いじめ防止対策推進法が平成 25 年6月28日に公布されて4年半が経過した。その内容は国、県、市町村レベルでいじめ対策に取り組み学校では道徳教育としていじめは悪いこととしていじめはしないようにしようと教えるものであった。その結果はどうか。児童生徒のいじめによる自殺は繰り返されており、学校は最初いじめを否定し、教育員会の調査でいじめが指摘された後学校側がそれを認めるという図式が常態化している。
私はこの法律自身に問題があると思っている。いじめた子は指導することになっているが、いじめられている子には具体的な対策がない。学校側が当初いじめはなかったと主張するように誰がいじめられているのか把握するのが困難な環境がある。いじめられている子の保護を法律ではうたっているが、どの子がいじめられているのかわからない現実があることをこの法律は認識していない。その結果自殺を止めることができないのだと思う。
私はいじめないようにしようという教育だけでなくいじめられた時どうしたらいいかの教育が絶対必要だと思う。プロボクシングの内藤選手は執拗ないじめにあっていたがなにくそと発奮して世界チャンピオンになった。だれがいじめられているのかを常時特定するのが困難な現在の教育環境の中では全ての生徒にいじめられた時どうしたらいいかの教育を徹底すべきだと思う。安易に死を選ぶ生徒が多いのはその教育がなされていないからだと思う。いじめられた時どうしたらよいかクラスみんなで話し合うなどいじめられた時の対策や考え方が最も重要なことと思われこの法律にそれを即座に盛り込むべきだと考える。
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