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漫画ではよくゾンビが出てきます。時々、首を切られても攻撃してくる厄介なものがいますが、この場面があながち間違っていないことかもしれません。脊髄(せきずい)損傷によるまひがあるラットの運動能力の回復に、スイスの研究チームが成功し、20日の英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscience)」に発表した。人間にも応用可能だという。 チューリッヒ大学(Zurich University )の研究チームは、まひのあるラットに持続的な電気刺激と薬物投与を行った。すると、ラットはまひを発症してから一週間後には、後ろ足でトレッドミル上を歩いたり走ったりできるようになったという。 さらに数週間、理学療法を続けたところ、30分間中断することなく歩いたり走ったりできるまでに回復した。 驚くべきことにラットは、脳から四肢への信号が切断されているにもかかわらず、外部からの刺激に反応して自分の動きを調整していた。たとえばトレッドミルを反転させると、反対側に歩き出したという。「脊髄の神経経路にも認知処理能力といえる機能があるとみていい。外部環境の変化を察知し、この情報を伝達して筋肉の動きを調節していると考えられる」と、研究を主導したチューリッヒ大の教授は指摘する。 これまでの研究で、脊髄の神経経路が脳や感覚器官から独立した筋肉を限定的に動かせることは判明していたが、まひした運動機能をほぼ正常な状態まで回復させるのに成功したのは、今回が初めて。(c)AFP/Marlowe Hood2009.09.21最近は万能細胞だとか、寿命をコントロールするDNAの機能だとか、いろいろ神様の専業であった分野まで浸食してきている感があります。それとともにこの話のような、少し前までは雑誌「ムー」辺りのトピックス欄に載るような話が多くなってきました。生物のシステムがものすごく融通性を持っていることには本当に驚嘆してしまいます。
2009年09月28日
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ネイチャーに面白い記事が載っていました。Highlights: 進化:進化は逆行しない 機能に対する選択圧を逆転させるだけで、進化が逆行して祖先の構造に戻りうるのかどうかは、長年にわたって議論されてきた問題だが、形の変化の歴史だけに基づいてこの問題を解決するのは難しい。Bridghamたちは、グルココルチコイド受容体という調節性タンパク質の1つの祖先型を物理的に再構築し、その機能の進化(どのようなホルモンに結合するか)に及ぼす構造的な制約を原子レベルで分析した。祖先型タンパク質には不可欠なアミノ酸が、もっと新しい型のタンパク質では中立なものになっており、そうなるとこれは、遺伝的浮動による消失の対象になることがわかった。これが失われると、それまでに起こった置換を元に戻すのに必要な材料そのものが失われることになる。つまり、これらはかつてもっていた逆方向への「適応性」を、もはやもたなくなる。進化の観点からすれば、引き返す道はないのだ。 Nature 461, 7263 (Sep 2009)これだと人が祖先帰りや変身!をして魚のエラができたり、毛が猛烈に生えた狼男みたいになる話が成り立たなくなる。最近の映画は未来のミュータント的人間が活躍するものが人気があるがこれも影響を受けると思う。これらは一瞬で変化するのが多いので、遺伝子がバックアップ、または新型遺伝子のフォルダー場所から一瞬で再生される機能が細胞内に存在することが前提かなと思うわけです。それはまだ発見されていないけど夢があっていいなと思っていますが、上記の記事ではそんなことはなく、遺伝子の中で昔の遺伝子が使われなくなると、いつの間にか消滅してしまい、再生の方法が無くなるとのことです。HPでバックアップを取ってなくて、削除して後のまつりになるのに似ていますね。私は上記の記事の内容からしても、ほんの一部の証明なので、大部分が残っており、突然それらが活性化され、毛が少し少なくなった狼男並みには変身できるに違いないと思っています。最近鳩山さんの奥様のニュースに刺激されてオカルチックなことを考えてしまいました。
2009年09月24日
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あなたの周りですごく食べるのにいつもスマートな人はいませんか。その人の体の中で起こっていることを説明できるかもしれないニュースがありました。体重の増加を抑えたいと悩む場合、1つの方法は食べる量を減らすことだが、食物摂取量が減少すると使われるエネルギーの量も自然に減り、これが一因となって、再び肥満に戻ってしまう結果になる。食物摂取とエネルギー消費の調節には、インスリンをはじめとするさまざまなホルモンが、重要な役割を果たしている。インスリンは、視床下部ニューロンの転写因子FoxO1を介して、食物摂取を阻害することが知られている。D Acciliたちは、マウスの視床下部のFoxO1量を大幅に減少させると、エネルギー消費を減らすことなく食物摂取量を減らせることを発見した。また、視床下部のFoxO1の減少が、逆にCpeという酵素の局所濃度を増加させることも明らかにした。このCpeは、食物摂取の調節にかかわるほかの重要なホルモンの適切な成熟に必要な酵素である。Cpeを過剰に発現させる実験を別に行ったところ、Cpeがエネルギー消費を変化させずにマウスの体重増加を防ぐことが明らかになり、FoxO1とCpeの関係が確認された。食物摂取とエネルギー消費を切り離すことで、肥満治療に新しい可能性が生まれる。以上Losing weight without too much energyNature Medicine, 2009年09月21日視床下部のFoxO1量を大幅に減少させる方法、または、直接的にCpeという酵素の局所濃度を増加させる薬を開発出来れば、好きなだけ食べてもメタボの心配のない夢の薬が誕生です。
2009年09月23日
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国立台湾大学(National Taiwan University)の研究チームは17日、精子の質をもとに男性の生殖能力を測定できる家庭用の診断キットを開発したと発表した。 従来の家庭用診断キットが精子細胞の「量」で判断していたのに対し、今回開発されたものは、生殖能力の重要な指標である精子細胞の「質」で判断するという点で画期的だ。診断キットは、精子の運動性、つまり卵子に到達できる能力を、数値で表示する。 チームを率いたAndrew Wo氏は、「男性の不妊は、主に、ストレスや喫煙といったライフスタイルに起因している。ライフスタイルを変えることによる精子の質の変化を、診断キットで確認することもできる」と話す。 Wo氏はまた、子どもができないのは自分のせいだと感じている女性たちにとっても、診断キットは魅力的に映るだろうと話した。(c)AFP2009.09.18生活習慣が自分の子孫に対して大きな影響があるわけで、あまり考えてなかったことですが、これは大変なことですね。全体的に弱い精子が多い中で、卵子に突入できる精子の強さは、強い精子だらけの中から選ばれた精子よりは弱いと考えるのが一般的でしょうからやはり大問題です。生物として出発点になる精子の元気度を上げるのは健康法の原点かもしれません。一方、卵子の方も元気度があるわけでしょうから、その点もスポットをあてた研究が望まれます。もうあるのかもしれません。一度調べてみたいと思います。
2009年09月18日
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シャワーヘッドは細菌にとって理想的な繁殖場所で、危険な病原菌をたっぷり顔面にまき散らすとした米コロラド大学(University of Colorado)の微生物学者らによる論文が、14日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。 研究チームが米国内9都市でシャワーヘッド計50個を分析したところ、30%のシャワーヘッドで、肺疾患の原因となるトリ型結核菌が大量に確認された。一般的に都市水道水には微量のトリ型結核菌が含まれているが、シャワーヘッドに付着している量はその100倍以上だった。 同研究に先立ち、全米ユダヤ医療研究センター(National Jewish Hospital)が実施した研究は、トリ型結核菌など非結核性抗酸菌による肺感染の増加の背景として、風呂よりもシャワーを好む生活習慣との関連を指摘している。シャワーヘッドに付着した病原菌は、お湯とともに顔面に噴射され、容易に使用者の肺の奥深く達する可能性が高いからだ。 コロラド大の調査では、特に妊婦やお年寄り、ほかの疾患などで免疫力が低下した人に、トリ型結核菌による肺疾患リスクが高いことが分かった。 一方、井戸水を使用している小規模な自治体では、水道システムが普及した自治体よりも病原菌レベルが低かった。さらに、金属製のシャワーヘッドでは、病原菌レベルがプラスチック製のものよりも、かなり低いことがわかった。 こうした調査結果から、研究チームは、病原菌対策として、金属製のシャワーヘッドを使用し、定期的にフィルターを交換し、シャワーのお湯を出してから約1分間、バスルームの外に出ていることなどを奨励している。 なお、こうしたシャワーヘッドの病原菌は、通常の健康状態の人については、全く心配する必要はないレベルだという。(c)AFP/Mira Oberman【9月15日 AFP】通常の健康状態の人の範疇に入るかどうか怪しい人は対策を取った方が賢明です。それにしてもフィルターの交換なんてやったことがなかったので一度調べてみることにします。
2009年09月16日
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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)の「食の基盤技術研究所」は、日本医科大学・法医学教室との共同研究により、飲酒時に食事を摂取することでアルコールがもたらす種々の生理的影響を緩和できること、また、焼酎とビールを試験に用いることで、飲む酒類によってその生理的影響が異なることを明らかにしました。研究対象として、お酒が普通に飲めるタイプ(アセトアルデヒド代謝遺伝子が正常ホモ型:ALDH2 1/1で、日本人の約6割程度)の健常成人男性をまずは対象とし、検討を行ないました。【飲酒試験の概要】・対象 ALDH2 1/1型の40~60歳の健常成人男性15名 (平均年齢:45.5歳、平均肥満度(BMI):24.1)・試験食品 ビール、甲類焼酎、テストミール(日本糖尿病学会にて開発された負荷試験用のエネルギー・脂質調整セット食)・試験群 5群(ビールのみ、焼酎のみ、ビール+食事、焼酎+食事、水+食事) 試験日の朝、空腹(12時間何も食べていない状態)のまま試験会場に来て頂き、ビールあるいは焼酎(アルコール量として0.4g/kg体重)およびテストミールを摂取後、30分あるいは60分間隔で採血や血圧測定等を行いました。得られた血液について、血中エタノール濃度や各種血液生化学検査項目(血糖、中性脂肪、乳酸、ピルビン酸等)の測定を行いました。被験者15名が一定の間隔をあけて5回の試験をすべて行いました。【結果】血中アルコール濃度の経時変化について以下のことがわかりました。「焼酎のみ」で摂取した場合において最高血中濃度が最も高くなりました。次は「ビールのみ」でした。以下は「焼酎+食事」、「ビール+ 食事」の順です。「焼酎のみ」に比べると、「ビール+ 食事」では半分程度になります。さらに、体内からアルコールが抜ける時間を計算すると、「焼酎のみ」 :3.7時間「ビールのみ」 :3.3時間「焼酎+食事」 :3.1時間「ビール+ 食事」 :2.9時間でした。結果のグラフ表示等はこちらを参照ください。特に「ビール+食事」の摂取方法が今回の条件の中では最もアルコール濃度が低いため影響が小さく、酔いを緩和する飲み方と言えます。酒の効用はいろいろありますが昨今問題なのは飲酒運転の問題です。ビール飲んだけど、食事しながらだし、もう3時間たったから運転して帰ろうというのはダメ!飲んだら乗るなは守りましょう。
2009年09月15日
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<肝がん>細胞の大半を正常化 遺伝子など使いマウスで実現マウスの体内の肝がん細胞の大半を、正常な細胞に変化させる新しい手法を、森口尚史・米ハーバード大研究員らのチームが開発した。肝がんの悪性度などに関与する遺伝子などを使い実現した。2日、米ボストンで開かれる「分子生命科学会議・幹細胞シンポジウム」で発表する。チームは、まずがん細胞を作る「もと」になるヒトの肝がん幹細胞をマウスに移植し、肝がんマウスを作成した。この幹細胞に風邪の原因ウイルスと同種のアデノウイルスを使って、肝臓で働きが低下するとがんの悪性度を高める遺伝子「HNF4α」を組み込むことに成功。さらに、がん細胞が正常な細胞になる能力を高める働きがあり、海外では抗がん剤としても使われる2種類の化学物質を患部に投与した。その結果、投与から60日後には体内の肝がん細胞の85~90%が、見た目や機能が正常な肝細胞に戻り、染色体もがん細胞特有の異常が消えることが分かった。一方、治療したマウス8匹は実験から8週間後まですべて生存していたのに対し、何もしなかった同数のマウスはすべて死んだという。森口研究員は「今後、安全性を確認し、人での治療を目指したい。完全にがんは消えないが、残りはがんの部位に電極を入れて焼くラジオ波を使えば、手術に比べ体に負担の少ない治療が可能になる」と話している。何となく遺伝子療法のニュースが少なくなっていたように思いますが、また最近より応用レベルの成果が出始めてきたようでいいなと思っています。それにしても、2種類の化学物質が何かわかりませんがこのニュースは癌に対する戦いの中でも注目すべき戦果のように感じます。参考:最近の癌関連研究情報
2009年09月03日
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