今が生死

今が生死

2022.12.07
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カテゴリ: テレビ番組
今夜の「英雄たちの選択」は鎌倉幕府第3代将軍 源実朝が実朝の兄である第2代将軍 源頼家の子 公暁に実朝の右大臣就任祝賀式典が行われていた鶴岡八幡宮で暗殺された経緯であった。亨年28歳であった。
実朝には子供がなく、都の後鳥羽上皇の子供を第4代将軍として迎え、自分は後見人になる予定でその準備が着々と進められていたさなかでの大惨事であった。
時の最高権力者の将軍が易々と暗殺されたとは警備はどうなっていたのかと思う。番組では北条義時を始め東国の御家人達は天皇家でなく頼朝の血筋の中から次の将軍を決めるべきだとの考えがあり、実朝と御家人達の考えがかけ離れていたことが悲劇の原因になっていたのではないかと結んでいた。
テレビの「鎌倉殿の13人」では公暁の乳母の夫三浦義村がしきりに「北条一族が公暁の父頼家を殺したのだ。本来なら公暁が将軍になるべきだ」とたきつけて実朝を殺させ最後には公暁を自らの手で殺している。三浦義村という男はあらゆる場面で北条義時と密通しており、この時も公暁をたきつけておきながら最後には最高権力者の義時に忠誠心を示すために公暁を殺している。
令和の時代でも安倍元総理暗殺という大事件が起きた。実朝は神事の最中、安倍元総理は選挙の応援演説の最中でいずれも警備の隙を狙っての暴挙で痛ましい事件であった。和歌をたしなみ誠実な人柄だった実朝が殺されなければ日本の近代化が早まり、人殺しを日常的に行っていた武家政治はもっと早く終了したかも知れず残念でならない。





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Last updated  2022.12.07 22:26:25
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