今が生死

今が生死

2013.11.13
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カテゴリ: 事件
徳田毅議員の姉二人を含む6人が選挙違反容疑で逮捕された。徳田グループにあっては天皇のように偉い徳田虎雄氏の指示で全て動いていたと思われるが、虎雄氏は病気療養中とのことで、事情聴取のみになった。

徳田虎雄氏は幼い時、僻地(徳之島)で交通不便のため、弟が病気の時に夜間に医師がきてくれなくて弟が亡くなってしまったのを深く心に感じて医師になる決意をして、浪人して大阪大学医学部に入学して医師になった。「命だけは平等だ」をかかげ、24時間診療体制の病院を次から次に全国の僻地に作ってきた。その意気込みや考え方に共鳴した医師、約2000人が徳洲会グループの病院で働いている。

自分が幼い時に強く感じた事の実現のため、どんなに貧乏でも、夜中であれ朝方であれ、いつでも診療してもらえる医療体制実現のために走りに走ってきた虎雄氏は、途中から自分がいくら病院を作っても政治の力がなければ理想は実現しないと次第に政治に力を入れるようになってきた。

息子徳田毅氏を自分の後継として全力でバックアップした結果が今回の選挙違反事件である。
親子でも能力の違いはある。その子が本当に自分の意志を継いで国民のため、苦しんでいる人のために命をかけて尽くしてくれる人材かどうかは身内であっても厳しく峻別すべきだと思うが、それはなされていなかったようだ。

億という金を使い、逮捕者まで出して必死で選挙活動を行って、一人や二人の人を当選させて果たして虎雄氏の理想に近づけるのであろうか?政治はすべてを決めるという幻影に動かされていたのではなかろうか。

確かに政治によって国の体制や防衛、経済、医療など大切なことは殆ど決められていくが、息子、それもそれほど優秀でない息子を一人国会議員にしたからといって世の中はそれほど変わっていかない。

24時間体制の病院、患者本位の病院を世界中に作って、人々のために着実に尽くしていくことのほうが国会議員を造ることより重要だと思うが、虎雄先生の胸中はいかばかりかと思う。





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Last updated  2013.11.13 23:03:56
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