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宝石店で、別の用事を待っている間に目についた、ファセットに研磨されたスピネルのルース(量が多いからと、こういう状態で保管されると表面傷が付きますね。) 時間つぶしに・・・という贅沢な理由と、もしかしたら、「おもしろいもの」が見つかるかもという期待で、スピネルを見ていたら・・・コレ↓一般的な色合いのスピネル3.06ctこの肉眼でも確認できる内包物は、 何かの鉱物の結晶に違いない!と、早速その宝石店(Qudsi)の近くにある、デリムニ先生のラボラトリーにこのスピネルを持って行き、顕微鏡で覗いてみると・・・おひょ、ひょ、ひょおぉぉ~!!!(↑まさに、こういう擬音語しか出てこない、感動した時は。)君はいつもおもしろい宝石を持って来るね。と、デリムニ先生も喜んで写真を撮っていらっしゃいました。こういうミクロの世界の楽しみ方を共有できる人は、スリランカでも、宝石業者でも、鑑別の勉強をした人の中でも、極少数なので、先生とは、こういった話で盛り上がれる、本当に貴重な人間関係と時間です。その時宝石学を勉強しに来ていた、パイロットのMr.Aともこの感動を分かち合いました。(↑授業中に私はお邪魔してる???)(↑この方、かなりイケメンなんです・・・この話はまた今度)スピネルは処理されることの少ない宝石なので、内包物好きな方には、興味がつきないですね!こちらは、ピンクスピネルの原石を磨いたものですが、桜の花びらを手にしたようで、ちょっぴり日本の春を南国で味わっています。以前にも書いてますが、原石の形を忠実に守って磨いただけのものは、色も形も微妙に違って、同じペアを探すのは、かなり限定されます。こちらは桜のイメージのピアス穴を開けて、フックに通したもので、つけると、耳の下で花びらが揺れる感じです♪(Pink Spinel 14WG 18YG 17,000円)花の季節は短いですが、どうぞ皆様、美しい桜の季節をご堪能くださいね
2010.03.29
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スリランカは、古代から様々な種類の宝石が採掘されることで知られていますが、コレはない↓何コレ?・・・・・・って、はい、傾けてみますと・・・・オパールですね♪この宝石が意思を持ってるように輝くようなことを遊色効果と呼びます。この遊色効果という言葉、英国宝石学協会の宝石学のファンデーション試験に出題され、今では、出題されたなぁ・・・という記憶しかない私。(↑おいおい)常日頃見ることのない宝石なので、(↑言いわけ・汗)先日、宝石鉱山に買い付けに行った時にオパールの原石を見せてもらってあぁぁぁ~、オパールだぁと感動しました。アフリカから産出されたものだけど、すっかりその遊色効果に目が奪われ、産地のことを根ほり葉ほり聞くことを忘れてました。(↑おばさん・・・根性?)遊色効果もムーンストンの青いシラーのように、光の干渉で起きるものです。オパールの構造は、粒状の珪酸がきちんと並んでいます。その球の面と粒と粒の間に光が入り、あのような躍動感ある色が現れます(↑ちなみに、このような回答では合格点はもらえないです。)・・・という、遠い記憶を辿りながら、この原石を見ると↓ただの石・・・ころか・・・と思ったものが、意思を持っているように見えますね!あぁ、これが遊色効果なんだぁ・・・。この青色も引きつけられますね~!!!!かなりの時間を見入ってしまいました。オパールは母岩にある原石の状態が一番魅力的に感じます。
2010.03.22
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少し前に書いた、ムーンストンと同じ鉱物フェルドスパー(長石)で、ブルー・ムーンストンと同じ青いシラー効果のあるペリステライトの原石→その時のブログコレ↓を、(青のシラーが本当に美しいですね♪)ついに研磨しました。まずは研摩師に相談です。(ライトをあてて、中のクラックの状態を調べます。)直径2センチくらいのものであれば、6個くらいが研摩できる・・・・ということであったけど、せっかく、原石から自分の思うように研摩できる機会なので、数よりもひとつの大きさにこだわることにしました。研摩できない部分が多くなっても良いから最大のものがほしい~!!(↑久しぶりに勝負に出たわ・・・私)そして、カットの形はマーキースカットでお願い!!研磨師は、そんな私の決意に深く頷き、最大限の努力をする。まずはこの原石をどう研磨したら最高にいいものができるか、通常よりも時間をくれないか?で、できあがったのが、じゃぁ~あん♪18.01ct、3.7センチと、13.77ct、3.1センチだけか・・・やっぱり・・・・覚悟はしてたけど。というのも、原石の大きさは→149ctこれが、ふたつで→31.78ctに。大まかに計算すれば約5分の1・・・ですね・・・。原石の買い付け単価は安かったけど、研磨後総計で考えると結構な金額になります。そして、一緒に私のもとへ戻ってきた、↓月の欠片・・・・薄くスライスされています。が、さすがに、こちらも↓見事なブルー・・・はぁ、ええわぁ。それにこの月の欠片を手のひらで転がすと互いにぶつかりあってチャリ~ンと響きあって・・・・癒されます。(こんな宝石の楽しみ方も原石の醍醐味ですね♪)(・・・って、こんな楽しみ方は私だけでしょうか?)この大きなサイズのペリステライトは、私のペンダントにする予定です(はじめてのペリステライトです)そして、もうひとつのペリステライトは販売させて頂きます♪同じ原石から生まれたもうひとつのペリステライト、素敵な方にご縁があればよいなぁと思います。タンザニア産ペリステライト13.77ct 82,620円(税込み)(両脇にインクルージョンがありますが、見た感じは目立ちません。) ↓テンションクラックか、成長する過程で取り込んだ他の鉱物なのか?本当に不思議で魅力的な世界ですね!
2010.03.15
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残っているのは私の両目だけだ。 私の両目は珍しいサファイアでできている。 これは一千年前にインドから運ばれてきたものだ。 私の片目を抜き出して、彼のところまで持っていっておくれ。 彼はそれを宝石屋に売って、食べ物と薪を買って、 芝居を完成させることができるだろうオスカー・ワイルド作「幸福の王子」の王子様のセリフです。彼の目はブルーサファイアできています。そのサファイアの青はどのような色だったのでしょう?そしていつも自問自答のように私が出す答えは、↑このブルー 幸福の王子の両眼は涙でいっぱいになっていました。 そしてその涙は王子の黄金の頬を流れていたのです。 王子の顔は月光の中でとても美しく、 小さなツバメはかわいそうな気持ちでいっぱいになりました。王子様の眼差しはとても澄んで暖かみがあったと思います。この写真↑のサファイアは、スリランカで産出された原石を磨いたもの。すべての原石が美しいわけではなく大半は、↓色が薄かったり、↓白っぽかったりチタンと鉄を含んでいるので、加熱すると青に変わるゲウダと呼ばれるサファイアの原石(加熱されるサファイアの原石はこの色、もしくはガソリンのような色です)ブルー・サファイアの原石を磨いてもすべてが同じ青色ではありません。こちらは、同じ大きさ、カットですが、右の方がもっと淡いです。左側は↓右側は↓この微妙な色の違いがわかります?どちらも淡い色合いで輝きがあり美しいのですが、あの幸福の王子のようなサファイアの青と輝きは希少です。(非加熱の場合)小さいけれど非加熱なので、ルチルの線のようなインクルージョンが確認できます。(はぁ、ええわぁ~。) それからツバメは幸福の王子のところに飛んで戻り、 やったことを王子に伝えました。 「妙なことに」とツバメは言いました。 「こんなに寒いのに、僕は今とても温かい気持ちがするんです」 「それは、いいことをしたからだよ」と王子は言いました。 そこで小さなツバメは考え始めましたが、 やがて眠ってしまいました。 考えごとをするとツバメはいつも眠くなるのです。美しい大地からの恵みのブルー・サファイアに出会った時、私はいつもこの話を思い出します。そして、もし自分がツバメの立場であれば同じことができただろうか?と考えることがあります。死ぬという哀しい結末だけど、「満ち足りた気持ちで死ねる」というのは羨ましいですね。このお話は「幸福の王子・結城浩さん訳」を参照しました。→お話を読む(今あらためて読んでも言葉が美しいです~!)上記のサファイア3石に色が微妙に違う原石をつけたもの(1点)です。興味のある方はWEB(ragems)からメール下さいね。左(幸福の王子の瞳のような色のサファイア、3mm 0.15ct)↑まぁ、私が勝手に呼んでいるのですが・・・真ん中(それより淡い青、4mm 0.28ct)右(さらに淡いけど輝きが美しい 4mm 0.30ct)ラウンド・ブリリアントカット非加熱サファイア(原石から研磨まで管理しています)23,000円(税込み・Only this time price!)小さいサイズのサファイアは色の集中などを気にしなくて良いので、輝き(光の屈折)が最大に活かせるブリリアントカットにしています。残念ながら肉眼ではインクルージョンが見れません。手元に届いたら絶対感動すると思うなぁ♪
2010.03.09
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