全2件 (2件中 1-2件目)
1
血流改善、抗酸化作用に期待 「シトルリン」食品の使用許可で注目野生のスイカなどウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸の一種「シトルリン」。もともと医薬品として用いられていた成分だが、昨年8月に厚生労働省から食品としての使用が認められたことで、血管拡張・血流改善効果や抗酸化効果に期待が集まっている。すでにサプリメントが発売されているほか、夏前にはシトルリン入りの飲料やお菓子が発売される予定で、新しい健康食品素材として注目されている。シトルリンは昭和5年、日本人によってスイカの果汁中から発見され、スイカの学名「シトルリン・ブルガリス」からシトルリンと名付けられた。体内に吸収されると、一酸化窒素(NO)を作り出すメカニズムに関与して、血管を拡張し血液の流れを改善する効果が確認されており、動脈硬化予防や冷え性改善などの効果が期待されている。名古屋大学医学部附属病院老年科の林登志雄講師は、動脈硬化とNO、シトルリンの関係を研究している。ウサギを用いた実験では、シトルリンが動脈硬化を抑制する作用があることが分かっているといい、林講師は「人間でも同様の効果があるかの研究はこれから。シトルリンには細胞老化を抑える働きがあることも指摘されており、今後の検討課題として興味深い」と話す。◇シトルリンが欠乏する先天性代謝異常症に、小児で発症する「リジン尿性タンパク不耐症」がある。この病気になると骨粗鬆症や自己免疫疾患、動脈硬化による合併症を起こすリスクが高い。熊本大学大学院医学薬学研究部の遠藤文夫教授(小児科)は、こうした患者の治療に約20年間、薬としてシトルリンを使用し、症状の改善を図ってきた。遠藤教授はシトルリンの血流改善効果には以前から着目してきたが、「最近の研究では、シトルリンには優れた抗酸化作用があることや、肥満の人ではシトルリンが欠乏していることなどが分かってきている。健康維持に貢献する成分として大きな期待が寄せられている」と話す。◇サプリメントを販売する協和発酵工業(東京都千代田区)が行った健康な男女36人を対象にした調査では、シトルリンが「体の冷え」や「手足のむくみ」など血流改善に効果があることが確認されている。食品素材としてすでに使用されている米国では、動脈硬化予防や精力増強などを目的にサプリメントを利用する人が多いという。健康な人の場合、摂取の目安は1日800ミリグラムで、スイカなら7分の1個、メロン1・3個、キュウリ56・5本に相当する。スイカが手に入りやすい夏を除けば、一般の食品だけで目安となる量を摂取するのは難しい。遠藤教授は「バランスのよい食事をしている人でも、シトルリンは不足しがちになる。生活習慣病や冷え症など身近な健康との関係も指摘されており、食品として入手できるようになったことは意義深い」と話している。◇■今夏ヒット商品の予感医薬品として認可された後に食品での使用が認められたものに、コエンザイムQ10、Lカルニチン、α-リポサンがある。これらは食品素材として認められた後、さまざまな飲料やお菓子などに配合されて販売され、ヒット商品となった。健康食品業界では、シトルリンも同様にヒット商品を生む新素材として着目しており、菓子や飲料などのメーカー数社が商品を開発中という。(産経新聞2008.03.24)◇■主な食品中のシトルリン量食品名 シトルリン量 800mg(100gあたり) 相当の目安スイカ 180mg 1/7個メロン 50mg 1.3個冬瓜 18mg 3.8個キュウリ 9.6mg 56.5本ニガウリ 16mg 24.2本クコの実 34mg 2.3kgにんにく 3.9mg 290個
2008年04月13日
コメント(0)
●うつぶせ療法に注目 寝たきりの諸症状に効果も(産経新聞2008.03.21)大内基史さん寝たきりの諸症状を改善する「うつぶせ療法」の輪が広がっている。普及活動を初めて3年余のNPO法人「腹臥位(ふくがい)療法研究会」によると、短時間で呼吸や誤嚥(ごえん)が改善したり、排痰(たん)を促したり、初期の肺炎さえ治った症例もある。仮性認知症の解消や、排泄(はいせつ)の自立が劇的に進んだ人も多い。血行やリンパの不良も改善し、健常者のドロドロ血予防にもなるという。(八並朋昌)「初期の肺炎で入院してきた寝たきりの82歳男性は、呼吸がぜこぜこして、肺のX線写真も痰で真っ白だったが、うつぶせにしただけで、大量の痰がドッと出て3日後には解熱して退院できた」研究会員で国立病院機構南横浜病院(横浜市)呼吸器外科医長、大内基史さん(46)はこう説明する。「動物は腹ばい姿勢が基本で尿や便が自分にかからないようできている。人間も同じ」とも。うつぶせ療法は、うつぶせで眠るわけではなく、うつぶせの体位を朝夕15分ずつとるだけで効果があるという。「長期間、仰向けでいたために関節がこわばって屈曲した手足が、うつぶせにすると筋肉がほぐれて伸びてくる。首が反って狭まっていたのどが広がり飲み込みが改善するので、気管に誤嚥して肺炎になる危険が減る」呼吸も楽になり血中の酸素濃度が増し、炭酸ガス濃度は減る。「肺炎が悪化した84歳女性をうつぶせにして10分ほどで、大きく低下した酸素濃度が正常値以上になり、3倍近かった炭酸ガス濃度が正常値以下になった」同じく研究会員で泉ケ丘病院(福井県敦賀市)の作業療法士、橋爪伸幸さん(38)は「肺にたまった痰も、自然の重力などで排出しやすくなる。1日4回のチューブ吸引が必要なくなった90代男性もいる」と話す。福岡県内の病院では、寝たきりでオムツを着けた84人のうち6割が、2~6週間で自分で排泄ができるようになったという。「寝たきりでオムツを着けると、無口で無表情の仮性認知症になりやすいが、呼吸や排泄などが改善されると笑顔が戻り、発語も増える」と橋爪さん。内臓の圧迫がなくなるため血行やリンパの流れが良くなり、脳や肺などの血栓予防として寝たきりではない人の健康法としても有効だという。うつぶせ療法には「決まった作法や用具はない」と大内さん。基本は布団やベッドの上で全身をうつぶせにして、顔を横に向ける。「関節痛などがある人は、横向きに近い半うつぶせにするといい。枕や丸めた毛布などにもたれると楽。脇の下に指3本分の厚さにたたんだタオルを敷くと、下の腕がしびれない」。腰や背中の曲がりが大きい人は「座った状態でテーブルなどに枕を置き、突っ伏すだけでも効果は同じ」という。注意点は(1)寝返りさせる際はゆっくり。決して勢いをつけない(2)痛がる姿勢は避け、向きを変えたりクッションを入れたりしてリラックスできる体位に(3)初めは痰が大量に出るので、指でかき出してあげる(4)体の前面は床ずれしやすいので、慣れても最長2時間に-。会員らは各地で講習会を続けており、うつぶせ療法を導入する病院や施設は徐々に増えている。ただ、「看護師が行おうとしても知識のない医師に止められてしまう病院が少なくない」と大内さん。橋爪さんも「家庭では家族に体力がない場合はヘルパーなどに頼むことになるが、介護・看護施設側に理解がないと協力してもらえない」と指摘する。2人は「費用がかからず、いつどこでもでき、何より患者が楽になるので、介護する側の負担も減る。普及を進め、地域でのネットワーク構築にもつなげたい」と話す。◇うつぶせ療法の問い合わせは大内さん(南横浜病院(電)045・822・6651)。引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000932-san-soci
2008年04月06日
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1