遠恋しながら読書の日々。

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ばあチャル @ Re:十一年ののち(の私)(08/18) 結婚なさって英国暮らし、どうしていらっ…
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Apr 5, 2004
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123maoさんがしばらく前に書評を書いていた本。ずっと気になってて、ついに古本でゲット(あたしの「感想」ではなくよりまともな書評を読みたい方はあちらへどうぞ。→ こちら。  maoさん宣伝しておいたからね~。これあたしからの快気祝いね。(っていらねーよ)。

しかし、これがデビュー作というのはすごい。
推理小説というのは色々あるし(ここから4/2の日記になる)、所謂「本格派」のセットアップ(密室殺人とか、いかにも曰くありげな洋邸とか。)も好きだけど、今回のこの本はコジ-と本格派の中間といったところでしょうか(いい意味で)。
日常にある何気ないところから始まる謎ばかり取り扱っているのだが、結構謎は謎としてきちんと存在し、ヒントもちりばめられてるし、論理的な解決も示されて意外に「本格派」チックだ。

え~と。
主人公が編集を務める社内報に小説を載せることになり、大学の先輩に泣きついたところ、彼の友人の作品を匿名作家の作品として掲載することになった。その12の短編及びそれらをめぐる物語。(詳しい話の筋はmaoさんまで。上記↑)

1つ1つ話の趣も微妙に違って楽しい。
どの話が一番すきだろうか?と問われたら、「箱の虫」かな。全部余計なもの(先入観・思い込み)を取り払ってみると、残る事実はこんなにシンプル♪ ってな感じの騒動を、巧妙にでもおかしみをもって書いてる。こういうのって王道だけど好き。
(あと、登場する学生同士の会話がリアルでいいのよね。
それも大きな理由)

ばあチャルさんがこの本について書いた時に、入れ子の箱を連想したと仰っていたけれど(ばあチャルさんの書評は こちら。)  、あたしはロシアの人形マトリョーシカを思い出しました(笑)。
あのあけても開けても中に人形はいってるやつ。

12話の1話ずつが、ちいさなどんでん返し(きちんと伏線が張ってある)を含んでるのだが、それが全部そろったところで、更に話の展開(どんでん返し。でもきちんと作中に伏線がある!)があって、そうだったのか~、と思うまもなく、最後にまたお?と思わせる。

ただ、ちょっとサービス精神が過ぎたかな~、と思わせられないでもないけど…。だって、最後が気になるのよおおおお。
自分なりにこうなった筈!!というラストを頭の中で作って、必死に
自分を騙してるとこ。








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Last updated  Apr 6, 2004 03:09:47 PM
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