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火がついてしまったのだ。何年も憧れだけで諦めていたナメコを、自分達でも探すことができるのだという事に。20日ほど前に、此処ならナメコがあるかもと出かけたものの、ムキタケとクリタケしか採れなかった場所を諦めきれず、「あの時は時期が合わなかったのでは」と考えて、再度訪問。幸い二日前の雪は残っていなかったものの、急峻な斜面の登りにくいこと。粒ナメコから開きまで、出ています。「熊に出遭ったらどうしよう」と考えるものの、採り頃を見つけると嬉しくて摘み採りに熱中。出始めのヒラタケは木と同系色ですぐ目の前にあるのに、目の焦点が合うのに少々時間がかかる。今回も手が届かない場所にヒラタケ発見。現地では分からなかったものの、こうして写真を確認すると採り頃を過ぎているよう。次々に見つかるきのこに誘われるように山を登って行ったら、ある地点から山の匂いが変わってきて、落ち葉が醸す匂いより、例えば犬や猫がマーキングした後の匂いというか臭いというか、そんな風に。本能がこれから先はダメ!とストップをかけて、早々に下山。毎年きのこの仕舞い時には遊び足りなさを感じていましたが、今季は満足してきのこ道具の整理ができます。ナメコ狩りの楽しさを教えてくれた仲間達に感謝です。
2018.11.25
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山の景色は色彩を欠き、寒さに耐える準備をしていました。今は見通しがいい森も、緑濃い頃は鬱蒼として人を受けつけなさそうです。こんな所を両手で小枝を払いながら歩いてきました。前回残した粒ナメコを求めて。約一週間、「あのナメコはどれくらい成長したかしら、幹にびっしりと揃ったナメコは採りきれないかもしれないので、予備の袋がいるかもしれない」と毎日妄想してはワクワクして過ごしました。が、見事に摘み採られていました。覚悟していたとはいえ、期待が大きかっただけに残念でしたが、私達は新参者、地元の人のおこぼれを頂戴していますので、じっくりと見て回って目残しナメコをいただいてきました。立木の上に残っているものは、仲間が持参した武器で収穫。落ちたナメコは落ち葉と同化したような色合いなので探すのに骨が折れます。そこでビニール傘をさかさまに広げてキャッチ。何カ所かで実践したら、カサの骨が折れてしまいました。で、ヒラタケはといいますと、うんと高~い場所で出ていて、思いつく限りの方法を試しましたが、収穫に至らず。何人のきのこ狩りの人々が、熱視線を送ったでしょうか。それでも、倒木に発生したものをいくらか見つけることができました。11月も半ばとなり、今季から挑戦したナメコ狩り、後一回ほどは出かけたい思いがあるものの今回でお仕舞いとなりそう。そろそろ近場の公園散歩で、エノキタケを探すのみとなりました。運よくヒラタケが見つかるといいのですが、昨年見つけた丸太は片づけられたので、これからは運任せの散歩を楽しみます。
2018.11.17
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ナメコ狩りを諦められない相方は、信州・信越の地図ばかり眺めているがポイントを絞り込めない様子。そんな時はいつも私の出番、目的地を決めてとにかく行ってみましょうということに。(ほんとは全部決めて欲しい)霧雨上がりの湖畔の美しいこと。散り初めの落ち葉は、踏みしめるのが惜しいくらいに明るい彩りで、眺めていると心も爽やかに晴れあがってくるような心地がしました。最初に楽しませてくれたのは、ムキタケと同じ倒木に出ていたヒラタケ。クリタケは数多く見ましたがやや採り頃を過ぎていて、キレイな物だけ摘み採るのですが、相方は何度伝えても老菌を採ってきて後の下処理が大変。自宅で捨てるのは心苦しいので「次からはクリタケ三十本制限・キコ条例」を設けることにしました。路傍の倒木を確認しながらのトボトボ歩きでは、本命のナメコは見つからないと山へと踏み入ってしばらくのち、仲間の声に呼び寄せられた場所でそれぞれナメコ発見しました。しかも数カ所で。仲間の力を借りましたが、散策は一人だったので「自力ナメコ」とします。今季年若いきのこ仲間達に、コウタケや地下生菌を教わった私、何かしら恩返しを(恩返しってちょっとオーバー)したくて、「ご一緒しませんか」と声掛けして、三人での遠出となりました。二人でいるとお互い我儘を言って険悪な空気になることもありますが、仲間の手前いつにもなく穏やかで楽しい車中時間を過ごすことができました。残してきた粒ナメコが気になります。雪が降る前に、もう一回は遠出したいな。
2018.11.11
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きのこ散策の楽しさを諦めきれなくて「あくまでも、紅葉狩り」と言い訳しながら、北の方へ足を延ばしました。山は、まだきのこが出ているような雰囲気。晩生のハナイグチを見かけましたが、収穫に値するものは少なくて、それでもこの紅色を見ると嬉しくなります。ムキタケは採り頃から老菌まで出ていて、欲張らず適度に収穫・・・のつもりが、状態がいいものがあるとつい手を出してしまいます。落ち葉の斜面を駆けあがるように出ていたのは、シロハイイロシメジなのでしょうか。天然きのこの売店で「シロシメジ」を見たことがありますが、同定することができません。今回はじっくり観察して、ほぼシロシメジかハイイロシメジだと想定して少し持ち帰りました。調べてみるとシロハイイロシメジだとほぼ同定、ムラサキシメジの老菌のような香りがして、要注意菌なので食べるには至りませんでした。クリタケを見つけるとなぜか嬉しくて、食菌というよりその姿形の可愛らしさと産毛を伴うような薄茶色のカサに心うごかされます。ナメコを見つけられたらいいなぁと下心満々の遠出でしたが、そんなに甘くなくて、もっと北の方へ雪国の山へと向かわないと、憧れのナメコ狩りは無理なんだと思い知らされた散策となりました。イタタァ・・と腰痛を堪えながらではありますが、色とりどりの山中を歩けた爽快感とムキタケ摘み採りの喜びに満たされた秋のいち日となりました。
2018.11.05
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