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2025.10.16
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カテゴリ: 政治
竹田恒泰氏「田﨑史郎氏の分析は違うと思う」と明言 公明の協力なき選挙巡る田﨑氏の分析に異論


また、同番組では、公明党の選挙協力がない場合に自民党の議席数がどうなるのかについて、JX通信社の試算を紹介。同通信社によると、自民党は昨年の衆院選で132議席を小選挙区で獲得していたが、もし公明党の協力がなくなると、52選挙区で落選の可能性があるなどと試算した。
竹田氏は、同番組での田﨑氏のこうした発言などを報じた一部メディアの記事を添付。「田崎史郎氏の分析は違うと思う」と書き出した。そして「すぐに解散すれば、公明が離れることで公明嫌いの支持層が戻るほか、直近の世論調査で有権者の関心は『政治と金』ではなく『経済対策』なので石破禍より積み増せる。また自民から離れた保守票の一部も戻る。公明の小選挙区は自民が取るだろう」との見立てを示した。

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この、「公明党と手を切れば、創価学会票は消えるが保守票が戻ってくる」というのは、ネトウヨ層の願望として、ヤフーニュースのコメント欄などにも大量に同様の意見が見られるのですが、それは事実でしょうか?
選挙結果は投票率やその時の風の吹き方など、その時々の様々な変数によって変わり、事前の予測の及ばない結果になることもあるので、実際にどうなるかは神のみぞ知る、です。
ただ、計算上において、「公明党票は自民党に行かなくなり、参政党と日本保守党に行った票は自民党に戻ってくる」と仮定した場合、自民党が現状より議席を増やす計算は、成り立ちません。

前提として踏まえておかなければならないのは、今解散して自民党が勝つか負けるか、という話は、あくまでも衆議院の現在の議席数に対して増えるか減るかで決まる、ということです。今年の参院選で参政党と日本保守党は合わせて1000万票以上も取ったではないかと思っている人もいるかもしれませんが、その1000万票が自民党に「次の衆院選で戻ってくる」ことはあり得ません。なぜなら、その1000万票の相当の部分は、昨年の衆院選では自民党に投じられていたものだったと思われるからです。

昨年の衆院選では、参政党と日本保守党を合わせて300万票しか取っていません。従って、そのすべてが自民党に戻ってきたとしても(そんなことはあり得ないでしょうが)300万票しか戻ってこないのです。一方、この時の公明党票(比例区)は600万票弱です。このうち、小選挙区でも公明党に投じられた70万票余を差し引いても、500万票以上あるわけです。公明党との連立を切って失われる500万票に対して、戻ってくる保守票が300万票、どちらの数が多いかは一目瞭然でしょう。
当然、増える票より減る票の方が多いんだから、自民党は得票を減らし、議席も減る、という予測になります。
別の言い方をすると、去年の衆院選で自民党は大敗したけれど、それでもなお、今年の参院選時の負け方に比べれば「負け足りていない」、おまけの議席を持っている状態だ、ということなのです。従って、今選挙をすれば、この「おまけ議席」の部分を吐き出すことになります。保守票が戻ってこなければ、大幅減ですが、保守票が戻ってくれば小幅減かもしれない。しかし、いずれにしても昨年の衆院選より議席が減ることに違いはありません。
それなのに、自民党はわざわざ解散を急いで、「おまけ」の議席を自ら放棄するような選択をするんでしょうかね?





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最終更新日  2025.10.17 21:39:32
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