「日本」成長は、安倍元総理が目指した「未来像」を継承し発展させることでしか実現できない。今こそ知らなければならない「戦後レジームからの脱却」の深層を明らかにする。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17248174/">安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来</a></td></tr></tbody></table>「第4章 日本を、取り戻す。」に、台湾有事が載っているので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P178~185<font color="brown"><2022年に周知された安全保障関連法の真意></font> 集団的自衛権が行使される可能性が一番高い地域が台湾だ。2021年7月6日、当時副総理だった麻生太郎氏は、「台湾で大きな問題が起きれば、存立危機事態に関係すると言ってもおかしくない。日米で台湾を防衛しなければならない」 と発言。台湾有事で集団的自衛権の行使容認を示唆した。さらに同日、当時、防衛大臣だった岸信夫氏は、この麻生氏の発言を問われ、「いかなる事態で次ページ図「中国による台湾・予那国島封鎖」にあたるかは、実際に発生した個別具体的な状況から総合的に判断する」 と麻生発言が政府の考えを踏まえたものだとの認識を示した。さらに2021年12月1日、安倍元総理は台湾の民間シンクタンクが主催したシンポジウムに出席し、「台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある」 とした。集団的自衛権、平和安全法則と「麻生・岸・安倍発言」の真意が周知されるようになったのは、2022年になってからのことだ。NATO(北大西洋機構)という集団安全保障条約に入れなかったウクライナが、ロシアに侵攻されたからである。 日本周辺で「ウクライナ」と同じ状況にあるのが台湾だ。実際に中国は軍事オプションを含めた台湾統一への野望を隠していない。2022年8月2日の深夜、米下院議長ナンシー・ペロシ氏が訪台したことで、そのリスクが一気に現実味を帯びていった。<font color="brown"><台湾と予那国島を封鎖した></font> ペロシ氏訪台に先駆けて、台湾を手に入れたい中国は猛反対する。台湾が多くの国と関係を深化させることは、台湾の「脱ウクライナ状態」を意味するからだ。2022年7月28日には、習近平国家主席がバイデン大統領と電話会談を行い、自らペロシ氏訪台を強く反対する立場を伝えた。 ペロシ氏の訪台を前に米中はチキンレースとなったが、アメリカが中国からの圧力に屈することはなかった。また台湾当局も歓迎の態度を変えず、予定どおりの訪台を行った。さらにペロン氏は台湾島着直後の2022年8月3日午前0時0分、Twitterで以下のメッセージを発信する。 <font color="brown">〈我々の代表団の台湾訪問は、台湾の活力ある民主主義を支援するという米国の揺るぎないコミットメントを称えるものである。 台湾の指導者との話し合いは、我々のパートナーへの支持を再確認し、自由で開かれたインド太平洋地域の推進を含む、我々の共通の利益を促進するものである〉</font> 第2章で書いたように「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)は、安倍元総理の遺志であり、日本の外交戦略だ。それが世界の言葉として一般化されつつあり、新たな国際連携の大きな一歩にもなったということである。(中略) 次ページ図「中国による台湾・予那国島封鎖」でわかるように2つの演習地域に囲まれる形で挟み込まれた予那国島は約1700人の住民がいて、250人の自衛隊員が駐留している。この予那国島封鎖は台湾だけでなく、日本の領土に及ぶ封鎖だということを突きつけた。 さらに台湾周辺の演習海域では基隆、高雄、花蓮といった基地を囲んでいる。これらは旧日本軍が台湾海軍の無力化を目的として開発したもので、その経緯から台湾の防衛にとって重要なポイントだ。 仮に台湾が中国の手に落ちた場合、台湾の軍港が中国の基地になる。それは沖縄島嶼部の制海権を失うことを意味する。また次ページ図「中国による台湾・予那国島封鎖」にあるように台湾と沖縄は非常に近い位置関係だ。すなわち台湾で有事があれば、沖縄は戦闘地域になってしまう。 また台湾は南シナ海、東シナ海、太平洋と3つの海を繋ぐ場所に位置している。ここを中国に支配されるということは日本がシーレーンを失うという意味で、エネルギーなどの安全保障が大きく損なわれてしまう。 だからこそ安倍元総理も指摘したように、台湾有事は日本の存率危機事態なのだ。</td></tr></tbody></table> <a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202603050000/">『安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来』1</a>
2026.03.08
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図書館で『1時間でわかるアイヌの文化と歴史』という本を手にしたのです。この本の表紙に「カラー版」の表記がある通りで・・・まったくカラー画像満載となっていて絵本と呼んでも間違っておりません♪<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【1時間でわかるアイヌの文化と歴史】webp画像につき開示できず瀬川拓郎 著 宝島社 、2019年刊<「BOOK」データベース>より神(カムイ)である自然と共生する文化。貴重なビジュアル満載!日本文化のルーツがわかる、あなたの知らないアイヌ!イラスト・写真130点。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15906283/">1時間でわかるアイヌの文化と歴史</a></td></tr></tbody></table>「第一章 アイヌの信仰世界」が興味深いので、冒頭あたりを見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p10~16<font color="brown">「アイヌの創造神話」</font> 幕末の探検家・松浦武四郎は、石狩川支流の夕張川流域を調査した折、タッコプの村(現在の栗山町丸山地区)で博識の老人から、アイヌの天地創造伝説を教わったという。 天地の始まりは混沌としていた。その混沌の重い部分が集まり地となり、軽い部分が天となった。やがて地には国作りの男神が生まれ、天からは女神が五色の雲に乗って地に降り立った。 ふた柱の神は青い雲を海原に、黄色の雲を土に、赤い雲を金銀財宝に、白い雲を草木禽獣に変えた末に、フクロウのまばたきから「ある事」を悟り、男女の語らいで幾多の神々を生みだす。 太陽神と月の神が昇って天を照らし、火の神や大地の神、金属神が狩りや畑仕事、服飾の術などあらゆる文化を人間に教えた。最初に神が降りたった地は、シリベシ山(現在の羊蹄山)であるという。 物語の一部に日本神話との類似性があるが、古来の伝承に日本神話が混交したのか、それが本来の物語であったのか、武四郎による改変があったのかは不明である。 </TD></TR></TABLE></a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p12~13<font color="brown">「アイヌの神々」</font> カムイとは、アイヌ語で神を指す言葉である。神は大自然、世界のすべてに宿っている。家の炉には人間を暖めるアペフチカムイ(火の姥神)が住まい、宝物棚にはチセコロカムイ(家の守り神)が祀られる。水汲み場にはワッカウシカムイ(水神)、山中はシリコロカムイ(大地の神)の領分である。 天ではチェプランケカムイ(魚を降ろす神)、ユッコロカムイ(シカ持つ神)が、それぞれ人間のために天からサケやシカを投げ下ろし、恵みをほどこす。狩りの対象となるクマやキツネ、タヌキは、神が人間のために毛皮と肉の土産を携え、この世に現れた姿とされ、心のよい人間を見込んで狩られるのだという。 そのため、アイヌは得た獲物に対し、「自分を訪ねてくれた」ことを感謝して、木幣(イナウ)や酒を捧げて祈る。ちなみに、人間を襲ったクマは神としての資格を失うのだという。 ウェンカムイ(邪神)やパコロカムイ(疱瘡神)など人間にあだなすカムイもあり、これらに対しては、アイヌはまじないを駆使して追い払うことになる。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p14~15<font color="brown">「ユカラ」</font> アイヌ語には文字がない。そのため口承で先祖の記憶や物語を語り継ぐ。それら「口承文芸」の白眉がユカラだ。一般には、アイヌ語学者金田一京助が表記した「ユーカラ」の名で知られているが、ユカラの表記のほうが実際の発音に近いとの考えから、近年ではユカラとひょうきされることが多い。 ユカラの演者は炉の前に座り、レプニ(拍子木棒)で、なければ棒で炉縁を叩くなどして拍子をとり、節をつけて、神や英雄の冒険活劇を歌うように語る。 主人公は大抵の場合は孤児で、山中の砦で一人きりで暮らしている。やがて自分が孤独な理由を悟り、冒険の旅に出る。魔を倒し、美女と巡り合い結ばれ故郷に凱旋し子孫も増えて大円団となる。 ユカラは、神や英雄の活躍を描いた叙事詩で、戦いに次ぐ戦いの場面が繰り広げられる。主人公の少年英雄、ポイヤウンペは空を飛び、水中を突き進み、地中をも駆け巡るといった様子で、まさに超人として描かれている。 高揚した聴き手の者も、炉端を打ち、時に「ヘッ!ホー!」と合いの手を入れて囃したてる。タイミングが悪ければ語りの邪魔になるため、聴衆にも技量が必要だ。 ユカラは、葬式の折には語ってはいけないとされる。語るにしても、必ず一気に最後まで語り終えなくてはならない。仮に語り残せば、死霊が続きを気にして、あの世に行けなくなってしまう。 反対に、クマ送りの宴ではユカラの語りはクライマックスでわざと中断する。クマの神が続きを聞きたくなり、また地上に来てくれることを願ってである。</TD></TR></TABLE>
2026.03.07
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図書館で『1時間でわかるアイヌの文化と歴史』という本を手にしたのです。この本の表紙に「カラー版」の表記がある通りで・・・まったくカラー画像満載となっていて絵本と呼んでも間違っておりません♪<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【1時間でわかるアイヌの文化と歴史】webp画像につき開示できず瀬川拓郎 著 宝島社 、2019年刊<「BOOK」データベース>より神(カムイ)である自然と共生する文化。貴重なビジュアル満載!日本文化のルーツがわかる、あなたの知らないアイヌ!イラスト・写真130点。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15906283/">1時間でわかるアイヌの文化と歴史</a></td></tr></tbody></table>「アイヌ熊狩の図」をバックにした「まえがき」が興味深いので見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">p1~2<font color="brown">「まえがき」</font> アイヌは、近世には北海道を中心に千島列島、サハリン南部・東北北部沿岸という広大な地域に暮らしてきた人びとである。 私たちはかれらを狩猟採集民と考えている。基本的にそれはまちがいではない。しかしアイヌのなかには、広大な畑を耕して農耕に従事する者や、柵をめぐらせた牧場で馬を飼う者、あるいは集落を巡回して鉄製品を製作する鍛冶屋などもいた。 中世には、東北北部での和人間の戦いに傭兵として参戦する者、舟で移動しながら東北沿岸の和人の村々を襲う者もおり、サハリンでは中国の元の軍隊と数十年におよぶ戦いを繰り広げた。かれらの実際の姿は、狩猟採集民という言葉で括られるほで単純なものではない。 そもそもかれらの狩猟自体、もっぱら交易目的で行われていた。北方世界の良質な毛皮によって入手した米や鉄製品などの本州産品は、アイヌの暮らしと文化を根底から支えた。 北海道縄文人の末裔であるかれらが、古代以降サハリンや千島など北東アジア世界へ進出していったのも、本州向けの商品の開発と入手にかかわっていた。アイヌは交易民であり、広大な地域を海で結ぶ海洋民でもあったのである。 北海道と本州は、津軽海峡を隔てて指呼の間にある。二つの島の人びとは、縄文時代のから往来を繰り返してきた。旧石器時代の人びとも、舟でこの海峡を渡った。しかし、両地域の濃密な交流にもかかわらず、北海道ではアイヌ語という日本語とは大きく異なる言語、日本文化とは異なる独自の文化が保たれてきた。 そこには、農耕民として自立するには不敵な北海道の寒冷な自然を優位性に読み替え、本州の人びとと対等な共生の関係を築こうとした、北海道縄文人の末裔の歴史が深くかかわっている。 私たちは、アイヌの複雑な歴史も、かれらの豊かな文化もほとんど知らない。しかしアイヌという厳然たる差異は、日本列島の多様性と可能性、そして私たちが進むべき道を垣間みせてくれるにちがいない。本書がそのための一助となることを願う。 瀬川拓郎</TD></TR></TABLE>
2026.03.07
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図書館で『安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来』という本を、手にしたのです。昨日、高裁から統一教会への解散命令が出たので、以下の通り復刻して見てみようと思った次第です♪*********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来】webp画像につき開示できず 渡邉哲也 著、徳間書店、2022年刊<「BOOK」データベース>より2022年7月8日、日本と世界は「リーダー」を失った…戦時の「日本」成長は、安倍元総理が目指した「未来像」を継承し発展させることでしか実現できない。今こそ知らなければならない「戦後レジームからの脱却」の深層を明らかにする。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17248174/">安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来</a></td></tr></tbody></table>「第1章 リーダーを喪失した日」に、自民党と統一教会の関係が載っているので、見てみましょう。</a><TABLE border="1"><TR><TD width="550" height="50">P82~86<font color="brown"><自民党と統一教会></font> リーダー喪失という重大事態にあって、メディアは「統一教会」一色となった。犯人の実母が幼い頃、統一教会に入信。多額の献金を行ったことで家庭崩壊したからだ。 この「統一教会ブーム」に乗りたくはないが安倍元総理ご本人の名誉のために、「無関係である」ちう事実だけを簡単に整理する。 自民党と統一教会が関係下背景には1945年の終戦後、「巣鴨プリズン」で知り合った安倍元総理の祖父・岸信介氏、笹川良一氏、児玉誉士夫氏の3人の人物が影響している。 以降の日本に少子化問題が起こることを懸念していた笹川氏は、その問題の協力団体という言葉を信じこんだ。 1960年に日米安全保障条約を更新した岸信介氏は「外交」のパイプとして統一教会に接近した。 1950年に朝鮮戦争が勃発したことで、極東の赤化を防ぎたいアメリカは日韓関係の回復を望んだ。文鮮明氏はアメリカでロビー活動を行い、統一教会が「赤化抑止」に役立つ組織であると思い込ませた。 岸信介氏は、統一教会を日米韓連携の外交ツールとしたということだ。 児玉氏の場合は、1965年の「日韓基本条約」締結の「利権」である。反日教皇派も李承晩政権での条約締結は難しい。そこで朴正熙政権樹立のために、アメリカは工作資金を用意。工作資金を使って韓国にホテルやカジノといった「利権の箱」を作ることで、日韓基本条約締結の地ならしをしたのである。 1968年、統一教会は岸信介氏、笹川良一氏、児玉誉士夫氏らを発起人にして「国際勝共連合」を結成。名誉会長には笹川良一氏が就任した。<font color="brown"><安倍元総理とは「無関係」></font> 杜会では岸信介氏の後の総理に池田勇人氏、岸信介氏の実弟である佐藤栄作氏へと続く。 岸信介氏は、自身の後継を福田赳夫氏に指名。自民党最高顧問として隠然たる力を持っていた。 ところがポスト佐藤栄作氏を巡って1970年に田中角栄氏、福田赳夫氏の間で「第一次角福戦争」が勃発。1972年7月これに勝利した田中角栄氏の次の総理となる。 就任直後の1972年9月、田中角栄氏は中国を訪問し、日中国交正常化を実現。自民党は「脱・反共」へと向かっていった。その1972年に笹川良一氏が「反共運動から手を引く」と、統一教会との決別を宣言。そして1974年には金権問題によって田中角栄氏は総理を辞任する。 しかし1974年に三木武夫氏が総理に就任。そして1976年7月27日、ロッキード事件によって田中角栄氏は受託収賄と外国為替及び外国貿易管理法(外易法)違反容疑で逮捕される。ロッキード社の秘密代理人として韓国にも売り込みをかけるなど暗躍していた児玉誉士夫氏も起訴された。1979年には岸信介氏が政界を引退する。 こうして統一教会と政界との距離は次第に開いていくことになった。(中略) さらに1980年代中盤から霊感商法が社会問題になる。1992年には作家・飯干晃一氏の娘、飯星景子氏が統一教会に入信していたことが明らかになる。父、晃一氏はメディアなどで娘の脱会と反対運動を展開。 統一教会の悪質性は社会に広く共有されることになった。このことで政治が統一教会と密接な関係を持つメリットは1つもなくなったのである。</td></tr></tbody></table> フー長くかかかったものである。なぜここまで解散命令が遅れてしまったのだろう?もっと早く処置していれば、安倍元総理の暗殺事件も起きていなかったかもしれないのに。
2026.03.05
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『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。 <予約中>・潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う(6/20予約、副本?、予約153)現在48位・エマニュエル・トッド『西洋の敗北』(8/01予約、副本14、予約288)現在103位・新川帆立『女の国会』(9/04予約、副本?、予約?)現在134位 ・関川夏央『昭和的』(9/26予約、副本?、予約?)貸出可能 ・『介護未満の父に起きたこと』(10/2予約、副本3、予約142)現在48位 ・十五年戦争小史(10/16予約、副本?、予約?) 現在17位 ・竹内幸恵『広告の昭和』(10/21予約、副本?、予約11) 現在4位 ・『山田洋次が見てきた日本』(11/05予約、副本?、予約12) 現在9位 ・朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(11/13予約、副本?、予約500)現在366位 ・島本一平『ヒップホップ・モンゴリア』(03/01予約、副本?、予約0)<カートで待機中>・N・ネフスキー著『月と不死』・グレタたったひとりのストライキ<予約候補>・テレビプロデューサーひそひそ日記・素人校長ばたばた日記・鴨志田譲×西原理恵子『アジアパー伝』:図書館未収蔵・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵・伊予原新『藍を継ぐ海』・ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』・ケン・リュウ『草を結びて環を衡えん』:図書館未収蔵・九段理恵『東京都道場塔』:図書館未収蔵・外山滋比古『思考の整理学』・ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』・街道をゆく「モンゴル紀行」「南蛮のみち」・畑正憲『どんべえ物語』:図書館未収蔵・ヤマザキマリ『水木しげる厳選集 異』:図書館未収蔵・書いてはいけない日本経済墜落の真相:図書館未収蔵・金水敏『よくわかる日本語学』・和田秀樹『70歳が老化の分かれ道』・世界はなぜ日本カルチャーに熱狂するのか:図書館未収蔵・石ノ森章太郎『漫画家入門』・是川夕『ニッポンの移民』・加藤喜之『福音派』<予約分受取:12/07以降> ・ババヤガの夜(10/28予約、12/07受取)・麻田雅文『日ソ戦争』(1/16予約、12/11受取)・真山仁『タングル』(12/18予約、12/28受取)・「国境なき医師団」(8/21予約、1/22 受取 ) ・宙わたる教室(2024年12/28予約、1/22 受取 ) ・天気でよみとく名画(3/22予約、1/29 受取) ・3ヵ月でマスターする江戸時代(7/04予約、1/29 受取)**********************************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/05895e22c5f5d3f33cf13a5002e3622b50b592e0.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" /> 舛友雄大著、東洋経済新報社、2025年間<「BOOK」データベース>より「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。「潤日」コミュニティー、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。 <読む前の大使寸評>追って記入。<図書館予約:(6/20予約、副本?、予約159)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17748858/">潤日: 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う</a></td></tr></tbody></table>(中略)<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【昭和的】.webp画像につき開示できず関川夏央著、春陽堂書店、2025年刊<「BOOK」データベース>より時は過ぎた。「昭和的センス」から逃れられない、時代遅れの著者のささやかな抵抗。辛口にして味わい深い珠玉のエッセイ集。【目次】第一章(山田風太郎の長寿祝い/ヤクザ映画と三島由紀夫/『まんだら屋の良太』回想 ほか)/第二章(『天国と地獄』の撮影/世界人口が二十億人だった頃/「猫の手」たちの一九七〇年代 ほか)/第三章(『秋刀魚の味』に映されたプロ野球/人生はジュークボックス/「火星土地分譲予約受付証」 ほか)<読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(9/26予約、副本?、予約?)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18167516/">昭和的</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【十五年戦争小史】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/0170df1018b4946119f2a0fa8eaa711fc27b18e0.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />江口圭一著、筑摩書房、2020年刊<出版社>より戦争は、誰によっておこされ、どのように展開したか 。本書では、1931年の柳条湖事件の謀略に始まり、45年ポツダム宣言受諾と降伏文書調印によって終わった一連の戦争を「十五年戦争」と呼び、その曲折に満ちた過程と全体像を克明に描く。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/16予約、副本?、予約?)>chikumashobo<a href="https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480510068/">十五年戦争小史</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【広告の昭和】<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c5a1e0bf25de8d020a23e3131ab435edeb9bf7c6.26.9.9.3.jpeg" border=0 name="insertImg" />竹内幸恵著、青土社、2025年刊<「BOOK」データベース>より60秒に凝縮された、知られざる白熱の群像劇。図版多数。戦前、国家メディア戦略に加担した「動く広告」。それは戦後になって一転、新しいメディアであるテレビに舞台をうつし、昭和の前衛を牛耳ると同時に“普通の人々”の心をも掴んでいく。制作したのは時代を先駆けるランナーたち…かれらは広告だからこそ、既成のもとにとらわれない冒険ができた。広告の視座から激動の昭和を問い直す、唯一無二の試み。 <読む前の大使寸評>追って記入<図書館予約:(10/21予約、副本?、予約11)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18234443/">広告の昭和</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【山田洋次が見てきた日本】.webp画像につき開示できず クロード ルブラン 著、大月書店 、2024年刊<JPRO>よりフランスで山田洋次作品を普及するジャーナリストが監督の懐深くに飛び込み、大胆かつ細やかに著した評伝の決定版。旧満州での生立ち、『こんにちは、母さん』まで全90作品の魅力、作品が映し出す日本社会論など、ファン必携。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/05予約、副本?、予約12)>rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17939642/">山田洋次が見てきた日本</a></td></tr></tbody></table> <table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【イン・ザ・メガチャーチ】.webp画像につき開示できず 朝井リョウ著、日本経済新聞出版 、2025年刊<「BOOK」データベース>より久保田慶彦(47)レコード会社勤務。とある能力を買われ、アイドルグループ運営に参画することに。武藤澄香(19)留学を志す大学生。内向的な気質に悩むうち、一人のアイドルに出会う。隈川絢子(35)契約社員。舞台俳優を熱烈に応援中だが、ある報道で状況が一変する。ファンダム経済を築く者、のめり込む者、のめり込んでいた者…三者三様の視点で浮かび上がる、人間の心を動かす“物語”の功罪。<読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(11/13予約、副本?、予約504) >rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/18328668/">イン・ザ・メガチャーチ</a></td></tr></tbody></table> <table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【ヒップホップ・モンゴリア】.webp画像につき開示できず 島本一平著、青土社 、2021年刊<「BOOK」データベース>より「周縁」に響く怒りの韻(ライム)。知られざるモンゴルのリアル。青空と草原の遊牧民の国ーーそれは理想化されたモンゴル像に過ぎない。都市化と開発が進み、そしてヒップホップ、ラップが深く浸透した「ヒップホップ・モンゴリア」でもある。ラップの盛況ぶりからは、口承文芸・伝統宗教との接点、社会主義による近代化によって生じたねじれ、民主化以降の西側へのコンプレックスとナショナリズム、ゲットーから放たれる格差への怒りが見えてくる。新自由主義に翻弄され「周縁」に置かれた国家のリアルをすくい取り、叫びを韻に込めるラッパーたちの息遣いを伝える異色の人類学ドキュメント。 <読む前の大使寸評>追って記入 <図書館予約:(02/18予約、副本?、予約0) >rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/16585221/">ヒップホップ・モンゴリア</a></td></tr></tbody></table> 図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。・本屋の店頭に出た直後の新刊本・デジタル朝日「好書好日」でめぼしい著作を探す・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。<a href="https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/202101200000/">予約分受取目録R26</a><a href="https://book.asahi.com/reviews/">好書好日トップ</a><a href="https://www.lib.city.kobe.jp/">図書館情報ネットワーク 蔵書検索</a>
2026.03.04
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今回借りた4冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は強いていえば、「安倍晋三という功罪」でしょうか♪<市立図書館> ・自民崩壊2.8・安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来・1時間でわかるアイヌの文化と歴史・Newton別冊 無その深淵へ<大学図書館>(ただいま市民への開放サービスを休止中)図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)***********************************************************<table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【 自民崩壊2.8】webp画像につき開示できず 高須克弥×井川意高 著 、徳間書店 、2024年刊<「BOOK」データベース>より裏金問題から派閥解体。総理の座を離さない岸田。上向く材料がない支持率。55年体制終焉と下野…2度の危機を生き延びた自民党がついに崩壊へと向かう。その正体とは、なぜここまで堕ちたのか、2024年衆院選の予測、日本の政治はどうなるー歴史や秘話を交えながら気鋭の論客2人が立体的に「自民党」を解剖した!<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17749392/" 自民崩壊2.8></a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来】webp画像につき開示できず 渡邉哲也 著、徳間書店、2022年刊<「BOOK」データベース>より2022年7月8日、日本と世界は「リーダー」を失った…戦時の「日本」成長は、安倍元総理が目指した「未来像」を継承し発展させることでしか実現できない。今こそ知らなければならない「戦後レジームからの脱却」の深層を明らかにする。<読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17248174/">安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【1時間でわかるアイヌの文化と歴史】webp画像につき開示できず瀬川拓郎 著 宝島社 、2019年刊<「BOOK」データベース>より神(カムイ)である自然と共生する文化。貴重なビジュアル満載!日本文化のルーツがわかる、あなたの知らないアイヌ!イラスト・写真130点。 <読む前の大使寸評> 追って記入rakuten<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/15906283/">1時間でわかるアイヌの文化と歴史</a></td></tr></tbody></table><table border="1"><tbody><tr><td width="550" height="50">【Newton別冊 無その深淵へ】webp画像につき開示できず 月刊誌、ニュートンプレス 、、2025年刊<レビュー>より特集「無:その深淵へ」では、かつて「無」の概念は「神の不在」として忌み嫌われていたという点が興味深く感じた。ボイルの空気ポンプによる実験を経て、電子やX線の発見、さらには現代物理学の「量子ゆらぎ」へと至る歴史も語られる。<読む前の大使寸評> 追って記入booklog<a href="https://booklog.jp/item/1/B0FFMGRQS9">Newton別冊 無その深淵へ</a></td></tr></tbody></table>
2026.03.04
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肺ガンの危機に際した南さんの覚悟(あるいは笑い)がええので、以下の通り紹介します♪*********************************************************<『オレって老人?』3>図書館で『オレって老人?』という本を、手にしたのです。天野祐吉さんの対談集『隠居大学』を読んだところであるが、その勢いでこの本をチョイスしたのです。・・・何もそんなに、ダボハゼのように続けて読むようなジャンルではないのだが、若葉マークの初心者なもんで(汗) 【オレって老人?】南伸坊著、みやび出版、2013年刊<「BOOK」データベース>より【目次】法的に老人/老化すると人は老人になる/老人の嗜み/近頃のツバメ/アンドレア・デル・サルトの謎/クレーのわすれもの/アノホラロボットとは何か/アノホラ検索/おもしろいひとりごと/お返事〔ほか〕<大使寸評>天野祐吉さんの対談集『隠居大学』を読んだところであるが、その勢いでこの本をチョイスしたのです。・・・何もそんなに、ダボハゼのように続けて読むようなジャンルではないのだが、若葉マークの初心者なもんで(汗)rakutenオレって老人?南さんの肺ガンの危機あたりを見てみましょう。 p194~198<わが人生最良の瞬間> 先日、大事なメモをなくしてあたふたしていると、背後からツマに声をかけられた。「どうした」 「え、いや、いまさ、電話で聞いた用件をメモした紙がね、ないんだ」「いまって・・・」「いや、ほんとにたったいま書いたはずのメモが煙のように消えてなくなった」 「それはさ、クズカゴの中にあるよ。さっき電話を切った時になにか丸めて、ポイって捨ててたから」「まさか、そんな、いくらなんだって、大事な用件をメモした直後にまるめて捨てるヤツはいないだろ」 と言ったが、いた。クズカゴの中に、たったいま大事だと思って書いたメモがまるめて捨ててあったのだ。 コイツ関係ない話をしだしたなと思われるかもしれないが、つまり私は、ひょっとしたらあったかもしれない「最良の瞬間」を私が即座にまるめて捨てていた可能性がある、と思っているのだった。 間が悪いだけでなく、積極的に私は自分の人生をまるめて捨てていた気味がある。だって60年も生きていれば人間、「ああ、あれは私の人生の最良の一コマであった」と、誇らしく思い出せることのひとつやふたつあるのが普通だ。 もっとも、「最良」とかっていわないのだったら「あれは、けっこうよかった」と思うことはいくらでもある。 月がキレイに見えてた晩とか、ベランダの植木から新芽が出てた日、ふざけて植えた豆が生ったり、レモンの実がついていたこともある。あれはうれしかった。 花の匂い、たとえば毎年どこかに嗅ぎにいく、梅だったり、蓮だったり、自分で育てているジンジャーだったりの香りをきいている時もけっこういい。 虹が出ているのに気がつくときもわりといいし、葉っぱに日が射していて、それが透けて見えてるのもかなりいい。 と思い出していて、私はクズカゴの中からメモを拾い出したのだ。 あの、たくさん繁って、折り重なったユリノキの葉が、キレイに見えたのは「肺ガンの疑いがある」と医者にケンギをかけられて、「いまにも死ぬ」と思い込んでいた時期だった。 あの頃は、最悪だと思っていたんだから、そんなときに、逆光に葉っぱの折り重なるのを見て「けっこういい」と思ったのは、マイナス分をプラスすると相当よかったということになる。 そういえば、あの「いつ死ぬかしれない」と思っていた半年間(私は半年の間、医者から手術をすすめられながら、それを引き伸ばしていた。その間に自己免疫力で、ガンをなかったことにしてしまえと思っていた。半年後にPET診断というのをした時、私にあったかもしれない肺ガンはなくなっていたのだが、それはもともとなかったのかもしれず、あるいは、半年の間になくなったのかもしれない。ただ、当時私の頭の中にガンははっきり居座っていた)は、最良の瞬間の宝庫だった。 あの年の梅見がよかった。群馬の方の梅林へ行って、短い草の上に布を敷いて、そこにゴロンとしながら、お酒をのんだ。一時は、肺ガンとの診断があり・・・死を覚悟した心境が語られているが、なかなかええでぇ♪『オレって老人?』2*********************************************************■2018.04.23オレって老人? https://plaza.rakuten.co.jp/foret/diary/201804230000/
2026.03.01
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