I歯科医院の高楊枝通信。

I歯科医院の高楊枝通信。

2025.03.01
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カテゴリ: オーディオ




mabo400さんへ

お話にあったNS-10Mですが、これにも色々なシリーズ機種があり、それらと他メーカーの代表的なSPとの比較をした動画が見つかりましたので御参考までに。

https://www.youtube.com/watch?v=Gm4g4r-Qqk8

当方所有のオーラトーンのモニターSPは、大昔に友人から頂いた物ですが、中央張り合わせのストレートコーン等の特徴が前者のYamahaモニターと似ていますが、シングルコーンのフルレンジで口径も12CMと小振りですが、ピッタリ同サイズという事で試しに入れて見たKenwoodのスコーカーの出音とを比較しましたところ、アリャラこれは吃驚という結果になりました。

モニター・ヘッドフオンに付きましては、最近の​ 当方ブログ ​でも軽く触れていますが、長年に渡る我が国音作り業界でのスタンダードとされて来ましたSONYの900と、最近のその後継機とでは、特に聴感的な部分が大分変化したとの評価や意見が多い様です。 (2025/02/28 11:33:33 AM)


楽天ルシファーさんへ


Auratone 5Cはかれこれ20ペア近く所有していて、保存状態の悪いものもありますがなんとか当時の鮮度を保っているものは時折使っています。所詮小口径フルレンジ、しかもこのサイズのエンクロージャですから多くは期待できませんがハマる音源はよく鳴らしてくれます。ただ時代によりかなり異なっていて、フランジが角の取れた四角形のドライバでケーブルネジ止めのものはもうほとんど良い状態のものはないと思います。フランジが円形で貼り合わせコーンの一番人気が高かった時代のものが一番良く、その後出たプリマというコーティングコーンのものはあまり勧められません。何年か前に復刻版が出ましたが、あまり人気はないようですね。販売価格からも正直いまさら必要はないと思います。


NS-10系はコレクションするにはちょっと大きいのでNS-10Mを1ペアだけ所有しているのですがいまひとつ好みとは違うためお蔵入りです。

SONYのMDR-900STは補修部品も持っていますが、耳を労る意味も含めてほとんど使うことはなくなりました。 (2025/03/01 12:41:05 AM)

NS-10系だけで音決めしているはずはないですが今でも伝統あるスタジオならミキサー卓の上やちょい向こうに置かれている写真や動画をよく見かけますね。

もう補修部品も手に入りませんが相変わらず一定の需要はあるようで、YAMAHAは後継機種的位置付けでアクティブスピーカのHSシリーズ
https://jp.yamaha.com/products/proaudio/speakers/hs_series/index.html

を出していて、またAvantone社が7年ほど前にそっくりさん
https://avantonepro.com/en/products/monitors
を発売し、いずれもそこそこ売れていると思います。

Avantone CLA-10AにはVTPC(Variable Tissue Paper Control)機能というものが搭載され、これは初代NS-10がモニター用途で使われ始めた頃高域がうるさいためトゥイータの前にティッシュペーパーをぶら下げていたのを受けてのことですが、CLA-10Aはアンプ内蔵のアクティブスピーカですから要はトーンコントロールです。

まあモニタスピーカもヘッドホンも、多様化の時代でとくに宅録やDTMユーザの機材は千差万別だと思います。

ちなみに音つながりで言うと音響学会関連ではIK MULTIMEDIA社のiLoudシリーズ
https://www.ikmultimedia.com/products/?S1=553

を使用して音響実験を行ったりしているのを要旨集の写真で見かけたりしますが、これは比較的安価でかつアンプとDSPを内蔵し、内蔵DSPによりルームアコースティクスの補正が可能なため色々と便利だからでしょうね。DSPによる音響補正は、GENELEC社やNEUMANN社のスタジオモニタのほうが定評がありプロユースではこれらのメーカー製品を採用しているのをよく見かけますが、大学等では小型で安価なiLoudが選ばれた感じだと思います。 (2025/03/01 11:52:16 AM)


この、最初の発売時期されたのが1989年というSONYのMDR-900STというヘッドフオンは、AKGやゼンハイザー等のオープンタイプやセミオーブン形式とは異なる密閉型に分類されますが、分解して内部構造を確かめて行くと、そこには非常に巧妙な数々の工夫が施されている事に気付かれる事と思います。

これの兄妹機種のMDR-7506かありますが、基本部分がほぼ同じ形状で同じ形番のドライバーを持ちながら、出音に付いての異なる評価がされております。

 (2025/03/01 07:59:18 PM)

楽天ルシファーさんへ

MDR-CD900STは最近けなされることが以前にもまして増えていると思いますが、物差しとして考えた場合今でもほぼすべての補修部品が入手できることはかけがえのない存在だと思いますね。

https://www.e-earphone.jp/products/detail/17110/?

CD900STを買ったおかげで今まで使わなかったハンダゴテを握るようになったという知り合いもいますが、この人は大体2年も経てばウレタンリングやミクロンウールの状態を確認し適宜交換してているとのことです。ミクロンウールはともかくウレタンリングは湿度を考慮すると劣化は早いと思われますので適切ではないでしょうか。逆にそういうメンテもせずに不用意な評価を下す人は少し軽率な気もします。 (2025/03/01 09:59:36 PM)

あとプロの方で大体2年も経てばCD900STのドライバを交換するという人の話を以前なにかの雑誌で目にしたことがあります。使用頻度にもより、また色々と見解はあると思いますが、そのプロにとっては、聞き逃しそうなノイズや瑕疵を見つけるための検出装置として必要なことなのかとは思います。

一般人が気楽に音楽を聞くためには、そこそこバーンインしたほうが良い機器のひとつではあると思いますが。
(2025/03/01 10:10:18 PM)

実際に音楽制作で食べている人のモニター用ヘッドホンとくにSONY MDR-CD900STに関する意見を知りたければ、今のご時世ならYouTubeで"CD900ST"と入力して検索するのが手っ取り早いと思います。

色々な立場の人が取り上げていて、私としてはちょっとこれは?と思う動画もあるものの、ふむふむと頷けるものもあります。

YouTubeというメディアの性格上、どうしても宅録、DTMerが多く、昔ながらのレコーディングスタジオエンジニアの声はあまり聞けないためとくにクラシック系の方々の意見はあまり反映されませんので、かなりバイアスがかかっていること、それからどうしても過激(?)な現状や過去の否定のほうがウケることから、否定派の動画がランキング上位に上がってくることに留意して頂ければ、参考にはなると思います。

他にも、モニタ用ヘッドホンとかモニタスピーカ等("ー"は入れても入れなくてもOK)で検索かければ、主として個人制作のためのツールの現状がわかります。 (2025/03/02 08:31:53 PM)





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Last updated  2025.03.02 20:44:18
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