今が生死

今が生死

2014.06.28
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カテゴリ: 教育
麻生太郎副総理が6月21日栃木県で自民党関連の政経フォーラムで「学校で一番いじめられてるやつはといえば、けんかは弱い、勉強できない、しかも貧しい。 3つそろったら丸腰。いじめの対象になります」
「しかし、勉強ができない、けんかが弱い、だけど金持ち。これが一番やられる。わかりますね」という様な発言をした。麻生議員は深く物事を考えない軽薄な発言が多く、論評に価しない人だと言っている人もいるが、私にとってはいじめは重大関心事なので本欄で論評させていただくことにした。

まずいじめられる条件として喧嘩が弱く、勉強ができなくて、貧乏を挙げて そのあとで、貧乏の代わりに金持ちだともっとやられると言っているが、金持ちは幾重にも防御態勢を取っていていじめがあるような学校には入れないだろうし、子供ながらも金持ちには一目置いて手出しはしない傾向にあると思う。氏は、自分が金持ちの息子だったからかここで金持ちを一番いじめられるとしたが皮相的な見方だと思う。

勉強ができても運動神経の鈍い子はいじめられることもある。喧嘩が弱くても心が優しくていじめっ子のような子供にも思いやりがある子は虐められない。いずれにしてもいじめと言うといじめる側ばかり取り上げて、いじめないようにしようという発言がほとんどだが、麻生議員の発言はかなりピント外れだが、いじめられる側の問題を取り上げた点では評価してよいと思う。

いじめは、いじめる方が絶対に悪いという論評が圧倒的に多く、いじめられる方にも問題があるなどと言うと袋たたきにあってしまう。しかし、いじめはいじめる側といじめられる側があって初めて成り立ち、いじめる側だけを問題視しても問題は解決できないと思う。

ボクシングの元世界チャンピオン内藤大助氏は虐めぬかれていたが、強くなりたいと思って、ボクシングを習い、いじっめっ子達をはるか下に見下す世界一の人間になった。虐めをばねにして努力を重ねて大成功した例だが、「虐めないようにしよう」「虐めないようにしよう」と消極的なことばかり言っていないで、虐められたらどうするか反撃の仕方なども教えていくべきだと思う。韓国の兵士が骸骨の絵などで自分を虐めた同僚兵士を銃を乱射して何人も殺害したが、虐められた時はどうするかという基本教育が必要だと思う。

私は虐められる条件は学力や体力や貧富よりも、性格的な要素が大きいと思っている。社交性がなく、依存心が強く、自己中心で思いやりのない子がいじめられやすいと思っている。社交性を出して積極的に隣の子に話しかけ、友人を思いやっていく気持ちを育てることが必要だと思う。虐める子は大体レベルが低い子である。そのような子を軽蔑するのではなく、世の中にはいろいろなタイプの子供がいることを教え、全ての子供を大事にする気持ちを家庭でも学校でも指導、育成していくことが大切だと思う。

虐め対策は虐める側だけでなく、虐められる側についても十分に教育や政策立案していく必要があると考える。





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Last updated  2014.06.29 07:33:25
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