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来年は映画に、一層の重きをおいて見ていこうと思います。
2012/11/30
脱力感に苛まれている きょう 放射能という見えない毒が、 舞洲から空気中に散布され 大阪じゅうにあますことなくふりそそぎ 呼吸するたび口から鼻から入って蓄積し 私たちは、被曝したのだ 結局私は子供と、なんのために、大阪に、避難して来たのだろう 松井府知事と 橋下市長と 維新の会とこれを崇め奉る信者たちが 大阪に放射能をばらまき、そのリベートによだれを垂らす 観光客よ、天下の台所の水も空気も、汚染された これから3万トンの放射性廃棄物が、ゴミと一緒に燃やされ、燃焼灰が、大阪湾に埋め立てられる やがて魚も食べられなくなるだろう 地場産業は、おしまいだ 信者よ、これがあなたがたの望んだ大阪か いや、所詮維新を崇める人々というのは、自分だけ儲かればあとはどうでも良いのだろう 維新のポスターを軒先に張りまくるか○ほ○商店街の医者は、早く健康被害を訴えてくる患者が、押し寄せて来ないかとそろばんはじいてしたなめずりしているのだろうし あるいはまたただ橋下さんのポスターに手を合わせて拝めば空からぼた餅が自分をめがけて落ちてくるかの見果てぬ夢を見ているのだろう 虚しいねえ 私は大阪に来て、 どこにもひけをとらない文化を沢山持っているのに、東京に対してコンプレックスを抱き、過剰なまでにライバル心をむき出しにして何かにつけて競争しようとする人たちが、不思議に映って仕方がなかった。 なぜなんだ? 大阪には東京にはない、大阪の良さが沢山あるじゃないか? 大阪には上方にしかない、歴史ある伝統文化もある 東京に勝るとも劣らない、人情という財産を持っているではないか それが、まるで足元が見えていないかのように、よそをうらやみやっかみ卑屈にいがんでしまっている そして阪神淡路大震災の瓦礫と、東日本大震災の原発事故で汚染された瓦礫の区別すらつかないフリをして、人助けの絆ぞと偽善者ぶっても放射能汚染瓦礫を受け入れようとしたのは、金か 自分たちの土地を守るより家族を、次世代のために環境を死守するよりも、業者は瓦礫を受け入れることによって懐に入ってくる泡銭を選んだのだ。 偉大なる上方伝統芸能文化の町大阪と、知的レベルのほどを読み違え、信じた私が馬鹿だった。 思えばいまの市長は、誰よりもコンプレックスの塊だったのだから。
2012/11/30
きょうよりすべての大阪人を軽蔑する心底、裏切られた金輪際敬意を払うことはないただ死に至る瞬間まで、いにしえびとの遺した上方伝統芸能文化のみをひたすらに愛し続けるのみだ橋下徹を首長と崇め奉る大阪は、カルト宗教団体の本部のように寒気がするほど、気持ちが悪い。マインドコントロールに気づかない府民には未来もなければ救いようもない。
2012/11/29
きょう、大阪市舞洲で震災がれき試験焼却が開始されました。 此花地区の住民は、やめてくれと言っています。 放射能は、 目に見えないからです 説明も、不十分でした。 そしてこの大事なときに、 府知事も、市長も、遊説で、大阪府を留守にしているという事実を踏まえて あなたはこんな無責任な首長の言うことを、手放しで信じますか? 私はこの期に及んでも維新を盲信する市民を、馬鹿だと思います。 からほり商店街の医者、商店主、やがて裏切られても維新のポスターを剥がさずに、橋下教の信者であり続けなさい。 外出時も、防護マスクもしなさんな。 橋下教祖の根拠のない安全という言葉を信じて。 やがて身内が明らかに被曝による健康被害で倒れても、それでも橋下さんを信じさえすれば儲かるに違いないと思いこむ強欲をえげつなく晒し続けたらよろしい。
2012/11/29
今朝からツイッターに接続出来ません。 大阪市舞洲で震災がれき試験焼却が開始されたからでしょうか 此花地区の住民は、やめてくれと言っています。 放射能は、 目に見えないからです 説明も、不十分でした。 そしてこの大事なときに、 府知事も、市長も、遊説で、大阪府を留守にしているという事実を踏まえて あなたはこんな無責任な首長の言うことを、手放しで信じますか? 私はこの期に及んでも維新を盲信する市民を、馬鹿だと思います。 からほり商店街の医者、商店主、やがて裏切られても維新のポスターを剥がさずに、橋下教の信者であり続けなさい。 身内が明らかに被曝による健康被害で倒れても、それでも橋下さんを信じさえすれば儲かるに違いないと思いこむ強欲をえげつなく晒し続けたらよろしい。
2012/11/29
大阪に居ると、モチベーションが上がらないので、京都に行ってきました。 橋下徹という人物が大阪人の代表者ということで許されている大阪の常識は、東京人や京都人の感覚では考えられない非常識であること間違いなく(ちなみに石原慎太郎は東京都の特定の団体が組織的に支援していたに過ぎずまともな都民にとり厄介者以外何者でもありませんでしたから)、根本的に価値観が違うということなんでしょうなあ・・・ 伝統芸能文化を持ち腐れ、猥雑一切引き受けようと言いその第一段階として被災地瓦礫を受け入れたことはどんなにすり替えても美談ではない、業者から繋がるリベートをたぐれば その目的が被災地支援などでないことくらいわかろうというものよと こんな単純なことを、わかろうともしない人々を私は申し訳ないが、軽蔑します。 それが大多数の大阪人だとしたら、 日本終わる前にまずこの大阪が潰れても無理からぬことです。 頭が悪すぎます。 南座の明かりを眺めながら思いました。 日本人としての誇りを日本の伝統文化をないがしろにする輩が、汚らわしくも口にするな 国防力?軍事国家?徴兵制? ふざけるな どこまで民度の低さを晒して平気でいるのか その醜態晒して開き直る姿勢が、すでに日本人の魂をドブに捨てた証明だ 美しい日本の美しい伝統文化の価値もわからぬ政治家こそ国賊、 憲法9条を国民が支持するなら日本を出て行くと公言した橋下徹よ、日本を去れ!
2012/11/29
気休めかもしれませんが一応ご紹介しておきます これが果たして効いたか効かなかったかは、数年後の自らの体調を見ないことにはなんとも言えません。 こんな実験をせねばならないことは大変不本意ですし、東京電力に実験費用を、ご提供いただきたい位です。 レスベラトロール サイエンス・デイリー誌に2008年9月24日発表された、ピッツバーグ大学医学部の研究論文より~ 赤ワインや植物に含まれるレスベラトロールが放射線被ばくに対して防御効果がある ピッツバーグ大学医学部の放射線治療科科長ジョエル・グリーンバーガー医学博士のもと行われた研究は大規模な原子力災害の発生を想定したもので 「放射線漏れや放射性テロ対策のためにも、放射線を防ぐ新しい分子の発見と開発が必要。簡単に保管輸送管理ができるものが理想的ですが今のところレスベラトロールがこれらの条件をよく満たしています」 と述べた。 「私たちの目標は一般の人々に効果的で副作用のない治療を提供することです。」 参考URL http://wiredvision.jp/news/200809/2xxx-xxx-xxxxx.html レスベラトロール、取り寄せて服用しています。 チェルノブイリの子供たちの内部被曝治療に用いられ有効とされていますアップルペクチンも併せて毎日飲んでおります。 子供に飲ませるために購入したのですが、親もついでに。 それにしても 健康のためでなく 国家のずさんな放射性廃棄物拡散計画その名も笑っちゃう「絆~みんな仲良く被曝しよう」プロジェクトによる健康被害を緩和するために、サプリメントなんぞにすがらねばならないとは まことに厭な世の中になったものです。 その上自民党日本維新の会は、満身創痍の国民に、お国のために死んでくれ=徴兵制復活を掲げる始末です。 それにしても自民党日本維新の会で、ひとつの政党みたいに、極右化傾向、よう似ていますが、 また自分らの推進したい方向性をあたかも民意にすり替える戦略も、そっくり。双子みたいです。 いっそ流行りの、合流してしまったらよろしいのではないかしら? もともとひとつの政党が、目くらましのために別組織装ってらしただけなんですから、 元の鞘におさまるのは 簡単でしょ?
2012/11/28
橋下氏の推挙した吹田市の区長関連の大阪の業者が運搬してきた岩手県瓦礫の試験焼却が始まります。 瓦礫より避難民を受け入れてほしいという血を吐く思いの願いは、自治体には聞き入れられませんでした。 それもそのはず、政治家と業者が互いの利益のため、手を組んでいるからです。 瓦礫を受け入れることをまだ支援と信じて絆などと美談と勘違いしている人に申し上げたい。 金がどこから来てどこへ納まるかを見ろと。 儲かるのは業者と癒着関係にある、政治家。庶民は被曝するのみにて これが絆ですか 死なばもろとも 一億総被曝することが? 馬鹿もいい加減にしなさい 国民の生活を守るべき自治体が、国家が、自分らの利益優先のために国民の健康を脅かすことが、正道と言えましょうか? 冗談じゃない! 岩手県瓦礫、福島県から離れているから汚染されてない? それこそ冗談じゃありませんか? 震災後岩手県瓦礫を大量に受け入れ燃やした品川区のゴミ処理場周辺では、高い放射線量が検出されました。 その後試験焼却が繰り返された東京都各地からは、プルトニウムを始め有毒物質が検出され、現在では瓦礫の試験焼却が中止となっているのです。 橋下市長は、ご自身のコンプレックスとも向き合えない方だから、現実からも容易に目をそらすことができてしまうのでしょう。 被災地瓦礫が、安全なわけがないのです。 安全ならなぜ、防波堤に、再利用できないのでしょうか なぜ、現地焼却しないのでしょうか 現地で処分すれば現地の業者にお金が入るのですから、それこそ被災地支援になるではありませんか 出来ない理由があります 防波堤に再利用すると、海が汚染される畏れがあります。 焼却した瓦礫から、燃焼することで濃縮された高濃度放射能物質が拡散し、ばらまかれていきます。 瓦礫を拡散をすることで、放射能汚染による影響をわかりにくくしたい、国民の健康被害を拡大し、責任の所在を曖昧にしたい。 隠蔽したいのです。 国の公益事業電力会社の、犯罪を。 外出時には気休めでもマスクを着用ください。 洗濯物を屋外に干さないように。 やがて西日本も等しく汚染され 日本は、静かに、死んでいきます。
2012/11/28
我慢強い知事だと思っていました。 大阪府をはじめとし経団連との強い結びつきから原発推進姿勢を崩さない西日本の各自治体の首長のなかにあって、震災直後からたったひとり脱原発を訴え続けてきた、勇気ある孤高の人です。 失礼ながら松井府知事橋下市長の仰ることはいつも主旨が曖昧で何をゆうてるのかがさっぱりわからない、価値観が違うらしく共感したことがないのだが、嘉田さんの言葉には嘘やごまかしが感じられず、ストレートに思いが伝わってくる。 橋下市長のこれまでの脱原発ポーズすら責めるでもなく静かに 「(原発推進を主張する石原氏との連携に対して)仲間を失った」 と語る姿も、 品が良いと思った。 結果だせ、結果が命 勝てばなんだって良い は、ないと思うのだ 代表者ならば 代表者たるものこそ品格を失ってしまったらいけないと思う。 原発事故で諸外国に迷惑をかけ、震災の支援を受けた日本がいま世界にすべきことは、 軍備を強化して牽制することだろうか 核保有のために原発を手放すまいとすることだろうか 軍需景気をあからさまに期待するかの経団連もリベートで火事太りしたがっている政治家も、私欲を隠すどころかまあ、エゴをむき出し本性まるだし本当に、えげつない。 そんな連中がまことしやかに日本を憂いていると言い戦争を合法化しようと画策する メディアもそれに荷担する 騙された脳天気なアホがそれに乗せられ国防力こそ国を守ると恥知らずな口を聞く そういう人間は、とりあえず内戦のおさまらぬ国へ出かけていき、一回実体験してくると良い。 幸運にも命があったなら、他方の国民最後のひとりが死ぬまで収まらない殺しあいが果たして国の発展に繋がるか否か聞かせてほしいものだ。 戦争などというものは国家が威信を示すため国民を捨て駒に使うゲームだと思え。 ふくいちの未曽有の悲劇を見てまだ気づけない輩に問う もしふくいちがなかったら福島県民は難民にはならなかったのではないか 東日本の復興はもっとずっと、早かったのではないか 原発さえなかったらこの国は電力会社が支配し経済界が牛耳るようなことにはならなかったのではないか 本当の国賊を見誤るな
2012/11/28
特に大阪市のみなさん 11月29日30日大阪市で岩手県瓦礫燃焼試験実施予定です。 洗濯ものを屋外に干したり外出は出来るだけ控えたほうが良いかもしれません。 11月30日は、大阪市中央区高津小学校で、高津小学校の生徒さんたちと文楽座技芸員の、無料イベントが開催されます。 生徒さん、お客様、マスクを着用してほしいです。 岩手県瓦礫を早くから燃焼した東京都 セシウムだけでなくプルトニウムや、アメシウムそのほか有毒物質が、次々検出されています。 この試験焼却、一体いつまで、国民を被験者に人体実験繰り返すつもりでしょうか。 放射性廃棄物を広域に拡散すればするほど、やがて発症するであろう健康被害との因果関係が掴みにくくなる、国家の、それを見越した計画に、火事場泥棒のように群がる業者がいます。 今回大阪市に輸送された岩手県瓦礫は、輸送したのも大阪の業者、受け入れればまた大阪市に金が入る仕組み、復興支援の名のもとに、業者からのリベートが斡旋した政治家の選挙資金になってしまうのでしょうか・・・ 私は哀しい。 なんのために東から西へ、大阪へ逃げてきたのか 無意味でした。 でも、 「どこに住んだって被曝するんだから」 などと開き直る人を軽蔑します。 それが人の親ならなおさらです。 橋下市長を人の子の親などとは認めません。
2012/11/28
大阪市瓦礫の試験焼却日程が確定しました。 11月29日30日です。 ツイッターより橋下市長に瓦礫の試験焼却の危険性を訴え続けましょう @t_ishin 大阪市役所にも。 電話: 06-6208-8181(代表) 「瓦礫より避難民を受け入れよ」 「西日本を放射能汚染から死守しよう」 市長は、絶対安全の瓦礫を海が汚染される恐れがあるとして防波堤には再利用出来ないと言った。 安全な廃棄物を再利用出来ない、明らかな詭弁の証明です。 維新の議員は、小出先生からも東日本瓦礫を西日本に移動することが環境汚染拡大すると説明を受けています。 したがって、彼等に知らぬ存ぜぬは、一切通用しません。 放射性廃棄物を受け入れ燃焼することによる結果を承知で、実行しようとしています。 これから西日本の庶民に発症する健康被害に関して市長を始め市議会議員自治体のすべての職員は、知らなかった、関係ないという言い訳は通りません。 何もかも承知で人体実験を実行するのですから。 或いは橋下市長には府民すべてを敵に回しても後悔しないほどのリベートが、運搬業者から手渡されるのでしょうか・・ 瓦礫に関わる業者は大阪の会社、儲かるのは大阪、 これが絆ですか 復興支援とは聞いて呆れます。 橋下維新は、死の商人です。
2012/11/26
千秋楽から一夜明けました。 三週間も上演していたはずが、終わってしまうと、もっと聴きたかったなあと思うわけであります。 わけても昨夜の熱気はすごかったです。 文楽劇場は19列が普段の最後列ですが、満席の場合その後ろ通路に、パイプ椅子席が出ます。 昨日は、その20列より鑑賞しました。 七段目祇園一力茶屋の段 勘十郎の平右衛門が出ると俄然盛り上がったのはなぜか。 構え良し、力量文句なし、加えて良い意味で、彼の芸は常に新しさを感じさせてくれるのだ。 近年は芸境に一層の深まりを見せてくれるようになった。 彼ほどの立ち位置に到達した人形遣いに更なる進化が期待できるというのは、驚くべきことだ。 同様のことが英大夫にも感じられた。 三週間、毎日日替わりの謎かけを用意して聴衆を笑わせてくれた三輪大夫松香大夫に敢闘賞。 受け狙いと眉をひそめる人もいるかもしれないし古典の名作に入れごとなどけしからんとする頭の堅い御仁もおられるだろうが、文楽という伝統芸能は古典芸能であっても古さを誇示するカビ臭いだけの廃れゆく芸能などではない。 昔からそしていまもなお古典の基本を踏まえながら日々貪欲に進化を遂げてきた。 それが文楽人形浄瑠璃が350年経過してなお、時代を超えて色褪せず世界的に評価の高い世界無形文化遺産たるゆえんである。 そのことを三輪大夫松香大夫ほどのベテランが軽妙なる掛け合いで証明してくれたことが私はとても嬉しかった。 咲大夫の由良助はミスター切場の風格を遺憾なく発揮した名演であったと思う。浮かずに抑えた表現力が流石だと思った。 簑助のおかる、女形の至芸をこの目で観ることが出来たことに感謝したい。感無量。 八段目道行旅路の嫁入 女の足にもかかわらず富士山からいきなり琵琶湖のほとりへ到達するのも微笑ましい。京都殺人案内を彷彿させるワープ現象をアナログなセットの変化で見せてくれるのが楽しい。 和生戸無瀬、一輔小浪の気品を引き立てる津駒大夫の美声。 九段目 雪転しの段 近年渋い味わいを感じさせてくれるようになった喜一朗が若い芳穂大夫を難なくサポート。 山科閑居の段 驚いたのは、判官切腹と同格の緊張を強いられる(ように私は思う)九段目に嶋大夫には賑やかに掛け声がかかっていたこと。 だが振り返って5年前なら、私も気にしなかったかもしれない。 歳月が自分を、良くも悪くもうるさ型に変えようとしていることにハッとして、いけないと思った。 頭で考え過ぎるのは良くない。 芝居を観ることは、純然たる楽しみだから。 とは言うもののいまの私には判官切腹と山科閑居には、あだおろそかな心構えでは、声はかけられない。ただ何にせよ大夫にとり応援は嬉しいだろう。 張り詰めた空気にダイレクトにからめとられ、声を殺し息を詰め床を見守るのが精一杯の、語りだし。 低音を丁寧に引っ張る嶋大夫に娘と思わず顔を見合わせにっこりと。 ともするとなまじの美声がフラット気味に走り過ぎると軽く聞こえる弱点を精神力で抑えに抑え品を上げていた。 冨助もなんとか仕上がっていた。 初日に大夫の気迫に完全に呑まれた感あった若干のおぼつかなさを綺麗に繋いで克服していたと思う。 嶋大夫の山科閑居はともすると甘さが勝ちすぎると言う意見もあるのかもしれないがそれはそれで嶋大夫の芸の味わいであるからそこまで殺す必要はないと私は判断した。 古典であるから基本に忠実であらねばならないのは確かなことだが、嶋大夫は決してその基本から逸脱しているわけではない。 80歳の老人が10代の武家娘を可憐に表現するなど不可能だと思うだろう。 文楽の大夫はそれを技量で表現する。 しかも違和感なく可愛らしく聞こえるとは、ものすごいことではないか。 山科閑居はことに女性の言葉が入り乱れる。 嶋大夫は、無理に女声を作らなかったのが良い。 可憐な小浪サワリも絶妙、凛とした戸無瀬、悲壮感をぐっと堪えのちにせきを切って激情ほとばしらせるお石、それぞれの個性を巧みに表現していた。 後半の時代もの特有の壮大な迫力盛り上げ方も上手かった。 人形も小浪一輔出色の存在感、戸無瀬和生はまり役、お石簑二郎好演、力弥文昇は初日よりぐんと力弥になっていた。 奥、代役呂勢大夫清介のコンビが本日限りは、惜しい。 呂勢大夫は千秋楽に見事に仕上がった。これまで美声と勢いでごまかしがちだった箇所を清介が締めることにより丁寧にしっかり語り、これまでならそこまで出せなかったと思われる低音域も、綺麗に出ていた。 大夫と三味線の運命的な出会いから産まれた感動的な瞬間に涙したのは、河内屋以来かもしれない。 このまま別れさせるには余りにも惜しいコンビだ。 教育文化に対する過剰なコンプレックスを克服出来ない橋下市長はいまだにグチグチネチネチ何か言っているようだ。 知性がない権力者が傾倒しがちな富国強兵政策をすすめたいらしい。 こんな市長をのさばらせていたら、やがて大阪は世界中から糾弾されるだろう。 けれども大阪がどうなろうと文楽は廃れない。 千秋楽の満員の客席をパイプ椅子席から眺めながら確信した。 懐古趣味はない。 だが善き日本の原風景はもはや浄瑠璃の世界にしか存在しえないのかもしれないと、思った。 哀しい現実だが。 え~ 文楽の補助金とかけまして 庭の手水鉢とときます その心は 凍結されては困ります 千秋楽おめでとうございます。
2012/11/26
ずっと体調が優れず 年ですからあちこちガタがきますね 左耳の調子がまた怪しくなってきました ちょうど文楽11月公演の初日から、腫れているのがわかり耳鼻科へ 子供の頃からなぜかストレスに敏感な、左耳です。 ピーク越えるとストライキ起こします。 聞こえなくなるのです。 たぶん、「これ以上醜悪な世情を聞きたくなくなる」のだと思います。 友人のお子さんが、不思議な耳を持っていました。 彼女は、普段はなんら聴力に問題ないのですが友達が誰かの悪口や噂話を始めると、まったく「聞こえなく」なってしまう。精密検査をしても原因は、わからない。けれども、専門家が調べたら本当に、聞こえなくなるのです。悪口や噂話が。 私はそれを聞いたとき、おかしいなどとは微塵も思わず羨ましいと素直に思いました。友人も自分もそう思ったと。 しかし社会はそうは捉えず、お子さんは軽い障害者の扱いを受けることになりました。 けれどもやっぱり私は、彼女が羨ましい。悪口や噂話を受け入れない耳を持った彼女の心は、汚い言葉に侵されないのです。 美術系の高校の夜学に進学した彼女の作品を見る機会がありました。 意外なほど鮮烈でカラフルな印象の抽象画でしたが、その絵は、見ていると限りなく濁りがありません。 色と色は、互いに決して溶け合わずに主張しています。 悪口~他人を肴に盛り上がるような下世話な話には断固として耳を貸さない、芯の強さが、如実に描かれているように思いました。 私にはとてもよくわかるのです。 そしてそんな耳に強い憧れすら抱いてしまいます。
2012/11/26
文楽劇場小ホール松浦四郎若さんの浪曲の感想 文楽11月公演千秋楽の感想および 猫山文楽大賞2012 猫山アカデミー賞2012 ノミネート作品を、明日一挙にアップする予定です。 本日は余韻にひたりつつ頭の中を整頓し眠ります。 終演後串カツを食べに黒門へ 通りがかった居酒屋に、 三週間の公演を無事に乗り越えた達成感と安堵感の入り混じった表情が眩しい、相子大夫を見掛けました。 それだけで その表情を見ただけで満ち足りた気持ちで帰途につきました。 若い人たちが頑張っている世界は壊れません。 彼らは強い。 価値観も、背負っているものの重さも、橋下さんとは、まったく違うのです。 たとい大阪府民が選択を誤り甘言にだまされ私欲に転び結果大阪が廃れようとも 文楽は壊れないでしょう 在りし日の大阪は文楽の世界でのみ、永遠に生き続けるでしょう。
2012/11/26
本日は文楽11月公演通し狂言仮名手本忠臣蔵、千秋楽でした。 第二部を最後列20列(パイプ椅子席)で堪能いたしました。 いまだ余韻覚めやらず。 「簑助さんの、おかるを観ることが出来た私は本当に幸せです」 七段目を見終わった娘の言葉を私は複雑な思いで噛み締めていました。 娘は18歳。高校卒業と同時に東京から文楽の床山名越先生に髪結いの技術を学ぶために大阪に来て早くも9ヵ月経過しました。 文化に理解を示さない橋下市長のお陰で怒涛の9ヵ月でした。「東京に帰ろう」 何度彼女に訴えたかこれ以上大阪に失望したくありませんでした。 がっかりさせたくありませんでした。 人間模様にも疲れていました。 文楽のお客さんたちもピリピリしているのがわかりました。 事実私と待ち合わせるため入れ替え時間でもない人もまばらな劇場一階の茶店に座っていただけで、向かいの展示室前に立っていた年配女性たちに 「あんなところに座っていたら邪魔じゃない?」 とただ視界に映ったのが目障りだと言わんばかりに心なくも大人げない言葉を吐かれたことさえあったのです。 激怒したのは私でしたがそれすらも、彼女はただ静かに笑って私を制して 「橋下市長の誹謗に黙って耐えている技芸員さんたちの苦しみに比べればたいしたことではありませんよおかあさん。ただの更年期ですよきっと。」 くだらない争いの無益さを諭してくれました。 娘はまだ18歳です。 それに比べて良い年をした大人たちはなぜいつまでもくだらない意地の張り合いや些細なこだわりを捨てられずいがむことしか出来ないのか。いつからこの国の大人たちは恥を知らない人ばかりになり果てたのか これ以上若い人たちに失望を与えたくありません。 芸人でなくても私たちは次世代に継承してやらねばならないことがあります。 若い人たちの夢を見守り育ててやることが大人が協力しあって成し遂げねばならないことではないでしょうか。 夢は共有してこそ光を放ち価値を高めるもの。 自分ひとりだけの楽しみではなく手から手へ手渡し継承せねば、廃れます。 とても漠然とした文章ですが心にどうか届いて欲しいと願います。 次世代に恥ずかしくない誇り高い振る舞いをいまこそ示さねばなりません。 妬みや僻みの心で人を見ては噂話に明け暮れ誰かを誹謗する姿は美しさからはほど遠い。 応援する姿から言葉から流石浄瑠璃が好きなだけあると言われる人に、私はなりたい。
2012/11/26
国立文楽劇場すぐ近くにあります。 珈琲ムラタ 品のある素敵なお婆ちゃんが入れてくださる珈琲を飲みながら壁に飾ってある曽根崎心中のアートを眺めていると、古き善き時代へトリップしたような気分に。 軽食などなく、お飲み物のみですが、小休止するのにぴったりの空間です。
2012/11/25
「大阪は、瓦礫ではなく避難民を受け入れよ!」この一年の私の心の叫びです。大阪市の瓦礫焼却に関する審議はいまだ継続中なのです。ところが環境局がこれを無視してこれを強行しようとしています。「決めるのは議会だ」とおっしゃった橋下市長ですが、瓦礫を大阪市に運搬する業者は橋下市長のお声がかりで区長になった人物繋がりの業者です。まだ、間に合うか・・環境局に、ご意見を!TEL0666303361FAX0666303582
2012/11/24
昨日の、大阪市国立文楽劇場一階チケット売り場前の、画像です。 ツイッターに 「橋下市長ご贔屓の皆様、判官贔屓の意味を、仮名手本忠臣蔵を見て理解してくださいね」 という、つぶやきをいたしましたのが数日前でしたが 千秋楽まで完売ですって 当日券(最後列の後ろ側通路、パイプ椅子席)が朝10時からチケット売り場で発売されるとは想いますが、数はそれほどありません。 あとは、幕見席。こちらも昨日は早々に完売したようですが、こちらも朝10時からチケット売り場で発売します。こちらは、右側左側桟敷席の、後列になりますが、私はここからの眺めが大好きです(人形からはだいぶ遠くなりますが)。 満員御礼、橋下効果?とんでもありません。 もともとこの仮名手本忠臣蔵、赤穂浪士の討ち入りから47年後浄瑠璃で上演されて以来、上演すると必ず当たることから「独参湯」(起死回生の妙薬)に、例えられた名作なのです。 それでなくとも文楽人形浄瑠璃は、若い人たちからも再認識され、近年は集客率が目に見えて上がっていましたから、満員御礼はいまに始まった話ではありません。 橋下市長は、意図していかにも自分が騒いだから文楽人形浄瑠璃に客が入るようになった、さあ、儲かるようにしてやったから、もう補助金はいらないと言い出すと思います。 繰り返します。 文楽人形浄瑠璃は、ユネスコの世界無形文化遺産、世界が認めた国家を代表する日本が誇る伝統芸能文化であり、国と、地元大阪市は、文化を保存し次世代に継承する責務というものがあります。 彼の主張は、最初からこの原点が欠落している「へ理屈」に過ぎず 自治体のなすべきこと、またその土地の大切な文化遺産に対し理解なく敬意を払えぬ人物が、市長に相応しくないのです。 全国のみなさん、イタリアでも過去に文化に無理解の政治家が大統領に就任し、文化財保護の予算が、ことごとく切られました。 結果この大統領任期中、イタリアの観光資源でもあった文化財は修復にも事欠き、国民が、しまったと気づいたときには大変なことになってしまっていたといいます。 そうした苦渋の経験からイタリアの人々も、橋下市長に怒り心頭で、我々に継承を鳴らしています。文化を破壊する市長を、国政に進出させるようなら、日本じゅうの文化がことごとく文楽がいま味わっている浄瑠璃より不条理で有り得ない圧力をかけられ、ストリップやパチンコと同じ扱いを受け、やがては潰されてしまうかもしれません。 日本の伝統文化を積極的に破壊しようとする人物です。 浄瑠璃を読解することも出来ずに民意を聞いて理解する能力など、ありません。
2012/11/24
本日も、一回来て東京に帰り、文楽見たさに再度大阪に戻ってきた親友と、第二部を鑑賞。満員御礼、パイプ椅子ずらりと並んですごい熱気三輪大夫の謎かけは、いったい幾つバリエーションあるのでしょう・・簑輔おかるの色気小浪一輔の可憐さ力弥文昇の品そして平右衛門、本蔵勘十郎の存在感に圧倒されました。呂勢大夫清介、悲壮美の極致感動的な二重奏続きは明日お休みなさい
2012/11/24
東京の国立劇場にはママがお芝居を安心して鑑賞できる託児サービスがあるのだけれど国立文楽劇場も新たなお客さん開拓のために託児サービス導入出来ないだろうか。 展示室の解説は時間を決めて専門のキュレーターに解説させたほうが若い人もとっつきやすい~東京から国立文楽劇場に文楽鑑賞に来た学生の声。 続く
2012/11/23
興味深い記事をlivedoorブログに見つけたので、引用して紹介させていただきます。 http://blogos.com/article/29326/ livedoorニュース 橋下前大阪府知事は2010年、現在の咲洲庁舎のビルを約85億円で購入しました。2011年3月の東日本大震災で、このワールドトレードセンタービル(WTC、大阪市住之江区)は天井など350カ所以上が損傷し、橋下前知事は、専門家から耐震性に関する指摘を受けて、同年8月、本庁舎からの全面移転を断念しました。 これについて、大阪府が庁舎として使うためにを耐震性や災害拠点としての有用性を十分調査せずこのビルを購入し、庁舎を一部移転したのは違法だとして、大阪府民82人が、2012年1月12日、松井一郎府知事を相手取り、購入当時の橋下氏に、ビル購入費や一部移転費用96億3千万円を返還請求するよう求める住民訴訟を大阪地裁に起こしました。 その購入の際、橋下府知事はそもそも十分な調査をせずに耐震性が極めて不十分な建物の購入・移転を決定し、かかった96億3千万円は違法な公金支出にあたる 、というのが原告の主張です。 提訴後の記者会見で原告でジャーナリストの西谷文和氏は 「橋下市長が拙速に独断的に購入・移転をしたことによって損害を与えた。 庁舎移転は府議会で否決されているのに なぜ一部移転し費用を出したのか裁判で明らかにしたい」 と語ったということです。 予想通りの展開に、さすがの橋下市長も覚悟していたのでしょう 「議会での議論などのプロセスをきちんと踏んだ決定で僕が賠償責任を負うことになれば、自治体の長なんてできなくなる。府庁移転反対の人は、訴訟ではなく選挙を通じて民意を実現すればよかった」 と泣きが入っています。議会で2回否決されたのに、維新の会を結成して押し切ってしまったのを「プロセスをきちんと踏んだ」というのでしょうか(笑)。 橋下大阪市長に府庁舎購入の損害96億円返還請求を求める住民訴訟提起 大阪都構想で追及を逃れられるか? 宮武嶺 文化遺産の補助金切るとか福祉施設廃止の前に、この問題をどうにかしたら如何か? 一体、誰のせいで、市の財産を、潰さねばならない? なぜ橋下前府知事がこしらえた借金を大阪市の財産で支払わねばならないのか? おかしいでしょう!?
2012/11/22
どうも最近ハンドメイド作品の取引がトラブル続きで、へこんでおります。 画像は、住大夫師匠が復曲された「浄瑠璃姫物語」に想起して作成した、バッグと、長財布に用いた生地です。 バッグが、行方知れずとなりました(・◇・)? いや、本当、狐につままれたと申しましょうか そう言えば初春公演、本朝廿四孝上演されますね それはともかくとしまして どこに行ってしまったのか、幻のバッグとなりました・・・ あ゛!この生地!と、ピンときた、どなたかご購入いただいた方、いらっしゃいましたら、 「浄瑠璃姫バッグ確かに私が買ったですたい」 と、ご購入いただいたお店におっしゃってくださりませ まあ、深夜に奈落から誰ぞ徘徊し、気に入ってくださり奈落へと持ち去ったのかもしれません(^_^;) なので同じ生地で同じ型のバッグを再度作成し、納めます。 初春にもしも、国立文楽劇場売店に、お目見えすること叶いましたら、どうぞお手にとって、ご覧くださいませ(*^o^*) 平安貴人の柄が雅でございます。 着物リメイク作家浄瑠璃姫は、文楽せんべい本舗さんの副社長さんのご厚意によりまして、毎回、公演中に数点、ハンドメイド作品を置かせていただいております。 文楽せんべいも、美味しいですよ! 大阪で文楽鑑賞の記念に、お土産に是非ご購入くださいませ(*^o^*)
2012/11/22
大阪市が24日25日岩手県瓦礫の試験焼却を予定していますが市民に対して正式な日程の告知はありません。 環境局施設管理課 06-6630-3361 へ、 ドシドシ問い合わせをいたしましょう。 11月20日大阪市本会議で出された、議員提出議案42号が継続審議中なので本来でしたら、試験焼却の強行は出来ない筈ですが。 岩手県瓦礫は安全ではありません。 東京都が受け入れて燃焼した際、焼却したゴミ処理場があった品川区では高い放射線量が検出されています。 したがって、大阪市がこれを燃やすということはこうした東京都のデータを踏まえての強行であり、焼却後、市民になんらかの健康被害が発症した場合、知らなかったという逃げ口上は通りません。 橋下市長は松井府知事と24日25日両日遊説のため不在。 しかし市長として大阪市に居座るからには、被曝させられた市民の人生の責任を背負う覚悟が、出来ているのでしょう。 瓦礫の受け入れを決めたのは市民ではない、橋下市長ですから、これから起きるすべてのことを、生涯大阪市で、逃げずに向き合い、対処いただきましょう。
2012/11/22
瓦礫受入拒否を決定した札幌市の上田市長の言葉をかみしめてください。「何度も自問自答を繰り返しながら私は『市長として判断する際に、最も大事にすべきことそれは市民の健康と安全な生活の場を保全することだ』といういわば『原点』にたどり着きました」あなたは、橋下維新に何を期待しているのでしょうか?利益ですか?バブル時代の夢よ、もう一度ですか?不景気に焦り目先の経済効果を期待してどうかもう一度よく考えてみてください。バブル景気はもともと幻だったそれよりいまもし、ふくいちの悲劇が西日本で再現されたらどうなりますか?金がなくても働ければまだ生きていけるだが被曝して健康を失ってしまったら金を握りしめながら蝕まれていく体の痛みと闘いたいですか?大阪市が受け入れを予定している岩手県の瓦礫は、すでに東京都が受け入れ燃焼した際、高い放射線量が検出されています。それでも橋下市長の絶対安全という根拠のない言葉を、盲信しますか?市長は、「軍と徴兵ってのはワンセット 絶対僕は徴兵制は必要」こうも語っていますがあなたは孫や子供を、お国のために喜んで差し出しますか?どうか原点を思い出していただきたい。なにものにも代え難いものが何かを、思い出してください。ただ己さえ得をすることが、幸いか、恥を知ることを忘れないでください。
2012/11/22
2013年、待望の住大夫復活! 文楽初春公演配役 1月3日(木)~25日(金) 第一部 午前11時開演 『寿式三番叟』 (翁)住大夫 (千歳)文字久大夫 (三番叟)咲甫大夫 (三番叟)睦大夫 錦糸、燕三、清志郎他。 人形 翁:和生 千歳:勘彌 三番叟:幸助 三番叟:一輔 『義経千本桜』 「すし屋の段」 (切)源大夫・藤蔵 (奥)津駒大夫・寛治 (後)文字久大夫・宗 人形 お里:紋壽 維盛:玉女 権太:勘十郎 弥左衛門:玉輝 弥左衛門女房:簑二郎 若葉の内侍:文昇 六代君:玉誉 梶原平三景時:亀次 『増補大江山』 「戻り橋の段」 (若菜)呂勢大夫 (渡辺綱)三輪大夫 (右源太)津國大夫 (左源太)南都大夫 清介、喜一朗、清馗他。 渡辺綱:文司 若菜:清十郎 右源太:紋臣 左源太:玉勢 第二部、午後4時開演。 『団子売』 (お臼)咲甫大夫 (杵造)相子大夫 芳穂大夫、清友・團吾・清馗他。 人形 お臼:簑一郎 杵造:清五郎 『ひらかな盛衰記』 「松右衛門内の段」 (中)松香大夫・團七 (切)咲大夫・燕三 「逆櫓の段」 英大夫・宗助 人形 権四郎:玉也 お筆:和生 樋口次郎兼光:玉女 およし:勘彌 畠山:玉志 駒若君:勘次郎 『本朝二十四孝』 「十種香の段」 (切)嶋大夫・富助 「奥庭狐火の段」 呂勢大夫・清治 (ツレ)清志郎 (琴)清公 人形 武田勝頼:勘十郎 八重垣姫:簑助(十種香の段) 八重垣姫:勘十郎(狐火の段) 腰元濡衣:簑二郎 長尾謙信:勘壽 15日(火)は休演日。 14日(月・祝)より第1部と第2部の演目を入替。 料金 1等 一般:5800円 学生:4100円 2等 一般:2300円 学生:2300円 以上です。 来年は、能に重きをと・・思ったりしていたのですが、住大夫を出来るだけたくさん聴きたいです。
2012/11/21
石原慎太郎「核を持て、徴兵制もやったらいい、日本が生き残る道は軍事政権」 橋下徹「軍と徴兵ってのはワンセット 絶対僕は徴兵制は必要」 日本はなぜ終戦後、平和国家を宣言したのか 敗戦したからではない 戦争がもたらしたものがいかに悲惨で無益かを庶民は身をもって思い知ったからだ。 ではなぜ石原橋下は、軍備を整え戦争をしたがるのか 軍需景気で儲けたいからだ。 国民の屍を踏み台にして! 彼等は、文化のみならず私欲のまにてすべてを破壊する民衆の敵である。 国民よ、我が子を搾取されたくなければ、 この死の商人たちに、権力を与えるな!
2012/11/21
2012年11月19日(月)本日は友人が深夜バスで東京より旧友が文楽鑑賞にやってきたので第二部のみご一緒させていただいた。ご一緒ゆうても席はもちろん別です。彼は床下三味線弾きさんの真下でした。(そこは、いかん。)彼の座る場所を確認した私は心のなかでつぶやいた。そしてそれはのちに大当たりすることとなる。七段目祇園一力茶屋の段大夫陣営のキャスティングハズレなし!由良助咲大夫、おかる呂勢大夫、平右衛門英大夫ことに英大夫の平衛門(舞台上)は良い意味で、演劇的。大夫の手振りは新鮮だ。人形も見どころは平衛門勘十郎ののびのびとして驚がく的に自然な動きに見惚れる。人形の動きに不自然さが感じられる、いわゆるぎくしゃくした動作が明らかなようでは失敗だと思うのだ。勘十郎にはそうした不安感はまるで見られない。何を遣っても自然で、そして奥行きを感じさせる動きが素晴らしい。今回は平右衛門とそして平衛門とはまったく違った人物設定の本蔵までも見事に遣いわけ完璧に演じてくれた。勘十郎を文楽人形遣いの将来を背負う人形遣いのひとりと言って異論はあるまい。三輪大夫松香大夫の息の合った掛け合いも楽しい。ベテランの底の深さを味わった。山科閑居の段はとにかくも、勘十郎本蔵、和生戸無瀬、一輔小浪、力弥文昇水際立った品の芸が舞台の雪景色とあいまってまばゆいばかりの輝きを放つ。今回特筆しておきたいのは呂勢大夫の、頑張り。一部二部と気が付けば、大活躍なのだ。二部の代役に立った山科閑居の段に関しては、正直なところ問題点がないとは言えないのだが、そういう細かいことを、彼の渾身の勢いを見ていたら、書けない。ただただ最後まで頑張れとしか言えなくなった。それくらい、壮絶なのだ。だが、代役を乗り越えた人はその後ひとまわりもふたまわりもスケールアップする。英大夫も、源大夫の代役を乗り越えてから、確かに変わったと思う。それに加えて泣きたいほど感動したのは、満身創痍の呂勢大夫を絶妙に支える三味線清介の、完全サポート姿勢である。清介さんは元来大夫を甘やかさない人だ。多くの場合むしろ清介ワールドを崩さず、ナルシスティックなまでに自らの芸を押し通す。だがそんな清介さんがときおりそのスタイルをちょっとだけゆるめて、大夫に合わせるときが、ある。三味線弾きが大夫の女房役であることを、決して忘れていないのだ。涙目になったのは、呂勢大夫の傍らに在るたたずまいだ。一瞬も集中力をゆるめず、みじろぎもせず、かたずをのんで、呂勢大夫の語りに耳を澄ませている。血を吐かんばかりの段切りまで、その姿勢は変わらない。呂勢大夫は清介と組むと、伸びると思う。さて友人は、見終わって、おかるでお好み焼きを食べながら、清介さんすごかったを繰り返し、千秋楽までにもう一回、大阪に戻ってくると決めた。私は心のなかでつぶやいた。(ほ~らね。そうくると思ったし)
2012/11/20
2012年11月19日(月)於国立文楽劇場楽屋大星力弥(由良助の息子)です。戸無瀬(本蔵の妻、小浪の義理の母)吉田文昇さん、今回もご協力いただきありがとうございました。同郷のよしみというても、猫山にご協力いただけるとは、恐縮です。希少な人形遣いさんに感謝します。文楽11月公演通し狂言仮名手本忠臣蔵もいよいよ11月25日までとなりました。どうぞみなさま、一部二部通しでご鑑賞いただき、力弥三態をご確認くださいませ。このお人形、若男の頭、非常に良いお顔をしております。凛として品の良い立ち姿とともにぜひご堪能いただきたい。
2012/11/20
文楽の大夫は舞台に上がる前、衣装をひとつひとつまといながら、姿勢を正し、覚悟を決めていきます。武士の死装束である肩衣袴姿になり塩を撒くのは、その舞台に全身全霊命を賭けているとの心構えを表しています。奈良県における「はならぁと」公式参加イベントで撮影させていただきました。貴重な画像撮影に際して快くご協力くださいました文楽豊竹英大夫師匠に感謝します。余談ですがこの画像を撮影翌日より嘔吐を繰り返し病院送りに。数週間体調不良となりいまだ復調せず。大夫が舞台に上がる直前いかに体からあらゆるものを放出し透明な状態すなわち武士が死に臨んだ際の、心構えに至るのか、それをなんの「心構えもない人間」があだおろそかに浴びてしまったらどういうことになるかということを、身をもって体感してしまった気がします。素人にはどんなに精進しても到達できない、プロの世界の怖さを思い知りました。
2012/11/20
初春公演が本当に楽しみになりました。竹本住大夫が、黄金の床に帰ってきます。大阪国立文楽劇場初春公演(2013年1月3日~)「寿式三番叟」翁で復活します。私の記憶が間違いでなければ住大夫の翁は東京公演で拝聴したことがあります。たとえるなら宇治の平等院を遠目から眺めいるような荘厳さ。息を詰めて聴いていたら隣の娘がなぜかハンカチを差し出してきた。気づかぬうちに涙をはらはらと流していた。そういう、翁です。ご高齢ゆえに心配は心配ですが奥様と弟子のサポートでまだまだ頑張っていただきたい。いろいろなお考えがあることも承知しています。承知しながらもそれでも私はどうしてもマエストロ住大夫を、応援せずにはおれないのです。住大夫2013年1月3日、末席より、心より、お待ち申し上げております。
2012/11/20
原発事故前までは、サプリメントで不足しがちなビタミンをとることに抵抗がありました。 出来るだけバランスの良い食生活を心がけたほうが、体に良いに決まっていると。 この国、原発事故直後から、政党同士が小異にこだわり続け揉めてばかりで、どうしようもない。 挙げ句の果てに年末のどさくさに選挙ですって。 専門家が、どんだけ危険を訴えても、被災地の汚染瓦礫=放射性廃棄物を東から西へと広域拡散し、放射能をばらまきして国民の健康被害を 拡散することで、原因究明を逃れようとしている。 東京都品川区で岩手県の瓦礫を燃焼した際高い放射線量が検出されたが、懲りもせず維新が引き受けた岩手県の瓦礫が、月末に大阪市でも燃焼されることになっている。 国民を被験者とした人体実験のデータは、一体どこの国に手渡されることになっているのか。 哀しいが、国がこんな有様では、もはやありとあらゆる国内産の食品、化粧品、サプリメント、信頼出来なくなってしまった。 魚も肉も野菜も米もかつてのようにおいしくいただけなくなった。 産地を気にして食材を選ぶと、偏食によりがちになる。 日本に住み続ける限り、内部被曝は避けられない。 それで最近、海外のサプリメントを取り寄せて摂取するようになった。 もちろん調べてみて出来るだけ安全そうなメーカーを選んでいる。 放射能対策としては、レスベラトロール アメリカのピッツバーグ大学の腫瘍学者Joel Greenberger氏から、米国放射線腫瘍学会の年次会議においてレスベラトロールが放射線障害から体を防御する研究結果が報告された。 癌を予防するサプリメントと言われているのだ。 それと、アシドフィルス&ペクチン 国内産の乳製品は明らかに危ないため、ヨーグルトもとれない。ために、腸内で最も有効に働くといわれるアシドフィルス菌なおかつ内部被曝に有効と言われているペクチンも含有するサプリメントを摂取している。 メンタルケアとしてセントジョーンズワート 植物のサプリメントで、鎮静作用があるとされる。 ついでに美肌ケアに、Lシスティン 朝晩服用。 効果は将来を待たねばわからないが、とりあえず体調は悪くなく、目に見えて良くなったのは肌の調子。 震災後から肌荒れが酷くなりアトピーが再発するほどだったのが、ツルツルにはなった。 セントジョーンズワートは、夜ねしなに服用していたら、3日に一回は、熟睡出来るようになってきた。 化粧品も、震災前に購入したものがなくなり次第、外国のものにチェンジしている。 安くて品質が良いのは、韓国のもの。 日常的にも、祖母の形見の着物を着て生活し伝統芸能文楽や能を愛してやまない私は、化粧品も国産命であった。 しかしいまこんなときにも選挙のことしか頭にない政治家ばかり、大阪など、瓦礫の燃焼試験が実施される日に、府知事も市長も、遊説で、大阪にはいないのだ。 こんな国家を、信じることは出来ない。
2012/11/20
本日は、東京から旧友の○太さんと、文楽を鑑賞し、二部の休憩時間に、バックステージで、いつもの方のご協力を得て、人形撮影させていただきました。 画像及び二部の感想は、明日アップします。 お楽しみに。
2012/11/20
800万画素4色CCD採用新設計の光学7倍ズームレンズ RAWモード CFスロットなど 2003年発売当時は、これらの機能が最上級とされた。 ソニーが鳴り物入りで世に出したのが、サイバーショットF828であった。 一眼レフデジカメ重量1キロ。 「女性には手に余ると思うよ~、手ぶれ補正機能もないし」 と、主人にもまた昆虫採集愛好家仲間にも、親切というよりは、あからさまに「猫に小判、やめとけ」顔で、言われたため、意地を張って購入した。 が、正直なところ使いこなすのには相当な年数を、要した。 購入からおよそ6年経過した。 流石に手にはしっくり馴染んだ。 かえって、いまどきの軽くて小さい機種だと、心もとない位、この重量に、馴れてしまった。 ようやく、プログラムオートから卒業し、マニュアル露出モードによる撮影に突入したのが昨年末からのこと。 いまさらだが、すべて自分で設定して撮影するのは、実に楽しく心踊るものだ。 画像修正加工ソフトが必要ない写真を撮影出来る嬉しさ。 そして改めてレンズの良さに気付かされている。 昔、自分の目で見た光景を、感性というフィルターを通してフィルムに焼き付けるという作業をしていた F828は、銀塩がデジカメに移行する過渡期に誕生した、ハイブリッドカメラだったのだということを、いまになって、シミジミと実感している。 いずれにしても、これだけ使いこなせば、意地も張った甲斐があったというものだろう。
2012/11/19
最近あまり更新いたしておりませんのにアクセスが地道に上がっておりました。 ありがとうございます。 562000 よく頑張ったなあ~ ひとえに皆様のおかげです。 ということで感謝企画 猫山のブログならではの、お礼と言えば 画像でございます。 しばしお待ちを。
2012/11/18
真実は甘くもなければ美しくもない。 だから人は夢を見る。 そのささやかな権利を奪おうなど何人にも許される行為ではない。 橋下市長に乗せられ文楽を無責任にあげつらった輩は肝に銘じておくが良い。 天に向かって吐いた唾はやがて己に落ちてくると。
2012/11/18
TEALOUNGE若松 なんばウォークから高島屋に向かって歩いていくと、高島屋地下食料品売り場の手前に出現する喫茶店である。 時代に取り残された感が癖になるこの店でおさえていただきたいメニューは、カレーセットコーヒー付き800円。 料金設定も、食い倒れの町にしてはこれといって安くなく微妙なのだが、カレーの味がまた「絶妙に微妙」。 絶妙なのは、明らかベテランウェイトレス嬢の、食後のコーヒーを出してくるタイミング。 最後の一口を食べ終えるか否かの瞬間に、どこで見ていたのかというタイミングで、スッと出てくる。 私は驚愕した。 イキを読まれた! まさに、大夫が床本を掲げた瞬間その見台と床本の隙間に見えるか見えないかの懐にぞめきを投げるタイミング! この店はただものではない。
2012/11/18
ザ・大阪ベストアート展~府&市モダンアートコレクションから~ 2012年9月15日から、大阪市立近代美術館心斎橋展示室で開催されている。 大阪市民のリクエストで選ばれた府・市の貴重な絵画収蔵品から50点が展示されている。 一位の佐伯祐三「郵便配達夫」は、大阪市出身の画家で、遺族が大阪市に寄贈されたもの。 ほかにも、マリー・ローランサン、ルネ・マルグリット、小磯良平など、素晴らしい絵画ばかり50点。 そしてこれらの名画は、11月25日(日)本展覧会の会期終了 及び心斎橋展示室の閉鎖を以て、以後再び私たち大阪府民の目に触れる機会がいつになるか、そのめどがまったくたっていない。 本来大阪市近代美術館は、中之島に建設が決定しており、建物も既に着工していた。 府・市が集めた貴重な美術品絵画を一堂に集めて府民に気軽に芸術に親しんでもらいたい、日本全国から、大阪市に名画を見に来てもらいたい、文化力による大阪再生が、平松前市長の念願であった。 自分にたてつく平松氏を憎悪した橋下市長は、市長就任後、まず最初に、建設途中だった美術館の建設中止を決定した。 明らかに面当てであった。 橋下市長が文楽に対して執拗に攻撃を繰り返してきたのも、協会の会長の背景である近鉄が、彼にとって、目ざわりだから。 いずれも私怨だ。 俺に刃向かう奴は許さない。楯突こうものなら潰してやる。 このような論理を通す人に権力を与えてはいけない。 まして中央進出など許してはならない。 大阪から東京、日本全国の文化が、古の廃仏毀釈のような危機的状況に晒されている。 日本維新の会は、日本の芸術文化の、敵である。
2012/11/17
住大夫のDVDを聴きながら針を刺していました。 住大夫のイメージで金襴の生地を用いて、しっかりめの芯を張って、大きめの財布を作ってみましたら、いつもより少し豪華な感じに仕上がりました。 縁はぐるりと黒の縮緬でくるみました。 黒は、カラーセラピーなどには、老けて見えるとか(笑)あまり良いことが書かれていませんが、私は着物でも黒系が好きで、初日や千秋楽などには必ず黒を選んでしまいます。 意識的に気持ちを引き締めるためと、他者を寄せ付けないためです。 映画でも芝居でも基本的にひとりで心ゆくまで楽しみたいものですから。 住大夫のオーラは、まさにあれが国宝の存在感と思わせる圧倒的なものがありました。 ですから、お見かけしても、そう簡単には、声をかけたりなど出来なかったのです。 あるとき、たまたま客席に、住大夫をお見かけしました。 私が座っていた座席のほど近い空席に(最後列)、ふいにお掛けになられ、じっと床の弟子を見つめて、耳を傾けておられました。 休憩になり、まだ席をお立ちにならなかったのを見て、意を決して、近付いていき、 「いつも拝聴させていただいております。東京公演、楽しみにしています」 なんともうしましょうか、面白くもなんともない、いっぱいいっぱいの挨拶を、住大夫師匠は悠然として強面な笑みを浮かべて 「ああ、いつも、ありがとうございます。」 手を差し出してくださり、握手。 その日は手を洗わず、食事も喉を通らず、眠れず、翌日は発熱して倒れました。 いまから3年前になります。住大夫に中ったと、娘に笑われたことを、昨日のことのように覚えています。 床に在っても、他のどの大夫さんにもない、もの凄い圧を感じました。 芸道に命を賭ける、気迫の違いだったのかもしれません。 きっと、帰ってきてくださる このままでは終われないだろう 信じたいが、それはいまのこの大阪市の行く末同様に、どうなるか、わからない ひと針ひと針に、上方伝統芸能の未来と、住大夫の復帰を祈念して 出来上がったのが、画像の、長財布です。
2012/11/17
「映画は大映」 梅田ガーデンシネマ公式サイトに上映スケジュール・料金・作品アップされました。 日本映画黄金期を支えた大映映画の特集です。 以下上映作品(梅田ガーデンシネマサイトから引用しました) 赤い天使 稲妻 浮草 雨月物語 宇宙人東京に現わる 炎上 おとうと(銀残し版) 黒い十人の女 山椒大夫 地獄門 しとやかな獣 白い巨塔 釈迦 なみだ川 眠狂四郎 勝負 薄桜記 氷点 幻の馬 無法松の一生 夜の河 羅生門 全部観たいです(T_T) 勝新太郎、市川雷蔵がカツライスと呼ばれた全盛期の作品、薄桜記は必見です。近年の時代劇にはあまり見られなくなった浄瑠璃を彷彿とさせるスケールの大きな不条理劇です。 釈迦は、ハリウッドスペクタクル作品を思わせる壮大な演出と、当時大映が誇った先進技術、ブルーバック方式を駆使した特撮が見もの。このあと、妖怪大戦争~大魔神へと進化を遂げていきます。 宇宙人東京に現るは、宇宙人のデザインを、爆発芸術の岡本太郎がデザインしました。 そのほか羅生門、雨月物語、炎上、ため息ものの名作揃いです! 上映時間など詳細は梅田ガーデンシネマHPを、ご参照ください。
2012/11/17
べつだん意味があるわけでないのだか、きょう、空堀の横断歩道を渡ったあたりでつい叫んでみたわけだ。 平右衛門!平右衛門!平右衛門! ただいま国立文楽劇場で絶賛上演中の 文楽人形浄瑠璃通し狂言仮名手本忠臣蔵をご鑑賞いただいた方ならピンとくる、七段目祇園一力茶屋の段における名場面である。 平右衛門!平右衛門!平右衛門!サラウンドな掛け声どさくさ二番目に聞こえる声ぞ、一旦袖にひいたばかりのいま聞いた大夫さんの声というも楽しい。文楽座技芸員総出演の豪華な公演です。 前半は、通して二回、昼だけ一回夜二回、幕見三回しました。 後半は少し休んで、再度幕見に行けたらと思います。 惜しむらくは、住大夫が、聴きたいです。 もうひとつ、元気が出ません。
2012/11/16
私は右や左の思想にかたよりたくもなければ宗教に依存するのも抵抗がある。あらゆるしがらみから自由でありたいし何事も自分の脳で考えて判断したい。神様の言うとおり、では、それが調子悪かったら神様を恨むことになるし、私の価値判断基準は単純に右か左に分類出来るほど、偏狭にはなれない。そんな私も一冊の書物を、人生の指針替わりに愛読している。「文楽 芸と人」(安藤鶴夫)朝日新聞社刊朝日新聞社も昔は良い仕事していたんですがいまは昔それはともかくとして外出時には携帯し、朝に夕にランダムに開いては、目に飛び込んできた文章を読んでみる。これが、不思議なほど、其の時々の私の心に必要なアドバイスというか、響くのだ。ハッとさせられたり、欲しかった言葉が見つかる。今朝はこんな記述を、読んだ。「私は少しの間でも自分の批評が紋十郎の芸を変えたなどと思った自分の思いあがった考えを恥じた。紋十郎は自身の力で芸を変えたのである。そのことを発見し私は心から喜んだ。それでなくてはならないのである」「芸の真贋を見極めようとするとき、ぼくの根底にはいつも義太夫節の教えがある。いかに学ぶかでなく、学んだかである。」~安藤鶴夫自分を知り謙虚さを忘れず立場にアグラをかいたり天狗になって奢らないこと悪い仲間とつるまないこといらぬことをペラペラとひけらかすがことくしゃべらないこと人間というのは基本的に軽率に出来ており、経験を積んで知識を蓄えたといって態度が横柄になるようでは、せっかくの経験も宝の持ち腐れでしかない。ストイックであらねばならない。
2012/11/15
河内長野で知り合った画伯が、なんと文楽では幻の十段目を語るというのでこれは聴きに行かねば・・ 画伯は津大夫さんがお好きでいらしたようで、とにかく文楽にお詳しい。 先人の話は本当に興味深いし、勉強になります。 画伯、仮名手本忠臣蔵十段目を語る会の詳細は、のちほど。
2012/11/14
台北カフェ・ストーリー 2010年 監督シアオ・ヤーチュアン 製作総指揮ホウ・シャオシェン 出演 グイ・ルンメイ リン・チェンシー チャン・ハン 中孝介ほか 価値はお金ではなく、人の心が決める 物々交換が織りなす、珠玉のカフェ・ストーリー 珍しい全国カフェ・レストランでのロードショーとなります 大阪市では、アジアンティー一茶で、11月17日(土)から30日(金)まで、先着順各回2組限定予約制での 上映となります。 お茶をのみながら、のんびりと、オシャレな映画の世界に、しばし遊びましょう。 10時30分からの回事前予約900円(当日1200円) 19時からの回事前予約1200円(当日1400円) 女性二名の予約の場合割引料金あり。 ご予約 アジアンティー一茶 TEL06 6241 1101
2012/11/14
橋下さんも、橋下さんを支持する人らも、橋下さんをなぜか煽る(経済界の後押しか)メディアも、結論から言ってしまえば、50年先100年未来のことなんか、まあまあ、考えもしていない、ダァホなのですね。 大阪再生だの日本を変えようどころか、何にも本気で考えちゃいない。 だからメチャクチャ出来るのでしょう。 目先の欲望しか興味ない、浅い人間に継承の意味なんか、わかりっこないのも無理はない。 前向きに先のことを考えるために必要なことは、駄目だと思ったら執着を捨てること。 私はもう、彼らを私の意識下から廃除しようと思います。 維新の会のポスターもそうすることにしたら、あれに誰の写真が並んでいるかさえ、もう忘れました。 あのなんとかいう、下品を絵に描いた市長の名前も記憶から消し去りたいなあ。 瓦礫焼却を強行するであろうことも予想出来たことでした。 彼を市長に据えた時点で、大阪市は滅びの道を選んだのですから。
2012/11/14
先ほどツイッターでピックアップしてきた衝撃的なニュースを、サンケイ新聞ウェブニュースより引用してご紹介します。 東日本大震災で発生した岩手県宮古地区のがれきの受け入れを表明している大阪府と大阪市は13日、来年2月の本格処理スタートに向け、今月24日以降、約100トンを試験焼却する工程を市民向け説明会で明らかにした。 このニュースの怖さは、肝心の大阪市民に、試験焼却の日程が一切知らされていないにも関わらず、石原新党立ち上げのニュースのどさくさに、流されていたということです。 もちろん、今夜の大阪ローカル局は、この件に触れていなかったばかりか、本日開催された此花地区における、形ばかりの瓦礫受入説明会(型通りに安全を強調し瓦礫を受け入れ試験焼却を行うことを決定したと読み上げただけ)で、4人の逮捕者が出たというニュースを流しただけでした。 試験焼却の日程を告げず見せしめのように逮捕者のニュースを流したことに、寒気を覚えました。 時事通信のニュースには、橋下市長に頭を下げ陳謝する週刊朝日の編集者とこれを見下ろす橋下市長の画像が掲載されていましたがこれも気持ちが悪い画像です。 橋下市長がツイッター上で、度を超えた誹謗を連続ツイートした挙げ句翌日には「僕の勘違いでした」と言動の誤りを認めながらも、この件に関しては謝罪を正式にしたのかしないのかは伝わってきていません。 大阪発祥の世界無形文化遺産文楽の技芸員に対しても、明らかな名誉毀損と思われる言動を吐き散らかしただけですが、公開討論会で、ブレーンと共に借りてきた猫より小さくなって言葉少なく目を泳がせていた可愛らしい印象はどこへやら、いまだヤクザのように執拗に絡みたがっている姿勢は、さすがに「もうそのふんでやめておいたらどうですか」とも言いたくなります。 誰だって、楽しみの邪魔はされたくないでしょう? 大切なものをずさんに扱われ傷つけられたら、激怒しますでしょう? 公開討論会に出れば出すと言った補助金を、今度は客が入るなら出さないと言い出すなんて、ヤクザのいちゃもんです。 しかし個人的な感情論で自治体の義務をまったく遂行しようとしない首長を降ろそうとしない市議も、一体何が怖いのでしょう。 橋下さんひとりが怖いわけはないではないでしょう。 つまりは、よほどの背景が、橋下市長には、ついていると、推測してしまいます。 そうでなければ、あんなに暴言を吐いて吐いて、誰からも責任追及を受けない不自然は有り得ないからです。 いずれにせよ衆院選前に、もっともらしく国を憂うるようなことを言いながらその実日本の文化に理解なく地元の文化財である文楽を潰すような本末転倒な言動は、1パーセントの支持者なら許せても、全国的にはいただけません。 文楽が商業演劇でないこと、国や自治体が自国の文化保存に尽力すべき意義、無知に開き直る恥知らずな少数の方がた以外なら、ご理解いただける至極常識的なことですから。 私が不気味だと思うのは、文楽以外にも、教育問題といい、おかしいことが、いかにも道理だといわんばかりにまかり通るような、彼の明らかにおかしい言動をそうだそうだと煽るメディアの情報操作があからさまに行われている日常と、警察までもが一緒になって、庶民になんらかの圧力をかけようとしているかの不穏な空気が、大阪市に漂い始めている気がすることです。 すべてがあまりにも 強引に、スムーズに、民意を廃除した場所で決定し、進められていきます。 まるで、中央進出の後押しを条件に、最初からすべてを呑み込んで、遂行しているかのような、大阪らしくない、情を切り捨てるかの圧政は、一体いつまで続くのでしょうか。 あるいは大阪市で試験的に行われようとしているのは、瓦礫の焼却試験ではなく、庶民から自由を奪い国家に隷属を強いるためのシナリオだとしたら、大阪府民が言いなりになるのが早いほど、日本は、暗い時代へと退行するのを早めてしまうのかもしれません。
2012/11/14
昨夜、山科閑居、嶋大夫初役と書きましたが私の記憶違いだったようで、先ほど知人より指摘を受けました。 嶋大夫、初役ではないそうで、二回目の挑戦でした。 訂正してお詫び申し上げます。
2012/11/13
橋下徹には誇りがない。 恥も、知らない。 他者の言葉の揚げ足取りに長け徹底的に攻撃する割には自分の失言や誤った見解に関してはまともな謝罪もせず反省もなく二枚も三枚も舌を持つかのこの人物の放蕩を、日本国民が許す現状こそが、この国が病んでいる証拠だ。 安藤鶴夫という作家がいた。 彼は、子供の頃、父親の職業のせいで、転校した私立帝国小学校のPTAの母親たちから、差別を受けた。 この経験は安藤少年の心を深く苛み、父親の芸名が書かれた表札を、溝に投げ捨てさせた。 父親は、義太夫の大夫であった。 しかし彼はやがて大学生になると、文楽の世界に足を踏み入れ、人形遣いの門下に入る。 そして在学中の仏文科の教授に、大学での文楽講演会を提案した際、教授から、 「国文科ならわかるが、なぜ仏文科がやるのか」 と訊かれ 「いや、仏文科の学生も日本人です。日本人が、日本の伝統芸能・文楽の講演に尽力するのは、あたりまえじゃありませんか」 と説得し、予算を出して貰った。 その後文楽の大夫と親交を深め、文楽の世界に心酔していった。 彼が、文楽をこよなく愛した証であるところの宝石のように美しい文章が散りばめられた評論の数々は、いまも多くの文楽ファンに読み継がれ語り継がれている。 いま、補助金を巡り橋下徹は文楽を批判し続け、彼の支持者たちもこれに賛同する。 この国の病巣を見る思いがしてならない。 文楽は、世界的にも評価が高い日本を代表する古典芸能である。 日本が世界に誇るべき伝統文化を、日本人が、潰しにかかり、国も自治体も、それを止めない。 国民すらも何が悪いかわからないから、補助金に頼るなと言い出す輩が出る始末だ。 いまの日本人は、日本人であって、日本人の誇りを忘れかけている。 そうでなければこんなことは起こらない。 哀しい現実だ。 参考資料 文楽 芸と人 安藤鶴夫(朝日新聞社刊)
2012/11/13
初日に通して聴いたことは聴いたのだが 山科閑居の段 ここは、もう一回じっくりと聴いてみてから改めて書きたいと思っていた。 大曲なんである。 に、加えて初役の大夫の気負い、それを悪く煽るかの客席の過剰過ぎる熱気が勝ちすぎていて、正直浄瑠璃に素で向き合える空気でなかった、というのが初日山科閑居の段に、私が感じたことのすべてであったから、これはアカンやろと。 公演も中盤にかかろうというあたりの平日を選んだのは、正解だった。 2012年11月12日(月)於国立文楽劇場 第二部幕見 山科閑居の段 左桟敷12列4 久しぶりに定席に座って、遠くの床を見つめていた。 嶋大夫、80歳で、初役に挑戦。 それだけでも大変なことではないだろうか。 それだけで充分評価に値すると思った。 枕 「人の心の奥深き」 きで、声を一の開放弦まで落とす。 はい。 「山科の隠家を」 を、も、一の開放弦に。 巧い。 登場人物は女ばかりなのだが、あえて声をグッと落として、低めに安定させることで、この段の命である品格が前に出た。 難曲に正面から向き合う姿勢に、 切場語りの意地を見た気がした。 戸無瀬 「何事とは曲がない」 義理の母の複雑な思いを込めつつ武家の女らしく抑え気味。 丁寧に丁寧に表現している。 嫌でも気になっていたのは、小浪だ。 10代の未婚女性を80歳の大夫が、どう演じるのか。 嶋大夫は、あえて若い娘の声音を作らなかった。 或いはそれを男声と評する人もあるかもしれないが私はあえて、それを正解だったと言いたい。 なぜなら私にも10代未婚女性の娘がいるのだが、彼女にはしなつくらしゅう女の色気もなければ、むしろ中性的ですらある。 またうわずった高い声音ではない。 だから、嶋大夫の小浪の解釈は間違っていないし、か細くない声も武家の姫君媚びを知らない品の良さと見て違和感はなかった。 舞台に降り積もる白雪に2008年北海道旭川市における文楽公演を思い出した。 私の記憶が確かなら、北の果て旭川市に文楽座がはるばる出向いて公演を打ったのは、2008年が三年ぶりで、以後再演は、ない。 心無いヤクザ市長の橋下徹が大阪市長であるうちは補助金も彼に私物化され、文楽座の地方巡業は、招かれても叶わぬことになるのだろうか。 旭川市での文楽公演は、1日限りだったが、公民館に集まった市民600人、満員のなか誰よりも拍手を貰って聴衆を魅了したのが嶋大夫だった。 私は旭川市民の鳴り止まぬ拍手を愛おしむような眼差しで見ていた嶋大夫の横顔を生涯忘れないだろう。 「あひに相生の」 変に能がかり過ぎていないのが浄瑠璃らしくて良かった。 舞台では和生戸無瀬、一輔小浪、勘十郎本蔵、華と、品の一枚絵。 ことに小浪。白無垢に一輔の純白の心が映り聖母マリアの佇まい。 戸無瀬の 「でかしゃったでかしゃった」 ここの泣きも、嶋大夫はかつてないほど、抑えた。 気迫で圧倒するのでなく流れるように物語の筋を正確に読み伝えるということに重きをおいた嶋大夫は期待以上の成功を収めたと思う。 ヤクザな橋下市長の任期中はまだ執拗にこの大阪発祥の偉大なる伝統芸能に鬱陶しい難癖をつけてくるのだろうが文楽座は今後このような民度の低いおたんこなすの暴言をフル無視して貰いたい。 流行はやがて廃れるが本物は色褪せず時代を越え継承される。 橋下徹、こんな名前は百年も経過したら誰も口にもしないが文楽人形浄瑠璃は、豊竹嶋大夫という文楽大夫の芸と名前は世界中の文楽贔屓がいつまでも忘れることなく語り継ぐ。 私も今夜の舞台を忘れることはないだろう。
2012/11/13
文楽の大夫が塩で身を清め肩衣袴で舞台に挑むのは芸に対して命がけの心構えのあらわれ。日々命を賭けて挑戦している大夫と対峙した公開討論の場で大夫の目を見てまともに話せなかった橋下市長がまたも、本公演中に外野でチャチを入れてきた。 橋下市長「お客が入ればその分補助金は減らします」 まことに馬鹿につける薬はないの見本。 繰り返す。 文楽人形浄瑠璃は商業演劇ではない。 大阪が発祥の世界無形文化遺産。 この意味もわからず地元の文化の価値を理解できない大阪市長には今後一切の期待をしない。 そしてこのような愚王を首長と掲げる大阪維新の会及び日本維新の会の議員諸氏におかれましては、あなた方は、日本全国の、文化人及び日本文化を愛する国民からの反感を買ったと思いなさい。 橋下市長が文楽に因縁をつけてきたそもそもの理由は、協会の近鉄会長が自分を認めないことに対する私怨であるが表立った言い分は、こうだった。 「お客が入らないんだったら支持がないから市民の税金は出せない」 「公開討論に応じなかったら補助金は出さない」 それが 「お客が入ればその分補助金は減らします」 大阪市に問いたい。 補助金は、橋下徹の財布から出すのか? 大阪市はこのようなヤクザな市長をいつまで放置するのか。 今後文楽座はなにがあろうと橋下市長をフル無視していただきたい。 以下に本来市長がすべきことだが放棄しているので僭越ながら私が 大阪市の文楽イベントを紹介しておく。 大阪市中央区無料イベント 文楽~伝統・そして未来へ~11月30日(金)14時~大阪市高津小学校。 参加無料申込不要。 第1部高津小学校子ども文楽「鬼一法眼三略巻」~五条橋の段 第2部文楽座技芸員による、文楽解説体験実演「壺坂観音霊験記」~山の段。 ふるってご参加ください。
2012/11/12
文楽を、知らないで橋下市長の言いなりに批判する輩の曰わく富裕層の楽しみ 知ったかぶりは恥ずかしいですね 文楽はもともと封建社会の圧制下にあって底辺の人々にスポットをあて資本家の庇護を受け入れ商業的に成功していった歌舞伎とは真逆のむしろ、体制を批判する物語を描いて庶民の絶大なる支持を得てきた大衆のための娯楽でありました。 それが350年の歳月を経て、商業資本主義に迎合せず研鑽を積んだ結果芸術性を高めいまや日本を代表する古典芸能にまで昇りつめたのです。 ですから本来富裕層の楽しみではありません。 それが証拠に 大阪では、大変お安く、お得に、文楽をご鑑賞いただけるシステムがございます。 幕見席です。 文楽を富裕層の楽しみと勘違いする人たち、知っておいてくださいませね。 そして一度でもまともにご自分の五感で体験なさってから、ものを仰ってください。 国立文楽劇場配布チラシより 通し狂言仮名手本忠臣蔵 第一部 A幕 大序~三段目裏門まで 料金1500円 集合時間10時20分 終演12時35分 B幕 四段目花籠~判官切腹~城明け渡し 料金1000円 集合時間12時50分 終演14時12分 C幕 五段目~六段目切まで 料金1500円 集合時間14時07分 終演16時 第ニ部 D幕 七段目祗園一力茶屋の段料金1000円 集合時間16時20分 終演17時55分 E幕 道行旅路の嫁入 料金500円 集合時間18時10分 終演18時50分 F幕 九段目山科閑居~大詰 料金1500円 集合時間18時45分 終演21時 販売は当日午前9時45分より劇場チケット売り場にて。 集合場所は、劇場二階受付前。 詳細の問い合わせ 国立文楽劇場チケット売り場 06 6212 5845
2012/11/12
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