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みぶ〜たさんサイド自由欄
私は元々一人が好きで、誰かと一緒に何かをするという事がなかった。
なので、なんでも自分で決めてきたし、自分一人が動くぐらい、誰かと一緒に行動するとか、他の人の意見を聞くとか、
そういったことが必要だとは、考えたこともなかった。
学生時代も授業と授業の間に、
誰かを誘ってトイレに行くとか、お弁当を一緒に食べるとかといった、
他人が関わる行動が好きでなかった。
第一トイレって、生理現象なので、一緒に行く意味が分からなかった。
お弁当は、もしかしたら多い人数で食べるほうが楽しいかも?と、
想像はできるが、私にとってやっぱり意味が無いものだった。
ただ高校時代の私は、あちこちのグループから声がかかったので、
毎日一人で食べたという記憶は無い。
色々なグループから声がかからない時は、逆にホッとしたものだった。
そんな中、大人しくて間違いなく毎日一人で食べている人が一人いた。
私はその人のことはどうしても気になって、折角一人で食べられる日があったのだが、
私のほうからその人を誘ってしまっていた。
結果、全く一人でお昼のお弁当を食べたという日は、一日も無かったことになる。
どうも気になるんだよね~、一人で居る人って‥。
自分は全然一人で居ても平気だし、
むしろ一人にしてくれと思っている人種だというのにね。
その人は、私のように一人が好きというわけでないから、
私が誘うと滅茶苦茶嬉しそうな顔をした。
今でも、その顔が忘れられない。
背が低くて色白の可愛いらしい女性だった。今頃どうしているだろう‥。
考えてみれば私の人生で、色々な人と関係を持ってきたが、
行く末が心配だと思う人は、そんなに居ない。
何とかなるだろう的な人は、まぁまぁ居たのだが‥。
その中で、「この人どうやって生きていくんだろう‥」と、手放しで考えてしまう人は、あまり頭に浮かんでこない。
でも結局一人が好きな私は、高校生活が終わった時点で、その人との接点は無くなってしまった。
(私、久しぶりに思い出しているなぁ‥)
会うことも無いだろう彼女の大人になった姿を、
色々想像する日だった。