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紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいいい朝ですが、
先週の断熱研修中にかかった風邪で
体調はなんだか本調子ではありません。
寝込むとか熱がある訳でなく、
体が重い感覚です。
北海道から帰ってきたら
新住協から
技術情報の58.59号が届いてました。
新住協の技術情報なんてと
思われるかもしれませんが
「基礎断熱と床断熱 どちらを選ぶか」
について様々な比較検証がされています。
技術情報の
結論を申し上げると
ローコストに高性能を求めるなら、
床断熱が絶対
床下暖房を採用して、
更に快適性の向上を目指すなら基礎断熱が必要
絶妙な言い廻しと言いますか、
本当にその通りです。
基礎断熱は床断熱に比べ
コストがかかりますが、
少し補足して説明します。
紙太材木店の考えとして
関東以西で建築するとして
敢えて付け加えるなら
等級4.5程度の断熱性なら
基礎断熱と床下暖房
等級6以上なら床断熱でしょうか。
つまりUa値で0.3くらいまでは
断熱優先で強化する。
Ua値0.3まで行くと
床下暖房しなくても
床面の温度は十分確保できますが、
0.3まで行かないと
室温の設定次第では
床面の温度が低いと感じる割合が高くなります。
実際はエアコン暖房の
設定温度を上げれば
問題ありませんが、
暖房費の金額は上がることになります。
逆説的に言えば
等級4.5程度の基礎断熱では
床下暖房しないと
床面が冷たく不快
それを補う手法が床下エアコン
初期投資と
ランニングコストとしての
暖房費の事を考えると、
Ua値0.3で床断熱でしょうか。
基礎断熱のコスト上昇分を
天井やサッシにまわせば
Ua値もそれなりに良くなりますが、
ここのところは
設計者と相談ですね。
現代の住宅では
ある一定レベル以上の断熱性がありますから、
どんな住宅でも
力技(設定温度)で暖かくすることができます。
基準となるのは
初期投資の金額と燃費
つまり、暖房負荷(需要)(暖房費)がどれだけ必要か?
家計にやさしく、 暖かく過ごすヒントが
この技術情報にあります。
設計者の皆さんは参考にしてみてください。
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