今日も他人事

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2023年10月08日
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カテゴリ: アニメ



はい、お疲れさまでした~(パチパチ

やぁ、終わりましたね、『スパイ教室』。

最終回は回想以外、アニオリ……という解釈なんですが、どうなんでしょうね。少なくとも、4巻には記載されていないやり取りでしたけども。



とりあえず、見終わって思った事でも、つらつらと。

・まず、2クール構成にしたのは割と順当な感じ。2巻はAチーム、3巻はBチームって感じに分かれてますし、全員集合する4巻で〆が丁度、アニメ的には良い分量かな、と。仮に1クールでやるとしたら、それこそ1巻+原作改変(あるいはアニオリ)しかなかったと思うので。なので、原作準拠で行くなら、2クールで4巻+αをやるのは妥当かなって。この辺はもしかすると、原作書いてる時点でアニメ化を前提にしてた?可能性もあるのかも?

・謎だったのが、最終回Cパートの回想シーンで、潜伏中の敵狙撃手(白蜘蛛)がわざわざ瀕死の裏切者(屍)に弾を4発もぶち込んでた件。あの場面、完全に誰一人反応できてないので、紫蟻はおろか、背後からクラウスの頭もぶち抜けばいいのに、何故、それをしなかったのかは、かなり謎な演出に。

※一応、この謎は原作四巻を読んで解消しました。
※以下、広告です。案件ではありません。


原作だと以下のように描写されています。

殺気が生じ、闇夜から銃弾が飛んできた。ただの鉛玉ではない。ライフル弾だ。クラウスと言えど、銃弾を逸らすのが精一杯。
(中略)
銃弾は二発続けて飛んできた。
一発目はクラウスが弾いた。折角捕まえた紫蟻を死なす訳にはいかない。
しかし二発目は思わぬ人物の右足を吹き飛ばした。
(中略)
ティアの悲鳴が響く。彼女はモニカに掴まれ、物陰に隠れるように指示される。




これはまだ原作の方が納得できる……かな……?

ただ、細かいことを言っちゃうと、あの長距離からの狙撃を"殺気で感じ取れる"のかっていう。後、"弾いた"ってどうやって?とか。あの時のクラウスって徒手空拳なので、素手でどうやってライフル弾を弾いて逸らしたのか地味に謎ですね……まぁ、懐に携帯している拳銃で防いだって解釈でいいのかな、と思いますが……。

あと、原作でもクラウス以外のキャラは初撃に対して反応できておらず、普通に狙われてたら死んでた可能性大なんですよね。

クラウスを狙う必要はなくても、<灯>メンバーを狙って、クラウスの動揺を誘った上で、クラウスに次弾をぶち込む方が良かったのでは……と思ったりもしますが、果たして。特に、屍は既に致命傷なので狙う意味がないというか。

結果論ですけど、白蜘蛛が紫蟻と屍の両方を同時に狙撃できる腕前なのであれば、むしろ、紫蟻と灯の誰か(例えば、ティア)を狙って、クラウスにどちらを守らせるか二択を迫る方が効果的だったのかな、という気も。

それか、無防備なクラウスの後頭部を狙ったものの、狙われていることに気づいた屍がクラウスを引っ張る形で避けさせて、自分が被弾とかでも。

まぁ、クラウスは殺気だけで背後からの狙撃に気づける上、一発ぐらいなら球を弾ける設定のようなので、前者の方が成り立ちそうですが……超人かな…… 超人だった

・<灯>メンバー毎に「コードネーム××、~の時間××!」という決め台詞があって、アニメPVとして見ると結構、様になってるんですが、実際に劇中で使われてるのを見ると、なんとも……『艦これ』の戦闘台詞を無理にアニメで使おうとして違和感が出てるの時のそれに似てるっていうか。『セーラームーン』の「~に代わって、~よ!」みたいなもんだと思うんですが、『スパイ教室』だと普通のやり取りの最中で突然、差し込まれるので、なんというか……そ、そっすね!としか言いようがないというか……。

・とりあえず、見終わった時点で好きなキャラとしては、まず、俺様ちゃん、こと、アネット。



彼女に関しては何回か語ってますけども、本作で一番魅力を感じましたね。

本作で現状、最もスペックの高いのキャラはクラウスだと思われますが、「じゃあ、そのクラウスに脅威を与えられる、並び立てるキャラ居るの?」っていうと、彼女しか思いつかないなって。実際、<焔>のボスだった紅炉も、クラウスに劣るとわかりましたし。両方に対峙した経験のある紫蟻の反応的に。





次に、ティアちゃん。



私以外で『スパイ教室』を見ていた先輩に「最終回見ました?」って聞いたら「見たよ。キミの好きなキャラ(ティア)が、まんまキミの好きなキャラだったね」って返されて、ぐうの音も出ない……(苦笑

ち、違うよ?私が好きになるキャラにそういう設定が多いだけで、そういう設定のキャラだから好きになってる訳じゃないよ?……ほんとだよ?(==;

そんな訳で、ティアちゃんは過去に誘拐された際、犯人の男達に傷物にされていた模様。

過去の回想シーンに、そのくだりはなく、ティア本人もグレースから指摘を受けてショックを受けていたので、当時の記憶自体が歪曲されてる(本当はクラウスに救出されたのに、紅炉に救出されたと思い込んでいた?)のかもしれません。



一応、生徒時代に老若男女問わず、関係を持って問題児扱いになっていたと本人の口から18話で語られてはいたんですが、特に悩んでる素振りもなかったし、どうしてそうしたのかも触れられず、さらっと流されていたので、あんまり記憶に残って無かったです。まぁ、私が見逃しただけかもしれませんが……。

全編を通して随所に、彼女の問題行動や記憶の不安定さが描かれていたら、またちょっと見方が変わったのかもな、と思う今日この頃です。




※一応、原作四巻だと 「ありがとう、早くホテルで私を抱いて」「慰めてくれるって言ったじゃない」(鬱屈した感情を晴らす手段を、他に知らないのよ) など、セックスに関する悪癖が付いてしまってると描写されてました。アニメでは、こうした描写が無かった気がするので、おそらく、それで違和感が残ったのかも。



あと、リリィはバキャ。可愛い。

あ、でも、4巻読んだら、さらっと
「気のせいなら、謝りますけど、実はアネットちゃんって無茶苦茶強かったりします?」
「分かりますよ、それくらい。これでも、リーダーですもん。この子、本当に超優秀なんだろうなって気づきますよ」
「じゃあ、帰国したらとびっきりの武器を作ってくださいよ。先生を倒せるような。アネットちゃん特製のスパイ道具、期待してますね」

って答えてて、俺様ちゃんを感心させてたのは、やるじゃん、となりました。ポンコツバキャでも、無能じゃない……! (デカとの会話中にチャカを落っことしたことからは目を逸らしつつ




以上ー。

そんな訳で、比較的見れる作品ではありました。『スパイ教室』。

最初は、クラウスの無双ハーレムものかなぁ、と思って敬遠してましたけども、比較的、その要素は抑えめで、どちらかといえば、特殊能力持ちの少女達のお話がメインだったので、割と抵抗なく見れました。まぁ、最後はクラウスが決める展開もチラホラでしたが。

全体的に売れそうな要素は詰まってるし、シリーズ構成とか声優さんの配役自体はケチのつけようもないんですが……アニメ版が売れるのかなぁ、というと正直、分かんない。<灯>メンバー自体は良いと思うんですけども。なんだろう、この感じ……。















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最終更新日  2024年09月12日 23時51分41秒
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