今が生死

今が生死

2014.01.27
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カテゴリ: 事件
逮捕された49歳の阿部容疑者は容疑を否認しており、犯人と断定されたわけではないが、出勤日と混入された日時が一致、衣服に農薬が付着していたなど犯人の可能性が高い。

しかしなぜこのような重罪を犯してしまったのだろうか?中国で同様事件の犯人が重刑にされたのを見ても、重罪は免れないと思う。

契約社員の阿部容疑者は給料が安いことを周囲にもらしており、上司にもこんなに安くてはやっていけないと直訴したりしていたという。それなのに昨年度の査定ではボーナスが減額されていたという。その不満を爆発させて会社をつぶしてやれと大事件を起した可能性もある。

会社では社長以下3人の幹部が責任をとって辞任することになった。食べ物で最も大事なことは安全である。それが守れなかったのだから辞任もやむおえないかもしれない。阿部容疑者の同僚は容疑者について「仕事熱心でなく、いつも不平、不満を言っていた」とのことだが、会社側の阿部容疑者評は、「真面目によく働き、後輩の面倒見もよかった」とのコメントだった。この評価の違いは会社側とすればそれほどの危険人物ではなかったことを強調することによって、会社側の責任を軽くしようとする意図が働いていたようにも感じられた。

腹いせだったのかもしれないがそれは罪もない多くの消費者を傷つけることになることに思いを致さなかったのであろうか?!

会社には待遇改善等に努力しなかった責任もあるかもしれないがすべての従業員の要望に完全に応ずることは不可能である。生産ラインの中で鍵がかかっていなくて誰でもこっそり入れる部屋があったとのことで、その事も追求されるかもしれないが、どんなに厳重にしても悪い心の人がいれば必ず同種の事件は起こりうると思う。

最終的には人の心だと思う。給料だけでなく働く人たちの意欲や生きがいを常に生み出すような会社作りが必要なのだと思う。





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Last updated  2014.01.27 22:52:30
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