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araiguma321 @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 吉備高原の台地の上の畑でして、何もあり…
kiki ☆ @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 背景が遮るもの、電線もなく良いロケーシ…
araiguma321 @ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) そうですねぇ、木造建築に二の足を踏むよ…
うしまる@ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) 「那珂川町馬頭広重美術館」の画像とか、…
araiguma321 @ Re[1]:般若寺温泉 2024.10(10/02) うしまるさんへ 災害被害がやみませんね…
うしまる@ Re:般若寺温泉 2024.10(10/02) おおー、侘び寂びのあるステキな般若寺温…
araiguma321 @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) ほんと、どうやって潜り込んだんでしょう…
kiki ☆ @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) もの凄いかくれんぼですね!! どうやって…
araiguma321 @ Re[1]:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) うしまるさんへ ご察しのとおりでして、…
うしまる@ Re:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) こういう工作はつくってる時も楽しみのひ…

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Jun 2, 2015
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テーマ: 私の読書(27)
カテゴリ:
日本海海戦 悲劇への航海 コンスタンチン・プレシャコフ
 バルチック艦隊の最期

The Tsar's Last Armada
The Epic Vayage to the Battle of Tsushima

 世界の五大海戦のひとつだそうだ。1905年は、英国ネルソン提督がスペイン・フランス連合艦隊に勝利したトラファルガー海戦から100年後にあたる。途中、東郷連合艦隊司令長官のことを日本のネルソンは、との言い回しもあり、茶化したのか、そう思っているのか、果たしてどのような心情で母国の敗戦史を書いているのかいささか気になる。

 これまで、日本海海戦は、侍仕込の明治の開化軍人が武人として見事に近代戦を合理的に制した海戦で、勝因は、情報蒐集、客観的分析、合理的作戦・戦術、艦隊運動の習熟訓練、兵員の均質な実戦技能習得、最新外国戦艦の調達、新火薬・砲弾の開発成功などでロシアを上回ったからと思っていたが、本書では、ロシア軍は内部腐敗した官僚軍で、実践経験のない士官と鍛錬していない兵員で急造された艦隊で、軍令が徹底できない相手で司令官は負けると思ってやってきたとのことで、弱い相手の瓦解であったように思える。著者は、日本の資料は調査できていないと書いており、理解に偏った可能性があるとした著述。
 司馬遼太郎くらいは読まなかったのだろうか。けなげな国の荒廃の瀬戸際にたった勝利と思うのだが。

 帝政ロシアでは、司令官が皇帝に「負ける」と冷静に説明しても、大津事件がトラウマの皇帝と、権力に取りすがる貴族将官・軍事官僚は合理的意見をいれず、繰り出される盲断に誰も抗しなかったようだ。負け戦に大勢の人びとがかりだされていく悲劇が本書で描かれている。

 追い上げる勢いのある国と押さえつける護りの国の、精神の健康状態の違いが如実に現れている。負け戦に人々を駆り出す国は、やがて転覆され、滅びる。

songai

対馬海戦





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Last updated  Jun 8, 2015 09:43:30 AM
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