今が生死

今が生死

2024.01.21
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カテゴリ: テレビ番組

インスタントラーメンを発明した安藤百福さんと奥さんの仁子さんをモデルにした作品で前回放映時も視聴率が高く評判の高かったドラマである。モデルがあってもなくても、モデルがドラマチックであってもなくても作品の良さは脚本で決まる。本作品の脚本は福田靖さんが担当した。この作品を描くにあたり、遺族や子孫にインタビュうーを重ねて構想を練ったとのことである。
ドラマでは立花萬平と福子夫妻の波乱万丈の人生が描かれている。萬平は発明の才があり、幻灯機や根菜裁断機を発明し、結婚後は終戦後身元証明に困っていた人達の為に印鑑を作った。その後製塩業、総合栄養食品ダネイホンの製作、販売、を行い、事業が成功して軌道に乗りかけていた時、若手社員を定時制高校に入れてやってそのお金を全額出してやったことが脱税容疑となり、GHQに逮捕され獄中生活を送った。獄中生活は戦争中も同僚に裏切られてて入所し、戦後は社員が不発弾を使ったとして逮捕されており、3回も刑務所に入れられている。
脱税の時は追徴課税もかけられ、会社も家庭も絶対絶命だったが、弁護士の必死の働きで会社を売り、マスコミで不当課税、不当逮捕を訴えてくれて、やっと釈放された。その後は池田信用組合の理事長になるが8年目に万能調理器を開発している会社に融資を重ね、折からの不況と重なって信用組合が危機に落ち入り、理事長を辞め抵当に入れていた自宅を失い、借家住まいになってしまった。という所で先週は終わっていた。
3度も刑務所に入り、その都度不死鳥のようによみがえってきたのは奥さん福子の変わらぬ笑顔と支えがあったからだと思う。これからインスタントラーメンの発明の話が始まっていくのだと思うがまだまだ難関は続くのだと思う。萬平さんの不撓不屈の精神とそれを支える福子の物語は毎回ハラハラさせられるが結局夫婦で力を合わせて解決しており、夫婦の力は偉大だと改めて感じている。脚本家福田靖さんが天下に誇れる素晴らしい作品を描いてくれて心から感謝している。





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Last updated  2024.01.21 21:13:50
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