全5件 (5件中 1-5件目)
1

夜ベランダで風にあたっていたら、フッと一週間前とは肌当たりが違い秋が来たかなと思いました。樹林の景色も変わっているかと散策へ。瑞々しい苔の中の真っ白なドクツルタケ。離れながらも円を描くように出ていて、秋の風情。適度なお湿りの恵みでヌメリササタケもつやつや、幼菌と成菌の食感が違うきのこで、蕾状態のものだけ摘み採ります。ツガタケは開きもみましたので、早くからポツポツと出ていたのだと思われます。最近少なくなってきたので、胞子拡散のために成菌は採らないように相方に伝えるのですが、収穫を見るとやっぱり開きが。う~ん、何度も伝えているんだけどなぁ興奮して歩いた後は、落ち着きを取り戻し体を休めるダウンタイムです。苔の事はよく知りませんが、小さな花を見るのは好き。この季節、色んな種類の苔が特徴のある花を咲かせ始めます。小さすぎてアップ写真を撮るのは難しいのですが、これからも出会ったら記録していきたいです。九月を目前にすると気持ちが浮き立ってきて、ベランダからはるか遠くの山々を期待を込めて眺めます。強烈に思い出すのは、花が咲き誇るように一面ナラタケが出ていて採り切れなかった光景。あれは九月一日でした。今回二か所で爪の先ほどの出始めを見ましたので、そろそろお出ましかなと思っていたら今日の暑さ、明日も気温高めなのでナラタケ最盛期になるのはもう少し後のような気がします。シーズン始めの散策は体力的にはキツイですが、高原の爽やかな樹香風を浴びると、今の言葉でいうと「半端なくリフレッシュ」できます。
2022.08.31
コメント(10)

「秋きのこの章」なんて言いながら、諸条件が整わず山へ行けてません。仲間達からは、ショウゲンジ・カワリハツ・アメリカウラベニイリガワリ等が出てきたとの情報がはいっていて、私の気持ちも浮ついています。最近よくきのこ映像を見るようになりました。そう、ユーチューブで。色んな気づきがありいい刺激がもらえて、パソコンの前から離れない人の気持ちが分かります。前・前回に採れたヒロハチチタケをネットをお手本に料理しますが、どうしても納得できるお味に仕上がりません。チチタケと違いヒロハチチタケは旨味が少ないとの記事も読んだことがあるのですが、きっと私のやり方の問題かな。いつかチチタケを沢山採って、きのこ出汁の効いた饂飩を拵えたいな。余談ですが、今まで作った饂飩で一番美味しかったのは、塩漬けしたイタドリを戻して豚肉と炒め合わせた物をトッピングした一品です。数年前、イタドリを採っていたら「そんな物採っているの」と地元民に笑われたことがありますが、塩漬けイタドリの旨味は侮れません。今年はハナビラタケにも恵まれたので、初めて乾燥ハナビラにチャレンジしました。干した時は薄曇りだったので、真っ白に仕上がりませんでしたが、水につけると何の問題もなくキレイに戻ります。丁寧に下拵えしたので、さっと洗って水で戻し、戻し汁ごと使います。同じように切り干し大根を軽く戻して適当に切り、ハナビラタケと一緒に味噌汁仕立てにすると、旨味の強いお味噌汁の出来上がり。他の野菜を加えるごとに美味しさは増して、卵でも入れたらそれだけで栄養満点の一品となります。きのこ散策に行っていないので、なんちゃって料理話をつらつら書いてみました。来週は都合つけて散策に出かけたいです。
2022.08.27
コメント(2)

お盆がすぎ、雨が適度に降ったとなれば、今までの成功体験が頭の中でクローズアップされます。「行かねば」と逸る気持ちで踏み込んだ樹林は、想いに反してなんの語り掛けもしてこずシーンと静まり、心を浮き立たせてくれる風も香りも感じられません。「山はまだ眠っているようね、帰りましょうか」と二時間後には下山することに。標高を下げてのヒロハチチタケとハナビラタケ探し。チチタケは採れましたが、ハナビラタケは一か所幼菌を見つけただけ。採るのは忍びないと枯れ枝で軽く隠してきましたが、まず残っていないでしょう。 (ピンボケ写真で失礼いたします。)草むらには一面摘み頃の野イチゴ。摘み採ってジャムでも作りたいところですが、久しぶりに標高を上げて歩いたからか膝はガクガク、軽く頭痛もしてきたので早上がり。きのこ達の姿は少なくても、体に負担を感じても、大好きな場所を歩けた幸福感に満たされ、翌日からの筋肉痛さえも「よく歩いたご褒美」だと思えて、今年の『秋きのこの章』が始まりました。
2022.08.21
コメント(4)

立秋が過ぎて暦の上では秋と思っても、毎日の暑さと日差しの強さは盛夏に劣らずじりじりと体力を奪っていきます。そんな暑さの中で見つけた蝉の脱殻には、夏は過ぎたんだなぁと何秒かしんみり考えさせる効果がありました。ぱっと見アカモミタケかハツタケ。カサ裏を確認しても、何というきのこが不明。手持ちの本やネットで調べても分かりませんでした。(以前も分からなくて調べたような、かすかな記憶が)イグチ類を求めて歩きますが、見つけたのはこの一本だけ。掌を広げたほどの大きさで、ずっしりと肉厚です。はて?ヤマドリタケの仲間ではないし、カサ裏をみるとアワタケの種類かな。結局こちらも同定できませんでした。エアコンで涼んでばかりでは運動不足だと、近場を歩いてきました。タマゴタケの群生でも観られたらいいかなと歩き回りましたが、一本も見かけず、種類も少なくて寂しい観察となりましたが、今回は、汗をかきながら一時間歩けたという自己満足がご褒美でした。
2022.08.11
コメント(4)

オダマキ・ホタルブクロ・ヒヨドリバナが咲きおわる頃になると、花々の事より夏きのこが気になり始め、気持ちは草原から鬱蒼とした樹林へと向いていきます。ずっしりと重たいコガネヤマドリタケですが、幼菌から虫が入りやすいきのこ。それだけ美味しいのかと一度食べてみましたが、好みではなかったので今は観賞するだけ。見つけたときの喜びが大きいのは、ハナビラタケの姿が美しいからでしょうか。白~クリーム色のひらひらフリルは森の中で目立ちます。この日も蒸し暑さに負けて「もう帰ろう」とフラフラ歩いていたら、このハナビラタケ発見。そしたらあら不思議、体も足取りも軽くなり、その後も一時間ほど苦も無く散策できました。自己都合で山へ行けなくて、時間ができたら何度でも通おうと考えておりました。でも天候や体力等調整が難しくて、帰省から戻って日は経ちましたが山へ出かけたのは一回だけ。それだけに、今までのデータを基に、外れのないルートで歩いて目的のきのこを見つけた時の喜びはひとしおです。秋きのこが始まる前に、あと一回ハナビラタケに会いたいなぁ。
2022.08.06
コメント(2)
全5件 (5件中 1-5件目)
1