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村の有志で経営している宿舎に泊まって、二日目は外周り作業。家のすぐ側まで来ている竹藪と闘う。枯れた竹もいっぱい。ノコギリで切り出して燃やす燃やす・・・。バンバンはじけてうるさいうるさい・・・。また竹や倒木の下には、水が湧き出ていて昔は小さいながら池だった、と聞いて俄然パワーアップ。「池を掘り出すぞ!」と藪の整理。大変な作業・・・。 その間、おかあはランチの用意。せっかく山の中なんだから山菜を買おうと思うけど、村にはない。本当に何にも盛り上がりのない村だ、今時農産物直売所もないなんて。隣町で買ってくる。 タケノコ土佐煮、コゴミ山椒みそ和え(山椒は適当にその辺にあったやつちぎった)、アブラコシ、タラの芽などは天ぷら、炭火を用意して小ぶりのタケノコをアルミでくるんで中にぽいっ、新玉ねぎに塩をふってやっぱりアルミに来るんでぽいっ。こういうのはアウトドアクッキング系の本や雑誌で見たんだなあ。シイタケがでっかくて感激。やっぱり炭火でこれは網焼き。 おとうたちはかまど炊飯にすっかり慣れて「毎日でもいいなあ」などとうそぶくようになった。ランチは焼いたり揚げたりはおとうが担当。じじは山菜の天ぷらに感激して、それだけでお腹いっぱいで午後のお昼寝。あとの欠食おじさんずは、ピラニアのように食べる食べる。牛や鶏肉も食べた。ビールもがんがん飲んだ。タケノコと玉ねぎ、丸焼きは好評じゃった・・・。 池は泥水溜まりを作るまで回復。でも「池」まではなかなかむずかしいよ。 世の中はリフォームぶーむとか古民家ブームとか言うけど、個人で保存はとても無理。古材にするのにもただではできない。お金を払って柱や梁を再度利用するルートに載せるとか住めるようにリフォームするとかする余裕がなければ(うちをリフォームしたら1千万円以上かかる)やっぱりただの廃材にするしかないんだ、と今回の屋根騒動で痛感。うちの百年ものの農家造りも末路は廃材にするしかない。それが現実。
2006年04月30日
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連休初日は、おかあの原点、山の中の古民家掃除。80才のじいちゃんとおとう、おかあ、ぶうたろう、おとうの怪しい知り合いたち、総勢7人。 早春の木々に初初とした葉が芽生えて、山一面萌葱色。ところどころ山桜が見えて、まさに古語で言うところの「山笑う」だった。掃除に行った家は、「百年以上はたっている」ことは確かだけど正確な年代は不明の、超おんボロスーパー古民家。去年までは茅葺きだった。今、残ってるのは強烈なじじのプライドだけ。 じじのそのまたばあちゃんが一人で農業やって守った家だ。じじも若い時住んだけど、とにかく僻地で無医村で長女であるおかあが6歳の時に街に出た。それからは人に貸して大家族や山暮らしが趣味の人やゲイジュツカやいろんな人が住んだけど、 とうとう屋根がだめになった。萱屋根をやる人も死んじまうしこれから先、葺き直す経済力もなし。 「家」そのものを潰すか屋根を替えるかで、家族でもめたけど、じじはこの家が更地になったらもう廃人になっちゃうかも・・・、それにとっておいた「退職金」で屋根を直したい、とじじが言うし、とりあえず屋根をトタン屋根に替えて持たせることにしたのだ。 その工事の結果、百年以上の天井の埃が下に落ちた。業者さんもおおまか掃除してくれたが、とても歩ける状態ではない。じじは気にせず大好きな囲炉裏に古い萱をくべたり薪(出た屑)を燃やしたりした。それがまた煤になってあっという間に畳の上まで真っ黒になった。 おとうは、きちんと管理出来なきゃ家はもたない、と陰で怒っている。 じじは「この家も今回出た古材も、どれも価値があってみんなが欲しがってる」とすぐ言うけど 、何もしない。かつて黒光りしていた廊下は雨に吹き込まれてぶかぶかだ。障子も襖も破れかぶれ。ところどころガラスさえ破れてる。でもじじの目には、かつて大勢の人が集まったにぎやかな光景が見えるんだ。じじは幼少の頃、この家に帰ってくる時は (じじの父親は転勤族)跡継ぎとして周りから「様」付けで呼ばれたそうな。だから実は囲炉裏なんて自分で火を付けたこともないんだ。草一本さわったこともない。 掃除、第1弾は一月にやった。板の間は十回ぞうきん掛けても真っ黒だった。何十枚とぞうきんを用意し、掃除機も買い、防寒作業着を着込んでマスクをしてぎゅっ、ぎゅっと拭いた。ぶうたろうは小部屋(窓も扉も壊れてる)に急ごしらえの電気ごたつでごろごろ。退屈だったろうな。でも、アウトドア用かまどで作ったお雑煮はおいしかった? 今回も続き。とにかく風を入れるべくはずせる窓枠、戸は全てはずす。途中住んでた人が雨戸のすきま風に泣かされてどっかから廃材仕入れてはめたガラス戸が 、新建材のベニヤで塗料ははげてるしサイズは違うところにまたベニヤを打ち付けて、ペラペラめくれてる。前の雨戸は暖をとるため、灰になったんだろう。 おかあとぶうは7人分、カレー作り。 ご飯は庭にしつらえた簡易かまどで、羽釜を使って炊くことに。おとうたちが喜んで競って準備した。 なんか調べたところでは、沸騰するまで強火にして、それから「はじめとろとろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふたとるな」とくるらしい・・・。「中ぱっぱ」は 仕上げの水分とばし?かな。ま、なんとかなる、と始めて・・・どうにもならんかった・・・。一生懸命かまどに火をくべすぎた、らしい。「はじめとろとろ」状態の沸騰する前に、沸騰の蒸気もでないくらいゴオオーーーっと超強火で熱を加えたらしい。哀れ、米は炭化してしまった・・・。「おこげ」ではない、炭。釜の中に元米の炭ができあがった。 で、彼らは学んだらしい。水は多め、火はおとなしく。再度挑戦でふっくら感激の出来具合。おいしくいただきました。
2006年04月29日
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ぶうたろうの中学校生活は、まわりがとても好意的で一安心。楽しいスタート、きれたかな。 今、ぶうともめてるのは部活動。パソコンと吹奏楽と卓球。ぶうはパソコンに一番入りたい。でも、先輩は一人しかいない、活動の内容が不明で、見学に行ったらゲームやってた・・・と言うパソコン部より、なにか頑張る部にはいってほしいおかあ。ピアノをやってるから楽譜読めるし、ぶうにはなんと絶対音感があるらしいと信じるおかあは吹奏楽に猛烈プッシュ。 卓球は近所の友達と見に行ったら結構親切にしてくれて気に入った。 親の考えとしては、試合やコンクールにむけてなんとしても頑張る場面を体験して欲しいんだなあ。それが精神を鍛えると思うんだなあ。卓球に入れてもらって一緒にやったら体力は付くけど試合には一緒に出られないしなあ。ぶうは違う機会を見つけなきゃならない。 おかあはぶうたろうは音楽は結構合ってると思うんだなあ。ピアノだって熱心じゃないけど、嫌いでもなくて今はソナチネぐらいまでも進んだし、リコーダーも苦労せずにできたし。 ぶうはなんとしても吹奏は「女ばっかりでいやだ」って言う。自分が得意なのはパソコンだとも言う。キーボード叩くのとパソコンで何か創造するのは違うと思うし、クリエイトはぶうたろうがもっとも苦手とするところだ。 おとうも「パソコンはいつでもできる。中学だからこそ出来るものをやったほうがいいよ、吹奏楽、いいじゃないか」と説得したけど・・・。 過干渉かなあ。本人にまかせるべきなのかも・・・。 でも、ありがたいことにどの部も「ぜひ、うちに」と言ってくれているらしい。どこか入って放課後を楽しく過ごしてほしいな。
2006年04月27日
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昨日、側わん外来でした。レッドカード以来寝る時以外はおかあが学校にも行ってコルセットを付けていたのに、また進んだ~。78°。二ヶ月前74°。「4°くらいは誤差だ」とドクターは言うけど少しは改善してるのでは、と思ってたぶうとおかあにはショックだあ・・・。 担当が新しくなったため具体的には話しが進まず。「手術」の方向で側わん医師団(ちょっと大げさ、担当グループ)で相談するって。 「曲がったところにねじを入れてってロットで締めて骨移植して巻く」という方法になるとと思う、って言われてもねえ。「骨移植」の骨は肋骨から持ってくるんだって。えー、肋骨だって一本一本役割があるんじゃないの?「それは大丈夫な骨があるんです」だって。 手術後の骨が付くようにコルセットが必要で、サボると離れちゃうって。麻痺してるところはだいたいつきが悪いことは、以前の内反の手術の直りの悪さで経験済み。こんな大手術で付くんだろうか・・・。つかなかったらどうなるのさ・・・。でも本当に体が曲がってきてて、このままじゃあ「やばい」とは思う。 先生たちが話し合っての結果は6月に聞くことになった・・・。これで夏休みに手術が入れられるのかなあ。
2006年04月19日
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ぶうたろうには田舎がたくさんあります。住んでるところも、ヒバリが歩道を歩いていたりキジが畑で叫んでいたりするところですが、一応新興住宅地。 一つはおとうの実家。というか長男で両親(ぶうの祖父母)とも亡くなったので、「うち」なんですが。ぶうの亡くなったおじいちゃんは小さいながら農家だったので、そのまま残っているんです。村一番の小規模農家だったけど、シロウトには田んぼと畑と、とても始末に負えない。でも過疎の村で土地は安いし引き受けてもいない。なんとか田んぼは大規模農家にくっつけて耕作してもらっても、畑はどうにもこうにもならず、一週間に一度ほど出掛けていって道楽農業をぼちぼちやっているんです。 もう一つはおかあの田舎。もう住む人もいなくておかあの父親が時々いって戸を開けてる。先々はわからにけど、ここにも何ヶ月に一回、行ってお掃除。 今日は授業参観の振り替えやらおとうの日曜出勤振り替え、おとうの農作業好き仲間が暇等でにぎやかな「農作業デイ」となりました。昨日まで寒くて風も強かったけど、やっと春らしい穏やかな一日になってやれやれ。 今日のメインは苗植え。トマト10本、ナス5本、小玉スイカ3本、キュウリ?本。(キュウリは前に失敗したからおかあは反対したけど、おとうが密かに持ち込んだ)あらかじめ消石灰を撒いておいた畑をミニ耕耘機で耕して、肥料を仕込んで、夏の畑の出来上がり。 助っ人のお陰でものすごく作業がはかどって、そのほかジャガイモの芽かきや草取り、次に落花生を蒔く準備まで出来ました。 今畑には、タマネギ、ニンニク、ワケギのネギ類、ソラマメ、エンドウマメがあって、菜の花が満開です。ワケギはいつ収穫するのか不明。なんか黄色くなって来ちゃって不安・・・・。 ランチはタケノコご飯にタケノコ土佐煮、春キャベツのハンバーグ、キャベツの漬け物でした。 でも、ぶうたろうは台所のイスに座ってラジオを聞きながらスウドクのパズル。なんかぶうが参加できないジレンマいつも感じる。でも、収穫を手伝わせよう。
2006年04月17日
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今日も雨ですねえ。ぶうたろうが入学してから晴れは一日だけ。せっかく車いすで登下校出来ると楽しみにしていたのに。それでも登校は車に乗せて行って、置いてくればいいけど、帰りは終わるまで待っていなきゃならない。 中学は小学校と違って、終わる時間がアバウト。「今日は五時間で終わることになりました」「今日は六時間になったんです」「授業終了後、掲示物作りの作業です」とか、帰る時間になって分かるその事実。小学校だったら抗議の電話、殺到間違いなし。みんなは何時に帰ろうが問題ないだろうけど、待ってるおかあは困るのよ。今日は久しぶりで1人下校かなと思ったらまた雨。車を出したら、濡れながらぶうが車いすで帰ってきた・・・。しかも頭痛いって。 ぶうは着替え疲れに違いない。一日着替えしてる。朝はネクタイ着用の制服で登校。発育測定だから体操服に着替え、全体集会がある、それにはタイ着用の制服で参加すること、体育、掃除は体操服。そのたびぶうはトイレに行って着替える。コルセットつけるためにおかあも行く。甘いかもしれないけど、なんか心配だし。トイレしてコルセットして着替えたら30分もたってた!!授業半分終わってるよお! そんなぶうの中学生活。5日にしてダウンかも。
2006年04月13日
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ぶうたろうが中学生になりました。歩いて五分、車いすで八分の中学校です。新設校なので、バリアフリーはばっちり、トイレは車椅子用二カ所、スロープどころか自動ドア、エレベーター付き。中学生のガキンコにはもったいないよ。絶対将来老人施設だと思う。学校側の対応もよくて「何でも行って欲しい」と言われた。ぶうたろうは初めて1人で登下校。おかあは付いてかない。朝はそれでも友達と行くけど、この間初めてひとりで車いすこいで帰ってきた。初めて1人で横断歩道を渡ったら「赤信号だった!」って、小学一年生並だよ。でも、緊張しながらもまあまあ順調に中学生活が始まったかな。
2006年04月06日
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一生懸命長い記事をせっせと書いたのに!!!
2006年04月04日
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