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咲きかけのベニバナヤマシャクヤク群生。ふんわりと優しく可憐な蕾も、今頃は開花して緑風に揺れている頃かしら。一面の開花は見られませんでしたが、これだけの群生としてそこに在るという事が嬉しくて、後ろ髪をひかれるような思いで次の場所へと移動。一週間前開きかけの花は、ひとひらの花びらを残したまま結実しています。樹木や草花も夜は眠るのかな。早朝の昇りたつような空気には、爽やかでいながら甘やかないろんな香りが交じり合い、あたかも樹木や草花が目覚めて活動を始めたかのような勢いを感じます。「あっこの香りは・・」と見廻した先の忍冬。これ以上の組み合わせはないかも、と思うような赤い実をつけた木に(名前を調べたけど分かりません)その美しさがひき立てられ、しばらく佇んで観賞しました。「私の秘密の花園」と勝手に呼んでいた伐採場所は、先ず背丈の小さいオダマキ・ノイチゴ・ヒメジョオン等その数年後にはホタルブクロ・月見草・ヒヨドリバナのやや背丈のある草花へそして今は灌木林へと6~7年ほどで移り変わっていきました。植物の遷移、野原が森へと変わっていく様を、じっくりと観察できた素晴らしい一画。お花畑と呼べるのも今年ぐらいまでかもしれません。
2018.06.24
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樹香を含んだ細かな霧は、皮膚を通してしみじみと胸の中に沁みこんでくるよう。「もう咲く頃、逢いたい、観たい」と恋い焦がれていたベニバナヤマシャクヤク。緑の精の羨望を知ってか知らずか、その色合い立ち姿の美しいこと。昨年三株あった斜面は嬉しいことに二十株ほどに増えていて、半数は玉簪のような蕾をつけている。開花を観られるといいのですが。ツルアジサイやオダマキの花は咲き始め、ササバギンラン・イチヤクソウ・ホタルブクロ・ヒヨドリバナ・月見草・野バラたちは蕾をつけてその時を待っています。ベニバナヤマシャクヤクを観た時から「きのこ日めくりカレンダー」が始まり、雑念にまみれた心を野山で解き放す季節となります。
2018.06.17
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