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本当は昨日掲載しようと思っていた「一千一秒の日々」島本理生/マガジンハウス、読了です。 7編からなる短編集だと思っていたのですが、連作短編集でした。 帯にもあるように「心に沁みる七色の恋」が綴られているのですが、どうも一つ一つの短編のつながりが薄く、内容的にも浅い感じがする単行本。 僕は惹きつけられない。あまりいい本だとは思えない。 多分、主人公が誰かわからないような構成…というか、短編ごとに主人公が変わってしまうために連作らしくないんですよね。 単なる短編集という形にしたほうが面白いと思うけど…。 それに、内容が浅い感じがするのは20歳前後の男と女のよくある恋愛を題材にしているから? 作者が立教大学の学生であることから、もしかしたら果てしなくノンフィクションに近い内容なのかもしれません。 惹きつけられないのは、前作の「ナラタージュ」と比べてしまうからかもしれません。 「ナラタージュ」はとても良かったけど、今回はダメだと思うなぁ。 タイトル「一千一秒の日々」から、直感でイメージする内容から程遠い小説だと思えてしまうのは僕だけ? でも、これから先、とても期待できる作家さんであることには違いありません。
2005.08.31
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今日「一千一秒の日々」島本理生/マガジンハウスを読み終えた。 早速、感想を…と思ったけれど、元カノから電話があったので、それについてちょっとだけ。レビューはまた明日。 僕の元カノ…このブログにも何度か登場してきた昔の僕の思い出。 そんな彼女から電話があった…なんかご機嫌な斜め。 僕は10月にタイに旅行に行く。そのことを僕の仕事関係者に伝えたのは昨日のこと。 なぜかそういう話は元カノの耳に入るらしい。 携帯が鳴った。 「10月にビルマに行くんだって?」…ビルマじゃねぇ~よ。タイだよ。しかも、ビルマなんかもう無いよ。今はミャンマーだろうがよ!…と思いつつも、なんか憎めない。 「私も行こうかなぁ~」…なんて言い出した。…えっ?一人で行こうと思っているんだけど…シドロモドロしていると、「今度、また飲みに行こうよ」と言ってきた。…この場を乗り切るためにはとりあえず話題を変える必要がある。したがって、即答でOK! そしたら元カノ…「神楽坂の料亭に連れて行ってね」…なんてことをとってもかわいい声でいってきた。…か、神楽坂って、か、軽く言うなよ。高いだろ…というと 「じゃ~海外について行こうかなぁ~」…なんてことを…勘弁してくれよ。 ここ1ヶ月くらいたまにメールをよこしていたけれど、内容からしてどうも僕の日常をしっかり把握している様子。おかしいなぁ?…と思っていたけれど、ここまでくるとちょっと迷惑。 腹をくくって神楽坂の料亭に連れて行くことにした。 腹いっぱいうまいものを食わせて、さらに腹いっぱいになるまで説教してやろうと思う。 大体、僕が車を買うか否か迷っていたことや、奥日光に行ったことを知っていること自体おかしいんだっつうの!お前はストーカーか! 今度なんかあったら元カノの会社名と本名をこのブログで公表しちゃおう…っと。 冗談ですけどね。
2005.08.30
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今日、久々に前の前に務めていた会社に行ってきました。 前職でもそうなんですが、どこの職場に行っても、温かく迎えてくれるのでとても嬉しい! 今日なんかみんなで手を振ってくれて、嬉しい反面とても恥ずかしかった。 働いていた部署以外の人が、みんな寄ってきてくれて「どうしてる?」「元気?」「変わりない?」…と声をかけてくれる。中には「今から飲みにいこうぜ!」…なんて言ってくる人もいる。…まだ、正午なのに。 未だにこんなに人気があるなんてとっても幸せです。 ただ、当時、僕をクビにしたとってもとっても偉い人(皮肉です)はムッとしていた。 あの表情から察するに、僕があの職場来たこと自体面白くないのと、自分がクビにした人間がみんなに歓迎されていること、そして一番面白くないことは僕がそいつを無視していたこと、このトリプルパンチが彼の機嫌を損ねたのだと思う。 あんまり怒らせると、周りのみんなに飛び火する可能性があるので、さらなる見て見ぬ振り攻撃をしかけて帰ってきました。 …あの人とは一生うまくいかないような気がする。でも、いつか頭を下げさせてやりたい…なんて思ったりして。 まぁ、そんなことはいいとして…。 今日は、「でいごの花の下に/池永陽/集英社」「今ここにいるぼくらは/川端裕人/集英社」をゲットしました。ゲット…ということは、ただということ。「ただ」…嬉しい響きです。 池永さんの作品は書き下ろしみたいですね。 帯を見ると「戦後60年、沖縄に咲いた切ない純白のラブストーリー」とのこと。 池永作品…今度はどんな物語を描いてくれるのでしょうか。楽しみです。 続いて川端裕人さん。 川端さんの作品はなにか読んだことがあるはずなのですが、記憶が無い。 ん~、雑誌で読んだのかなぁ?忘れちゃった。 それにしても、この「今ここにいるぼくらは」という作品は「少年小説」というジャンルらしいです。少年小説…ん~聞いたこと無いなぁ。 ということで、かえって興味がそそられます。 さっさと仕事を終わらせて、さっさと「一千一秒の日々」を読み終えて、さっさと今日ゲットした単行本に手をつけたいなぁと思っております。
2005.08.29
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何年ぶりかで日テレ「愛は地球を救う」を見ました。…もちろん全部じゃないけど。 これまで、この番組ほど偽善的な番組はないと思っていたこともあって、ほとんど見たことはなかったのですが、ラストシーンだけはしっかり見てしまいました。 丸山弁護士が娘さんの伴走を受けながら走るシーン、そして100K走りきったとき、泣けましたね。 視聴者としては、ゴールした瞬間に力尽きて倒れる…くらいのことを期待してしまうのですが(俺だけか?)、今回の一見余力を残したフィニッシュもなかなかのものです。 でも、映像では余力があるように思えても本当はメチャメチャしんどいんだろうなぁ…なんて思いながら見ていました。 59歳で100K走るって凄いですよね。僕なんてどんなに頑張っても10Kが限界です。 昨日と今日、荒川の土手をかなりの距離を歩いたんですね。 距離的には、どれくらいでしょう?7~10Kくらいでしょうか。暑いせいもあるのですが、これが結構つらいんですよね。 それを59歳の丸山さんは100Kですもんね。尊敬しちゃいます。丸山さんは1K×100と考えれば何とかなると思った…とのこと。 体力もさることながら、精神力は凄いですね。見習いたいと思います。 10月にタイに行くことにしました。バンコクです。決定です。 タイ語…なんとか基礎的日常会話だけでも覚えなければ。こんなとき重要なのは毎日こつこつやり抜くことですよね…丸山弁護士の精神力にあやかりたいと思います。 また一人旅です。 辛いだけの旅にならないよう、これから頑張ります。 お粗末でした。
2005.08.28
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今日は「一千一秒の日々」をホンの少しだけ読んで挫折。どうも読む気になれなくて…。 ということで、レビューはまだ先になりそうです。 2・3日前の台風を機に車が欲しくてたまらない。 土砂降りの中、傘をさしても、駅まで向かうまでに靴はびしょぬれ、スーツもずぶぬれ…辛抱できずにタクシーを捕まえて帰宅しているとき、つくづく車の便利さを感じた。 これまでも車を買おうと思ったことは多々ある。けれど、車を購入しても乗るのはせいぜい週に2回程度。それしか乗らないのに何百万も使って車を買うことに抵抗を感じていた。 今もこの気持ちに変わりはないけれど、…持っていてもいいんじゃないのかな?…なんてことを僕の心の悪魔が小声で囁くんですよね。 悪魔の囁きに翻弄されたのか、自然と足は車のディーラーのところへ。 目標は「MAZDA」、目的は「RX-8」。 僕は年甲斐もなくこういうミーハー…というか、スポーツカーが好き。 パンフレットを見ていると…やっぱりカッコイイ。やっぱり、欲しい。それに小声で囁いていた悪魔が、声を大にして「買えよ!」…なんてことをいっている。 店員に見積もりを出してもらうと…400万円近くする。この額は予定通り。 家に帰って見積書を見ていた。 400万円…予定通りといえば、予定通りだけれど…いざとなると腰が引けてくる。 仕事柄、ローンを組むことはできないので、キャッシュで買うことになるけれど、いきなり400万円出すのはもったいないなぁ…なんて思えてくる。 落ち着けよ…僕の心の天使が囁き始めた。 年間、車に乗るのはせいぜい100回程度。5年乗るとして、500回。…ということは400万円出して500回乗ると、1回乗車するだけで8000円。しかも、さらにガソリン代と保険代がかかることを考えると、メチャメチャもったいない。 ん~やめようかな。 でも「RX-8」欲しいなぁ。 誰かに買ってもらえよ…なんてもう一人の悪魔が囁きはじめた。 ん~困ったもんだ。
2005.08.27
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台風一過…お次は真夏特有の猛暑。 昨日の夜は雨音がうるさくてなかなか寝付けず。 いつの間にか爆睡していたところ、今度はあまりの暑さに汗まみれで起床。なんちゅ~一日の始まりだ! そんなことはいいとして…。 数日前から燃え盛っている僕のトラベル魂…今日はそんな気持ちを少し落ち着かせるべく、エジプト旅行を申し込もうと思っていた…が! お目当てのHISのエジプトツアー…締め切ってやんの!今日、申し込もうと思っていた日に。ついてねぇ~。ちょっと、かなり、メチャメチャむかつく。 こうなると、またしても更なるトラベル魂に火がつくわけですね。どこにいってやろうか。やっぱり、ここは一発…イラクか。…無理。アフガニスタンか…無理。じゃ、イスラエルのガザ地区?…無理。みんなとってもホットな地域ばかり…熱すぎて駄目ですね。 あ~あ、もうちょっと早く行動しておけばよかった~。土日で考えよ~。 ということで、こんなときは「一千一秒の日々」島本理生/マガジンハウス。 旅行の申し込みができなかったことと、「一千一秒の日々」との間にはなんの関係もないけれど…。しかも、7編あるうち2編しか読んでないけど。 そんなことは置いといて…。 この作品「風光る」「七月の通り雨」「青い夜、緑のフェンス」「夏の終わる部屋」「屋根裏から海へ」「新しい旅の終わりに」「夏めく日」の7編からなる短編集です。 はじめの「風光る」「七月の通り雨」しか読めませんでしたが、島本さんは相変わらずいい小説書きますね。 若いときの素直になれない気持ち、複雑さとか、何となく抱いている不安、心配とか…そんな若者の気持ちが上手に描かれていると思います。 でも、昨日読んだ「優しい音楽」に比べると…ちょっと、見劣りするかなぁ? ま、それにしても、いい小説の予感です。 明日は読了かな?…いや、僕のトラベル魂が煮えたぎっているから、どうなるかわからず…。 どこに行ったろうか…。姫君と行きたいなぁ…なんちゃって。 一千一秒の日々
2005.08.26
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今回の台風、久々に凄いですね。 今日は夕方5時からの会議の予定が、台風に恐れをなしたオジサンたちはさっさと電話で会議の延期を申し入れ…来ないんですよね。 …おい!コラッ!くそジジイ!ふざけんなよ!こっちは土砂降りの中、わざわざ渋谷まで来てんだぞ!…と思いながらも、そんなことは言えず、ストレスを抱えながら帰路につくわけですね。 …腹立たしい。ジジイたちが勝手に日程を決めて、台風だからって勝手に延期にしやがって… ということで、こんなときは「優しい音楽」瀬尾まいこ/双葉社、読了です。 数日前に表題作「優しい音楽」を読み、この作品に関してだけ感想を書きましたが、今日残りの「タイムラグ」「がらくた効果」を読みきり、読了となりました。 両作ともいい短編です。 3作品すべてにいえるのですが、帯にもあるように「軽やかな 希望に満ちた 3編」だと思います。とても温かいんですよね。 すべてが「優しい音楽」を奏でています。3作品とも素敵な曲でした。 とても穏やかな気持ちにさせてくれる秀作だと思います。 『だけど少しだけ、がんばればいい。きっとまた、スタートできる。』(帯より) 「きっとまた」…いい言葉だと思います。 きっとまた、…会えるよね?
2005.08.25
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「優しい音楽」の読了といきたかったけれど、日光の原稿を仕上げなければならず…断念。無理やり読んじゃお~かな…なんて思ったけど、やめやめ。やっぱり、いい小説はじっくり読まなきゃね。 今日はダラダラと原稿を書きながら、いろんなホームページを見たり、雑誌を読んだりしていた。そんなとき、またまた携帯が鳴った。 着メロは友人からのもの。なんだろう?と、本文を受信すると画像が添付されている。 画像はなんとも懐かしき台北市ではないですか。 今の時期、台湾は暑いだろうなぁ…と思いつつ、メッセージを読むと「九分の行き方を教えてくれ」というもの。…はぁ?そんなの覚えてねぇ~よ。 「覚えてない」と返信してから、なんの音沙汰も無いので、なんとかなったんだろうと思う。 けれど、…もしかして、調べてくれ…というSOSだったのではないかという一抹の不安が。ま、いいか。 旅行か…いいなぁ。僕も9月にサイパン行きの予定を立てていたけれど、仕事の都合で頓挫。10月のシドニー行きも不可能。 でも、このメールをみてから僕のトラベル魂に火がついた。 そこで、旅行会社のホームページを見ているとHISでエジプト旅行が、それも格安であるじゃないですか。 エジプト…行ったことない。どうしても行きたくなってきた。スケジュール調整をしなければ。言葉の壁はどうするか…「アッサラ~ム」しかわからない。どうしよう。 候補はもう一つ。プーケット…つまりどこでもいいわけです。タイって、何語?タイ語?なんとも、不安なことばかり…でも、そういうことも旅の楽しみの一つ。 とにかく、どこかに行ってこようっと。
2005.08.24
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午後、日光から帰ってきて最初に言われた言葉は「富山に行って来てくれる?」。 …え?ふざけんな!…と軽く思いつつも、笑顔でお断り。 選挙がらみでいろいろ揉めてますよね。刺客がどうの…新党結成がどうの…。 富山3区から綿貫民輔さんが出馬するのですが、その関係の取材みたいです。 僕は、政治や経済関係の仕事をしたことはないし(願望はあるんですが)、ましてや国政選挙がらみの取材なんてしたことはありません。 そんな僕を取材に連れて行くということは…おそらくただの荷物持ち。したがって、お断り。大体、日光から帰ってきていきなり富山はないでしょ。 ということで、今日は日光から帰京途中に読んでいた「優しい音楽」瀬尾まいこ/双葉社です。 この単行本は「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の3編からなる短編集です。 今日は表題作「優しい音楽」しか読んでませんが、とりあえず感想を…。 瀬尾まいこの作品を読むのは何作品目だろうか?確か3作か4作品目だと思う。どの作品も悪い印象がない。というか、読んでいて楽しい。 特別にインパクトがあるとは思わないけれども、平積みされている数ある小説群の中から何かを選ぶなら瀬尾作品がいいと思う。ハズレがないからだ。 そう思って手にとって、そして購入して、実際読んでみて、案の定いい小説だったと思う。 「優しい音楽」…この一作だけ読んでどうのこうのいうのは間違っているかもしれないけれども、瀬尾作品の特徴である「温かさ」が滲み出ています。 理屈では割り切れない人の心、悲しみ、寂しさ…そんな憂いを温かく描いたとてもいい小説だと思いました。 恋愛小説…という捉え方よりも、家族小説…という捉え方が僕は好き。そんな小説です。 お勧めです。
2005.08.23
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今、奥日光湯元温泉にいます。 今日の午前中、急に決まったこの仕事。日光には何度か足を運んだことがあるため、下調べ等の準備はほとんど必要が無い。 目的は写真の撮影とちょっとした紀行文の作成。誰かと二人で行こうかと思ったのですが、お金がもったいないし一人旅の方が気が楽だし…。 ということで、東武日光線でいざ日光へ。やっぱり栃木になると自然風景が目に付きます。 本を読みながら行こうかと思っていたのですが、本を読むより景色を見ていた方が楽しい。なんというか景色がいろんなことを語りかけてくれるような、なんともいえない微妙な雰囲気。 快速で約2時間。あっという間に着いた感じがした。電車の中はハイキング目的のおじさん・おばさん達でほぼ満席だったためか少々息苦しかった。下車したときは正直いって開放感があったような…こんなこといったら怒られますよね。 バスに乗り、定番の日光東照宮を見物。…1300円は高くない?でも、さすがは世界遺産。絢爛豪華な宗教建築物…凄い! 考えてみれば、日光には何回か来てるけど、東照宮を見るのは20年ぶりくらいかもしれない。 極めて遊びに近い仕事ではあるけれども、東照宮観光ばかりをしているわけにもいかず、再びバスに乗り、いろは坂~中禅寺湖~戦場ヶ原…とみて歩き、何とか写真も撮り終えたところで、ここでやっと宿を探すことに。 見つからなければ、東京に帰ろうと思っていたところ、これまで3回ほど泊まったことのある旅館が何とかしてくれるとのこと。…予約を入れておかないと食事の用意ができないみたいなんですよね。 ということで、今は奥日光湯元温泉。 奥日光湯元温泉っていいにおいのする温泉街なんですよね。 野沢温泉や草津温泉等々行ったことがあるけれど、有名温泉街とは違いとっても小さいところですが、そこがまたなんともいえない温かみを与えてくれるところなんですね。 冬にしか来たことがなかったけれど、夏?初秋?の温泉もなかなかおつなものです。 本当はまだまだ書くことがあるのですが、疲れたので今日はこれまで。 今日はゆっくり休みます。でも、一人旅の夜ってとっても寂しいんですよね。 おやすみなさい。
2005.08.22
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今日も一人で昨日の続きの仕事。 日曜日にたった一人で仕事をしていると何となく虚しいし、寂しい。 外は日差しは強いけど、こんなに晴れやかなのに…俺は一人か。 そんなときに限ってなぜか携帯にメールが来るんですよね。…そういうのちょっと期待しているんですけど。 ちょっと刺激的だったのが「元カノ」。懐かしかったのが「こずえ」。…それぞれこのブログにも登場させてきたけれど、今回は男。 前職を辞めて早くも9ヶ月。そこで働いていたときの仲間からメールです。 彼は僕より1年早く退職したのですが、細々ではあるけれども未だに何かと連絡をとりあう親しい間柄です。 彼は今26歳くらいだから、彼からすれば僕なんかオジサンみたいな存在。だけど、歳の差を気にしないで付き合ってくれるかわいい奴です。 いろいろな問題を抱え込んでいる職場で、誰しも大変な思いをしながら働いているひどい所でした。そんな職場にあってよく彼と二人で支え合って切り抜けてきました。 そうすると当然互いに思い入れがあるわけです。思い出深い存在です。 彼は、辞め際に同じ職場のアルバイトの女の子に恋をしていました。 女の子の名は「Aさん」。現役の女子大生でした。Aさんはとても心根のいい優しい女の子です。 その子に彼は惹かれていました。悩んでいましたね。苦しんでいましたね。告白しようにもできなくて…。 そんな想いを一人で抱え込んでいるのが重かったのか、僕には話しやすかったのかわからないけれど、Aさんを想う気持ちを僕にぶつけていました。 …ちょっとベクトルが違うんじゃないの?…と思いつつも話をずっと聞いていました。 かわいそうだな…と思ってみても僕もなにもしてあげられませんでした。 結局、告白もせずに終わってしまった彼の恋。 彼は、気持ちをはっきり伝えればよかったと後悔していたけれど、実のところAさんは彼の気持ちは知っていたんですよね。 Aさんは彼の溢れんばかりの想いを受けとめる自信がなかったんです。 …あれから2年。未だに彼は付き合っている女はいないとのこと。 その当時、僕は彼の話を聞いていて…若いっていいなぁ~、もう恋なんてできないもんなぁ…なんて思っていたけれど、そんな僕も辞め際に好きな子ができて生まれて初めて告白して予想通り玉砕して…それですっきり忘れらればいいものを未だに思い出さない日は一日としてなくて…「姫君よ、どうしてる?」なんてことばかり考えて。 彼からのメールは、そんな甘酸っぱい思いをさせてくれる切ないものだったけれど、なんさわやかな気持ちにもさせてくれるいいものでした。 それにしても…最近、伊東美咲をみていると姫君の顔が思い浮かぶ。でもやっぱり姫君の方がかわいいと思う。
2005.08.21
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今日は土曜日。にも関わらずお仕事です。 投資教育に関する講演…というか説明会の講師を頼まれたんですね。そのための準備です。説明会自体は9月です。 その説明会って、株式の部、外貨の部、先物取引の部…の3部門にそれぞれ分かれているのですが、僕は外貨の部の担当。 簡単な説明会なので、「講師」という呼び方は大げさだと思うのですが、とりあえず「先生」…なんてとっても恥ずかしい呼ばれ方をするので、下準備が必要なんですよね。 やっぱり、来てくれる人にはそれなりの「価値」を提供しなければならないわけで、ただ単に『外国為替』の話をすればいいというものでないわけです。《さらに、株式の部の講師ってテレビにもたまにでる人なんですが、そいつに負けたくないんですね…そんなことはいいとして》 そこで、各通貨の今後の見通しについても軽く触れたいと思っていたのですが、ここに来て衆議院選挙が迫っているじゃないですか。 こういう状況って為替がどう変動するかわからないんですね。一般的に言われていることと真逆に動くことが多々あるわけです。円高になるか?円安になるか?どこまで下がるか?どこまで上がるか? 政治が不安定なると、経済政策・財政政策が安定しない…そうすると日本の株価が下がる…株価が下がるということは日本が売られる…ということになる。そうすると、株価に引きずられて円の価値も下がってしまうことがあるわけです。これの逆になることもあるわけです。とにかくいろんなパターン、予期しないことが多々起こり得るわけです。 ここまできて、「やっぱりできません」…なんていえないので、この分野に関する大量の情報を有する会社に頼ることに。 大量の情報を整理しながら僕なりの現在の判断は9月11日までの間に若干の円安。9月11日を境にさらにはっきりと円安。…だと思うのですが。はたしてどうなることやら。 それにしても責任重大です。僕の説明如何で投資する人が減ってしまうかもしれないし。うまくやれば(必ず)儲かるのに、出だしで腰が引けてしまうようなことは避けなければなりません。困ったもんです。 僕は郵政民営化は賛成です。自民党には勝って欲しいです。 でも、大差をつけて勝たれると円高になる可能性が高い。だから、僅差でギリギリで勝って欲しいんですね。こうなると円安の可能性がでてくるわけです。 なんとも複雑な心境です。選挙が僕の生活をここまで左右させるなんて思いもよりませんでした。 私事でごめんなさい。
2005.08.20
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今日も腰が痛い。未だに歩くのが辛い。そんな時は、マッサージ。 しかしながら、インターネットで針灸院を探したけれど見つからない。 そんな時は、「コジマデンキ」に限る。…ここには最新式のマッサージ機が置いてある。もちろん、お試し用の展示品。 さすがは最新式。本当に気持ちがいいし、効いているのが実感できる。本物の手でやってもらっているような、そんな感じ。コジマデンキも展示品が療養に使われているとは思わないことだろう。 コジマデンキさん、ありがとう。おかげで楽になったよ。 痛みも和らいだところで、いざ神保町へ。 原稿を書くための材料を受け取り、近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら構成していると、ある出版社の編集長とばったり出会った。 なつかしい~。 この編集長、僕と出会った頃はまだ主任で、よく仕事中に二人で遊びに出かけたものです。二人で常務室の前のロビーで大声でふざけていると、いつの間にか常務をはじめとする役員たち数名が僕たち二人を冷めた目で見ていたり…そんなこともありました。 その編集長、知る人ぞ知る大物編集者。編集長となった今でも前線で仕事をしているし、その人が若い頃から育てていた小説家が今となっては注目を浴びる大物作家となっている。 このブログで採りあげた作家・作品の中にも、この編集長が絡んでいる単行本や文庫本があるんですよ。 そんな人が、珍しく愚痴をこぼしていました。久しぶりに会って張り詰めていた気持ちが和らいだことと、直接的に今の僕の仕事と関係がないこと等々が愚痴らせたのだと思う。 しみじみ…大変なんだなぁ…と、人ごとながら心配になってしまう。 そんな人が僕に言った。「初月、また戻ってこねぇ~か?」 …嬉しい…どうしよう。
2005.08.19
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腰が痛い…クーラー病だろうか?なにかをきっかけに痛めたのではなく、突然痛くなった。歩くのもままならない感じ。 ということで、今日の仕事はお休みすることに。…ただのサボりだったりして。 午後になって食料を調達するために部屋を出た。腰を抑えながらなんとも情けない格好でマンションを出たとき一匹のノラ猫が僕のバイクの下にたたずんでいた。 思い出のあるノラ猫に似ていた。非常によく似ていた。 去年の何月頃だったろうか?たしか、台風の時期、9月か10月か…。荒れた天候が続き、やっと晴れた日だったと思う。 今日のように一匹の猫がマンションの入り口にたたずんでいた。 その猫は僕を見上げ「ミャ」と小さく鳴いた。目はショボショボで身体はまるで濡れネズミ。呼吸は目に見えて細く、そして、ゼイゼイ…ヒューヒューという異常な音を立てていた。 雨にぬれて風邪でもひいたんだろうなぁ…くらいの軽い気持ちでいた。 猫を部屋に入れることはできないため、元気出せよ…とかなんとか声をかけながら階段を上ろうとした。そのとき、弱り果てているそのノラはフラフラしながら立ち上がり、僕を眺めていた。 変にかまってしまうと情が移ってしまう。無視して部屋に戻った。戻ったはいいけれど、気になって気になって仕方がない。 しばらくしてから、そおっと見に行くと、階段からはその猫は見えなかった。…どっかにいったんだなぁ…と少し安心し、部屋に戻ろうとした。 その時、聞こえた。どこかで動物が咳込んでいる音が聞こえた。 一階まで降りていくと、その猫がゲホゲホしながら、力なく倒れていた。 そんなシーンを見ては、放ってはおけない。一日だけ部屋においてやることにした。 一日置けば、そうすれば、きっと治るだろう…なんて考えていた。 非常に甘い考えだった…一晩たち、朝方、猫の苦しそうな呼吸音で目が覚めた。猫の様子を見ると、オシッコを垂れ流し、もう自分で立ちあがることはできない状態になっていた。 なんかとんでもないものを抱え込んでしまったような気持ちになったのを覚えている。 ダンボールに横たわっているノラを自転車で動物病院まで連れて行き、診てもらうとそこの女医さんは、よくぞこんなになってまで生きていた…ということを言っていた。 今後の治療方針について説明された。しかし、どんなに手を尽くしても、せいぜいあと数時間の命です…と言われた。 そのとき、恥ずかしながら僕はお金のことを気にしていた。 自分が飼っている猫ではないし、よく見かけるノラ猫というわけでもない。前日にたまたま僕の住むマンションの入り口に居ただけ。そんなノラにお金を使うことにかなり抵抗を感じていた。 その時点ですでに数千円払わねばならない。さらに、数時間後には確実に亡くなってしまうノラに最善の治療、それもただの延命治療をする必要があるのだろうか、さらに死んでしまったあとどうすればいいのかわからない。 僕は迷っていた。 「安楽死…ということもありますよ」といわれたとき、猫が「ミャ」といった。 こんなに呼吸が苦しいのに、まともな声をあげることは非常に負担がかかることだろう。 フッと思い出した。 僕は十数年前、自然気胸という病気をしたことがある。症状は目の前にいるノラとすっかり同じ。自然気胸でヒューヒューと力ない呼吸をしている昔の自分と、弱り果てヒューヒューと力ない呼吸をしているノラ…。 なんともいえない情けない不安だった気持ちを思い出した。 僕は…「お金はいくらかかっても構いません。最善の方法で、延命ではなく、直してください」と言ってしまった。 おそらく女医さんは、安楽死が最善…と思っていたと思う。もしかしたらノラ自身もそれを望んでいたのかもしれない。さらに僕自身、正しいことを言っているとは思えていなかった。でも、その時、僕は奇跡にかけたかった。 女医さんは「最善を尽くします。けれど、可能性はほとんどゼロです」といったと思う。 入院することになり、とりあえずお金を2万円(だったと思う)おいて家に戻った。 数時間たち、その動物病院から電話が入った。 結果は女医さんの言ったとおりだった。 今日見かけたノラ。去年のノラに非常に似ているノラ。 おい、お前…どういう関係なんだ?…と声をかけ、軽くなでると「ミャ」と言って、どこかに去っていった。 なんとも不思議なことがあるもんだと思いながら、とても晴れやかな嬉しい気持だった。僕は、腰が痛いのをすっかり忘れていた…。 歩き出した瞬間…「グキッ」と腰が悲鳴をあげ、僕はマンションの入り口で倒れこんでいた…。誰か助けてくれ…
2005.08.18
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今日は暑かったですね。 ちょうど8時に目が覚めてしまいました。暑い~、熱い~、あち~と思いながら布団の上でゴロゴロしていると、一通のメールが…。 とっても嫌いな奴からのメール。上っ面だけ良い人で、中身が全然ない、軽薄は奴。コイツのせいで辛い思いをして仕事を辞めていった女の子もいるくらい。そいつ自身はそんな自覚は全く無いんだけど。とにかくそういう奴。思いっきり気分が悪くなり、気分転換のために読書。 ということで、「いつかパラソルの下で」森絵都/角川書店、読了です。 この本で良かったですね。悪くなった気分を一掃してくれました。久々に読後感のいい、さわやかな小説を読んだような気がします。 やっぱり書き下ろしはいいですね。連作短編集だと、どことなく細切れのような気がして嫌なんですよね。…これも好みの問題なんですけどね。 父親の死をきっかけに始まった3人兄弟の旅。それは父親の生涯、足跡を追う旅…けれど、それは自分自身の精神のルーツを探る旅。 テーマは自分探しの旅ではないと思うのですが、そういう捉え方をしながら読んでみても面白いと思います。いいお話しです。崩れかけていた自分が立ち直っていくような、心が澄んでいくような、そんな気分にさせられました。 是非、読んでみて欲しい小説です。 好きな一説を少しだけ… (本文より)愛しても、愛しても、私自身はこの世界から愛されていないような、そんな気が心のどこかでいつもしていた。 受け入れても、受け入れても、私自身は受け入れられていない気がした。 けれどもそれは私が父の娘であるせいではなく、(略)、自分自身のせいですらなく、なべて生きるというのは元来、そういうことなのかもしれない、と。 とても心に響く一説でした。僕もこう思って生きているから。
2005.08.17
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今日の午前中に地震がありましたね。 震源地は宮城県、M6弱とのこと…。宮城県は僕の出身地です。 全国テレビでは大騒ぎですが、僕にいわせれば大したことはありませんね。 僕が小学生の2年か3年のとき、宮城県沖地震がありました。 死者も十数人出たと思います。あの時は怖かった。本当に怖かった。縦揺れで路上に止まっている車が弾んでいるシーンが未だに頭から離れません。 それ以来、ホンの少しの揺れでも敏感に反応するようになってしまったんですよね。 …ほとんどの人は信じてくれないけど、阪神大震災の時だって、宮城県にいて微動の震動を感じたくらいなんですよ。 宮城県沖地震に比べれば今日の地震なんか揺りカゴの揺れと同じですよ。…なんてこといったら怒られますよね。 …と、まぁそれは置いといて。 今日は「いつかパラソルの下で」森絵都/角川書店です…途中だけど。 この作品、先の直木賞の候補作です。受賞作「花まんま/朱川湊人」と比べるためにも読んでみました。 タイトルから想像していたストーリーとは違っていました。よい意味で裏切られました。面白いですね。 「花まんま」と比べても遜色ない逸品です。優劣はないと思います。どちらがいいかは好みの問題だと思います。…僕は「花まんま」の方がいいかなぁ~?ん~わからない。 全体の感想は明日にするとして、…父が他界したことをきっかけに、自分を知ること、自分探しがはじまるこの小説。引き込まれますよ。面白い展開です。 また明日。
2005.08.16
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今日は8月15日終戦記念日です。 九段下は慌しい雰囲気でしたね。そこらいら中で警官が警備にあたり、目を皿のようにして不審者がいないかを見ているんですよね。 九段下だからしょうがないですよね。武道館はあるし、靖国神社はあるし、石原慎太郎は参拝に来るし、武道館では戦没者慰霊祭なんてことやってるし天皇はくるし小泉首相はくるし…そのためにところどころ渋滞になるし。ちなみにものすごく暑いし… そんなとき、僕はどうしているかというと神保町の喫茶店で180円のアイスコーヒーを飲みながら、本を読んでるわけですね。 ということで、こんな日にのん気に読みふけっていたのが、「定年ゴジラ」重松清/講談社です。 やっと読み終わりました。面白いですね。さすが重松作品。 単調な流れの中にきちんとテーマがあるんですよね。 定年を迎えた山崎さんの物語…定年後をどう過ごすか、どう生きていくか、周囲との関係はいかに…。 すでにリタイア願望が非常に強い僕としては興味深く、大いなる関心をもって読むことが出来ました。 面白いと思いますよ。文庫本でどうぞ。 あぁ…それにしても覇気がない。気持ちが沈む…。トホホ…。
2005.08.15
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いつの間にかお盆ですよね。 ニュースを見ていると帰省ラッシュだ、Uターンラッシュはいつだとか、海外旅行で出国した人は何万人だとか、そんなことが放送されています。 世間はお盆でも僕の生活はなんら変わりなく… 大体、僕には帰るところがないんですよね。両親は孫の世話が楽しいみたいだし…。 ということで、お盆にもかかわらず、毎日毎日、つまらない仕事をこなすために奔走しております。 全然、まったくお金にならない仕事ばかりです。 その一つが衆議院議員選挙のお仕事。ここのところ毎日、永田町です。 僕の友人が、とある政党で働いているのですが、その友人からちょっとした手伝いをして欲しい旨の連絡があったんですね。 選挙になると立候補者だけじゃなく、当然、政党本部も寝る間もなく忙しくなるわけです。はたして僕に何ができるのかわからないけれど、きっと大したことじゃないはずだし、ほんの少しだけ貢献してみようと思います。 さてさて、今回の郵政選挙、郵政民営化…皆さんはどう思いますか? みんなが夏休み。僕は仕事。僕は9月から夏休み。思いっきり遊んでやる! でも一人は寂しいなぁ。最近、一人きりが多いなぁ。
2005.08.14
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このところ終戦記念日を目前にして太平洋戦争をふり返る特番が多いですよね。 今日も、小野田さんのドラマがやっていました。裏番組ではNHKが終戦後の話、NHK教育テレビでは「ゼロ戦」の物語。数日前までは広島・長崎の原爆の話。 特に今年は終戦60周年ということもあり、例年より多いような気がします。 特番を見ていると心が痛むシーンってあると思うのですが、僕が一番悲しくなるシーンというのは「特攻シーン」です。いわゆる神風特別攻撃隊です。 ハワイには「戦艦ミズーリ」が、ニューヨークには「空母イントレピット」それぞれ博物館として残され係留されています。 ミズーリにもイントレピットにも『ここが神風特攻隊のゼロ戦が突っ込んできた場所です』と案内され、写真が貼られている場所があるんですね。 その場所に行くと、なんともいえない、どう表現したらいいかわからない…そんな気分になってしまいます。 操縦士はどんな気持ちで飛び立ったのか、ぶつかる瞬間は何を見て、何を考えたのか…。 特攻をかけるとき、ただスピードを上げて突っ込めばいいというものではないそうです。 飛行機というのは、スピードを上げれば浮き上がるようにできています。 ですから、特攻をかけるときは目標物を見さだめて、スピードは上げずに無心で突っ込まなければならないそうです。それは、とても悲しい瞬間です。 特攻のために使われた航空機は2000機以上あるそうです。その中で実際に体当たりできた機はホンの数十機。しかも、成果があったのはその中の数機だそうです。 こんな不毛な作戦を実行しなければいけなかった若者の心は如何なるものか…そんな気持ちを思い出させてくれるのが、ここ最近のテレビの特番。 映像の中で落ちていく戦闘機と一緒に僕の気持ちも落ちていきます。 ハワイには真珠湾攻撃のときに沈んだ戦艦アリゾナの記念館があります。 未だに海中に沈んでいる戦艦アリゾナを見ることができるのですが、そのアリゾナを見ていると、たまに海中のアリゾナの中から黒いツブが浮き上がってくるんですね。イメージとしては水中からオタマジャクシが浮き上がってくるシーンを思い浮かべてくれればいいと思います。 その黒いツブというのは重油です。60年前の12月7日に撃沈された戦艦から未だに重油が浮き上がってくるんですね。重油は水面に到達するとはじけて広がって、そして消えていきます。 それを見ていたアメリカ人観光客がつぶやいていました。和訳に誤りがあるかもしれませんが、たしかこういってました。 「これは…未だにアリゾナに閉じ込められている無数の魂…」 僕もそう思いました。だけど、それだけじゃないような気がします。 真珠湾攻撃からはじまった太平洋戦争。 真珠湾の沈んだ戦艦アリゾナから未だに浮かび上がる黒い魂は、60年前、環太平洋で犬死にした日本人の無念も含まれているのかもしれません。
2005.08.13
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まだ途中なんですが…「定年ゴジラ」重松清/講談社です。 読みきれなかったんですが、途中までの感想を少しだけ。 この本、古い本なんですよね。多分、文庫になっているんじゃないですかね? 人間、忙し過ぎたり、嫌なことが重なったり、思い悩んだり…そんなときフッとリタイアしたくなりますよね。これって年齢に関係なく…そんなことないですか? 何のミッションも持ちあわせず、ただ何となく仕事をしていることが多い僕としては、まだまだ若くして10万円田舎暮らしに憧れてしまいます。 10万円生活…結構簡単にできるような気がするけど…なんとなく勇気がない。しかも、一人じゃ嫌だ。 そんなことはいいとして… いつも少し気分が落ち込み気味な僕としては、「定年」なんて言葉には敏感に反応してしまいます。人の机にあったこの単行本、借りてしまいました。…メールで許可はもらってるんですけどね。 さすが重松作品。やっぱ面白いですね。 定年ゴジラ…もちろん「定年」とは、退職した人達のことを指すわけですが、ここにでてくる「定年」は親子関係の…いわば賞味期限みたいなものを「定年」と捉えて描かれていたり…あらゆる事象の「定年」がテーマになっています。 時間的に無理だったので途中までですが、興味深いテーマが内在していると思いました。 最終的な感想はまた明日。多分、面白い作品として載せることになると思います。 定年…もう何もかも放り出してどこかに行ってしまいたい…そんなことばかり考えています。
2005.08.12
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今日も夜に打ち合わせ。 水道橋駅近くのあるお店で日本食をいただきました。 いくら自分のお金じゃないといっても、毎回1人2万円近くする食事は気が引けます。昨日はワイン三昧、3人でたしか5万5千円くらい。今日は日本酒三昧、二人で4万5千円程度。贅沢ですよね~。よくないですよね~。 それにしても、久々に飲む日本酒は効きますね。すっごい高いお酒。「久保田」のなんて言ったか~たしか~紅寿と翠寿。このどちらがうまいか飲み比べるという傍若無人な振る舞いをしておりました。 つまみはアンキモに本マグロのお刺身。この刺身も大トロと中トロのどちらが日本酒に合うか、そんな贅沢なことをしておりました。ちなみに結果は赤身が一番うまい…ということに。 リッチな会社は違いますね。この食事を経費として落としてくれるそうです。なんか間違っているような…別にいいような…。 こういった生活を羨ましいと思うかもしれませんが、そうでもないんですよ。 やっぱ、好きな人・大切な人と二人でたった一杯のお茶づけを分けて食べていた方が幸せかもしれません。 そんなことはいいとして… 食事がおわり、帰るために東京ドームの外側を後楽園駅に向かって歩いていると、道沿いに野球ファンが並んでいるではありませんか。 なにをしているのかと思ってしばらく眺めていると、どうやらドームから出て来る選手を待っているみたいなんですね。 ちなみに僕は巨人ファン(かよさん、ごめんなさい)。生で誰か巨人選手を見れるかなと思い、沿道の少年たちに混じって待っておりました。 しばらくたっても野球選手は出てこない。酔っていたし、眠いし、アホらしくなってくるし、…帰ろうと思ったときに少年たちが騒ぎ始めたんですね。 大人気ない僕としては少年たちを少々軽くちょっとだけ押しのけ、出て来た車を見るとその助手席にクルーンが乗っているじゃありませんか。 クルーンは顔が非常に長い。パッと見てすぐにわかりました。さすが161キロ投げるピッチャーは貫禄がある。目と目があったとき思わず怯んでしまいました。 でも、ちょっとだけ感動。やっぱ、テレビでしか見れない人を生で見ると興奮しますね。そういった意味では楽しい一日になりました。 ちなみにクルーンは横浜ベイスターズの押さえのピッチャーですよ。 巨人の選手は今シーズンの不甲斐ない結果が恥ずかしいのか僕の前には姿を見せることはありませんでした。
2005.08.11
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今日は珍しく夜の打ち合わせ。 夜の打ち合わせは、打ち合わせと称して単なる飲み会。 それにしてもリッチな打ち合わせです。 2万円近くする白ワインと赤ワインをそれぞれ1本ずつ、合計4万円弱。 これを3人で飲み干しました。 料理は一皿3千円程度のものをバクバク食べまくり…何皿食べたかわからないくらい…圧巻はフォアグラのステーキ(ソテーって言うんですかね?)。…これがまたうまい。なんていったらいいんですかね…あまり食べたことがない高級品ばかり。 ワインはおいしいかったですね。 これまで1本2000円を超えるワインを飲んだことがないのですが、さすがに2万円近くするワインはうまいですね。 料理に合ったワイン、その人が今どんなワインを飲みたいか、をソムリエが選んでくれるんですよね。 あまい香がするワインで、喉ごしはすっきりしていて、くどくなくて…なんと表現したらいいかわからない…それくらいおいしいワインでした。 ソムリエってすごいなぁ…って思いますね。 ワインを飲み慣れていない旨を伝えると、「こちらなんかいいと思いますよ」なんていいながら持ってくるんですよね。…ワイン名はわからないけど。 ということで、飲みすぎです。贅沢ですよね。よくないなぁ。たまにはいいか。 酩酊状態のため、これにてさようなら。
2005.08.10
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今日は「新ニューヨークネイバーズ」中尊寺ゆつこ/講談社です。 この本、サブタイトルが「セレブに会えるアメリカ・ガイド」。ずばり、NYのガイドブックなんですね。面白おかしく漫画化した本です。楽しいですよ。 中尊寺ゆつこさん…皆さんは覚えてますか? 「オヤジギャル」という言葉をこの世におくりだした女性です。80年代後半だったと思うのですが、その当時、女性が競馬や居酒屋、ゴルフ場などに進出し始め、オヤジたちの領域に参入し出した時代です。 そういった女性たちを「オヤジギャル」と称して90年の流行語大賞にも選ばれています。 懐かしいですね。今では「オヤジギャル」なんていう言葉は使われなくなりましたが、あの当時、僕個人としてはあまり好きな言葉ではなかったような記憶があります。 そんなことはいいとして…。 内容はというと、一般観光客には向いてないですね。先にも述べましたが、サブタイトル「セレブに会える…」からしても、一般人が体験できることはほとんどないように思われます。 NY旅行はこんな楽しみ方もあったのか…そう思える場面が多々ありましたが、実際問題これは無理だなぁ…というのが正直な感想。 ただ第2章に「NY達人ガイド」というのが載っているのですが、ここに載っているレストラン・カフェ・飲食店には行ってみると楽しいはずです。 年末にまたNYに行ってやる!…闘志を燃やしております。 クリスマスを日本で一人で過ごすくらいなら、NYにでも行って世界的に有名なクリスマスツリーをこの眼で見ていた方が有意義かな…なんてことを考えております。 そうそう、ちなみに中尊寺ゆつこさんは今年の1月に亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。
2005.08.09
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とうとうやってくれましたね。小泉さん。この人の意志の強さには敬服します。まさに信念の人ですね。 小泉さんを支持する人支持しない人いろいろいると思うので、僕の意見を言うのは控えよう…かなぁ。でも言いたいなぁ。だけど、政治の話をするときりがないし、仲たがいの原因にもなるし…。 と言いつつちょっとだけ… 自民党の人の中でよく「参議院で否決されて衆議院を解散するなんておかしい」という人がいますが、果たしてそうですかね? 皆さんもご存知の通り、法案は原則として衆議院と参議院で可決されたときに法律となりますよね(憲法59条1項)。ただ今回のように衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした場合は、今度はさらに衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決しなければ法律とならないわけです(憲法59条2項)。 これを今回の郵政民営化法案に当てはめると、今度はまた衆議院で3分の2以上の多数を得なければ、法律とならないわけです。 でも、この前の衆議院の表決はたったの5票差です。これでまた衆議院に戻って3分の2以上の多数を得られるはずがありませんよね。 とすれば、小泉さんのいう「参議院での否決は小泉内閣に対する不信任」というのはあながち間違っているとは僕には思えません。実質的に不信任決議ですよ。不信任だったら内閣総辞職か衆議院解散です。とすれば、解散しかありません。自民党の派閥の領袖がいう「衆議院の解散はおかしい」とは思えませんね。 小泉さんは少々強引なところがありますが、『民意を問う』という姿勢、僕は好きですね。今度の選挙、小泉自民党をぜひとも応援したいと思います。 それにしても、9月11日の投票日はないよなぁ~。 衆議院が解散されたときは、解散の日から40日以内に、衆議院議員の総選挙を行わなければならないのはわかるけど(憲法54条1項)…。 9月9日からサイパンに行こうと思っていたのに…小泉さん9月17日にしてくれない? …やっぱり土曜日はダメなのか?
2005.08.08
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今日は一日中仕事。明日締切の原稿書きです。 この仕事がなければ、韓国に行って日本VS韓国のサッカーを観るはずだったのに…。 仕方ない…のかな?原稿は未だ上がらず。やっぱり韓国に行かなくてよかった。 仕事の合間にちょっと料理を… 所詮、素人料理ではあるけれど、僕にはそこそこうまいものを作る自信がある。 なにを作ろうか?…スーパーに買い物に行き、食材を見て決めることにした。 なんか、パッとした食材が見あたらない。野菜売り場をウロウロしていると、売れ残った玉ねぎとニンジンが片隅のトレーの中で売られていた。 ニンジンは少々黒ずみ、玉ねぎはどことなく元気がない。 新鮮さには欠けるが安いにこしたことはない。 この古びた食材を使ってカレーを作ることにした。 カレー…自分で作るのは何年ぶりだろうか?思い出した…6年ぶりだ。 ついでにちょっとほろ苦い嫌なことも思い出した。 …自分だけで作ったのではなく、元カノと一緒に作ったんだ。 あの頃、僕は非常に貧乏で、元カノも就職して間もないときだったので安月給で…二人でどこかに食べに行くなんて事はほとんどなかったと思う。 今日の僕のように安売りの食材と時間が経って安くなった鶏肉、カレールーはもちろん一番安いものを買ってきてシチューやカレーばかりを作って食べていたような気がする。 今はあの当時に比べれば何倍もの収入があるし、エンゲル係数もかなり低くなっている。にもかかわらず、なぜかあの貧乏時代と同様に安い食材を選んでしまう。 玉ねぎを刻みながら泣けてきた。多分、玉ねぎのせいだと思うけど、涙がとまらない。 昔と違いカレールーは高級品。肉だって鶏肉じゃない。国産牛肉。 玉ねぎとニンジンは安物だけど、昔、彼女と一緒に作ったカレーよりずっと高価なはず。 味だって当然いいはず。おいしいはず。 でも、6年前作ったカレーの方がおいしいと思った。
2005.08.07
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今日も暑い日でしたね。最高気温は何℃でしょ? 部屋の外は、日差しの厳しさに加えてアスファルトからの熱が凄いんですよね。 マンションを出た瞬間のあの暑さったら、もう大変。 そんな日はやっぱり涼しい部屋で読書でも…と思って、手に取ったのは「いつかパラソルの下で」森絵都/角川書店。 この本、装丁がどこかの浜辺なのですが、この装丁を見ていたら…海が見たい…という衝動に駆られてしまい、読書は中止。 バイクで環七を亀戸方面に走り…浦安から東京湾を眺めよう…と思っていましたが、もう暑い暑い。走っている最中はいいのですが、信号待ちが辛い辛い。アスファルトが焼けてるんですよね。 エアコンが効いてる車はいいなぁ…なんて思っていたら、バイクで走っているのがバカらしくなってUターン。 部屋に戻っても読書という気分にはなれず、ゴロゴロしていたけれど、暇を持て余しているのももったいない。 …たまには走ろうか… うちの近くは荒川が流れている。あまりきれいな川ではないけれど、ジョギングをするにはもってこいの河川敷がある。 金八先生のロケをしていた場所まで走ることにした。 高校時代はよく10キロマラソンをしていた。アップダウンの激しいコースを走ったものだ。そこまではできないけれど、ゆっくりだったらまだ10キロ程度は走れるはず。 …いざ走りはじめると、凄くきつい。ぜんぜん走れない。体力的なこともあるのだろうけれど、暑くてとてもじゃないけどシャキシャキと走っていられない。 …吸い込む空気が熱いんですよね。 それでもなんとかゆっくり走っていたけれど、30分くらい走ったところで、皮膚が痛くなり始めた。汗が乾いている。かなり頭痛がする。とってもまずい状態。熱射病の寸前。 まさか自分がこんな状態になるなんて思ってもいなかった。とりあえず命の危険を回避するために大量のジュース、水を自販機で買い、日陰になっている橋げたで休んでいた。 正直、危なかった。念のために…と千円札一枚を持っていたのが幸いしたと思う。 一時間以上休みなんとか体力が回復すると、冷静に物が考えられるようになってきた。 たったこれしきの暑さで走れなくなるほど体力が衰えているのかと思うと寂しい気持ちになってくる。 おとなしく涼しい部屋で「いつかパラソルの下で」を寝そべって読んでいればよかった。こんな日に…走ろう…なんて思ってしまったばかりに「こんな橋げたの下で」倒れこんでいる自分が情けない。 自分の体力の現状をまざまざと思い知らされた一日になってしまった。 …たまには走ろうか…なんて思ってはいけない。河川敷を走るはずが、危なく死のロードを走るところだった。 走るにしても、夕方。もっといいのは夜中かな? …もう走るのはやめた。死にたくない。
2005.08.06
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今日は横浜中華街へ。 僕の友人で仕事仲間が横浜中華街の取材に来たとき、小龍包のうまい店を見つけたとのこと。 本場に近い小龍包が食えると楽しみにして行ってみると、なんのことはないただの小龍包。上海で食べた小龍包とは比べものにならない、平凡な小さな肉まん。どこでも食べられる単なる小さな肉まん…下手したらコンビニの肉まんの方がうまいような…。 昼間からビールをガブガブのみ…といってもお酒は弱いのでジョッキ2杯程度…へろへろになりながらニューヨークに行ったときのことを思い出していた。 NYのチャイナタウン…大きい街だった。 NY最終日、国連の見学を終え、バス(たしかM15という路線だったと思う)でチャイナタウンまで行きブラブラ歩いていた。 なぜ、チャイナタウンに行こうと思ったのか覚えていないが、多分、海外旅行に行ったときは必ずその街のチャイナタウンを見て歩いていたため、NYでも行かねばならないというこだわりがあったのだと思う。 それと、ミュージカル(オペラ座の怪人)までの余った時間をつぶすため…というのもあったのかもしれない。 これまで見てきたチャイナタウンはロサンゼルス、ハワイの2つあるが、NYのチャイナタウンはLA・ハワイの比にならないほど大きく、活気にあふれていた。 ただ、非常に暑い日だったこともあり、繁華街は汚く、汚物の臭いが鼻をついた。 汚く、臭く…というのは飲食店が多いところの特有の不潔さ。新宿歌舞伎町の明け方の臭いに近いと思う。 雰囲気は中国本国にかなり近いのではないかと思う…といっても中国は上海にしか行ったことがないけれど…。 NYチャイナタウンは上海の繁華街を少しだけこぢんまりとさせたような感じ。NYのチャイナタウンでは上海に行ったときは感じなかった中国人のパワーみたいなものに圧倒され、周りをキョロキョロしながらいつの間にかオドオドとゆっくり歩いていたような気がする。 ハーレムを歩いていたときの恐怖とは違う、怖さみたいなのものを感じていた。 多分、異国の地でここまでアグレッシブに生きている中国人の迫力に圧倒されていたのだと思う。アメリカに観光でやってきて、中国語が飛び交っている街にいる違和感が僕を混乱させたのかもしれない。 英会話はほとんど聞こえてこなかった。もしかしたら、英語が話せないアメリカ国籍の人もいるのかもしれない…それはないか… それに比べ、日本の中華街・チャイナタウンは平和だこと。 不潔ということもないし、中国語は飛び交っているけれど、断然日本語の方が多い。やっぱり安心して買い物をしたり食事をすることができるのは、チャイナタウンとはいえ、ここが日本だからなんでしょうね。 今日の小龍包は期待はずれだったけれど、LA・ハワイ・NY・横浜のチャイナタウン…一番いいチャイナタウンはやっぱり横浜だと思う…あたりまえか… 中華街の人達にちょっと一言…甘栗を無理に買わせるのはやめようぜ。人のいい俺は違う店でそれぞれ甘栗を一袋ずつ合計二袋買っちまったよ。
2005.08.05
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今日は「学はあってもバカはバカ」川村二郎/かまくら春秋社です。 2日前にもほんの少し採りあげましたが、とうとう読了です。 ちょっと、余計なお世話な単行本と思いつつも、正直面白いと思います。 よくあるインタビューの内容について辛辣な意見があったり、朝日新聞社記者時代のちょっとした裏話があったり…飽きない内容だと思います。 余計なお世話と感じる部分はありますが、それはそれで著者の意見として拝聴…。 正しい日本語の使い方…日本語の乱れ…等々、言われるようになってどれくらい経つでしょうか。 少し前まで女子高生がよく言っていましたよね。…チョベリバ…チョベリグ… なんじゃそりゃ?…っていうような、通訳をしてもらわなければ、わからないような言葉が氾濫していましたよね。 こういった言葉の使い方について、川村さん流の考え方が所々で出てきます。 チョベリバ…こんな言葉は自然に絶滅していくからいいけれど、テレビや新聞に使う言葉は影響力を考えてより慎重に使うべきとのこと。…そりゃそうだ。 なるほど…と思えるところ、そんなことまでいいじゃん…と思えるところ、いろいろあります。それが結構面白いんですよね。 僕も言葉の使い方についてあまり自信はないし、何かあったら編集者や校正さんに任せりゃいいや…と少々無責任なところがあるためか言葉に不安を抱きつつも押し通してしまうことが多々あります。 この本を読んで、少し反省。直さなければいけないのは言葉使いと自分の心…。 別にいいじゃん…と思う前に自らが読み手となって客観的に自分の書いたものを批評しなければと…反省しております。 でも、あまり厳密に言葉使いの正しさ美しさばかりを追求すると、萎縮してしまい、かえって表現行為を制約してしまうような…そんな気もするのですが。 どうなんでしょうね。
2005.08.04
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今日は昨日の続き「学はあってもバカはバカ」を読もうと思っていたが、打ち合わせ等に忙殺され、読書どころではなかった。 年末までのおおまかな仕事のスケジュールを組むための打ち合わせだったが、僕にとって非常に都合の悪いことばかりだった。 海外三昧のゴールデンイヤーにするつもりが、絶対にはずせない仕事が月々5日くらい入っている。それも散在しているものだから、海外旅行のスケジュールが組めない。 困った…?。仕事があるということは幸せなことだと感謝しなければならないのはわかっているけれど、今年は仕事よりも遊びたい。 …遊ぶといっても一人で海外をブラブラするだけなんだけど…。 僕のゴールデンプラン…9月サイパン・10月シドニー・11月ロンドン&パリ・12月ニューヨーク…これを達成することは、ほぼ不可能になってしまった。 これは、きっと節約しろという神のお告げなのかもしれない…と思いつつもかなり不満。 昨日、前の職場の友人に会ったとき、いろいろな人の結婚話を聞かされた。 それを聞いてからというものなんか異常に落ち込んでいる。 …結婚かぁ~いいなぁ…。 そんな暗い気持ちを抱えながら、ぼんやりとPCをいじっていた。 思いがけず、むか~しの画像が出てきた。すっかり忘れていたけれど、昔使っていたPCから無造作にデータを今のPCに移行してそのまま放っておいたままだった。 場所はグアム。一緒に写っているのは、このブログでも少し出てきた元カノ。 あの頃は若かった…なんて歌詞の歌があったような気がするけれど、その画像は僕も若かったし、彼女は幼い感じがした。 懐かしいなぁ…。当時、彼女はよく「結婚したら…して、子供は2人で…」なんて話をしていた。僕は当時別に好きな女がいたこともあって、彼女の「結婚」の話には辟易していたと思う。 そんなふうだから、結局2人には別れが訪れ、お互い他の人と付き合い、そしてまた別れ、そして今また何となく出会い…。 なんか不思議だなぁ~と思いながら、写真データを眺めていた。 あの時は、お互いお金がなくて何とか海外旅行に行こうとすると、行き先はおのずと限定されたものだった。 あの時は泣かせてばかりだったから、旅行くらい連れて行ってあげてもいいのかな…また…一緒に旅行くらいしてもいいのかなぁ~なんて都合の良いことを考えていたりして… いかんいかん。そんなことをしてはいかん…また泣かせてしまう。多分。
2005.08.03
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今日は「学はあってもバカはバカ」川上二郎/かまくら春秋社…のつもりでしたが、感想を書けるほど読めませんでした。 50ページほどしか読んでいないので、感想を書いていいものやら…。 全体の感想ではなくて、ちょっとした印象を書いてみたいと思います。 著者・川上二郎さんは週刊朝日の元編集長。 帯を見るとそんな著者の怒り炸裂、辛口エッセイ…とのこと。 これは面白そうだ…と思って買ったはいいけれど、…これで辛口か?…と思える軟らかさ。ぜんぜん怒りが炸裂していない。 どうも引き込まれない。つまらない。けれど、僕が読んだのは、たったの50ページ。まだまだ、これから面白くなるはず…と祈るばかり。 …明日は読みきりたいと思います。 ん?…なぜつまらないかわかったような気がする。僕は学はないけれど、潜在意識にこの本に掲げられているバカの部類に自分が入っていると気がついているからだ。 あ~なんかムカついてきた。明日のレビューでぶった切ってやる!…なんちゃって。 今日は前職の仲間と酒を飲んだ。 辞めて8ヶ月も経つというのに未だに頼ってくれて、慕ってくれて、嬉しい限り。 思えば、あの会社を辞めるとき、いろんなことがあった。 ビックサプライズは、滅多に人を好きにならないこの僕に好きな人ができたこと。 これは驚き。自分でもビックリです。結局、成就しなかったけれど、これまでの人生の中でも3本の指に入るディープインパクトだったと思う。 いい思い出なのか、ただ辛いだけの思い出なのか、これからの僕の生きかたによって変わってくるのかも知れない。 前の職場で社内恋愛をしていた人々は次々に結婚している。僕もこの中に入れればどんなに幸せだったろうと夢物語を見ています。 酒を飲みながら、こんなことばかり考えておりました。 やっぱり俺は…学もないし、ただのバカ?
2005.08.02
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今日は溜まりにたまった仕事を片付けるのに没頭していた。 充実感のない毎日を過ごしているが、やることをやらないと生活はできない。仕事も来なくなる。なんとか、気力をふりしぼってパソコンの前に座っていた。 そんなとき思いがけないメールが来た。Cメール…au同士のみ使えるメール。Cメールをよこす人はごくごく限られている。…誰だろう? …初月さん、こんにちは。前に何度かお会いした、こずえ(仮名)です。覚えていますか?… 忘れるわけがない。…こずえ…なんと懐かしい女の子だろう。 彼女と知り合ったのは何年前のことだろう?3年くらい前だろうか。 ある取材のために何度も交渉してやっと会うことができた女の子だった。当時彼女は20歳だったと思う。 彼女の境遇はちょっと複雑だった。四国のとある県の出身。両親は彼女が中学生のとき離婚し、その後は祖母のところで暮らすようになり、18歳になると同時に東京の親戚の家に来ていた。僕と知り合ったときは、たしか彼女の母親の姉のところに住んでいたはず。 何度か会い、食事をしたが、なかなか心を開いてくれず話をしてくれない彼女の気持ちを解きほぐすのに苦労した。 なかなか話をしてくれないし、物事の捉え方が少しひねくれているところがあった。印象は…屈折した子…だったと思う。 「今はなにやってるの?大学生?」と聞いたとき、彼女は「私、中卒やねん」と小さい声でいった。その時のことが忘れられない。「友達…おらへん」とも言っていた。 話をしていくうちにわかってきた。彼女は自分の学歴と境遇にコンプレックスを感じていた。 彼女を取り巻く環境が彼女から友達を奪い、自信を奪っていたのかもしれない。 彼女に会うまでにやりとりしたメールは往復100回は下らないと思う。そのメールの文章はとてもしっかりしており、そこら辺に転がっているぼんくら大学生が送ってくるメールの文章なんか足元にも及ばない綺麗でしっかりした読みやすいものだった。 僕は彼女に言った。 「あなたの文章はとてもいい文章です。読み手のことを常に考えている素敵な文章です。僕もあなたを見習わなくてはいけない…」と。ここがターニングポイントになったと思う。 (彼女の)母親はすでに他の男性と結婚し、子供もできている。父親違いの妹がいる…こんなことまで聞きだすつもりはなかったが、僕に対する警戒心がなくなったのか、堰を切ったように話し始めた。 聞きたかったこと、知りたかったことを一通り訊き、目的を達したとき、僕の中で彼女の印象は…屈折した子から素直な子になっていた。笑顔が可愛かった記憶がある。 こずえは今結婚して旦那さんの実家で暮らしているという。 …幸せか?…という僕のメールに …幸!…と力強く返信してきた。 …結婚する前に初月さんに会いたかった…と言ってきた彼女の真意はわからないけれど、そう言われたこと、そして今彼女が幸せと言っていることがとても嬉しかった。 少し心配なのは、なぜ今さらメールをよこしたのか…ということ。 …携帯変えたから、知らせるために…という彼女のこたえが真実であることを願ってやまない。 こずえ、本当だよね?前みたいに虚勢をはってないよね?本当に携帯変えたことを教えるためだけだよね?
2005.08.01
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