2003年夏、AtlantaでASME ガスタービン会議(GITI)があったので、参画して論文講演を行いましたが、講演後にはSouth Carolina州からヴァージニア州に北上して、Great Smoky National Parkを訪れることにしたのです。 其処近郊には、経済振興を目指したニューディール政策が展開されたTVA計画の中心地でもありました。
フォンタナダムとフォンタナ湖です。
Appalachian Trailの表示板です。
アメリカのF=ルーズヴェルト大統領の世界恐慌の克服を目指したニューディール政策にて公共事業による雇用の増大をめざした。TVA(Tennessee Valley Authority)はニューディールの重要な施策の一つとして、1933年5月に議会で承認された。政府が設立した公社によって、テネシー川流域のダム建設、治水事業、植林、など総合的開発を行い、地域産業を興し、雇用を増大させることを意図した。テネシー川流域は、テネシー、アラバマ、ジョージア、ミシシッピ、ノース・カロライナ、ケンタッキー、ヴァージニア諸州にまたがり、全長1000㎞。困難を極めたが、それでも発電、森林再生、土壌回復、農業改善、学校建設等、広範な事業を展開した。高さ140mのフォンタナ・ダム(Fontana Dam)をはじめとする40基の発電ダムと10基の非発電ダムは現在も稼働中。