オトキチ日記

2007年04月29日
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カテゴリ: オートレース
本日のオールスター準決勝戦10R。
1着と2着が明日の優勝戦に進出。
そして1着入線は永井、以下2着は片平、3着金子、4着有吉。
すなわち永井と片平が優勝戦進出かと思いきや、両者ともに反則失格となり、
金子と有吉が繰り上がって優勝戦進出となった。

と言ってもオートに関心のない方にはなんのことやらだろうが、以下勝手に書く。

片平巧とはどういう選手か。
SGタイトル15冠。
つまりSGレースで優勝15回である。

23名しかいない。
その内訳は、
1回 7名
2回 5名
3回 4名
4回 1名
5回 1名
7回 1名
10回 1名
13回 1名
そして片平巧の15回 1名である。


ある時は、優勝戦の他7名が0ハンデで片平ひとりが10mハンデのときがあった。
つまり片平ひとりだけが10m後ろから走るのである。それでも7人を抜いて優勝した。
同じ条件で勝つのではない。ハンデがあってもなお勝つのである。

さて、しかし、そのように強い片平であるが、最後のSG優勝はというと、2001年の全日本選抜とスーパースター王座決定戦を最後とする。
つまり、かくも強い選手ではあるが、それも5年前までの話となってしまっていたのだ。


もう片平の時代ではない。
いまのスピードレースでは片平の技は通じない。

そう思われていた。
「強い」選手とは書いたが、実のところ片平は全盛期でも「強い」というイメージではなかった。「上手い」選手だった。絶対に入れないようなところに切り込んで、ハラまずにきれいに回るテクニックは芸術品とも言われた。
しかしそれも5年前までの話だ。

それが今回のオールスターで片平は復活した。
そして準決勝戦2着となり、優勝戦進出を果たした。
あの片平がSG優勝戦に帰ってきた。

涙が出た。男の生きざまを感じた。
それが、
失格。
しかもその失格判定場面は、まさしく片平の芸術的なインさばきが現前したものだった。
抜かれる相手が下手だからスッ飛んだのである。
あれが失格なら追い抜きなどはできない。
安全運転だけでレースしろとでもいうのか。

いや、判定自体にはあれこれ言うまい。
しかし、片平が出る優勝戦を見たかった。
優勝は無理だろうと思いつつも車券は買っただろう。
オグリキャップの最後のレースのときの競馬ファンの気持ちに近いと言えばおわかりいただけるだろうか。
しかも馬は数年の付き合いだが、片平とは20年以上の付き合いなのだ。

すべては無常とこれ観ずるか。
ネットの掲示板には「片平信者」の悲嘆があふれている。
私もその一人である。





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最終更新日  2007年04月30日 01時58分15秒
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片平信者です  
Kibblewhite さん

2006年6月19日 船橋での優勝の時も涙涙涙でした。
ARにはまったきっかけはH13年のSSで最終回の3Cで浦田のインを捌いて優勝した時に、TVでみていてこの選手は他の選手と走り方が違うと思い・・・AR(片平信者)にはまってます。上述の場面で永井、片平両選手が失格となり残念でたまりませんでした。あれが失格になるのなら、ARを外側からの追い抜きしかできなくなりますね。VTRでみても接触はしていないように見えましたが、有吉がへたくそなんでしょう。今でも伊勢崎、川口、船橋に遠征に行っています。因みに飯塚にも一昨年行きました、残すは浜松、山陽です。私がARを好きになったのは片平の走り方にはまりました・・・これからも一生片平信者ですね(^-^) (2008年03月03日 15時10分53秒)

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