PR
Freepage List
Calendar
質問なのですが、自分がヘミシンクを始める少し前の話なのですが、霊視の出来る友人Kクンと自縛霊の取り付いたNクンを助けようとしていたとき、KクンがNクンに取り付いている自縛霊の後ろにやはり黒幕のような存在の呪術師の霊を見つけました。そこから、その黒幕はKクンにまで攻撃を仕掛け、Kクンの霊体や先祖達の霊を地獄のようなところへ連れて行き拷問を受けたといいます。神々の力をもってしてもどうにもならず、今は小康状態といいます。
自分としては本人の思い込みか、恐れや恐怖が生み出した幻影ではないかと思っているのですが、霊視が出来るというKクンに対して見えない自分が言っても説得力がありません。
そのような存在は本当にいるのでしょうか?
ちなみに、Nクンに取り付いていた霊はプロの除霊師に払ってもらいましたが、その人も黒幕の呪術師については何も言わなかったそうです。
不躾な質問をお許しください。
そのような存在というのは、黒幕(のような存在の呪術師)でしょうか。
いわゆる二元性の世界(我々が住んでいる世界)においては、ダークサイドという存在がいることはいます。
ですが、エネルギーバランスの問題であるとお考えください。
性質の異なった二つのエネルギー(陽と陰)があって、一方がポジティブサイド、もう一方がネガティブサイド(ダークサイド)です。
基本的には、それらに良い悪いという意味はないと考えてください。
言い換えれば、役割分担の問題です。
人間的な表現をすれば、天使の役を演じるか、それとも悪魔の役を演じるか、その程度に違いにすぎません。
どちらも、必要性があって存在しています。
というか、分離して見えるのは、人間的な見方によるものにすぎず、本当はそのような分離は存在していません。
人間的な見方ゆえに、ある存在がポジティブサイドに見えたり、ネガティブサイドに見えたりするだけです。
ですが、私は普段のブログの記事では、便宜上、人間的なものの見方に基づいた表現をとっています。神仏、魔の存在といったように。
ですが、今ここでお話しているのは、それらを超えたところに、別の真実があるということなんです。
真実とは、我々にとってみればたった一つしか存在しませんよね?日本語的な言葉の意味からいって。
ところが、非物質界においては、そうではないとされています。
非物質界においては、真実とは常に相対的にしか把握できないという逆説的な意味を包含しているんです。
繰り返しますと、我々から見れば、確かにポジティブサイド、ネガティブサイドという区分が存在しています。ポジティブサイドが良い存在、ネガティブサイドが悪い存在です。
ですが、我々の世界、そこでの価値観、ものの認識の仕方をはるかに超越した世界(非物質界)においては、ポジティブサイド、ネガティブサイドという区分はもはや存在せず、善、悪の価値基準もありません。
ですから、ご質問が前者の立場に基づけば、ダークサイドのような黒幕が存在する可能性はゼロではありません。
他方で、ご質問が後者の立場に基づけば、ダークサイドという区分自体ありませんから、そのような存在はいないということになります。
ちょっと上の議論を離れて(両方の見方がありうることはさておき)、我々の見方において割と起こりうる通常の選択で考えてみます。
その場合、一般的な人の認識に近いのは、前者のほう、すなわち、世界は善と悪に二分されるという考え方だと思われます。
つまり、その世界観においては、ポジティブサイドとネガティブサイドが存在します。
つまり、ご質問における黒幕も存在します。
ですが、この場合の黒幕(呪術師)は、その除霊にあたったKクンの潜在意識に基づいた想念が現実化したと捉えるべきではないかと思われます。
というのも、あらゆる現実というのは、自分自身の想念によって生み出されたものだからです。非物質界では、それがより顕著に現れてきます。
確かに、除霊にあたったKクンが、Nクンにとりついていたとされる霊から何らかの影響を受けた可能性はあります。
しかし、ここで私が言いたいのは、「Kクンがそれをどう認識しようと、それはKクンにとっての真実にすぎない。」ということです。
実際に「Kクンの霊体や先祖達の霊を地獄のようなところへ連れて行き拷問を受けた」わけではないように思います。
他方で、いわゆるスピリチュアル・カウンセラーと呼ばれる有料先生は、ある程度勉強していますから、地獄というところが当該人物の信念体系によって作り出された幻想にすぎないことを知っています。
ですから、そういった世界観を持たないがために、Nクンを除霊した時にも、そのような黒幕の存在を知覚しなかったというだけのことにすぎません。
私がここで言いたいのは、非物質界においては、物事は常に相対的にしか把握できないということです。
地獄があると思えばあるし、ないと思えばありません。
ダークサイドがいると思えばいますし、いないと思えばいません。
ただし、たとえば私なんかは、現時点ではダークサイドは存在するという認識を持っていますから、ダークサイドに会おうと思えば会えますし、実際に救出活動も行ったことがかつてありました。
その場合でも、神界の援助を受けているものであれば、ダークサイドにとらえられて拷問を受けるようなことはありません。
たとえそれがサタンと呼ばれる強力な存在であったとしてもです。
少なくとも、私の場合は一度もそういったことはありません。
たとえ私が二元性(ポジティブサイド、ネガティブサイド)を認めているとしてもです。
一般的な価値観を持った方であれば、二元性を認めると思います。
そのうえで、いわゆる有料先生なんかは、自分が悪霊を飛ばして自分のところに客を引き寄せておいて(ネガティブなエネルギーに感応させて)、その後いかにも自分の力で除霊したかのように見せ、高額な金銭を要求する場合もあります。
いわゆる憑依は、「それを演じている」場合がほとんどなように思います。あるいは、「憑依されることを許可しているから憑依されている状態を自ら作り出している」と言っていいように思います。
ですから、Nクンがプロの除霊師に頼んで払ってもらったとのことですが、それはその除霊師の力ではなく、「最終的にNクンが除霊されることを受け入れたから」なのだと思います。
多次元的にみれば、現実とは、自分と自分の宇宙との関係にすぎません。自分以外の他人が自分の意識や魂に影響を及ぼすことはありえないのです。
他人に影響されるとすれば、それは、その影響される人が、影響された現実を受けいれたからなのだと思います。
ですから、ご質問へのお答えとしては、黒幕のような存在がいると思えばいるし、いないと思えばいません。
また、いるとした場合であっても、神界からの援助を得ていると明確な認識を持っていれば、ダークサイドに翻弄されることはありません。
ご質問にあるプロの除霊師が黒幕の存在に触れなかったのは、そのような黒幕の存在を認識・創造しなかったからであり、
また、実際にNクンに除霊なる効果が及んだのも、その除霊師のパワーによるものではなく、Nクンが除霊されるという現実を受け入れたからだ、このように言えると思います。