科学番組が増えてます。
今日も、NHKの料理番組みたいなのに、
でんじろう先生が出て、
氷点下の塩水であっと言う間につくるアイスクリーム
電気パン
スチールウールを燃やしてつくるピザ
を紹介してました。
たしかに、「へえ、そうなんだ」って刺激にはなると思います。
たしかに、それは、それで、いいと思うんですよ。
でもね、くどいようですが、
科学の楽しさってのは、予想するところ、
いろんなイメージをぶつけあって、
どの仮説が正しいのか、
ワクワク・ドキドキするところにあるんですよ。
それからすると、あの「実験」には、
結果ビックリ、そして、へえ、という知識、
それも、点としての知識しかないのです。
電気パンという実験ひとつとっても、
本当は、ホットケーキミックスに電流は流れるのか?
いや、その前に、牛乳で電流はどのくらい流れるのか?
てな疑問があるはずです。
その前に、水ではどうか?
水道水に100Vの電極を差し込んで、
100Wの電球は点くと思いますか?
濡らした手は電気を通しやすくなります。
そこから、推測すると、水道水を通って、灯りは点くと思われます。
しかし、点かないのです。ぜ~んぜん。
なのに、塩水では? 明るく点きます。
なら、砂糖水では? 似てるようなのに、ダメ。
さっぱり反応ありません。
だったら、牛乳では?
と、いろいろ予想の広がりがあり得るのです。
電気が通って、熱が出るってのも、つっこみどころがいっぱいです。
それらを、素通りさせて、表面的な現象面で納得させてしまってます。
納得しちゃいけないんですよ、科学って。
算数の教育でもそうですが、
最初に解き方を教えちゃうってのは、
もしかして、その子の可能性を奪ってしまう
泥棒と同じじゃないでしょうか?
脳みそを自分で豊かにするチャンスを奪われるのです。
そして、その感激も。
実験結果を先に教えてしまうのも、
これは、泥棒だと思います。
だから、科学実験のときは、
「予習は泥棒のはじまり」だと警告しています。
早くわかればいい、ってもんじゃないのは、
子どもの教育の原則でしょう。
大学受験くらいになれば、暗記勝負ですから、仕方がありません。
しかし、子どもの脳の神経回路を豊かに育てるためには、
促成の知識詰め込みは、考える力をスポイルしてしまいます。
スピードが速くなればなるほど、人間は考えなくなるわけです。
テレビってのは、基本的に速いんです。
だから、科学には不向きだと思います。
ぜひ、テレビ番組では、答えを教えないで欲しい。
その代わり、いろんな仮説の闘い方を特集して欲しいものです。
科学者の伝記や、ひとつの科学法則が発見されるまでの
ドラマを特集して欲しいものです。
説明しない授業 2011.09.07
電気となかよくなろう 2009.08.04
PR
Freepage List
New!
かめおか ゆみこさんCategory
Comments