imimiのリトリーバル日記

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2012.03.03
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私は以前、救出活動(Retreival)というものをやっていました。

人間は死後、通常の自然なプロセスをたどれば、自分にとって身近な存在(いわゆるガイド)等の手助けによって、死後に進むべき方向性が示され、新たな生活の場へと移っていきます。

ですが、それがなんらかの過程でスムーズできない場合というのがあります。

その場合に、いわゆる高次の存在(ガイド達)と死者とのパイプ役を務めて、なんらかの援助活動を行うことがあります。

これが救出活動なんですが、多くの場合、手助けは不要であることが多いです

それは死者をそのまま放置しておいて自然な気づきに任せるのが最良の学びであることもあるからです。

助けられる側からすれば、助けなど本来は不要なことが多いです。

救出活動はむしろ、助ける側にそういった他者とのかかわりが必要な場合のほうが多いように思います。





他人の宿題には手を出さずにただ見守っていたほうがいい場合というのは、救出活動だけではなく、広く現実世界にも見受けられます。

たとえば、霊能者がやる除霊なんかがそうです。

除霊(浄霊)は、多くの場合、霊をとる側と取られる側との相互作用によって引き起こされているように思います。

つまり、両方の原因が相まって除霊(浄霊)という現象が「引き寄せられている」わけです。

ですから、霊を取り除く側がいなければ当然除霊(浄霊)は起こりませんし、「助けてください。」来る側がいなければ、そもそも起こり様がありません。

霊をとる人と、放置する人のどちらが親切なのかを考えることがあります。

様々な意見があるでしょうけれども、あくまでも個人的な意見を述べさせていただけば、霊を取らずに放置するほうが本人のためになるように思います。

「そうですね。詳しく見てみないとなんともいえませんが、・・・もしかしたら母方の先祖何か原因があるのかもしれません。」
「先祖霊ですか?」
「そうです。」
「あの~、もし除霊と言ったら変ですけど、母方のほうの原因を取り除くことはできないものでしょうか。」
「できなくはないです。ただ・・・」
「ただ?」
「料金が少しかかります。一回の浄霊につき5万円ほど。」
「5万円?」
「ええ。」

というのと(笑)、

「・・・いろいろお話をうかがってきましたが、おつらいでしょうが、現実から目をそむけていても事態は一向に改善しませんよ。今の状況を引き寄せたのは、霊のせいではなく、あなた自身に原因の一端があります。あなたの悩みを私が引き受けてあげることができません。まずは、霊のせいにせずに、きちんとした現実的な対応を取られることをお勧めします。」

という2つのパターンをここでは例示してみます。

他にもたくさんのパターンがあるかもしれませんよ。

両者の中間的アプローチなんていうのも、もしかしたらあるかもしれません(笑)。





私はどちらかというと、学びというのは、他人が変わってあげられない部分というのがあるんじゃないかなという立場をとります。

つまり、上の例で言うと、放置する(後者の例)のが最善とみます。

たとえ本当に霊的に原因があったとしてもです。

もちろん、見てみて原因がはっきりしない場合というものありえます。

ですが、今想定しているのは、相手と対面して、霊的に見た時にその原因が霊障にあるのだと「わかった」場合です。

そんな殺生(せっしょう)な、と思われるかもしれません(笑)。





ですが、最近私は、他人を助けられるというのは、おこがましいのではないかと思ったりします。

本当の思いやりは、見守ってあげることではないかと。

もちろん、状況にもよりますけれども。

そうなってくると、どこに意識が向かい始めるかというと、自分自身と向き合うことになります。

本当の思いやりというのは、もっとトータルな視点から見ないと見えてこない場合も、もしかしたらあるのかもしれませんね。


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Last updated  2012.03.03 15:26:45


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