海産物問屋「きママ」の細腕繁盛記

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2006.01.20
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テーマ: 中国&台湾(3305)
カテゴリ: 食育
中国○海会社


日本で食されているワカメは、いまでは6割が中国産で、さらにその9割が大連で養殖されているといいます。

ワカメにはもともと波の荒い場所を好む性質があるため、徳島の鳴門の環境に近い大連の沿岸に種苗を持ち込み養殖しています。
大連沿岸には鳴門の種苗だけでなく。三陸のわかめも上陸しております。
中国では養殖用の8m程度のロープに直接種苗を付着させ、それを海中で育苗します。
つまり、大連のワカメは産まれは日本、育ちが中国ということです。

私たちは大連の塩ワカメの製造工場を実際に視察に行きました。
大連の街から車で2時間程の大連沿岸に工場があります。
2社を見学してきました。その内の○海(まるハイ)はブランドとして名が通るところと聞くだけに工場の設備もしっかりとしていますし、清潔なイメージで、安心を買うことができます。中国わかめ○海ケース
(このケースは業者に卸されるもので、私たち問屋のみが知るロゴで、消費者には知るよしはありません)
中国わかめ工場内
(がらんとした工場内)先に見えるケースは去年物ですが、それは、○海のケースではなくて、違うケースに梱包してありました。「海の温度が1度違えば、陸上の5度に匹敵する」というほどデリケートな自然が相手。年ごとに作柄の良し悪しは避けられませんが、実際のところ、新物に混ぜ込んでしまえばプロでもわかりません。が、決しててそんなことをしない。企業のモラルがブランドの価値を高め、○海の信頼とプライドがそこに見えました。

塩ワカメは、
海からカットしてきたワカメを直ぐにボイルして、中国わかめボイル

塩をまぶします。これは、保存と色止めの為です。
中国わかめ塩
(新物のために用意された塩が山積みされておりました。かなり粗塩でした)

塩をまぶしたワカメを次は、絞り込みをします。
塩ワカメの検品のひとつにこの絞り込みがあります。塩の含み加減で歩留まりが決定します。つまり、よく絞れているワカメほど良質ということです。同じ1キロでもこの絞りの悪いものですと、塩がほとんどということになります。
中国わかめ絞り
(画面右のセメントの塊で、塩にまぶしたワカメを圧縮して絞り込みをします)

後、きれいに揃え、梱包します。
中国わかめ▲
(この画像は○海社ではなく、もう一つの会社の写真です。ここは規模も設備も○海ほどのレベルには達していません。が、まだ、刈るには若いワカメを製造仕始めておりました。ケースは日本語で書かれておりましたので日本への輸出のものだと思います。)

@上下の写真の比較でワカメの生育度を見てください。
中国わかめ小

中国わかめ大
(去年物の塩ワカメ・・・塩ワカメに加工したものを広げてみました。色は湯戻しすると鮮やかな深緑になります。歯ごたえもしこしこしています)

結局、私たちは○海のワカメのみの輸入の商談に入りました。


実際のところ、このまま「中国産」として販売する業者もあれば、鳴門のワカメ業者が鳴門ワカメと中国産を混合して、「鳴門産」として出荷しているところもあるようです。
が、これからは、法律や会社のルールに沿って不正や誤謬なく経営や業務を遂行するコンプライアンスも不可欠であるために、このようなことも少なくなる傾向にあると同時に、消費者には明確な産地表示により、消費者の責任においての選択が強いられるようです。

やはり私的には、ワカメに関しては、大連のワカメも良質ではあるけれども、ブログの読者様には、徳島・鳴門の渦潮に揉まれた「徳島・鳴門産まれ、鳴門育ち」をまっとうなワカメと推奨したいと思います。




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Last updated  2006.01.20 21:28:18
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