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umekichiya @ Re[1]:右岸。(10/29) トモとモモさん >やっぱり釘付けですか…
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2004.09.27
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あの電話は、夢だった様な気がする。大体からあいつが、実家を出た一人暮らしの僕の家の電話番号を知る術が無い。

どう考えても、夢だったと結論つける方が自然だし。。。

それでも、又あいつから電話が来る様な気がして?

と云うよりは、心のどこかで期待しているのかもしれない。

「期待してどうする?」

僕は、今日も独り言をつぶやきながら、バーのカウンターでズブロッカを煽る。

今は、あの頃のお互いの知り合いとは誰とも連絡を取っていない。

僕はあれから、あの街を逃げるように誰にも知らせずに誰も知り合いのいないこの街にやってきたのだから。

「順一ってさー、寂しく無いわけ?」



会社の8つ年上の受付嬢ユキは僕に言った。

「だってさー、幼馴染とか近所にいる訳じゃ無いしさー?平気な訳?」

そういわれても、帰る家に電気が付いていないから寂しいとか正直感じた事はなかった。

きっと、寂しいとか云う感情は僕は失ってしまったのかもしれない。

あの、煙ったい実家に帰りたいと思った事も無ければ、一人で晩御飯を食べる事が寂しいとも?

もし、寂しいと云う感情があるとすれば、あいつが今何を考えていて、この広い世界のどこにいるのかわからない事ぐらいだろうか?

未練とか、女々しいとかそういう事じゃなくて、

僕の心の半分が、感情の半分がどこかに飛んでいってしまった様な時間がそこで止まった。

「もしもし。。。。元気ですか?」

僕はあの電話があいつから本当にかかって来たのではないか?と思う。

あまりに、声がリアルで、きっと僕は渋谷の雑踏の中でさえ、あいつの声を聞き分ける事が出来る。






                    つづく。






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Last updated  2004.09.28 00:35:00


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