今が生死

今が生死

2011.03.07
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カテゴリ: 政治
馴染みの焼き肉店の女主人から年間5万円ずつ4年間献金を受けたとして前原外相が辞任した。外国人から受け取ってはならないと決められているので、分かっていれば理由を話してお断りした筈だが、日本名の献金で額も少なく、チェックできなかったのだと思う。秘書がしたことであり、事務職が処理したことで自分はまったく預かり知らなかったことだが、自分の責任ですといってしまったことから責任をとらないわけにはいかなくなったのだと思う。

秘書が、事務方がと言って責任逃れする人は卑怯で、たとえ下々の人が犯した失態でも最高責任者が責任を取るのが当然だとの考え方がわが国には根強く、それを美徳と思っている人も多い。今回のケースでは本人が知っていてそういうことが起こることは100%ないことなので、知らなかったで突っぱねればいい問題で、私にも責任ありますなどと格好つけた結果が辞任につながったのだと思う。

政治家はもっと鉄面皮でいいのだ。このまま辞めないで外相に留まるともっと別の大きな献金問題で追及されるかもしれないのでそれを恐れて早めに辞めてしまったとの憶測もあるが、この20万円という献金を受けたことで辞めた形になっており、腹が据わっていない人との批判は免れない。外野席は辞めろ辞めろと大騒ぎするが、本当は屁でもない批判である。批判を冷静に判断する見識を示し、誇りある政治家としての姿を見せてもらいたかった。





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Last updated  2011.03.07 21:23:13
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