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借金というと、家のローンしか考えられないなぁ‥私は。
流石に家を買うのにキャッシュというわけにはいかないので、
ローンを組むことになる。
車は免許自体を持っていないから、買うことにはならない。なので、他にはローンを組むような買い物をすることが無いわけだ。
借金は嫌い(好きな人は居ないか‥笑)大きな買い物は家以外はしていない。
事業を展開するのに、借金をする人たちは当然居るだろうが、
私には到底出来ない芸当だ。
どう考えても、借金は大きなストレスである。お金の心配をしなくてもよいサラリーマンは、私の性格に合っていた。
「逆転人生」という番組では、「40億の借金を16年で返済、ある居酒屋の挑戦」と題して放送していた。
1999年当時36歳でサラリーマンだった青年が、亡くなった実業家である父親の、負債を返していく話しだった。
父親の葬式の日に取引銀行の人が来て、
「貴方が社長になるのですか?それともお母様が社長に?」「まさか63歳の専業主婦のお母様が社長になって、借金を返される?」
なんて、言われた。
息子はワンマンな父親と合わなかったから家を出ていて、会社の実情を知らなかった。
大手ビール会社のサラリーマンになった息子は、父親の葬式の日に、多額の借金の存在を知ることになったのである。
その額‥40億。(@_@。
もう金額が大きすぎて、何を言っているのか分からない。
彼は36歳で40億の借金を背負うことになったのである。
あれっ?相続放棄すればいいのでは??
彼が相続放棄して、連帯保証人のお母さんも自己破産すれば、
恐ろしい数字の借金を背負わなくてもすむことになる。
でも、彼は考えた。
負債だらけの会社を放り出すと、
従業員と仕入れ先の連鎖倒産を招くことになる。
しかもこの処理の矢面に、母親をたたせることになってしまう。結局それを避ける為に、彼は40億の借金を背負う道を選んだのである。
最初に彼は、頑張る期限を5年と決めた。この5年の間に状況が変わらなければ、会社を清算すると決意する。
人間は、途方もない長い道のりを行かなければならない時、
途中燃料が切れてしまって、心が折れてしまう。
それを回避するために、短期間の目標を持って頑張るという方法を取る。
それが目標を達成するために、とても良い方法なのである。彼もその方法で、少しずつだが借金を返済していったのである。
ところが彼は途中、早く借金を返して楽になりたいと思ってしまった。
そのために、コストダウンに走ってしまったのだ。
人件費を削減することに、執着してしまったのである。
その結果がもたらしたものというのが‥。
お店で食中毒を出してしまい、
その数か月後に別の店舗で火災を起こしてしまったのである。
彼は猛烈に反省して、人件費をコストと考える事を止め、
人を増やして、働きやすい店を作っていった。
今まで通り、少しずつ借金を返済していけばいいと、考えを改めたのだった。
すると、働く人たちにも余裕が生まれ、そこから色々なアイデアが出て、お店は繁盛店になっていったのだ。
目の前のコストダウンではなく、長い目で見て考えるべきだと知る。彼は今では人件費はコストではなく、資産だと言っている。
40億という、とてつもない借金返済は、5年前に終わった。その時は社員の皆さんとバーベキューをして、共に喜び合った。
彼は、今年コロナの為にまた借金をすることになった。でも‥
「一番大事なのは人。人の力で結束を固めて乗り越えていく。
コロナを心配してもどうしようもない。
コントロールできないことは受け入れて、自分の出来ることをしよう。」
40億の借金を、普通80年かかる返済だというのに、たった16年で返済した経験値は、彼にとって大きな自信だと感じる。
そしてこうも言っていた。
「全てのことはいつか過ぎ去っていく。
苦境の真っ只中にいるときは、それがずーっと続くと思ってしまう。でも、必ず過ぎ去っていくし、いつか笑って話せる日が来ることを信じて、
今は目の前のことに集中してやっていくことが大事である。」
結局、どんなどん底の状況に立たされたとしても、
目の前にある自分の出来ることを、淡々と行なっていくことが重要。
そうすれば、必ず道が開かれるだろうと、彼を通じて痛感したのだった。
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