ぶーたろうと車いす

ぶーたろうと車いす

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

harerumama

harerumama

カレンダー

お気に入りブログ

二分脊椎の娘とのい… みるぴー5さん
みず… naokoumamaさん
あるこっ! みっく28さん

コメント新着

タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます 平素は大変お世話になっております。 タウ…
みーみー@ Re:修学旅行は厳しい!!(05/30) こんにちは。いつもブログを読ませて頂い…
初めまして。@ Re:膝あて~ぶうの場合は(^^)(07/02) 幼稚園で感じられた事、今の私とそっくり…
いいぷらん@ Re:二分脊椎の子は骨折しやすいよ!気をつけて!(02/26) うちの子も二分脊椎です。5月に股関節脱臼…
1太郎2太郎 @ Re:幼稚園か保育所か・・・ぶうの場合(04/07) お久しぶりです。 フリーページの方も…
2008年04月25日
XML
中3のぶうには、修学旅行があります。今、生徒達は毎日のように集まって、いろいろ計画をたてているようです。

  ちょっと心配だったのが、自由行動の班決め。クラスで「さあ、○人組を作ってみましょー」とわいわいと組んでいくと、あぶれる人が・・・。それは誰?ぶう君です、ってね。実際小6の時、親も傷つく場面がありました。

  今回はどうなのかな…、と思っておりましたら、保護者会での説明で
「自由行動日の班は、『自由』には決めませんでした。子供達も教師も『何で』という反応でしたが、長い時間かけて話し合って納得した上で、あらかじめ決まっていたクラスの実行委員達が、メンバーを考え班を組みました。それを全体集会で発表した時、騒ぎになるかなと思いましたが、静かに冷静に誰も異を唱えずすんなり受け入れられ、ほっとしてます」
 と修学旅行担当の先生。

 うれしいよー。ぶうのため?それもあるかもしれないけど、ぶうだけじゃないよね。

 やっぱりどのクラスにも、ちょっとみんなから浮いてる子っていると思うんです。また、「中2病」と言うくらい、中学2年の時は精神的に危うい子がたくさん出ました。いじめらたわけでもなく、なんだか心が元気でなくなって被害妄想的になったり学校に行けなくなったり。

 修学旅行は、どの子もみんな楽しみにしてる行事だと思うんです。中学生活のメイン・イベントと言ってもいいかもしれません。その中でも、少人数グループで計画して行動するというのはワクワクすることでしょう。



 中学生は、それを明るく乗り越えるような精神力はまだ育ってないと感じるんだなー。

 それと、まあ落ちつかないやんちゃ組もいるし。

 実行委員が考えたグループに、みんなが納得したのは、もしかしたら班からはずれてしまうかもしれない弱い子もとっぱずれてる子もやんちゃな子も組み分けされてると感じたからなのでは、と思うのです。

 後から担任の先生に、ぶうを班に入れるのは大変だったでしょうか、と聞いてみたら
「そうですね。うちのクラスの実行委員はやはりぶう君をどうするかを考えました。誰と仲が良いか、ぶう君が入るということは行動がどうしても制限される、それを納得できるか等考えました。班を発表したとき、同じ班になった子供達はOK、引き受けるという反応でしたよ」と聞いて、本当に安心しました。

 小6の時、同じような場面で、「友達同士でまず班を組んでみよう」と、ぶうはなんとなくクラスで浮いてるA君とまず組んだんです。ぶうは「浮いてる」とか「トラブルメーカー」とか分からないというか鈍いところがあって、気にせずその子といることができたんです。その子もぶうなら「お前むかつく」という反応がないので、今までもグループ活動では一緒だったりしたんです。
 二人は自然に一緒に組みました。「男子は3人から4人で」の指示のもと、二人はいつまでも二人です。
 先生は言ったそうです。「ぶう君は車いすなんだし、A君一人でぶう君のサポートは無理なのわかるだろ。ここはまだ2人だ。誰か入ってくれないかな」「誰かいないかなー」

 誰も。車いすのぶうとちょい浮きA君の二人と組んでも良いという子はいなかったんです。いつものおしゃべり仲間もクラスのリーダーも、誰一人、組んでくれる子はいませんでした。

 先生はぶうにはおとうが介助で付くだろうという頭があって「じゃあ仕方ないな」。で終わって、その後、男子グループと女子グループがくじ引きで組み合わせることになったんです。
 さあ大変、ぶう組に当たった女の子達の嘆き!!パニックですよ、嫌で。


 ぶうはまたまた素直に、「僕は一緒には行けないから、A君と二人で考えるんだ」と受け入れるんです。
 ぶうにそれでいいのか聞くと「本当はみんなと行きたいけど、だめだって言うんだからだめなんだよ」と情けない返事。

 6年間の学校生活の最後がこれか、と悲しくてもう学年主任の先生に言いつけて「それはとんでもない」となって、再度グループを説得して一緒にとなったんだけれど、それに女の子達は、猛烈ご立腹。ぶうの迎えに来ていることを知っていながら私にも聞こえるように「むかつく!!あいつらと結局行かなきゃだめだって言うんだよ。もう楽しみめちゃめちゃ!!!」とぶんぶんわめきながら教室から出て来るんです。
 本当におばさんも傷ついた~。
 でもね、嫌な物押しつけられたと思うかもしれない。けれど後からあと何年もして振り返ったとき、別々に行動してたらハンディのある子を切り捨てた自分が許せないんじゃないかなあ。逆に一緒に行ったならそういう子も引き受けて行動した自分はあん時偉かったなあと、ただ何でもなく計画通りにまわったより良い思い出何じゃないかなあなんて思ったりするんだけど、これは障害児の母仲間からは勝手な思いこみとしかられます。


 とにかく、今回はぶうも別のクラスになったA君もとりあえず班に組み込まれた形でスタートしたんですから、「別に行け」とは言われないだろうなー、たぶんね?
 今回の班決めのやり方、「ありがたい」と思った親子、けっこういると思うんだなー。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年04月26日 01時32分00秒
コメントを書く
[二分脊椎症児ーぶうの車いすスクールライフ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: