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今日で11月も終わる。 最近、1ヶ月1ヶ月があまりにも短い。 僕は、毎月その月を振り返り、「今月の自分」を見つめ返す。 お前はこの1ヶ月、世の中に何を残した?何か貢献したか?…この自分自身に対する問いかけに、いつも何も答えられないでいた。今月もまた然り。 ある素人作家が書いた小説を読んでみてくれ…という依頼があった。 タイトルは『「好きです」といったことがありますか?』。 …僕にとってなんとも衝撃的なタイトル。 「好きです」…僕は一度しか伝えたことがない。結果は… 一世一代の告白はもろくも崩れ去ってしまったけれど、伝えたことに後悔はない。 好きだと伝えることができた女性と巡りあっただけでも僕は幸せなのかもしれない…今はそう思う。 …そんなことを考えながら、その素人小説を読んでいた。 感想は………がっかり。 最初の数ページからして、タイトルの重みに耐えらない文章。 情景から、心情から、なにから何までイメージができない陳腐な出来。 あまりにも直すべきところが多すぎて、書き直したほうが良いのでは?…そんな気持ちになってくる。 こういうのを読むのって辛い…。 『「好きです」といったことありますか?』…あります。撃沈されたけど後悔はありません。 『「好きです」といったことありますか?』…を読みましたか?…あります。後悔しながら読んでます。 …でも、何とかみんなで知恵を出し合って、いい小説に仕上がればいいなぁと思っています。
2005.11.30
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「だれかのことを強く思ってみたかった」角田光代・佐内正史/集英社文庫、読了です。 読了というほど読み応えのある本ではなかったのですが、とりあえず読了です。 写真と文章によって構成されている文庫で、小説というよりもアルバムみたいなそんな本でした。 東京を舞台にした本なのですが、小説ではないですね。 でも、結構面白い本でした。 まず、読みやすいし、角田さん自信のことを描いているようですし、私小説の好きな僕としては満足です。 もともと、角田作品の素敵なところは、人の目に見えない心の隙間の描写が巧みなところだと思うのですが、これも違わず巧みの技によって書かれていました。 とても親近感が湧くんですよね。 特に、「男と別れた」とか、そういったフレーズがなんともいえず僕は好き。 回想シーンが好きなのかもしれません。 小説というよりもアルバムなので、数十分で読みきることが出来ます。 図書館にあったら(ないと思うけど)、ぜひどうぞ。
2005.11.29
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今日は「だれかのことを強く思ってみたかった」角田光代・佐内正史/集英社文庫を眺めてみました。 この本、小説なの?…そう思える文庫なんですよね。 写真と物語が交互に取り入れられていて、なんとなく「読む」というよりも「観る/眺める」という表現をした方があっているような、そういった感じ。 まだ、すべてを眺めたわけではないのですが、決して悪くないですね。 角田光代さん独特の雰囲気をかもし出しています。 写真は佐内正史さん。 とてもいいコラボレーションだと思います。 この二人で描く「東京の記憶」…おもしろい小説の予感がします。 続きはまた今度。
2005.11.28
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昨日は久々に日記を書かなかった。…というか、書けなかった。 送別会があって、帰りは午前様。 今も少し酔いが残っているような感じ。気分わる。 何年ぶりかであった人達。 みな元気そうでなにより。 帰りはタクシー。 女の子を1人送ってから帰宅。 そのタクシーでの会話が妙に切なかった。 その女の子…なぜか会話の端々に寂しさが感じられる。 仕事のことなのか、彼氏とのことなのか、今の自分に自信がもてないような、そんな口ぶり。 昔はとても快活なしゃべり口だったのに。 考えてみると、僕も昔に比べればテンションが異常に低くなったような気がする。 心のどこかで、なにか満たされていないのかもしれない。 まずい!…また気持ちが沈み始めたような…そんな気がしてきた。
2005.11.28
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「からくりからくさ」梨木香歩/新潮文庫…読了です。 といっても、実は数日前に読み終わっていたんですけどね。 一気に読み終わったのですが、なんとなく漠然とこの小説の奥深さを感じる程度の印象しか抱けなかったので感想をアップさせることを控えていました。 今日は日曜日ということもあり、少しゆっくり読んでみました。 静かに心にしみこんでくるような…そんな小説でしたね。 でも、個人的には「りかさん」の方が好きかな? 登場人物が、あらゆる形で織物等の伝統文化を彼女達が教えてくれるので、勉強にもなる本でした。 まぁ、ドラマチックな展開はないのですが、こういった静かな時間が流れる小説を読むと時に心が休まるものです。 代々引き継がれる伝統・文化・慣習…そういった人間の内的なものを感じることが出来たような気がします。 4人と1人の人形「りかさん」が織りなす織物と染物と物語に、ちょっと穏やかな気持ちにさせられました。 図書館にあったらどうぞ読んでください。
2005.11.26
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お腹がすいた。朝から何も食べていない。 仕事をはじめる前に軽く食べようと思っていたところ、事務所に着いたときには食事のことはすっかり忘れていた。 これから打ち合わせ。もう食事をする時間はない。 ブログを書いている時間があるなら、飯食えば良いじゃん!…と思われるかもしれないけれど、打ち合わせの後、みんなで酒を飲むことを考えると今は食事はできない。 あぁ~お腹がすいた。 こういうときに限って、料理雑誌が目の前にあったりするんですよね。 うまそうだ。…カメラマンの腕がいいのか、いい匂いとあったかさが伝わってくるこの写真…今の僕には拷問です。 あと3時間はなにも食べられないなぁ…トホホ。
2005.11.25
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クリスマス用のカードを作ろうと思っている。 …ただのカードではつまらんなぁ~と思っていたところ、事務所にポップアップカード作成のためのPCソフトがあった。 ポップアップカード…皆さんはご存知だろうか?ちなみに僕は知らなかった。 本を開くと、家が飛び出してきたり、花が飛び出してくる代物。 さすが、編集プロダクション…いろんな会社と取引のあるライターさんやデザイナーさんが集まっている。 その中の誰かが、ポップアップカード作成用ソフトを持っていたのだろう。 …これだ!と思い、そのソフトがインストールされているPCを使わせてもらった。 が!…そのソフトの使い方がわからない。 結構難しいもので、僕のようなド素人には簡素で陳腐な家しか設計できなかった。 すぐに結果がでないと、僕はすぐに飽きてしまう。 …辛抱できないのが、僕の悪いところ…だとわかっていても、面倒になって止めてしまった。 やっぱ、クリスマスカードは手作りでしょう! ということで、手作りのカードを作成中。 でも、このカードを受け取った人は、果たして喜んでくれるのだろうか?そんな不安を抱えながら、久々の絵描き。中学校以来の美術の時間…不安があるけど楽しいですね。 仕事の合間をぬって、1日30分ずつカード作成をしていこうと思う。
2005.11.24
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今日は祝日。勤労感謝の日。…暇だ。 完全オフというのは嬉しくもあり、暇でもあり。 今読んでる小説「からくりからくさ」の続きを読もうと思ったけれど、なんとなく小説より映画の気分。 レンタル屋さんで借りてきたのが、『Mr.インクレディブル』。 この映画、去年の12月に映画館で観た作品。それでも、改めて観たいと思ったもの。 ヒーローアニメ…面白かったですね。 久々に童心に戻ることができました。 家族全員で悪と闘い、そして勝利するといったストーリですが、このアニメのいいところは、ただ単なるヒーローものというものではなく、男の人生のあり方・苦悩、家族愛のあり方が、ちりばめられているところです。 家族全員で観るのに適した映画だと思います。 あ~面白かった。 今度は…小説が読みたくなってきた。
2005.11.23
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今日、結婚式のカードが届いた。 「Just Married」を題されたポストカード。 この2人は、僕が前に働いていた職場でアルバイトをしていた2人。 結婚した旨のメールが来たのが、今年の5月。 確か、そのことはこのブログでも掲載したと思う。 ちょっとだけ羨ましいのと、すごく嬉しいのと、少し照れくさくなるカードだった。 このカードが届く数日前に、メールで「新婚旅行はどこへ行ったの?」と聞くと、「まだ、行ってません。沖縄にしようかと思っているのですが、どうなるかわかりません…」という返事だった。 新婚旅行は沖縄…。沖縄は素敵なところだが、12月よりも4月か5月に行った方がより良い旅行になるような…ならないような。 結婚後2人の初めての旅行。どこに行こうと幸せなのかもしれないけれど…「海外に行かせてやりたい」…なんていう<小さな親切、大きなお世話>心が僕の中に芽生えたりして。 沖縄に特別な思い入れがあるのならまだしも、お金がないから「せめて沖縄」に行こうということなら、お金を出してあげようかな?どうしようかな? やっぱり、余計なお世話かな。 来週2人に会うので、聞いてみよう。 2人の付き合うきっかけが僕だったこともあり、あの2人が気になって気になって仕方ありません。 俺もおっさんになったなぁ…としみじみ感じるこの頃です。
2005.11.22
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途中だけど…「からくりからくさ」梨木香歩/新潮文庫。 昨日は徹夜で仕事をしていた。 あさの7時頃にやっと原稿を書き終え、それをメールで送信して一休み…のつもりが、目を覚ましたのは、もう3時過ぎだった。 …あぁ~、生活のリズムが… 今日の夜は、多分眠れない。生活のリズムが狂うと、早朝の仕事が出来なくなる。 …困った。 夕方近くに起きてしまうと、何もやる気が起きない。 したがって、久々に読書。 まだ、途中なんですけどね。「からくりからくさ」です。 この小説、「りかさん」を読んでから、とても読みたかった小説なのですが、なかなか時間がとれずに…今頃になって。 やっぱ、いい小説ですね。 文章も丁寧で、読みやすく、一つ一つのシーンが目に浮かぶ…そんな文章です。 僕は、こういう文体が大好きですね。 さらに、物語自体が面白い。 …心をもった人形「りかさん」を中心にちょっとした人間模様が展開されていきますが、人と人との心のつながりがとてもリアル。 心を持った人形…この不思議さからは程遠い、リアルさ。面白いと思います。 続きはまた今度。
2005.11.21
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今日、東京国際女子マラソンがあった。 もうすでに知っているとは思うのですが、優勝したのは『高橋尚子さん』。 うれしかったですね。素敵でしたね。何かに真剣に打ち込んでいる人っていうのは輝いて見えますが、その思いを一層深めました。 たしか2日前、右足ふくらはぎ3箇所の肉離れを発表した彼女。 …なんでそんな状態で走るの?もしかして意地とやけくそが混在しているのか。 こんなことを思ってしまった自分が恥ずかしいです。 後半までゆっくりとした展開。 …なんか見たことのある風景だなぁ~と思っていたら、しょっちゅう僕がバイクで走る道ではありませんか。 …ここから坂道なんだよね~と思っていたら、解説でも同じ説明がされていました。 ゆっくりした展開…スパートをかけるなら坂に差し掛かる前にした方が良いんじゃないのかなぁ~と、素人ながらに思っていた、その時、彼女はスパートをかけ始めたんですよね。 凄かったですね。 全然関係ない僕の思いが通じた気分で、そこからはずっと手に汗を握りながら見ていました。 ゴールしたときはオリンピックで優勝したとき以上の感動を覚えました。 この2年間、彼女はどんな思いを抱いて練習してきたのか、どんな辛い気持ちで生きてきたのか…そんなことを考えていたら目頭が熱くなってしまいました。 高橋さん、優勝おめでとう!
2005.11.20
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以前、僕は、あるセミナーで外国為替証拠金取引について説明したことがある。 ホンの30分程度の説明だったにも関わらず、僕の話に興味を持ってくれた人が数人いた。 その数人は、そのセミナーも終わったあと、具体的な運用方法を教えて欲しいと集まってきた。 基本的なこと、一 決して欲張ってはいけないこと、二 素人が相場を張ってもうまくいくことは滅多になく、よっぽどのことがない限りデイトレードなんてことはしないこと …こういったことを守りながら運用していくことを伝え、実際の僕の取引方法を開示した。 僕の運用方法は世の中で言われている方法とは全く違うこともあり、みんな半信半疑で帰っていった。 いつの間にか、その数人はこまめに連絡を取り合い、互いの情報を交換し合いながら、大きな利益を得ていた。 そんな彼らから、『情報交換と共に初月さんの今後の為替の見通しについて聞かせて欲しい』との連絡をもらった。 運用実績もある彼ら…僕の運用方法とメンタル面の教えを忠実に守り続けていたらしい。 『おぉ~なんてかわいい教え子たちよ!』 …と思っていたら、なんとその中の1人は月にX万円も稼いでいるではないか! …『お、俺より稼いでいる!』 もともと資金が豊富にある爺さんたち…羨ましい。 歳をとっても貪欲にお金に執着する爺さんたち。その執念に脅威を感じつつも、さすがに僕より儲けているのには妬みが生まれる。 『教えなきゃ良かった…』なんて小さいことを考えてしまう愚かな自分が恥ずかしい。 …小ささついでに『おぉ~なんてかわいくない教え子たちよ!』少しはお礼をよこせ。 ちいせぇ~な、俺って。
2005.11.19
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昨日、DVDで『ネバーランド』を観た。 なんか…かったり~なぁ~と事務所でダラダラとしていたら、本棚にあったDVDが目に入った。『ネバーランド』…観てない。早速拝見。 監督:マーク・フォースター/出演:ジョニー・デップ 、ケイト・ウィンスレット 解説をチラッと読むと、あの有名な「ピーターパン」の原作者の話。 感動の名作と銘打ってあるこの作品。感動というほどの感動はなかったけれど、とても興味深く観ていました。 ピーターパンのストーリーが出来上がるまで、いろんな葛藤とドラマがあったんですね。 優しさと悲しみと温かさに満ちながらも、一方で恨みや妬みが交錯した展開がとても良かったと思います。 人としての温かさ…こうありたいなぁと思える作品でした。 誰しも持っている「ネバーランド」…大切にしたいですね。 いい映画だと思います。レンタルでぜひどうぞ。
2005.11.18
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11月11日に書いたブログの女の子から電話があった。 彼女は13日にお見合いをしている。 「どうだったの?」と僕が聞くと 「20代のときだったら、5分と一緒にいられないような男だった」と彼女は言った。 …大爆笑だった。 「なに笑ってるのよ!」と彼女は怒った。 もともと僕は、彼女がお見合いをすること自体、向いていないと思っていた。それが正に的中したという思いと、未婚仲間がまだいるというさもしい思いとが交差して、思わず大爆笑してしまった。 「じゃ、結婚はないよね」と屈託のない明るい声で僕が言うと、思いがけない返答があった。 「でも…このままだと親が心配するし…我慢しようかな…」 彼女は本当に悩んでいた。 僕は…大笑いしたことを詫びて、そして言った。 「そんなに嫌だと思う人と結婚なんかしたら、近い将来、もっと親が心配するんじゃない?君だったら、じきにもっといい話があるんじゃないの?」と。 「じきに…っていつよ」………なんと捻くれた言葉でしょう。 知らねぇ~よ…なんて冷たいことは言わなかったけれど、いままで聞いたことのない落ち込んだ声に僕はなんて言ったらいいかわからなかった。 「…なんか…寂しいなぁ…」と最後に言った彼女の言葉は何を意味しているのかな…そんなことをずっと考えていた。 …女心はわからない。 「今度、一緒に食事でもしようよ」と言って、僕は電話を切った。 ん~困ったもんだ。
2005.11.17
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途中だけど…「誰も沖縄を知らない~27の島の物語」(森口豁<宮台真司・解題>)。 帯に惹かれて買ったこの本。「きれいな海、あたたかい人たち、それだけ?」…この帯の内容に共感を覚えた。 沖縄に30近くの島々があることを知っている人は、どれくらいいるだろうか? 僕が知っている島は…久米島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島…この程度。 聞けば、「あ、そういえば…」という島はいくつかあるけれど、僕が数え上げられる島は、たったの5島。 沖縄と聞いて、すぐ思い浮かべるのが、米軍問題・沖縄戦…他にはなにも知らない。 水もなく、10日も雨が降らなければ、農作物だけでなく生活している人々が干上がってしまうような島があることを知っている人はどれくらいいるだろうか? サトウキビ栽培の難しさ、ハブとの共存…等々、何も知らないことだらけ。 そんな沖縄の島々をルポしたのが、この本。 日本人として共に生きる我々が、共有すべき問題が山積していることを思い知らされる一冊として、非常に興味深い。 まだ途中だけど、一つ一つの島の物語に目が離せない切迫感を感じる。 お気軽に観光なんかできないような…そんな気持ちに。 近いうちに読みきりたいと思う。 最近、小説を読む時間がない。でも、この手の本も非常に面白いとつくづく思う。
2005.11.16
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仕事の合間をぬって、ブログ書き…こんなことでいいのだろうか?いいんです…と自分に言い聞かせ。そんなことはさておき…。 午前中に『エリザベスタウン』を観てきました。この作品、恋愛映画ですね。 この手の映画や小説が好きな僕としては大満足でした。 ちょっと、流れが唐突…と感じるところがありますが、ラストがとてもロマンチックだったこともあり、十分満足でしたね。 オーランド・ブルームとキルスティン・ダンストが恋の華を咲かせるこの映画。 会社をクビになり、恋人にもふられ、自殺も考えていたところに父の訃報が…。 何もかも清算したくなる失意の状況において、偶然出会った女性と不思議な関係が築かれていく。その相手との偶然の長電話。思いがけず意気投合する自分たち。重なり合う偶然が2人を恋に導いていく…。 ラストシーン…素敵でした。流れる音楽も素敵です。 偶然…、ときめき…、恋ってこんなもんですよね。 ちょっとあり得ない展開だと思いつつも、恋の本質…偶然性からすれば、あり得る話と思えないから、これまた不思議。 誰しも一度は経験のある甘酸っぱい恋心…これを思い出させてくれる映画かもしれません。いい映画でした。
2005.11.15
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僕がむかし働いていた会社は人の出入りの激しい会社だった。 とにかく仕事がきついし、給料が安い。 仕事がきつい分、助け合うことがなければ、とてもじゃないけれどやっていけない…そんな環境だったためだろうか?僕のいた頃の人と人のつながりは緊密で、最強のチームワークで仕事をこなしてきたと思う。 それでも、給料が安いのはいかんともしようがなく、辞める人は数多くいた。 そこの会社で未だに働いていた人が、転勤することになった。 そこで、送別会。 なぜか…必然的にOB・OGに声をかける役回りは僕になる。なぜだ? もう幹事はやりたくない。と思っていても、現役の頃から宴会部長だった僕にまとめ役が回ってくる。 現役組の幹事の求心力は全くない。やっぱり、俺しかいない。 現役組の幹事が立てた日程は…「日曜日の夜8時から」というもの。 こんな設定をして人が集まるわけねぇ~じゃん! ぼくは、かなり不満があったけれど、OBがでしゃばってはいけない…という思いがあるため、渋々その日程でOBに声をかけた。 25人に声をかけた。…参加者はたった4人。みんな断ってくる。 現役組の参加者も少ない…との途中経過を聞いている。 僕が働いているときに、こんなことはなかった。 人が変われば、雰囲気も変わる…どんどん荒廃していく前の職場を見続けるのも寂しいものだとつくづく思った。 復活しようか?……絶対いやだ。この職場…僕と姫君の出会いの場。 なんとも、いえず…とても切ない思いがする。 そんな1日でした。 ごめんなさい。つまらない日記で。
2005.11.14
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日曜日にもかかわらず、僕は仕事。 仕事の帰り、新宿駅でおりて画材専門店に立ち寄った。 その店は新宿2丁目になるのかな?3丁目になるのかな?…とにかくでかい店で5階まで様々な画材や文房具が売られている。 クリスマスカードを水彩画で手作りしたいと思っていた僕は、どんな絵の具があるのか確認したかった。 しか~し!確認するのは良いけれど…多すぎて、なにを選べばいいかわからない。 これは素人は手を出してはいけないということなのか? 筆一本にしても、同じような形、同じような大きさであるに関わらず、値段が全然違う。 色も、同じ色で同じ内容量であるにも関わらず、値段が違う。 どうすりゃいいの?…店員に聞いてみると、親切に応えてくれるが、「あ~そうなんですか~」といいつつも、理解できない。 考えてみりゃ…絵の具を触るなんて中学校以来のこと。全くの素人。 パソコンでデザインしようか…とも思ったけれど、やっぱり手作りの温かみには代えられない。 どうしよう?…結局、今日は用具を揃えるのは止めに…。 あ、そういえば、カードに使う紙はどんな紙がいいのだろうか?聞いてくるの忘れた。 …トホホ。
2005.11.13
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今日は完全オフの日。暇だ。 友人に電話をかけ「久々に会わない?」…と言っても、「わりぃ~今日は用事があるんだ~」…という返事ばかり。 なんか…こういう日はとても寂しいもので、疎外感を感じてしまいます。 ということで、本でも読もうかと思いつつ、未読の本を探していると、こういうときに限って読みたいと思える本がないんですよね。 仕方ないので、タイの思い出をちょっとだけ。アユタヤからの帰り…。 トゥクトゥクでの2時間ほどのアユタヤ遺跡観光を終え、バンコク行きの列車のチケットを購入した。 タイの列車のチケットは、日本と異なり(新幹線等は除く)、乗る列車の時刻と到着時間が記載されている。 チケットを確認していると、30分前に発車している列車のチケット。え~?…間違ったチケットを渡されたと思った僕は、正直、焦った。タイの言葉はわからない。間違っている…ということをどう伝えたらいいかわからない。恥ずかしいことに少しパニック状態になった僕は英語で話しかけることを忘れていた。 チケット売り場で、渡されたチケットを指差しながら、「ん!…う!…ん!」と言っているだけ。そうすると、売り場の人は僕が何を言いたいかわかったらしく、…流暢な英語で対応してくれた。 「間違っていません。列車が遅れているだけです」と。 …え?そうなの? そういえば、ガイドブックに書いてあった。…タイの列車は時間通りに動かない…と。 これもお国柄なんだろうか。日本の感覚でいうと列車が遅れるということは大変なこと。 JR西日本のあの事故だって、運行時間を守るために無理をした結果…とも言われているくらいなのに。 それから、さらに30分くらい経ってからお目当ての列車が到着した。 めちゃめちゃ混んでる。降りる人は窓から大荷物を投げ捨て、そして降りてくる。乗る人は後先かまわず無理やり乗り込む。 そんなことを経験したことのない僕は、唖然としてみていた。すると、まだ乗っていない僕を残して列車が走り始めた。…なんだ!この国は… これを逃したら後何時間待たなければならないかわからない。動き始めた列車に必死でしがみつき、強引に客席までたどり着いた。 ん?…この車内風景、どこかで見たような。…そこは、まるで戦後の日本のみたい。 大の大人がゴミは窓から放り投げたりするような無法地帯。譲り合うなんてことは全くなかった。日本人の僕はそんな風景をみて、「モラルがどう」とか「エチケットがどう」とか、そんな考えが湧き起こるけれど、これがタイでは普通のことなのかもしれない。 ちょっと…タイは僕にあわないかなぁ…とバンコクに着くまで感じ続けていた。 それにしても、これもまたいい経験です。 いろんな国がある。いろんな人がいる。…それを感じるための海外旅行。 決して、また来たい…と思えるところではなかったけれど、また一つ目的を達成できたという充実感はあったと思う。 今度の旅の思い出は、12月に行くドイツの思い出かな。はたしてドイツは僕にどんな経験をさせてくれるのでしょうか?…ドイツ語…しゃべれねぇ~。
2005.11.12
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今日は思いがけない電話があった。 僕が昔働いていた会社の同僚の女の子。 何ヶ月ぶりだろう?…思い出せないくらい久々の声だった。 めずらしく長電話…何かを言い出しそうで、言い出さない。 「なにか話があるんじゃないの?」 と、僕から切り出すと 「わたし…お見合いするんだ…」 何とも寂しそうな声だった。 「ふぅ~ん」とただ聞いていたら、彼女は「それだけ?」…といってきた。 それだけ?…といわれても、僕には何もいえない。 しかたないので「いい人だといいね」と、言うと… 「そうじゃなくて!」とちょっときつい口調で言い返してきた。 そんなこといわれても僕には何もいうことは出来ない。 「なにを言って欲しいの?何が聞きたいの?」というと 「べつに…」 そんなやりとりを終えて、電話を切った。 女心はわからない。 もしかして、〇〇のことが聞きたいのか?…〇〇とは、彼女の付き合っていた男で、僕の昔の同僚。そうじゃないのか? もしかして…僕?んなわけないよなぁ…。 彼女とはただの普通の友達だった…と、僕は思っているけれど、彼女は… うぬぼれだよね… 失礼しました…ちょっとだけ恥ずかしい。 でも…結婚とか、お見合いとか、…そういう話をきくと、また一段と寒さが身にしみます。僕も姫君と結婚…んなわけないよなぁ… 姫君…どうしてるのかな? …そんな1日でした。
2005.11.11
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久々に掃除をした。…何ヶ月ぶりだろうか? 多分、最後に掃除をしたのは7月のはじめ頃。 7月になって、さすがにホットカーペットが邪魔になり、それをしまうついでに渋々掃除をした記憶がある。 あの時も大変だった。散らかった紙くずをかき集めて40リットルのゴミ袋が4つか5つできるくらい汚ない部屋だったと思う。 あれから5ヶ月。今度はホットカーペットを出すために、渋々掃除をした。 今回も大変だった。部屋中に散らかっている空のペットボトルをかき集めてラベルをはがし、水でゆすいで、そしてつぶしたペットボトルの本数は大きいもの小さいものあわせて50本くらい。 いろんなところからペットボトルが出て来る。 雑誌が散らばっているエリアを片付けていると、下からペットボトルが出て来るし、机の下を片付けていると、そこからまたペットボトルが出て来る有様。 …これが札束だったらなぁ…なんて不毛なことを思いながら片付けていると、願いは叶うもので500円玉がでてきた。 さすがに札束はでてこなかったけれど、500円玉一枚といえども嬉しいもので、なんとなく良いことがありそうな気がする。 …と思っていたが、甘かった。 幸福を呼ぶはずだったその500円玉をポケットに入れていた僕。掃除も終わり、汗で汚れた服を洗濯し、干していたとき…。 チャリン…という音と共にポケットに入っていたはずの500円玉が転げ落ちた。 500円玉の向かう方向はベランダの排水口方面。 嘘だろ?冗談だよね?…という僕の願いは虚しかった。 みごとに排水口に入っていった、幸福を呼ぶはずの500円玉。 もともと、お金をきちんと管理しなかった僕が悪い。洗濯をするとき、ポケットの中を確認しなかった僕が悪い。 でも…排水口に落ちることはないんじゃないの?とても悲しい結末を迎えてしまった。 ちなみに、500円玉を救出する際、洗い終えた衣類をベランダに落としてしまった僕。 真っ黒になってしまった衣服たち…また、洗い直し。 どうも納得のいかない一日になってしまった。
2005.11.10
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この前、途中まで書いたタイの思い出の続きをちょっとだけ。 プアランポーン駅からアユタヤ駅までの約1時間半、ぼんやり窓の外を眺めていたとき感じた印象までは書いたと思う。 ……… 確か、14時の列車に乗って到着したのは15時40分頃だったと思う。 時間も時間だったので帰りのことがちょっと心配だった。 その日のうちにバンコクまで戻らなければ…そのときは、野宿。 これはどうしても避けたかった僕としては、帰りの列車の時刻を確認するために、駅の中をうろうろしていた。アユタヤ駅は世界遺産指定の遺跡があることころだけど、駅自体は大きくない。というか小さい。 そんな駅の中を歩き回っていると、1人の女の子が近づいてきた。 片言の英語と早口のタイ語でなにやら話しかけてくる。 どうやら、トゥクトゥクを利用させたいみたい。トゥクトゥクというのはタイ中を走り回っている三輪のタクシーで、2サイクルの軽トラックみたいな乗り物に簡素な席とホロをかぶせたものです。 トゥクトゥクに乗るのはかまわないけれど、帰りの列車の時刻が気になっていた僕としては、非常にしつこい鬱陶しい女の子。時刻を確認し、それからの計画を立てていると、未だにその女の子は僕に付きまとってくる。 あまりにしつこく付いて回るので、僕は意地でも彼女の案内するトゥクトゥクには乗らないと決めていた。 しかしながら、なんの機動力も使わず遺跡観光をすることは不可能。トゥクトゥクは使えない…。走って回ろうか…疲れる。…アホらしい。そこで、レンタル自転車で回ることにした。 アユタヤ駅の真正面はバラック作りの商店街が並んでいる。その中にレンタサイクルの看板が見えた。 しつこい女の子を振り切って、道路を渡り、レンタサイクルの店に行くと…誰もいない。 周りのタイ人たちは、僕を怪訝な目で見ている。 後ろを振り返ると…さっきのしつこい女の子が僕を見ている。…何がなんでも僕にトゥクトゥクを利用させたいみたい。 僕はどうしたらいいかわからなくなった。その場に居続けることはできない。レンタサイクルは使えない。しつこい女の子は手を振りながら、なにやら叫んでいる。 意地になっていた。歩いて観光をする…野宿もいとわない…そんな暴挙に出た。 それにしても暑い。暑いし、疲れるし…ホンの10分程度歩いたところで挫折。 そんな時、一台のトゥクトゥクが僕の脇に止まった。 500バーツで2時間の観光案内をしてあげるとのこと…とかく日本人とわかると、高額をふっかけてくる。500バーツ!高い。お断り。 断ると、300バーツではどうか…と言ってきた。それでも高いような気もしたけれど、セコイと思われたくないという変なプライドがあった。 納得したわけではないけれど、300バーツで2時間観光をしてもらうことに。 しかし、実際にいろんな遺跡を巡っていると、これがまた楽しい。 トゥクトゥクの乗り心地はとても悪いけれど、それでも夕日と排気ガスに包まれながら観光をするのも悪くない。 はじめは500バーツもふっかけてきた運転手だったけれど、時間が経てば経つほど温かい人柄が滲み出てくる。とにかく親切。とにかく僕のことを気にかけてくれる。 彼は片言の英語しかできない。それでも、できないなりに一生懸命「次はどこにいきます」「次はここです」と僕が心配しないように説明してくれる。 言葉は通じなかったけれど、彼の人柄は伝わってきた。 できるだけ多くのお金を稼ぎたい…これが現地の生活なんだと思えたとき、500バーツでも良かったのかも…そんな気になった。 時間的にすべての遺跡を回ることはできなかったし、遺跡自体には大した感動はなかったけれど、現地の人と一緒に過ごせた、たった2時間は貴重な時間だったと思う。 僕の旅行の目的の一つとして、現地の人を知りたい…というのがあるのですが、その目的を果たせたような気がした。 もっともっと書きたいことはあるのですが、今日はここまで。
2005.11.09
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今日は『いのちのハードル~「1リットルの涙」母の手記』木藤潮香/幻冬舎文庫を読みました。 数日前に「1リットルの涙」木藤亜也/幻冬舎文庫を読んでから、是非読みたいと思っていた本です。 「いのちのハードル」は亜也さんの母親である木藤潮香さんの苦難・困難を綴ったものですが、「1リットルの涙」で感じたもの以上の悲しみの歴史が綴られています。 看病する側の辛さは並大抵のものではありません。 医師との関係、家政婦との関係、それ以上に確実に天国への階段を登り続ける娘を目の当たりにしなければならない辛さ…そんな重圧感に打ちひしがれる思いで読みました。 将来に希望も持てず、消えかかっている娘の命の炎を消すまいとして、共に必死に行き続けることの苦しみはいかほどのものであったでしょうか。 娘の生きている証は唯一、「書き続けること」。日記を書き続けることを勧めながらも、時を追うごとにペンを持つことすらできなくなっていく…そんな過程を見続け、受けとめ続けた日々はいかなるものだったか。 それを想像しただけでも涙…涙でした。 命の尊さ、人を思う気持ち、優しさ、家族とは…さまざまな言葉が心の中でこだまする…そんな本です。 「1リットルの涙」を読んだ人は、ぜひ「いのちのハードル」も読んで欲しいと思います。
2005.11.08
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昨日の続きを書こうかと思ったのですが、一休み。 今日は映画「Always~3丁目の夕日」の感想をちょっとだけ。 会議まで少々時間が空いたので観てきました。 感想は…面白い! 昭和30年代の東京を舞台に繰り広げられる様々な人間模様。 ちょっとコミカルに描かれている中にも、甘く、切なく、温かく、悲しい物語にとても感動しました。 親に見捨てられた子、青森から集団就職してきた女の子の葛藤、そのほかちょっとした恋物語、様々な人間模様に懐かしさと温かさを感じます。 今の時代、冷蔵庫、TV、洗濯機は当たり前。 47年前の生活から今の時代を誰が想像したでしょう。 携帯もない、DVDもない、エアコンなんて物もない時代なのに、とっても幸せそう。 そんな時代が描かれた「Always」…お勧めです。 最近、歳をとったせいか、涙腺が弱くなったみたいなんですよね。 ラストのシーン文学さんと淳之介が抱き合うシーンでスクリーンがぼやけてしまいました。 いい映画だと思います。
2005.11.07
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今日はタイ旅行に行ったときの思い出を少しだけ書いてみようと思う。 僕は、海外旅行にいったとき、できるだけ旅行会社のツアーで観光をしないようにしている。…もちろん、無料のときは利用させてもらうけど。 お金の問題もあるけれど、出来る限り地元の人と同じ交通機関を使い、同じ目線で町並みを観たいからだ。 ということで、タイに行ったときも無料のツアーは利用したけれど、アユタヤ遺跡に行ったときは、タイの人々と一緒に汽車でアユタヤまで行った。 プアランポーン駅からアユタヤ駅まで約1時間30分。やはり3等列車。エアコンなんて有りはしない。窓を全開にして、入ってくる風が唯一の冷房設備。 ぼんやり外を眺めていると、バンコク市内とは全く違う風景。バンコク市内でさえ、そんなに裕福さを感じないけれど、市街はもろに貧困さを感じる雰囲気。 イメージ的には敗戦直後の日本…かな? ちょっとした嵐で吹き飛んでしまいそうなバラックの家々に上半身はだかの子供たちがたくさんいる。トラックが通れば凄い土ぼこりと排気ガス…水溜りからは悪臭がしているし、ゴミも放置しているみたいで、バラック街全体は決して清潔とはいえない。 出発から30分くらいは、こんな町並みが続いていた。 こういう風景を見ていると、つくづく思う。…感謝の気持ちを忘れてはいけない 日本は恵まれ過ぎている。日本にも僕がタイで見たような街はあるとは思うけれど、それは極々一部であって、あそこまで大勢の人が…ということはないと思う。 3等列車は窮屈で空気も悪いけれど、あらゆる意味で貴重な経験をさせてくれる素敵な汽車だった。 自分の生きている環境に感謝しつつ…続きはまた明日以降。
2005.11.06
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今日は天気もよく穏やかな一日でしたね。 どこかに遊びに行こうかとも思ったのですが、いざ出かけるとなると行くところがないんですよね。 ということで、仕事も兼ねて一冊の本を読んでみました。 …「質問する力」大前研一/文藝春秋…です。 率直な感想をいうと…失敗でした。 帯に『人生 ビジネス これをつければあなたも必ず成功する』…とあったことから、購入したこの本。 なにかビジネスに役立つかと思っていたのですが、全く僕の勘違い。 内容を簡単に言ってしまうと、大前さん流の政治・行政・教育問題に関する意見書。 『質問する力』…についてダイレクトに書かれているわけではなく、単なる「提言」。 思ってもいなかった内容にちょっとがっかり。 一つ。内容が悪いと言っているわけではなく、僕の期待していた内容からは程遠い内容ということです。 でも、この帯の書き方は問題あるんじゃないの?…1500円損した気分。 途中で何度もやめようかと思ったのですが、最後に何かいいことがあるかも…そんなわずかな期待にすら応えてくれませんでした。 気分的に…いい天気、穏やかな一日…ではなくなってしまいました。…ハハ
2005.11.05
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今日は「1リットルの涙」木藤亜也/幻冬舎文庫です。 この本、新宿紀伊國屋の店内を散策していて目についた本。 …なんかドラマでやっていたような、いないような…と思っていたら、帯に『待望の連続ドラマ化!この秋、放送』と書いてありました。ということで、購入。 「脊髄小脳変性症」という難病にかかり、25歳の若さで亡くなった木藤亜也さんの日記を本にまとめたものです。 青春時代を病気に奪われた少女の心の葛藤が綴られています。 1リットルの涙は出ませんでしたが、涙なくしては読めませんでしたね。 自分の将来の不安、自分の生命の不安、そんな苦しみを抱えながらも「生きる」ことへの希望を捨てずに闘い続けた少女の姿は感涙ものです。 僕も反省しました。 生きることの辛さを嘆くような、愚痴ばかりこぼすような、そんな後ろ向きな人生を歩んできました。ダメですね。 生きたくても、それができない人がいるということ、身体的に健康であることが、どれだけありがたいことか、前向きに生きることの大切さを改めて実感させられました。 最後の部分に木藤亜也さんの母親の「あとがき」があるのですが、涙で読めませんでした。母親の愛情、そして生きていることのありがたさ…実感します。 ぜひ、いろんな人に読んでもらいたい一冊です。
2005.11.04
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今日は、友人夫妻の家にお呼ばれ。 久々にあった2人。 結婚してから約1年。マイホームを購入し、生活も落ち着いたので一緒に食事でもしようということに。 とても暖かい雰囲気。まだまだ新婚…ラブラブといった感じ。 僕を招くために鍋を用意してくれていた2人。 とても嬉しかった。 今思えば、あの2人が結ばれるとき、いろいろな障害がありました。 双方の両親の理解が得られない…そもそも、旦那のほうは別の女性と婚約していたから。 誤解をされないように書かなければいけないので補足をいれると、彼は決して一方的に婚約を破棄するような、いい加減な男ではありません。 どちらかというと、彼の婚約していた女性の方がいい加減。 そんな2人の関係を解消させるために、いろんな人が間に入ったのを覚えています。 僕の知っている人も、二人の狭間で悩むほど、揉めに揉めていた。 理由は…書かない…というか書けないけれど…。 それにしても羨ましい。 一緒に壁を乗り越えて、やっと幸せを掴んだ2人。 これから先も幸せでいてほしいと心から思った1日でした。 次は牡蠣鍋にしてくれ…といったら、奥さんはムッとしていたりして。 旦那のほうは、お前が牡蠣を用意しろ…と言っていたりして。 とにかく楽しい1日を過ごさせてもらいました。 こういうとき独り身の寂しさを感じちゃう…また、愚痴ってしまいました。
2005.11.03
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「古道具 中野商店」川上弘美/新潮社…読了です。 とうとう読み終わりました。 実にいい連作短編小説です。 友情、愛情、…ちょっと幸せな気持ちにさせられる温かい小説だと思います。 古道具屋中野商店を中心として、そこで働く人達の人間模様、そして、なんとなく不思議な常連客との関わり…小さな小さなお店を舞台に繰り広げられる小さな小さな物語がとても大きく心に響きます。 ちょっとイライラするけれど、はがゆい恋愛模様も最高です。 僕はハートフルストーリーだと思いました。 川上ファンはもちろんのこと、そうでない人達にも手にとって欲しいと思います。
2005.11.02
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今日は11月1日。 映画の日です。 仕事も終わり、夕方から映画を観にいってきました。 何を観ようか?新宿歌舞伎町で周りを見渡したところ、どうもパッとしない。 観たい!…と思える映画がやってないんですよね。 それでもって帰ろうかと思ったのですが、せっかく来たのに何もしないで帰ってしまうのはすっきりしない。 そこで、再び『蝉しぐれ』を観ることに。1000円だし、まっいっか…そんな気分。 二度目の鑑賞だったが、やっぱりいい。 1回目に観たときと同じところで泣けたし、2回目で新たに感動を覚えたシーンがあった。 映画を観て、小説を読んで、そしてまた映画を観て…それぞれ感動できたのだから、この物語の持つ力はかなりのものだと思う。 文四郎が、江戸に行ってしまう「ふく」を追いかけるときのシーン…。 絡まれて、殴られて、結局「ふく」に会えなかったとき、文四郎がつぶやいた「ふく…」という言葉だけでジーンとしてしまう。 さらに、やっぱり、ラストシーン。 「お福様」と呼んでいた文四郎が、幼少時代と同様に「ふく」と2回呼んだシーンで目頭が熱くなってしまい、スクリーンが見えなくなってしまった。 しつこいがやっぱりいい映画だと思う。 20年以上一人の女性を想い続けることの困難さ、辛さ、苦しさ、…自分もこうなってしまうのだろうか?…そんな不安が。でも、期待もあったりして…。 姫君を…20年、片想いのままで…。ん~辛い。でも、そうありたい気持ちもあったりして…。
2005.11.01
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