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マーケティングにおける五感の意味でも考えようと、この本を読み始めたのだが、いきなり「体験マーケティング」の話から始まるのは、私と何らかのつながりを強く感じさせるものがある。とはいっても、この本は、マーケティングの本ではなく、あくまでも五感の本である。一番、印象的であったのは、匂いについてである。人間の遺伝子は、3万~4万あるが、このうち、視覚についての遺伝子は3つであり、味覚は5つ、ところが、匂いの遺伝子は5百~7百もあり、全体の2%も占めるという。(なら、もっとパーセンテージの高いものはあるの?というところが気になるところだが、それは書いてない・・・)匂いというのは、それほど重要なのである。偶然にも、数日前に私は、この本にも紹介されている習字で使う墨の匂いを嗅いでいる。娘が今年始める学校での習字の授業で使うセットを買ってきたので、見せてもらったときに、私は、墨を見た途端、その匂いをかいでみたくなってしまった。墨の匂いは、数十年経っても強烈に残っていた。ついでに、娘にも嗅がせていたのである。他にも、この本を読んでいると、確かに匂いの記憶を思い出す。それは、稲刈り後の田んぼの匂いであったり焚き火の匂いなどなどである。この本は、現代人が五感を失いつつあり、それを復活させる必要があるという本であるが、この場合、こういった匂いの記憶を蘇らせることが重要であるという。この本を読んで、人にとっての五感とは、匂いの記憶であれば、時間軸における自分の確認であったり、聞くことや見ることであれば、空間軸における自分の確認である、と、そんなことを考えさせられた。そのことは、嗅ぐこと、聞くこと、見ること、触ること、味わうことのそれぞれの、大きな違い、小さな違い、微妙な違い、似ている違いなどいろいろな違いを感じることでもある。この本では、味覚障害や、赤ちゃんの抱き方もわからない、といった話もでてくるが、そこまで顕著な障害はなくても、自分自身の五感を見直してみることはとても大切なことであろう。あと、この本における五感への優しい眼差しは、女性ならではでしょう。オトコなら、やはり力という観点から見たくなる。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.30
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売るためには消費者の購買行動をつかむべきであるが、購買行動は完璧にわからない。かつてであれば、「購買行動はファジーである」、なんて言われていたが、本質的にはいまだそうであろう。この本は、そんな消費者の購買行動について書いている。ある商品が購買される理由について、さまざまな理論やモデルから、説明される。それは、ライフスタイルやパーソナリティ、メディア、準拠集団、商品の関与度などなどである。その説明の視点の多さが、この本のボリュームになっている。その中で、iPodやコーラ、伊右衛門など具体的な事例も豊富に出てくるのもわかりやすい。これらを読んでいると、確かに購買行動に影響するものは何であるかがわかる。ただ、だからと言って購買行動が完璧に理解できるわけではない。それは同じカテゴリーの似たような商品であっても、デザインが好きとか、機能がよい、ブランドが好きというように、そのブランドを選ぶ理由は人によって異なるからだ。よって、同じカテゴリーの同じような商品であっても、違う訴求ポイントが必要であり、企業側からすれば、違うプロモーション活動が必要とされる。このような本の意義は、購買行動を見るときに、いろいろな視点があり、いろいろな視点を知れば知るほど、ある商品について、深い見方ができるようになるということである。それを、あなたが関係する商品で、この本にある理論やモデルなどを使って、いろいろ見方、有効な見方、考え方ができるかどうかが大切であり、それができたら、この本はとても有意義である、と言える。あと、購買行動というのは、好き嫌いとか嬉しい、面倒だとか、とても人らしさを表している行為である。商品を買うときには、自分でもあまり意識していないのだが、こういうことを考えて、判断して買っているのか、ということがわかる本になっている。購買行動というのは、とてもおもしろい行為なのである。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.28
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広告業界やWeb業界で、外注することは、頻繁に起こるものである。ただ、外注することはどういうことなのかをわかっている人は少ない。ほかの業界ではどうかわからないが、この業界なら、外注するということは、発注側と受注側で一緒に考えることでなくてはならない。受注側にまかせるのではなく、一緒に考えることなのである。1人でいろいろ考えていても、いつも同じ面子でやっていても、出すアイデアには限界があるし、今までの延長線で考えてしまうから、面白みやインパクトがあるものはなかなかできない。発注する側の一番のポイントは、いろんな情報を持っていることである。発注側の持っている情報量と、受注する人の新鮮な見方と本質的な考え方の組み合わせが、おもしろいアイデアを生み出し、よいプランを完成させる。ところが、発注する側で多いのは、プロにまかせたのだから、きちんとやってくれるはずである、と見る見方である。これは正しいのであるが、これだと、よい外注先と仕事をすることで、結果的によかったとしても、発注する側の外注することの価値は半減する。また、結果が悪ければ、受注者が悪い、という人への責任転嫁になる。それはどっちであっても、発注する側の、ビジネスへの思いやこだわりが少なく、つまり、発注する側のビジネス能力が伸びないという問題を生み出すのである。ビジネスは、積極的に行う多様な関わりの中で、新しいものが生まれる。その生まれる瞬間こそが、ビジネスの楽しみでもあり、ダイナミズムでもあろう。そこには、情報や人など、いろいろな要素があるが、実践的な仕事の場面での受発注ほど貴重な関わりはないのである。この関わりを、発注する側、受注する側としてどうとらえるかが、自分のビジネス的な能力を伸ばすために、とても重要なのである。自分自身の外注のやり方、考えてみよう!**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.27
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SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のmixi(ミクシィ)は、少しずつ、いろいろな機能が加わっていく。ニュース情報の掲載などが大きいところだが、その中で、目立たないながらも、私の興味を惹くのが「マイミクシィ管理」である。いつのまにかバージョンアップしたのかもわからないのだが、以前の機能は、「紹介文を書く」と「自分が招待したユーザーは外せません」という機能の、2つだったはずである。それが、今は、「紹介文を書く」と、「自分が招待したユーザーは3ヶ月間外せません」と、「『マイミクシィ最新日記』に表示させない」の3つの機能になっている。この意味を考えてみたい。結論を言ってしまうと、自分にとってのマイミクシィ登録者のランク付けは、時間の経過とともに変化するということである。つまり、人との付き合い方は変化していく、ということである。具体的に、どういうときに、この機能を使うか考えてみるとわかりやすい。知り合って意気投合して、mixiでつながったけれど、何かトラブルが起こって付き合いたくないということが起これば、3ヶ月間経った時点でマイミクシィから外すことができる。そこまでのトラブルではないけれど、日記などは見たくないし、付き合いでつながっているので、マイミクシィ最新日記には表示させたくない、という設定ができる。こういう使い方が可能になる。ここでわかることは、3ヶ月経ってマイミクシィから外す機能は、双方にとって、SNS上の関係の消滅という明白な出来事であるが、マイミクシィ最新日記に表示させない機能は、それよりも微妙な側面があるということである。つまり、外されている相手は、外されていることが、わからないからである。外すことについては、いろいろな理由があるだろうしその人との付き合いの程度にもよるだろう。しかし、外すという行為は、ある動機が必要であり、それは一線を越えたときに起こるものである。だとしたら、その動機は自分の問題であって、表向きの顔と本音の部分は違うんだよ、ということを簡単に使い分けができるという機能として見ることができる。これは、とても微妙な感覚の問題なのであるが、「『マイミクシィ最新日記』に表示させない」という機能は、その微妙な感覚を実現する機能になっているのである。人と人がつながるSNSでは、その機能面において、このように人間関係の微妙さを見せているが、それを、システム的に表現していることがさらに興味深いところである。マイミクシィ管理の設計はどれだけ人の感覚や感情に近づけるか、ということを考えながらやっている。設計をやっている人がどんな人なのかも興味あるところだ。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.26
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この本は「経験価値」上にある本である。つまり、B・J・パインとJ・H・ギルモアが書いた『経験経済』という本の延長線上にある。『経験経済』との違いとしては、サービスだけでなく、プロダクト商品の経験価値についても、多くを語っているところである。この本では、商品やサービスのエクスペリエンス(経験)のプロセスを発見、評価、獲得、統合、拡張と詳細に追って、エクスペリエンスにおける価値をどう創造するかが説明される。つまり、メディア接触、情報収集、購入場所、そして使い勝手といった、ユーザーが実際に経験するコトから考えるということである。そこでは、徹底した細部へのこだわりが必要になってくる。顧客のニーズに合わせ、顧客満足を高めるということは、お題目のように言われていることだが、頭の中で「顧客のために」を考えるよりも、経験価値の視点で見る、考えることが重要、と見直す意義は大きい。それは、自社が提供する商品・サービスにおける顧客のあらゆる経験を洗い出し、検証をすることで、よりリアルに顧客にとって価値ある商品・サービスを提供することができるようになるからである。そのことによって、顧客満足を高めるだけではなく、企業の競争力も高めることができる。経験価値マーケティングは、現在、もっともマーケティング志向的な考え方として、関連職種の方ならマスターしておきたい。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.25
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調査をやることで、問題や課題を見つける、というスタンスの調査は多い。そういった調査で、ある程度その目的が達成されてしまうから、こういったケースが多いのだが、この場合、調査をやることで満足してしまうということが多い。調査をする前には、仮説が必要である。その仮説とは、こういった結果が出るということを見越すだけでない。実現したいことの実現可能性を検討するための、出したい調査結果を見越すことが必要なのである。つまり、実現したいことのプラン↓検討事項(調査結果で明らかにしたいこと)↓調査設計ということになる。調査設計においては、実現したいことのチェックすべきことが含まれていないといけない。このことからわかるのは、プランに関わる人は、調査の設計にも深くかかわらないといけないということである。あるプロジェクトでは、調査設計・分析をする人とプランニングをする人は、接点もなく仕事をすることになってしまっている。そうすると、調査をする人は、調査のための調査をすることになるし、企画をする人は、調査データを再編集をして有効なデータを掘り起こすか、自分の都合のよいデータだけを活用することになる。それでも、有効な結果が導き出せればまだよいのだが、本当に必要なデータはなかったりする。このようなことが起こるのはなぜであろうか?それは、企業内の役割分担などの問題もあるのだが、調査というのは、客観的な事実を突き止めるという幻想を持たれていることが大きいと思われる。これは、行政の世論調査やリサーチ機関の社会調査の影響だと思われる。ところが、当たり前のことだが、行政と企業は違う。企業は、商品・サービスを提供するのにあたって、常に独自の切り口を持たないといけない。その独自性とは、主観的なものである。当然のごとく、その独自性をあぶりだすために、調査設計においても、その視点を持ちながら、調査結果~プランニングという一貫したストーリーで行う必要があるのである。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.24
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人類の歴史は100万年、農耕が始まったのは今から1万年前と言われているから、人類は99万年は狩猟をやっていたことになる。狩猟時代には、人は獲物を捕まえるために、いつも走っていたに違いない。人は、99万年も走っていたのである。私は走りながら、走るという行為について、人に深く刻まれたモノを感じてしまうのである。そのほかにも、走ることのいろいろな意味を考えてしまうのであるが、ここではそう深く考えずに、走ることの魅力にとりつかれてしまう人は多い、ということを指摘しておくことにとどめておこう。そんな人たちのためのSNSがJogNote(ジョグノート)である。#JogNote(ジョグノート)http://www.jognote.com/走っている人にとってJogNoteは魅力的である。ジョギングは、大抵は1人で、ときには寂しく、ときには苦しく、ときには寒いことを感じつつ、それでも、自分なりに“はあはあすること”を楽しみながら行う、孤独な行為である。しかし、JogNoteに参加すれば、同じような仲間を探すことができる。また、記録を日々付けたり、自分のジョギングコースを登録することもでき、これは何キロのコースかまで計算してくれる。さらに、SNSに通常あるコミュニティ機能もあるが、私が一番気になったのは、マラソンレース情報である。今後のレース情報があって、気になったレースは参加予定として、自分の空間に登録することができる。レースごとの参加予定者もわかる。私は、レースに参加しようと思ったことはないが、これは、その気にさせるものがある。まとめると、このJogNoteは、走る仲間を探して、日々走る情報を記録するとともに、レースに参加するなら、その目的に向けて仲間と情報交換することができるようになっている。人の走るということの大きな意味を、最新技術のSNSが、いろいろな意味でそれを補完する。今、ニッチなSNSが雨後のたけのこのように発生してる中で、JogNoteが異彩を放っていると思われるのは、ジョギングという1人でやるしかない行為とつながるSNSというマッチングのよさにあるのではないだろうか?ちなみに、JogNote(ジョグノート)は、招待されなくても参加できる。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.23
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CRMについての説明をするとき、この本にでてくる彼女をデートに誘う話が一番的確であろうか?つまり、余計なコトは言わないほうがいいし、彼女が頼んでおいたコトをキチンとしてあげるコトが大切であり、そうすると、彼女がデートに気持ちよくきてくれるというわけである。これは、当たり前のことであるが、この当たり前のことが難しい。企業が持つCRMとは、基本的には顧客情報であるが、これは、本人以上にその本人のことを知ることができるシステムである。例えば、百貨店で持っているCRMは、顧客の名前、年齢、生年月日、職業などの基本情報のほか、その顧客が過去に購入したモノをリスト化することができる。この購入リストなどは、ある一定期間が過ぎれば、本人でさえも忘れてしまうものだろう。ところが、その購入リストは、あるマーケッターから見れば、その人の購買行動のパターンや嗜好、パーソナリティーなどを読み取ることができるとても貴重な情報になる。それを元に、リコメンドすべき商品などを決めて、DMなどのプロモーションで紹介するというわけである。このときに大切なことは、顧客にとって、気に入るモノをリコメンドされることであって、あなたのコトをいろいろ知っていることを言われることではない、ということである。こうやって、あなたにあったものを提供することで、顧客の自社へのロイヤリティを高めて、長期的な関係を築く、つまり顧客シェアを高めていくことになる。これがCRMの基本であり、この本ではわかりやすく書いてある。その他、CRM作成法、メールマーケティング、コールセンターなどのCRM活用法の内容が、2時間でわかってしまう本である。右ページの説明を左ページの半分でイラスト図で説明している。概念としては、経験経済やワンツーワンマーケティングなどもでてくるが、CRMはリレーションシップマーケティングを実現する優れた基本システムであることを理解することができる。CRMは、マーケティングにとって、ますます重要性が高まっていくだろう。ちなみに、私にとってのCRMは、メーラーのアドレス帳である。それなりの規模の企業であれば、それなりのシステムの構築は必要であるが、CRMは個人のツールとして考えてもよい。その場合、身近なツールを使って実現できる。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.22
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私のような企業コミュニケーションのプロは、実際のビジネス現場のコミュニケーションにおける問題点を発見することが好きである。本当にイヤなタイプかもしれないが、お許しいただきたい。だから、1ユーザーとして生活の中で企業コミュニケーションの現場での問題点を発見すると、ブログで実名で書きたくなって仕方がない。過去には、ライブドアの書籍販売サイトについては、いろいろ書いたこともある。今回も書きたくて仕方がないのだが、結果としてその企業の対応が及第点だったから、その企業を尊重して、実名での指摘はやめておきたい。結果にある程度満足できれば、1ユーザーの立場から、こういう理性も働くものだろう。でも、ブログ時代は、本当におそろしいですね。ただ、そのプロセスにおいていろいろな問題があったことを指摘しておきたい。ある商品は、普通は数年は使えるのであるが、数ヶ月使っていると、問題がでてきた。早速、企業のお問い合せ窓口をインターネットで探し、メールを送る。しばらくすると、交換させていただきますので、お店にきてください、お店には言っておきますという内容のとても丁寧な文面のメールが帰ってくる。このメールを印刷して、お店に行く。すぐそばにいたお店の人に商品を見せて、説明すると「普通、こういう問題点はあります」と取り合わないので、すかさず、メールを見せる。このように、本社のメールでの対応とお店の店員の態度はまるで違うのである。客である私は、すでにこの時点で企業とコミュニケーションしていて、丁寧な文面で「交換します」と言われているからきているのに、その客に対して「こういう問題点はあります」というのは、客に対してとても失礼な言い方である。「こういう問題点はあります」という言い方は、まず、客の言うことを否定している、とんでもない言い方である。客の言うことをまず聞こうとか、どういう問題なのかを親身になって聞こうとする態度ではない。私はこの商品を数年おきに買い換えて何十年使っているが、そんなことは一度もないぞ。あと、粗悪品を扱っていることをお店自ら認めているようなものだ。そんなことを考えさせられる店員の無神経な一言である。本社の担当は、文面でお店に伝えておくと言っているだから、お店には連絡がきているが、店員が知らないことがコトの発端である。それプラス、店員の無神経な言葉が重なることで、とても失礼なコトをしてしまっているのである。私の場合、そこまで起こることを予想しているので、印刷したメール文ですぐに説得できたが、持っていかなければ、怒り出す人もいるだろう。私が商品を差し出したときに、店員は店長などに聞くなどして、少し調べるなどの対応をすれば、まだ、ここまでの失礼な対応にはならなかったと思われる。結果的に、私は交換することができたが、購入したときの好印象はかなりなくなってしまった。よい企業の印象をもてる企業なだけに、お店の店員間の情報共有をきちんとして、クレーム時のお客への対応の仕方を改善して、今後、同じコトが起こらないことを希望したい。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.21
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Web系のサービスを提供していてクライアントから、RSS配信はどうやるの?などと聞かれたときに、この本にある知識があれば対応できる。RSSの各バージョン、つまり、0.91、1.0、2.0の歴史、仕組みや要素の違い、そして、その作成方法や配信方法などが、そのプログラムの書き方まで紹介しながら、キメ細かく説明されている。私は技術者ではないので、細かい部分では、1回読んだだけではわからない個所も多いが、そんな私でも、何回か読めば、かなり技術的なことまで理解できるくらい、わかりやすく説明している。RSSは、XMLという解析可能な言語で書かれているのだが、RSSを理解することで、XMLもわかるようになっている。その他、RSSのセキュリティの問題や作成したRSSの検証の仕方、サーバーへの負荷、アクセスログの活用法などの情報もある。タイトルに「詳解」とあるように、とても詳しくRSSについて知ることができる。★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.20
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今だ販売停止にある吉野家の牛丼だが、牛肉輸入禁止前の、吉野家社長の安部修仁と経済学者の伊藤元重の対談による、280円牛丼にまつわる、詳細なビジネスストーリーである。この本を読めば、普段、パッと行って、パッと食べて、ポケットから小銭を出して終わってしまう牛丼も、これからは、いろいろなことを想像しながら食べられる。そんな、紅しょうがや七味や卵だけではない、牛丼のトッピングになっている本である。この本の中には、紹介したい話がいっぱいある。例えば、280円という価格設定をしたときの話。価格設定を行う前に、割引セールということで、300円、290円、280円、270円という10円きざみでテストマーケティングを行い、どの価格だと、現在価格の400円に対して、売上がどのくらい伸びるかという実験をしている。そうすると、300円と290円だと大きく違うが、280円と270円では違わない、という結果が出たりする。ユーザーのほうでも、10円という違いは知っているはずなのに、300円と290円の10円の違いは、280円と270円のそれに比較しても心理的にかなり違うものになっているのだ。280円という価格設定は、このように、実験され、考えられた結果なのである。そして、この280円という価格は、実は価格の問題だけでないことも明かされる。この280円という価格を実現するためには、業務改革はもちろん、硬直化してしまった社員全員の意識改革が目的であったことなどが述べられる。そのほか、吉野家の店舗設計の話、吉野家の歴史、そして倒産したときの経緯など、いろいろな話が出てくる。言うならば、まさに「特盛」の本で、「卵」「サラダ」「お新香」「味噌汁」つきのフルメニューになっているのである。この本1冊読めば、吉野家食べ尽くしである。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.19
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さまざまな数字を集め、並べて、それから、いろいろな見方から数字を並び替え有意な点を見つけ出すという作業は、私の得意技だと思う。立て続けに、そんな仕事をしていると、自分では、それほどその点をアピールしているとは思っていないのに、自分のことをきちんと見ている人はたくさんいるということなのかと思ってしまう。それも、その数字、データは、Webのログ、オンラインショップの販売データ、量販店の週ごと販売データという、数字の種類も、活用方法も違った場所である。つまり、Webサイト運営、ショッピングサイト運営、プロモーションにおける流通対策という、私の仕事内容も違うということである。リサーチ会社は、調査の企画と実施はできるが、そのデータの実践的な活用方法を考えることが苦手で、プロモーション会社は、アイデア出しは得意だが、説得力を高めるようなデータのまとめ方は苦手というわけだ。この手の数字は、客観的に見えるが、実は、とても主観的なものである。例えば、年齢別に数字を集計してみる。それを、1960年代、1970年代生まれという10年きざみで集計してもよいし、1961~1965年、1966年~1970年生まれという5年きざみで集計してもいい。また、昭和、平成という年号でくぎることもできるし、年齢別でもいい。ここまで、やってみると、この年代の切り方によって、驚くほど結果が異なることがよくある。調査データとして、いかに有意なコトを見つけることができるかが、この区分の仕方のポイントである。わかりやすい年齢で説明してみたが、個人の属性や嗜好などに関するリサーチ項目がからむと、調査の設計段階から、さらに意図的に、区分、分類を行う必要がでてくる。リサーチは、一見かなり客観的に見える。しかし、プロにかかると、かなり意図的なものがあったりするのである。ただ、プロは、数字やデータを改ざんすることはない。どのように加工してとしても、元の数字は、まったく正しい数字なのである。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.18
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今どきの人って、ラクして、タノしみたい“性楽者”が多いような気がする。それならそれでいいとして、消極的“性楽者”と、積極的“性楽者”であることを区別することで、よい“性楽者”を目指すことが大切なのではないだろうか。それを考えてみる。消極的“性楽者”とは、何も考えない、意識しない“性楽者”である。何も考えない、意識しないと、簡単に手に入る、ラクなこと、タノしめることを求めやすくなる。つまり、食べるコトである。そして、何も考えない、意識しないで行動していると、大抵の場合、テレビを見るコトになる。テレビというマスメディアは、ユーザーが一番欲しいニーズに関する情報を提供することになるから、当然、おいしいモノの情報が多くなる。そうすると、もともと食べるコトに楽しみを求めている人は、もっと食欲が刺激されおいしいものが食べたくなる。そして、おいしいものをいっぱい食べる。その結果、太って、脂肪が多くなり、コレストロール値も上がり、糖尿病予備軍になっていくわけである。これが、消極的“性楽者”である。一方、積極的“性楽者”は、自分の楽しみを積極的に考え、探し、実践する人である。その楽しみの中には、食べるコトも含まれるが、もっと違った楽しみを多様に行うことにその特長がある。食べるコトが味覚に限定することなら、もっと人が持っている感覚やできるコト例えば、見るコト、聞くコト、カラダを動かすコト、話すコト、読むコト、などなどを存分に使おうとする。そして、その感覚を、そのときに楽しむだけでなく、時間的に目標を達成することを楽しみにしたり、人とのコミュニケーションを楽しんだり、といった自分だけではない、自分と世界と関わりの中で楽しんでいくことになる。そうすることで、楽しみが分散化して、いろいろなコトに時間を使うことができるので、過度に食べるコトに対して楽しみを集中化することがなくなるのである。これが、積極的“性楽者”である。ダイエットの問題は、入るエネルギーと出て行くエネルギーの問題として扱われることが多い。それは間違いではないが、もっと違うアプローチのほうが重要ではないだろうか、と思った結果の考察である。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.17
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宅急便とは、モノを運ぶサービスではなく、人がだれかに送りたいもの、その人に代わって届けるサービスである。それは、お客さんからクライアントに送る、重要なモノかもしれないし、子どもから離れて暮らす母親に送る誕生日プレゼントかもしれない。そこには、モノを超えた想いなどが大抵の場合ある。具体的に届けたい人とモノを想像すると、宅急便というサービスの大切さがわかる。宅急便サービスを提供する側、つまりクロネコヤマトから見ても、同じ荷主、同じモノであっても、それをその時のかけがえのない1つのモノと見れば、「一期一会」である、と小倉昌男はいう。この本を読み始めると、人と人をつなぐ宅急便のありがたさをまず感じることができる。そして、その根底にあるのは、思いやりである。それは、モノを届けるだけでなく、病院を担当しているドライバーが、来院者に対してスリッパを差し出し、その人から感謝されたり、別のドライバーも、出入りする会社からその立居振る舞いを手紙で感謝されたという話からもわかることである。この本は、日本で一般向けの宅急便を始めた小倉昌男が、社内報で数十年にわたって社員に向けたメッセージの一部を、サービス、経営、人事などの項目ごとに整理したものである。それも、丁寧に説明されているので、小倉昌男の経営に関する考え方がよくわかるようになっている。サービスの基本は思いやりであり、そして、ダントツサービスを目指す。そのためには、利益など関係なく、どんなところでも、何時間かけても、翌日配達を可能にする、すぐれたサービスを提供していく。それによって、他社と差別化し、顧客に対して、ダントツの企業となることができる。そうやって、ヤマトは成長してきたのだ。そのほか、官公庁との戦いや、大企業化する組織への対策など、いろいろなことが書いてある。特に、組織の話では、事故の虚偽の報告があるとか、挨拶もしない上司、多くの社員が辞めてしまうなど、マイナスの社内情報をここまで公表してよいのだろうか、という話がたくさんでてくる。私にとっては、人と人をつなぐサービスとして宅急便を見れたことが思いがけない発見であるとともに、基本的なことを守っていくことの大切さを改めて実感した。サービスに携わるビジネスをしているのなら、読んでおきたい本である。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.16
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人に仕組まれた最大の仕掛けは、恋愛であろう。生物には、その繁栄を達成するべく、その動作や音、匂いなど、異性を引き寄せるさまざまな仕掛けを持っているが、人にとっての恋愛ほど複雑なものはない。それは、恋している当人でさえも、自分の想いが何なのかを理解できるものではないからだ。ある詩で、人と人が引き合う力こそが引力である、という言葉があったが、この本質こそが恋愛である。そのため、一番感覚に訴えやすい音楽は、恋愛を主題にするものばかりだし、雑誌や小説、映画などで扱われるテーマとしてはもちろん、サブテーマとしても恋愛はダントツのテーマとなる。かくして、人はもともと仕組まれている恋愛と、いろいろなところから感覚的に入ってくる恋愛ストーリーによって、過剰なほどに素敵な恋にあこがれることになる。人が惹きつけられるその魅力は、言葉でいい表せるものではない。このとき恋愛は、その人の頭の中でおこるできごとである。この人の頭の中でおこってしまう、過剰なまでの恋愛感覚を、まず1つ目におさえておく。ところが、恋愛は時間が経てばさめるものだし、異性との関係は、この恋愛感覚だけで続くものではない。結婚すれば、生活をともにできるかどうかのほうが重要になってくる。もともと、オトコとオンナは違うものである。それは、カラダも違うし、力も違う。見方やとらえ方も思考方法も違う。いわば、人という共通点はあっても、本質的に違うものなのである。しかし、人は他人に、自分と同じ考えや価値観を求めやすい。ただ、もともと違うものなのだから、異性に同じものを求めれば、そこで衝突が起きることになる。そこで、人によって解釈や態度は異なるのだが、違うことを積極的に認めたり、違うのだとあきらめたりすることで、その違いそのものを理解しようとする。この違いをどういった形でもよいので認められるかどうかが、付き合いを長く続けられるかどうかになってくる。ただ、ここまでくると大抵は恋愛の話ではなくなってくる。オトコとオンナの話であって、つまり、異性間のコミュニケーションギャップの問題である。ところで、昭和10年前後生まれの世代なら、恋愛結婚だけでなく、お見合い結婚も多かった。それでも、離婚する人が少なかったのは、この異性間の違いを認識するという能力があったからではないのだろうか?2つ目におさえておくこととして、このコミュニケーションギャップを解決する能力を挙げておこう。今、現在における非婚者の増加と、それによる子どもの減少は、社会的、経済的なさまざまな要因があると思われるが、1個人として考えてみれば、1つ目の、頭の中だけで過剰なまでに膨らんだ恋愛感覚と、2つ目の、コミュニケーション能力という問題もあるのではなかろうか?実は、私の回りの何人かの人を見ていて、そう思ったのだが、恋愛感覚の問題は、もっと深く考えたほうがいいかもしれない。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.15
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どんな事業、事業者であっても、顧客満足を追求することは変わらない。しかし、顧客満足は難しい。こういう本を読むとそう思ってしまう。たとえば、この本の中には事例がたくさん出てくるが、レストランで、食事中にシェフがわざわざあいさつにくるのは、著者が言うように顧客満足度の高いサービスなのであろうか?ある人にとっては確かにこの行為は、もてなされている感覚がするだろうが、別の人にとってみたら、タイミングが悪ければ、食事を邪魔されたとか、一緒にいた会食者とのコミュニケーションを遮断された、ということになるだろう。こういった個人ごとに、満足できることと、満足度の差異という問題がある。また、お店の優良顧客の満足度を高める話がある。そのためには、優良顧客を選別しなければいけないのだが、優良顧客はいいとしても「非優良顧客」という呼び方が、頻繁に使われることが気になる。そして、この非優良顧客は、利益を損なう対象として語られる。これは言葉の使い方の問題でもあるのだが、「非優良顧客」という呼び方は、顧客満足を高めていこう、というこの本のコンセプト、姿勢からは、かけ離れているような気がするのだ。また、話としてこの「非優良顧客」層の顧客満足を高めていく、ということも大切なはずであるが、それもない。顧客満足を高めるためには人が大切であるなど、基本的な目線では納得できるものの、細かい部分が気になる本である。要は、これが顧客満足を追求する難しさなのであろう。★2つ ★★☆☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.14
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今、私たちにとってオープンソースは、空気のように身近なものではないだろうか?書いてみて、ちょっとおおげさな表現かなとも思ったが、インターネットユーザーであれば、大きく外れてもいまい。直接、オープンソースである、ブログソフトやCMS、Wikiを使うこともたやすくできるようになった。オープンソースを直接いじらなくても例えば、ホスティング型の無料ブログを使っていて、そのシステムが動いているサーバーには、LinuxやApacheというOSやサーバーソフトが動いていれば、あなたは、オープンソースのソフト上でいろいろなことをやっていることになる。特に、インターネットの世界では、LinuxやApacheは、いっぱい使われているので、無縁であるという人は、まずいないと思われる。そんなオープンソースの世界について、わかりやすく解説したのが本書である。オープンソースとは何かから始まり、どんなソフトがあるのか、オープンソースのライセンスの種類など、オープンソースの概要がわかるようになっている。オープンソースがらみでのセキュリティの話や、オープンソースソフト開発の共同作業の方法も、興味深く読める。私的には、オープンソースのソフトの紹介で、いくつかさわってみたいソフトがあったことと、GPLライセンス以外のライセンスの話が参考になった。GPLライセンスでも、最近、いろいろな動きがあることは、ニュースでも報道されている。オープンソースは、利益だけではない、世界的な共同作業という活動もあるという意味でも、興味深いものがある。個人、ビジネスの現場でも、オープンソースは、これからますます広まり、より使えるようなってくるでしょう。オープンソースの世界は、進化するのみである!★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.13
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4/8、先週の土曜日の朝に私が借りている、XREAレンタルサーバーにアクセスできない。「CMS・ブログ・RSS・SNS」というタイトルのサイトを運営し、関連するニュース情報を毎日集め、定期的にリンク集を更新している。#CMS・ブログ・RSS・SNShttp://rem.s86.xrea.com/XREAは、12ヶ月契約で2400円、容量1GB、そして、PHPなどのプログラムが使え、MySQLなどのデータベースも使える高機能・激安サーバーである。#XREAhttp://www.xrea.com/もう2年近く使用していて、2つのスペースを持ち、問題らしい問題などはなかった。XREAが激安なるがゆえの管理体制の甘さかとも一瞬思ったが、フィッシング詐欺がらみで、ドメイン管理組織(JPNIC?) の法務部が、xreaというドメインを停止したことが原因らしい。#「xrea.com」を含むURLのアクセス障害についてhttp://www.value-domain.com/info.php?action=press&no=20060411-1今回の件では、ドメイン管理組織が、XREAに対して何の事前連絡もなくドメイン停止したことが説明にある。これが本当であれば、ドメインの停止によりどういうことが起きるのかを、ドメイン管理組織は想定しているのだろうか?ドメインという公共的なことを扱う機関の、この公共性のなさは、自らの社会的責任の無自覚性の証明である。11日の朝になって、ようやく回復。なんと回復までに3日もかかっている・・・私的には、ニュース情報の収集作業は、ブックマークレットという、まさにWeb上の作業でやっているがために、サーバーが使えないと、一切作業ができなくなることを知った。Web2.0的なやり方だと自分では思っていたものの、その弱点を思い知ることになったわけである。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.12
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アパレル業界などでICタグの実験が行われていることが、今もニュースになっている。いま、ICタグはどの程度、普及しているのだろうか?ICタグは実は歴史が結構ある。結構といっても、1970年代であるが、発明して、特許をもった会社は実用化を前に、倒産してしまったそうだ。すごい技術であっても、それをビジネス化することは、また別問題であることは、こんなところでも起こっている。それはともかく、ICタグの本質は、トレーサビリティ、つまり追跡可能性にある。例えば、ある機械メーカーの製品で不具合が生じた場合、ICタグで部品ごとに管理していれば、不具合のある部品の製造元や生産日などが特定でき、その後の対応がやりやすくなるというわけである。また、ユーザーへの情報提供として、この製品は、どこでだれが作ったのか、を知ることができる。最近話題の豆腐メーカーでは、そのおいしさや、個性的なパッケージとともに、作った人の名前をブランド名にして売上を伸ばしているというが、このICタグは、この製品情報を持つということが、もっとも得意とするところである。現在の流通段階での情報流通のしくみにおいては、バーコードの果たす役割が大きいが、バーコードは、生産者や流通側のしくみであって、ICタグは、それプラスユーザーをもまきこんだ情報流通のしくみとして機能することがその相違点であろう。モノにICタグをつけることで、モノの情報がわかることは、モノの素顔を見ること、つまりアイデンティティをどこまでも保つことができる、ということで画期的であるといえる。つまり、われわれは、どこのメーカーが作ったかはわかっても、細かいところでは、どこで、だれが、いつ、どのように作ったのはわからないものを食べてるし、着ていることが多いのだ。しかし、ICタグにも、いろいろな問題がある。例えば、ICタグをつけたモノを購入した人が、追跡されるということだ。これは、個人情報の問題につながってくる。ICタグには、無線ICタグというのもあって、データをパソコン機器などで読み、サーバーで読み取り、蓄積し活用もできる。その他、この本には、ここでは書ききれないほどの、実例と可能性が紹介してある。この本を読むとそんなICタグのことを理解することができる。★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.11
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企業サイトやプロモーションを一目見れば、よいか悪いか、参考になるところ、改善点など、パッと思いつくが、財務諸表をみてもなかなかそうはならない。競馬新聞は、私には、単なる出走馬の表であるが、見る人が見れば、とても重要な情報源となっている、ということをどこかで読んだことがあるが、会社の財務諸表も、そんなニュアンスがあると思われる。これが、プロとアマとの違いなのであろう。会社を経営している以上、会社に関わる数字にも強くならないといけないが、自分の会社以外の数字など、公表されていても、そう読みこむ気にはならない。といっても、数字には強くなりたい気があるから、こういった本も、たまには読むことになる。ちなみに、この本は、トイレで何日かかって読んだかかわからない本である。私にとってこのテの本のポイントは、いかに数字をわかりやすく解説するか、しないかの問題だけである。以前読んだ本の中で、バランスシート(貸借対照表)の、右はどこからお金を調達したかの話で、左はそのお金をどこに使用したかである、という話はとてもわかりやすいものだった。大抵の本は、貸方、借方という言い方をしているのだが、これでは、わかるものもわからない。前置きが長くなったが、この本は、現在の会社がおかれる経営状況の中で、数字をどう見るかを示しながら、わかりやすく解説している。また、会社の数字全体をみるときや借金などを説明するときも、A社、B社というように、比較しながら説明することで、ポイントをおさえやすくしている。会社の数字全般について、このようなアプローチをしているので、会社を数字的にとらえることの基本はマスターできるだろう。★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.10
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「経験経済」とは、産業経済からサービス経済に続く、経済システムのことである。経験に価値をおく経験経済は、それ以前の経済システムと対比されることで、その特徴が際立つ。19ページの一覧がわかりやすいので抜粋してみる。左から順に、産業経済→サービス経済→経験経済である。経済的機能・・・製造→提供→演出売り物の性質・・・形がある→形がない→思い出に残る重要な特性・・・規格→カスタマイズ→個人的売り手・・・メーカー→サービス事業者→ステージャー買い手・・・ユーザー→クライアント→ゲスト需要の源・・・特徴→便益→感動ということになる。ビジネス的にみても、価格競争に陥りやすい製品、満足されることを追求するサービスに比較して、個人の感動にコミットできる経験は、より高い報酬を得ることが可能になる。そして、この経験というステージングには、4つのEがある。4つのEとは、エンターテインメント(娯楽)エデュケーション(教育)エスケープ(非日常)エステティック(美的)の4つの領域である。企業はこの4つの領域を提供する必要がある。そして、経験経済についての認識と実践の重要性が、さまざまな事例とともに紹介され、この経験価値の提供の重要性は、どんな企業でも変わらないことが述べられる。最後のほうでは、「経験をつくり出すこと自体がマーケティング」なのである、とまで言っている。途中の経験経済の次のシステムの、変革経済-個人の変化を実現するシステムの話も、興味深く読める。私のビジネスに即していえば、いまだサービス経済のものであるが、案件によっては、経験経済、変革経済のものになっているものも実はある。このように、自分のビジネスが、どの辺にあるのかを考えさせられる。とはいえ、経験経済、変革経済のビジネスは、それ以前よりも難易度は高いのだ。この本は、マーケティングに関わる者だけでなく、ビジネスマン全員が読んでもいい本である。★5つ ★★★★★**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.09
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まえがきで、「会社とは何だろうか?」という出だしで始まるフレーズは魅力的である。本は出だしがかんじんである。そして、この出だしは、岩井克人の書いた「会社はこれからどうなるのか?」を思い起こさせるものである。「会社はこれから・・・」は、会社論として法人という人格を持つ会社を誰にでもわかりやすく魅力的に、解説してくれた。では、この本は?1990年代に日本の会社が陥った「失われた10年」を経て今現在のたくさんの会社の会社の中で、タイトルの副題にもある「変わる」ことが紹介されている。それが、経営、マーケティング、人事、株式など、さまざまな領域にわたって。会社の社会的責任であるCSRへの取り組みなどの事例もある。本来であれば、この変わるということは、この本で紹介される大多数の大きな会社では、とてもエネルギーの必要なことのはずである。にもかかわらず、なぜかたんたんとした読み物になってしまっているのは、20人が書いた新聞記事の寄せ集めのためか?タイトルと出だしの魅力から読み始めてみたが、もっと突っ込んだ内容が欲しい本である。★1つ ★☆☆☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.08
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私は、意識的に時間を作って走っているが、それでも、全力で走ったことはない。ふと思ったのは、全力で走ったことなどもう何年もないということだ。そう思ってみても、全力で走ることは、なぜか恐ろしい。クルマを乗っていてアクセルをめいっぱい踏み込むことなどない、という感覚に似ているだろうか?ある限界点を超えるような気がするから、全力で走れないのだと思う。ただ、突然、走りたくなったり、音楽を聞きたくなるのは、自分の力を感じたり、感覚を使いたくなる、という人が持っている欲求だと思われる。本を読みたいのは、知識欲求だろう。先日、Webのプロから見たあるサイトの評価という、ヒューリスティック評価リサーチをやったのだが、被験者数からいえば小規模にもかかわらず、分析するのがとてもきつかった。このテの調査は、セールスプロモーションを主体にやっていたとき以来、ユーザー評価、売り場評価、販売店評価など、日常茶飯事にやっていた慣れたやり方だと思っていた。ところが、最近は、頻度としては少ないので、問題や課題、改良点を抽出する作業がとてもきつかったのだ。以前は全力でやっていたことが、現在は、追いついていかないということなのか?クライアントには、調査結果にはご満足いただけたが、私としては、調査を分析する頭も、全力でなくてもいいからよく使っていかないといけないと思った。なんでも、よく使うことが大切!**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.07
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いろいろな人を見ていると、とても深く考える人と、直感的に進める人に、大きくわかれる。中間的な人もいないこともないのだが、それは、私の中では、直感的に進める人に分類される。そして、これは、その人がいる業界や業種、その人の年齢、性別などの属性は関係ない。深く考える人というのは、いろいろな視点からものごとを見ようとする姿勢と、いろいろな視点から具体的なシーンを実際に想像する人のことである。それは、考えすぎて、袋小路にはまることもある。対して、直感的に進める人は、この仕事やプロジェクトは「これだ!」と、最初に思いついた考えで突き進む人である。いくつかの考えは浮かぶが、深く考える人のように、念入りに細かく、検討することはない。結果的に、深く考えたからうまくいく、直感的に進めたからうまくいかない、というわけでもない。その逆になることもある。ただ、深く考えて失敗すると、その失敗経験が次に生きていく。直感的にやって失敗したら、次は深く考えようとは思わない。また、直感的にやってしまう。長期的に考えると、やはり深く考えていかないといけない。1人の中でも、深く考えようというときと、直感的にやってしまうことはある。この場合でも、そのときの優先課題に即して、深く考えていかないといけない。**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.06
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Wikiは魅力的なツールであり、サーバーにインストールするタイプのソフトでいえば、多分ブログソフトよりWikiソフトのほうが断然多いだろう。しかし、Wikiを解説する日本語の本は私が知る限り3冊であり、爆発的に流行したブログに比較しても、その存在感は薄い。この本は、ホスティング型のlivedoor Wikiと、サーバーインストール型のWikiソフトPukiWikiについて、その使い方やインストール方法などについて解説したものである。livedoor Wikiについては、だれでも簡単に使えるように、Wikiを記述するための言語「マークアップ構文」による、Wikiへの記述の仕方を中心に説明される。PukiWikiについては、レンタルーサーバー、イントラネット、自宅サーバーへのインストール方法とスキンやプラグインなどの使用方法など、かなり技術的な面から解説されている。マークアップ構文などといっても、本書でも言っているようにHTMLよりも簡単なものだし、Wiki自体を使うことは難しいものではない。ただ、PukiWikiについての解説を読んでいると、本書のタイトル「Wikiでつくるかんたんホームページ」からは、内容がかけはなれてくる。その内容は、初心者向けのものではない。ホームページをかんたんに作りたい人は、ここまではやらないだろう。Wikiのよさを初心者に教える本として、期待して読み始めたのであったが、後半部分になると、タイトルと内容のギャップがとても感じられる本になってしまっている。ただ、ビジネスとしてWikiを立ち上げ、運営するようなサービスを提供するような人にとってなら、この技術的な知識は重要である。私的には、特にPukiWikiについての説明は、とても有意義であったが、本としてのターゲット設定がとても気になる本である。★3つ ★★★☆☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.03
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楽天広場でも有名な「よびりん」さんの本である。私にとっては、以前、知人がよびりんさんのセミナーを主催して、半ば強制的に行かされたことがある。しかし、とても印象的、感動的な話の内容で、その後、居酒屋で「接近戦」もしたことのあるよびりんさんである。よびりんさんに近い人が発行する楽天広場の記事をメルマガにした 「喝!1000連発 必勝の経営・人生」もよく読んでいるので、よびりんさんの考えというのは、私自身はかなり理解している。そんな私からすれば、この本の前半部分は、よびりんさんの経営姿勢の確認になってしまう。例えば、心の経営や、会社には「創る人」「走る人」「守る人」が必要であり、お金は、きちんと汗をかいて働いて稼いだキン(金)と、投資などで儲けたカネ、ギャンプルで得た銭があって、キンが大切であるということや、そして、利益が出たら半分は社員に、半分は留保に使いなさいという「半分の法則」の話などである。そして、後半部分でタイトルにある、経営計画の作り方の説明になる。これは、小さな会社は、身の丈にあった、社員全員が理解できる、そして社員が一丸となって、達成できる計画の作り方である。それを実況中継のようにストーリー仕立てで説明され、そして、そのときに使うフォーマットが提示されるので、とてもわかりやすくなっている。よびりんさんは、壮絶な人生の人なので、その言葉には、とても力があるし、説得力がある。この本にも、それはにじみ出ている。けれども、そのよびりんさんの言葉でさえ、聞く人に対しては、半分信じて、半分は疑う「半分の法則」で聞きなさい、とよびりんさんはいう。よびりんさんの話の中には、印象的なテーマは多いが、私にとっての一番は「半分の法則」である。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.02
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この本は不思議な本である。その不思議さを、私は以下で説明できるだろうか?目次を見ると、非常識なタイトルが並ぶ。「たくさん売れると店員は不機嫌になる」とか、「さぼっていては客は来ないが、やる気を出すともっと来ない」などなど。この本は、お店という場で、店員も客も楽したい、という前提で、より売れる店を作るためにはどうしたらいいかを考えている本である。性善説ならぬ“性楽説”とでもいうべき、人間観に支えられている。それは、定員がやる気を出して、来店客に近づき接客しようとすると客は逃げるというがんばってはいけないような話が頻繁に出てくることも、そう感じさせるものである。要は、今まであった対面販売によるお店の接客技術は古いが現在も依然として残っていて、セルフサービスが主体である現在のお店では、それに見合った新しい販売技術が必要であることを言っている。その新しい販売技術が、目次の非常識なタイトルである。そうであっても、この本では、決してお店を経営する人に対して、だから「こうやるべき」「こうすべき」と、強く言わない。そうではなく、ともに楽をしたいが、利害が異なるため永遠にすれ違わざるをえない店員とお客の状況を、たんたんと説明しているだけだ。内容的には、お店が繁盛する要素として、店員とお店のスペースのとり方や大きさなどの全体構造、つまり、店員があまり客に近づかないお店の構造であることが重要であるなどおもしろい話がいろいろでてくる。そして、最後のほうになると、お店をやっている人は、売りたいお店をやりたいわけではなく、自分の好きなことをやっている人が多いという。だから、立地のよくない誰もとおらないところにお店はあるのだし、見るからに怪しそうであったり、ホコリがかぶっていても平気な店もあるのだ。ここまでくると、著者は、お店というのをラクをしたい人間が運営するとても人間的な楽しい場としてとらえていることがわかる。だから、店員とお客が「ラク」の“性楽説”者であるなら、著者はお店を「タノシム」“性楽説”者なのである。ビジネス書は、売るためにはどうしたらいいかを普通考えていくものだが、売ることだけではなく、売れなくてもお店は楽しいという考えがあるのが、この本全体の雰囲気である。ビジネス書として読んでいると、他のビジネス書として違うこの雰囲気が、冒頭の不思議さを感じさせるのだと思う。ただ「楽をしたい」という欲求を、この本を読むことで肯定的に見るようになることには、疑問を持っておこう。「楽をしたい」という欲求をどう抑えるか、これも人間的な欲求であることは、忘れてはなるまい。★4つ ★★★★☆**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行
2006.04.01
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