世間では「熱中症の危険ラインを越えました。不要不急な外出を控えましょう」などと放送したりしているが家庭内や団体生活では様々な問題がある。エアコンの温度や風の向きなどで喧嘩になることもある。個人個人で適温があり、冷えすぎるからとスイッチを切ってしまう人がいれば、「なぜ切るのだ!丁度よいではないか」と気まずい雰囲気になる。病院に入院している人でも個人差があり、大部屋に入院していると、人によっては寒すぎると感じ、別の人はまだまだ冷えていないと感じる。この軋轢は大変だと思う。ある個室に入っていた患者さんは廊下や部屋の温度が低すぎるとして暖房を入れていて「熱中症になったら困ります」と看護師に注意されていたが患者さんは納得できなかった。自分に快適な温度にしてどこが悪いかと食って掛かっていた。
同じ寝室で寝ている夫婦間でも同じである。明け方エアコンを入れないと熱くて寝汗をかいて眠れない。同室者はエアコンの風を感ずると喉が痛くなったりお腹の調子が悪くなったりするのでスイッチを切ってしまう。エアコンの快適温度は個人によって違う。「黙って切るな」と怒鳴りつけるのではなく、相棒は朝方エアコン入れない状態の方が快適で眠れるのだ。自分が快適になるためにエアコン入れるだけでなく、相手のために自分は我慢しなければならないことも生じてくるのである。
適温感覚は個人によって違うので、そのことをよく話し合い、お互いが譲れるところまで温度を下げたり上げたりして相手のことを思いやりながら温度調節する必要があると思う。
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