WOがキライ!(R)

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2004/12/15
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テーマ: Jazz(2003)
昨晩、何となくネット検索していたら「Blow up 2」がヒットした。
「えっ何だ?そんなの知らないぞ!」と多少興奮しながら進めてみると、ほどなく全貌が明らかになった。
思ったとおりその正体は“鈴木勲”で、何と「Blow up(ブロウ・アップ)」の製作30周年記念のCDアルバムだった。

1973年に「three blind mice(TBM)」からリリースされた「blow up」は、まさしく衝撃的なレコードだった。
TBMは、今でいうインディーズ・レーベルのようなもので、当時、マス・メディアにはとりとりあげられなくても本当に実力のある日本人のジャズを地道にレコードにしていた。
そのTMBからリリースされた15枚目のアルバム「blow up」は、鈴木勲/b&cello、菅野邦彦/p、ジョージ大塚/ds、水橋孝/b、という夢のカルテットからなる名盤中の名盤だ。

冗談ではなく、ほとばしる戦慄のスイング感に鳥肌がたった。
ジャズの世界でセロを弾くことも、初めて知った。
“ジャズ”というククリを抜きにしても、生涯のベスト5に文句無く入るアルバムだった。


レコード・ジャケットの帯に書いてあったキャッチ・コピーは、いつまでたっても決して忘れることがなかった。
“星の数は天の川の星の数”
ジャズ・ファンならこの意味がすぐにわかるだろう。
「まさしくそのとおり!」と叫びたくなってしまう程の、名コピーでもある。

「blow up」以後、日本人のジャズを聴くようになったのだが、そもそも「blow up」を手にしたのは、当時のFM愛知でオン・エアされていた「FM テイク・ジャズ」で紹介されたのがきっかけだった。
当時のラジオというのは、テレビとは一線を画した面白い情報ソースだったなぁと今更ながらに思う。
ちなみに、TBMはどこのレコード屋さんにも置いてあるわけではなく、個人的にはTBMとURCを置いてあるレコード屋さんが“良いレコード屋さん”だった。

さて、「Blow up 2」は今年10月発売されていたのだが、なんと昨年11月にはDVDとのセットが販売されていたことがわかった。
台所事情が厳しい折、ちょっと迷いはしたが、やはり誘惑には勝てず注文してしまった。
すぐに手に入るような状況ではなさそうだが、しばらくワクワクしていられそうだ。





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Last updated  2005/02/23 08:21:48 PM
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みさみさこ@ Re:腰痛?晴天の霹靂(4)(11/30) 腰痛に悩む友人にも緩消法をすすめていま…
くらもち@ Re:14歳6ヶ月、元気です。(01/29) あの子たちがもうそんなお年ですか。そり…
トラのコ(uTu) @ Re:いよいよ「日本vsコートジボワール」(06/14) 日本、韓国、ドイツ、南アフリカ、ブラジル
マツや@ Re:中国人選手の名前の読み方って…(08/07) コリアン語と日本語は同じ語系ですので、…
ミュウミュウ 店舗@ blqgjzji@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…

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