今が生死

今が生死

2019.09.27
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カテゴリ: 感動したこと
人間は全て平等であり同じ様に尊い存在だと思うが上質とそうでない人がいるように思う。
先日超音波検査を行った。その受診者は40才位の女性で予備校の先生か事務の方だと思う。検査前血圧を測ってもらっている時に通りがかったら笑顔で挨拶してくれた。超音波室に入る時も看護師に笑顔で挨拶していた。検査が終わってしばらく出てこなかったので何をしているのかと思ったら私が座っていた椅子の高さが中々調節できないと私が言っていたのを覚えていてそれを直してくれようとしていたのである。低くしてくれようとして却って高くしてしまって元に戻せなくて困っていたみたいだが、親切心からしてくれたことで有難いと思った。笑顔の質が全然違った。無理して笑顔を作る場合もあるが、自然の笑顔で相手を思いやる笑顔であった。今回は検査される側だったが検査する側だったとしても同じ笑顔だったと思う。今回検査する側だった自分をみたら、新調の超音波の機械が不馴れで使いずらく、イライラして笑顔どころの心境ではなかった。彼女はどういう育てられ方をしてきたのだろうか?どういう日常生活を送っているのだろうか?と思った。人生には苦労や心配事やいやなことが一杯あるものである。彼女の笑顔はそれらを全て超越していた。私は困難や心配事や嫌なことがあったりすると目の前の人のことより自分の落ち込んだ気持ちに支配されてしまう。彼女だって生活上のさまざまの問題を抱えていると思うが、それは一切表に出さず目の前の人間に「何かお役に立つことはありませんか?」と笑いかけてくれているのだ。人間の質が全然違うと思った。上質の人に触れて下質の自分も少しでも見習いたいと思い、その後の検査や診察時に自分のことより相手のことを思って対応するように心がけた。





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Last updated  2019.09.27 18:01:49
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