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いやあ7月が終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対2017年末比で-5.5%となり、先月の-1.0%から更に後退し、むしろ昨年の稼ぎをかなり食い潰してしまいそうな惨状となりました。おえーっ。 今月の私のポートフォリオ上位銘柄は、全体には実は好調なところが多かったのですが、ごくごく一部に異常に株価推移が軟調な悪い子達がおり、それらが大きく、とんでもなく足を引っ張る形となりました。 かなり厳しい状態ですが、現状分析に努め、来月以降の改善策を練って行きます。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jul 31, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト77位ワイコフの相場成功指南 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の第4弾です。 さて今日は、ワイコフが先導株を買うことの重要性について語った部分を見ていきましょう。 マイナー銘柄は先導役にならない 最初に引っぱられるのは先導株である。引っぱる力は順番に後ろに伝わっていく。 タグボートが止まっても、慣性の力で船団はしばらく進み続けるが、あちこちでぶつかったり、行きつ戻りつしたりする。 ちなみにこれとほぼ同じことを、100年後の現代の名著 出来高・価格分析の完全ガイド の中で、著者のアナ・クーリングが厳かに述べていました。「ウォール街には新しいものは何一つない。」という格言が想起されます。全ては100年前にワイコフが喝破していたことなんですね。 先導株の有利さ ここに先導株を手掛ける有利さがある。需要と供給の影響は最初に主力株に現れるからである。。。理由は単純である。大口取引者が売買すれば、どうしても出来高が膨らんでしまうのである。 このワイコフの 先導株を買え という教えを分かりやすく体系化したのが、ウィリアム・オニールで、具体的には彼の CAN-SLIM投資手法 の中のLに現れています。ここで改めてCAN-SLIM法について復習をしておくと、(オニールの成長株発掘法 第4版 パンローリング社 より引用) C= Current Quarterly Earnings 直近の四半期の1株益。最低でも20%は上昇していており、「勢い良く成長している」こと。 A= Annual Earnings Increases 年間の収益増加。過去5年間に意味のある成長が認められること。連続増益が望ましい。 N= Newer Companies、New Products、New Management 新興企業、 新製品、経営陣の入れ替えなどがあったこと。 N= New Highs Off Properly Formed Bases 株価が正しい「ベース」を抜けて、年初来高値、昨年来高値、上場来高値などの新高値をつけていること。 S= Supply and Demand 株式の需要と供給。 発行済み株式数が少ないこと。需給の法則から騰がりやすい小型株であること。 L= Leaders 相場を主導する銘柄であること。少なくとも業界の上位2、3社に入っていること。 I= Institutional Sponsorship 有力な機関投資家が保有していること。何故なら機関投資家は大多数の投資家よりも経験豊かで、より優れた投資実績を持ち、銘柄の選定にも長けているからである。 M= Market Direction 株式市場の方向。相場全体のトレンドが悪くない、下降トレンドではないことを確認すること。 となります。(尚、上記の説明については、一部私みきまるによる、より分かりやすくするための超訳を含みます。) そしてこの中のLはワイコフのアイデアそのものです。つまり、 ワイコフが蒔いた種は、100年の時空を超えたマーケットで戦う私達現代の投資家に、そっと静かにそのまま受け継がれている ということなんですね。(続く)
Jul 30, 2018
さて今日はもう一本記事を出しておきます。具体的には今年2018年に新しく主力化した銘柄についての個人的なメモ書きです。この数か月で全部で4つの銘柄に新規主力参戦したのですが、今日出すのはその中で一番知名度があって分かりやすいやつです。後の3つは既に記事は書き上げていますが諸事情によりまだしばらくは秘密となります。 尚、今後の記事の再利用のために通常の主力株概況シリーズのフォーマットでお送りします。 19位 3258 ユニゾホールディングス (東1、3月優待) ◎◎◎ 保有全640銘柄中で時価総額19位の主力株は旧日本興行銀行(興銀)系の不動産会社のユニゾホールディングスです。ここの旧社名は常和ホールディングスで、2009年6月の上場後からしばらくの間、超主力(PF3~5位程度)の一角として戦ったことがあり、久方ぶりの主力参戦となりました。 ユニゾHDは、旧興銀系という毛並みの良さと銀行からの融資の引き出しやすさを存分に生かした、超アグレッシブでやんちゃかつ全くリスクを恐れないイケイケな営業姿勢を貫いており、個人的には非常に好みのタイプの銘柄です。 ただこの数年オラオラで物件を買いまくったせいで金利負担が激増(2018年3月期で、1年間で約67億円)してしまい、お金が回らなくなって公募増資を連発しており、しまいには株価がPBR1倍以下でも平気で両手で「おかわり」するという節操のなさで、(上記データは第41期有価証券報告書18ページより引用) それがマーケットから「怒り心頭」で嫌気されて株価が超暴落し、それで私は今回縁があって再び主力の一角として戦えることとなりました。(笑) 現在の株価は2103円、時価総額720億円、PBR0.69、自己資本比率14.1%、今期予想PER7.58、配当利回り3.8%(80円)、総合利回り5.2%(80+30=110円)で、優待は100株保有で、 1. 3000円相当のUCギフトカードと 2. 株主優待券5枚(ヤフオク平均落札価格は1枚100円。なのでほぼ無価値と判断し、ここでは0円換算)などです。 ユニゾホールディングスへの主力参戦の理由は以下の通りです。1. グレアムのミックス係数(PBR0.69×PER7.58=5.23)が非常に低く指標的に割安で、かつ同時に極めて高い成長力を併せ持っている。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)2. 保有不動産に1773億円もの含み益があり、元々低PBRではあるが実質的なPBRが更に低い。 (上記データは2018年7月27日の、2019年3月期1Q会社説明会資料より引用) 膨大な有利子負債(2018年3月末で6209億円)に伴う金利負担が重い(2018年3月期で約67億円)のは事実だが、(上記データは第41期有価証券報告書42ページより引用) いざとなれば、保有物件売却で何とか凌げるレベルではある。 以上をまとめると、ユニゾHDは背伸びをするだけして、成長痛でそのまま志半ばにして死にかねないくらいに超積極的な経営をしている。「今後金利が跳ね上がったらガチで一体どうすんだ。」という懸念は当然にあるが、逆に言うと、「もしもこれからまだ数年現在の超低金利環境が続くのであれば、極めて大きな成長と利益が手に入る。」ということにもなる。ハイリスク・ハイリターンの典型的な銘柄であるが、マーケットでは、 一般に危険に見え、鋭く投資家の意見が対立するところにしか利益は隠れていない。 のも事実であり、私はそこによちよちと踏み込んだということです。最大限の緊張感を持ち、業績推移をしっかりと見張りながらホールドしていく予定です。2018主力株概況シリーズ 免責事項2018主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 29, 2018
さて今日も通常の2018PF概況シリーズです。 130位 8242 エイチ・ツー・オー・リテイリング (東1、3・9月優待) 〇 PF時価総額130位は、2007年に阪急、阪神百貨店が統合して誕生したエイチ・ツー・オー・リテイリングです。前回は2014年に76位で登場していましたが、百貨店銘柄はどこも業績も株価推移もイマイチ冴えず、今回は順位を大きく落とし、こんなところでひょっこりと出てきました。 現在の株価は1779円、時価総額2227億円、PBR0.79、自己資本比率は42.2%、今期予想PER21.41、配当利回り2.3%(40円)、総合利回り3.4%(40+20=60円、優待券はヤフオク平均落札価格の1枚200円で換算)で、優待は年2回、100株保有で 買物優待券(百貨店は10%割引、食品スーパーは5%割引)5枚などです。 エイチ・ツー・オー リテイリングは数年前に8266イズミヤとの 株式交換による経営統合 を発表したのですが、その時にイズミヤ株と比べて割高感があったことにより株価が急落する局面がありました。私はその時に「逆張り系優待族」としての本能から無意識の内に手が出てしまい、気付いたら参戦していました。完全に病気ですね。(笑) ま、百貨店銘柄の優待と言うのは、手元にあると何かと重宝することが多いですし、 これからも現行の優待制度が続く限り、楽しくホールドして応援していく予定です。
Jul 29, 2018
さて今日は久々に通常の2018ポートフォリオ概況シリーズです。 129位 8087 フルサト工業 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額129位は、鉄骨建築用副資材の大手のフルサト工業です。前回は2014年に103位で出ていましたが、その後の保有銘柄数の激増を考えると、相対的には似たようなランクでの4年ぶりの登場となりました。 現在の株価は1829円、時価総額267億円、PBR0.68、自己資本比率は61.5%で有利子負債は稀少、今期予想PER11.11、配当利回り2.7%(50円)、総合利回り3.1%(50+7=57円)で、優待は500株保有で3500円相当のグルメギフトです。 私は昨年は梨を選びました。 フルサト工業は、業績も好調ですし、指標的にも十分安いですし、財務状態も良く総合利回りもまずまずと、非常に良い銘柄です。これからも優待を楽しみにしながらホールドして応援していく予定です。
Jul 28, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト77位ワイコフの相場成功指南 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の第3弾です。 注文の出し方 通常、注文は「成り行き」にすべきである。これは長い間の経験と観察に基づくものであり、その正しさはきちんと証明できる。 長期的に見れば総じて株価は右肩上がりに動いていくものだから、成り行き注文を使わないトレーダーはチャンスを生かしきれない ことになる。 どうして指値注文よりも成り行き注文の方がいいのか、ワイコフの説明は異常なほどに分かりやすくて歯切れがいい ですね。皆様、改めて申し上げますが、ワイコフ本は100年前にしてこの超絶クオリティなのです。今ならパンローリングからより廉価な文庫本も出ています。(ただし改題されているので中身をよく確認してください。)なので、未読の方は今すぐに街一番の大きな本屋さんかアマゾンで猛ダッシュで買って下さいね。♬ 汽車に乗らなければ、どこへもたどり着けない。 指値注文は節約になるというよりも、相当に損をすることのほうが多い。 手仕舞うときには特に指値を避けるべきである。どんどん不利に動いていく相場にあって、1/8ポイントを節約しようと指値注文をするせいで、だらだらと身動きがとれなくなってしまう愚かな人は多い。 皆様、ある銘柄で既に大損をしているのに、ちょっと無理目の高値での指値注文を出してなんとか少しでも数万円くらいでもダメージを軽減しようとして、結局その無謀な指値に全く届かず、それどころか逆に株価が暴落して最終的に何百万円も損を出した、ということはありませんか? 私は自慢ではありませんが、過去に何十回も、腐るほどにあります。 そして更に悪いことに、今でも気を抜くとすぐにそうなります。 損失回避傾向は我々人間の生物学的な本能に基づいた根深い行動バイアス であり、投資家にとっては最も気を付けなくてはいけない、意識し続けなくてはならない大きな欠点です。ワイコフはそれを100年前に既に強く戒めてくれていたんですね。本当に震えの来るほどの名著と思います。(続く)
Jul 27, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト77位ワイコフの相場成功指南 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の第2弾です。 成功できるはごく少数の人に限られる。 テープ解読(現在でいう価格・出来高分析 VPA)は厳しい仕事であり、なまけ者は手を出さないほうがいい。 同じことは、日々の生活費の心配をしなくてはならない人についてもいえる。お金の心配をすると、頭を明晰に保てなくなる。過度の不安は、トレーダーの冷静な心を一番ひどくかき乱す。 このワイコフ「お金の心配をすると、頭を明晰に保てなくなる。」と言うのは、あまり言及されることはないですが、重要な視点と思います。私は以前から、 株で損をするとIQが下がる と主張していますが、これも実はワイコフの100年前の指摘そのままでもあるんですね。(続く)
Jul 26, 2018
さて今日も通常の2018PF概況シリーズです。 128位 7867 タカラトミー (東1、3月優待) △ PF128位は、玩具大手で「トミカ」が有名なタカラトミーです。前回は2014年に108位で出ていましたので、その後の保有銘柄数の増大を考えると相対的には似たような立ち位置での4年ぶりの登壇となりました。 現在の株価は912円、時価総額878億円、PBR1.54、自己資本比率は39.9%、今期予想PER13.71、配当利回り1.5%(14~15円)、総合利回り2.2%(14+10=円、100株優待品は1000円で換算)で、優待は保有株数&年数に応じた自社製品&オンライン商品の割引購入などです。 今日は復習として私が過去2年間に戴いた1000株優待品を見ておきましょう。 2017年です。 2016年です。 タカラトミーは指標的には妥当な株価位置ですが、優待品には非常に力があります。また玩具メーカーと言うのは一発大ヒット作が出れば業績が劇的に改善することもありますし、その意味ではとても夢のある銘柄でもあります。そのためこれからも現行の優待制度が続く限りはホールドして応援していく予定です。
Jul 25, 2018
さて今日は通常の2018ポートフォリオ概況シリーズです。 127位 3361 トーエル (東1 4・10月優待) △ PF時価総額127位は、神奈川地盤の燃料商社で飲料水事業も手がけるトーエルです。前回は2014年に105位で出ていましたので、その後の保有銘柄数の増大を考えると、同じような立ち位置での4年ぶりの登場となりました。 現在の株価はポルシェみたいに911円、時価総額186億円、PBR1.21、自己資本比率62.4%、今期予想PER13.99、配当利回り1.7%(15円)、総合利回り2.3%(15+6=21円)で、優待は年に2回、500株保有で1500円相当、1000株保有で3000円相当の自社取り扱い商品です。 パッケージのジンジャーブレットマンが超可愛いですね。♬ トーエルは指標的にはまさに妥当な株価位置で格別な割安感はありませんが、「年に2回の安心して飲めるお水優待」には一定の魅力があります。これからも業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。
Jul 24, 2018
現在全国の書店で絶賛発売中の日経マネー 2018年9月号。 最近の日経マネーは非常に面白いことが多いのですが、今月号も素晴らしいです。 巻頭の座談会の内容も良かったですし、 その次の、 まだまだ騰がる! スゴ腕投資家が今狙う株 という特集は、ちょっとなんと表現していいか分からないですが、端的に言うと「ウチらの米びつにズボッと手を突っ込んできてるな。これは表に出したらマジでヤバいだろう。」と感じるくらいの驚愕の内容でした。もちろん誉め言葉です。キレキレの、攻めに攻めたアグレッシブな素晴らしい編集だと感服しました。(笑) さてそんな中ですが、前回から始まった「みきまるさんの優待バリュー株投資入門」は第2回となりました。 今回は、私の門外不出の秘密の「7つの投資原則」を解説しています。 皆様も良かったら、是非本屋さんで御覧になってください。
Jul 23, 2018
さて今日も通常の2018PF概況シリーズです。 126位 8860 フジ住宅 (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額126位は、大阪地盤の戸建て分譲がメインのフジ住宅です。前回は2013年に383位で出た切りだったので、なんと5年ぶりの日記への登場となりました。 現在の株価は913円、時価総額336億円、PBR0.94、自己資本比率は25.7%、今期予想PER7.74、配当利回り3.0%(27円)、総合利回り3.3%(27+3=30円、優待利回りは最高となる1000株保有時で換算)で、優待は500株保有で1000円相当のクオカード、1000株保有で3000円相当のJCBギフトカードなどです。 さてフジ住宅は我々優待族の間では有名なことだったのですが、以前は事業報告書のアンケートに回答すると、隠れ優待として「徳島産すだち1キロ」、「淡路島産玉ねぎ2キロ」などが戴けました。 凄くクオリティの高い隠れ優待だったので、とても思い出深いですね。。。 フジ住宅は、指標的に非常に割安でかつ確かな成長力も併せ持っている素晴らしい銘柄です。戸建て住宅銘柄には他にも、3228三栄建築設計 ◎◎◎3291飯田グループホールディングス ◎~◎◎3467アグレ都市デザイン ◎◎◎(特別優待のみ)8917ファースト住建 〇 など、ハイクオリティー特別選抜な優待バリュー株が多いですが、ここフジ住宅も実にいいと思いますね。
Jul 22, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第77位は、ワイコフの相場成功指南 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) です。ここまでワイコフ3部作の内の2作を紹介してきましたが、これが最後の紹介となります。モメンタム投資家の始祖&偉大な投資啓蒙家であったワイコフに敬意を表し、最後まで全力で書評を書き上げたいと思います。 今日はまずは訳者まえがき から。 100年前といっても、株式売買の仕組みは基本的に今と変わっていない。だから、本書の内容のほとんどは、現代の相場に通用するものである。例えば、ワイコフはストップ注文の手法を詳しく説明している。初めは、注文を抵抗レベルに置いて、利が乗るに連れてそれを動かしていくのである。これがトレードの原則のひとつであることは、今も同じである。 むしろ、その力強く、分かりやすい説明を読むと、かえって新鮮に映る。 そう、ワイコフの文章と言うのは非常にシンプルで分かりやすいんですね。インターネットも、そしてコンピューターさえも存在せず、株式投資に関するノイズが少なかった100年前だからこそ書けた、相場の真実がここに静かに記録されているのです。 それではワイコフの言葉を見ていきましょう。 失敗の原因 主な原因は、資金不足と無能力。 株取引で資金不足になるケースは、たいがいトレードのしすぎから生じる。まさに「トレードのし過ぎは経済的な自殺」と言う警句のとおりである。 どうです。このシンプルさ。(笑) そういえば女性よりも男性の方が投資成績が悪いというデータが複数ありますが、その主原因も男性の方が女性よりも「あまりにも頻繁に取引をし過ぎて、手数料と税金で自爆するから。」です。100年前のワイコフの指摘通りなんですね。(続く)
Jul 21, 2018
さて今日は2018ポートフォリオ概況シリーズです。 125位 8233 高島屋 (東1、2・8月優待) 〇 PF125位は老舗百貨店の高島屋です。タイミングが合わなかったのか、見落として書き忘れていたのか、理由は良く分かりませんが、前回は2011年に45位で出たきりだったので、何と7年ぶりのブログ登場となりました。 現在の株価は921円、時価総額3274億円、PBR0.73、自己資本比率は42.4%、今期予想PER17.68、配当利回り1.3%(12円)、総合利回り3.3%(12+18=30、優待カードはヤフオク平均落札価格の9000円で換算)で、優待は1000株保有で年2回、10%割引の株主優待カードです。 以前から何度も言及していますが、デパートの株主優待カードがあると高級ブランド品の多くが10%引きになるのが嬉しいですし、それ以上に有料の文化催事に無料で正々堂々と忍び込めるのが大きいと個人的には感じています。 実際私も高島屋の優待カードを使って、様々な企画展に無事に侵入を果たしています。いくつか具体的に見ておきましょう。 このようにデパートの優待カードと言うものは、毎日の生活を彩り豊かでちょっと素敵なものにしてくれます。その意味で、ここ高島屋も優待族的には「必須科目」的な銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限り、楽しくホールドして応援していく予定です。
Jul 20, 2018
さて今日の日記は株式投資本オールタイムベスト76位ワイコフの相場大学 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の後編です。 疑わしい卵はほとんど常に悪い卵である。 どうしてそんなに配当のことを気にかけるのか。相場の逆の側についてしまったら、5年分の配当を5時間で失うことだってあるのに。 前世紀の大投資家 ジェラルド・M・ローブ も、「利益が小さく安全なインカムを得ようとすると必ず損失を招くと信じている。」 と述べました。私は基本的に「配当を重視しない、高配当株をあまり評価しない。」投資家なのですが、この自分の価値観には、ワイコフやローブ、オニールら偉大な先人達の教えが強く反映されています。 この職業(トレード)の際立った利点は、間接費や従業員などの負担や面倒が一切絡まない状態でやっていけるという事である。自由になる時間が1日に2~3時間しかなくてもかまわないし、すべての時間を費やしても良い。トレードの間隔は好みのままで、たまでもいいし、ずっとでもいい。 競争もないし、トレーダーは自分だけを頼りに、自分の資金を動かし、他人にアドバイスを求めることもない。こんな条件で仕事ができる職業を、私は他に知らない。 つまり、トレーダーという職業には「真の自由」があるということですね。これは本当に魅力的なことですし、超名著、 デイトレード の中で著者のベレス&カプラもほぼ同じ意味のことを述べていました。 ちょっと引用してみましょう。 、、、(熟練したトレーダーの)最終的な報酬は途方もないものとなる。成功したトレーダーが味わうことのできる自由は、想像のつかないものである。ノートパソコンと電話回線があれば、世界中のどこからでも自由にトレードができ、利益を上げることができる。たいていの人が1か月かかる稼ぎをわずか2時間で稼ぐことができる。。。そして、地球上の誰も、その生活を奪うことができないのである。 いやあ、素晴らしい。「成功したトレーダー」以上に、完全に自由でかつ時間効率の良い仕事はない ということですね。 教育費についてみれば、ほとんどすべての職業が数倍の金額を必要としている。株式トレードほど有利に習得できる職業は他にないのである。 このワイコフの「株式投資ほど有利に取得できる職業はほかにない」という指摘は鋭いと思います。我々投資家という職業には、「勝った場合にはその金額に上限の設定がない」という大きな特徴があります。実力と運が左右する非常に過酷で厳しい世界ですが、同時にその「報酬は無限大∞」 なのも事実なんですね。 ウォール街でお金を失う方法1. 高く買って安く売る2. 損切りをしない3. 利が乗ったらすぐに確定する wwwwww。簡潔でいいですね。(笑) でも、現代の相場でもこのワイコフの1~3を一生懸命に実践してしまっている「喜劇的な凍死家」が後を絶たないんですね。 さて、これでこの本の紹介は終わりです。どうでしょう? あまり知名度の高くない本ですが、皆様もかなり読みたくなってきたのではないでしょうか? とても良い本ですので、未読の方は是非。
Jul 19, 2018
さて今日は2018PF概況シリーズです。 124位 2773 ミューチュアル (東JQS、9月優待) ◎~◎◎ PF124位は、製薬・化粧品・食品業界向け包装関連機械中堅のミューチュアルです。 現在の株価は955円、時価総額73億円、PBR0.72、自己資本比率は63.9%、今期予想PER13.72、配当利回り3.1%(30円)、総合利回り4.7%(30+15=45円)で、優待は100株保有で1500円相当の選べる優待品などです。 ミューチュアルは指標的にもまずまず安いですし、十分な総合利回りも出ていますし、優待族的には実に良い銘柄と思いますね。
Jul 18, 2018
さて今日は通常の2018PF概況シリーズです。 123位 9029 ヒガシトゥエンティワン (東2、9月優待) ◎ PF時価総額123位は、大阪市東区の運送13社で発祥したヒガシ21です。 現在の株価は481円、時価総額63億円、PBR0.83、自己資本比率は54.5%、今期予想PER12.69、配当利回り2.5%(12円)、総合利回り2.9%(12+2=14円)で、優待は500株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当、2000株保有で4000円相当のクオカードです。また長期株主優遇優待制度もあります。 ヒガシ21は地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、指標的にもまずまず割安です。万年不人気で成長力もあまり無いため大きく株価上昇を狙えるような銘柄ではないですが、PF中位の一角でホールドしていくのに何の心配もない、実力派の優待バリュー株であると評価しています。
Jul 17, 2018
さて数日前に、現在市場で最も不人気セクターとなっている地方銀行株の中で、1. 低PBR2. 魅力的な優待が付いている 以上の2つの条件を同時に満たしたものをまとめて買って、それらを「一塊」として見て、その長期的なパフォーマンスを観察しようという 優待地銀株バルクプロジェクト についてのまとめを書きました。 今日は、その第2弾として、 優待自動車部品関連株バルクプロジェクト をお届けします。 さて皆様もご存知の通り、自動車部品関連銘柄と言うのは常に自動車メーカーからの強烈な値下げ圧力と同業他社との熾烈な競争に晒され続けており、構造的に高い利益率を得ることが難しい、哀しい宿命を背負っています。 その現状は、名著 千年投資の公理 の中で、著者のパット・ドーシーにも、 経済的な堀(economic moat)がない業界 として、名指しで痛烈に批判されているくらいの状態です。 そしてその当然の帰結として、自動車部品関連銘柄というのは全体に「万年不人気」であり、指標的に極めて割安な状態に捨て置かれ続けています。 ただ、個別で見ると、例えば5185フコクは自動車のワイパーゴムで世界1位であり、利益率がそれほど高くないとはいえ業界内での立ち位置は非常に強固です。また自動車用部品の精密プレスメーカーの7264ムロコーポレーションは、厳しい競争環境の中でも高い利益率と着実な増収増益体制を保持しています。でも両社ともに「万年不人気銘柄」のレッテルがべったりと貼り付けられており、ほとんどの投資家から見捨てられて株価は指標的には激安水準に放置されたままです。 つまり、 自動車部品関連銘柄は、バリュー投資家としての観点から見た場合には、ミスプライスとお宝株の宝庫 でもある訳です。 私は長年、「逆張り系優待族」の御旗の下に戦い続けてきた投資家なので、ポートフォリオには当然の様に、厳選して選び抜いた不人気自動車部品関連銘柄がたくさんあります。 今日は、そんな私の 優待自動車部品関連株ポートフォリオ の実際を見てみることに致しましょう。 まずは全体像です。全部で22銘柄で構成されており、全てをまとめて1つの銘柄として見た場合には時価総額3021万円、PBR0.63、PER7.22、グレアムのミックス係数4.55、配当利回り2.24%となります。グレアムのミックス係数が非常に低い ですね。 しけモク投資 (Cigar Butt Investing) 開発者である天国のグレアム先生が見たら、大変喜んでいただけそうな状況です。(笑) またそのパフォーマンスも非常に良好(トータルリターン+51.2%)なものとなっています。実をいうと、私が優待地銀株バルクプロジェクトを始めたのも、最初に思いついたこの優待自動車部品関連株バルクプロジェクトの成績が意外なほどに良かったことがあるのです。実際にはこちらの方が先なんですね。 次に一覧表です。ムロコーポとフコクの時価総額がそれぞれ1000万円弱と大きく、2トップを形成しています。 次にファンダメンタルズです。軒並み低PBR&低PERの嵐ですね。天国のグレアム先生がこの「バリュー投資家パラダイス」な日本株市場の現状を見たら、一体どのような顔をされるのでしょうか? 次に株価モメンタムです。前回紹介した地銀株と較べると、まだ株価推移はまともですね。(笑)(上記データは四季報オンラインを利用して作成) いかがだったでしょうか? このように、 「市場で見捨てられた残飯銘柄群」だけでも、実際には十分に戦える ということです。これを逆に言うと、 市場に全く期待されていない銘柄群というのは、それだけでとても魅力的な存在 ということでもあります。 私はこれからも自らが専門とする優待付きで指標的に安い銘柄、つまり、 優待バリュー株 に限りなく特化して戦い、市場を生き抜いていきたいと考えています。
Jul 16, 2018
さて今日の日記は2本立てです。株式投資本オールタイムベスト76位ワイコフの相場大学 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の中編も一気に行きましょう。 インサイダーは悪いニュースで買う 傾向がある。 悪いニュースはたいてい底値圏で出てくるし、良いニュースはスイングの高値圏で現れる。いろいろな銘柄のチャートの上に、その年の主なニュース記事の印を付けてみるがいい。おおかた、このことが当てはまっていることが分かるだろう。 大衆は普通、良いニュースを聞いて買うし、悪いニュースを聞いて売る。インサイダーやプロはその逆をやるのである。 これは今の市場でもそのまんま当てはまります。私はかつて主力で戦った銘柄に超絶悪材料が出て株価急落で巨大な損失を出し、リスク管理上も、また自分の精神力の限界からも、とても耐えられるような状況ではなく、極限まで追い詰められて、吐き気が片時も止まらずに胃の内容物を噴出しながらまさに文字通りに「ゲロゲロで」即時撤退したことがありました。。。 ところが、それからしばらくして、まさにその急落局面で複数の歴戦のS級凄腕投資家達がわらわらと大量に買っていたことが明らかになったことがありました。まさに、「プロは悪材料で買う」 んですね。 ちなみに新たに複数のS級投資家による大量保有が判明した時点で、私はその銘柄を改めて徹底的に調べ直して「うん、心の底から残念なことだけど、今の株価位置は非常に安い。気分的には1ミリも買いたくないが、だからこそ再び今すぐに大量に買う必要がある。」と納得し、こみ上げる胃液と全身を突き抜ける強烈な屈辱感に震えながら、自分の売値よりも遥かに高い株価位置でその銘柄を買い戻しました。。。 私がマウスをクリックする手はぶるぶると震え、体中の骨が潤滑油を全て失ったような強い痛みが全身を走り抜けました。「市場とは、なんと残酷で厳しい所なんだろう。」と心の底から感じましたし、「一生絶対に忘れられない貴重な体験」となりましたね。(続く)
Jul 15, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第76位は、ワイコフの相場大学 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) です。 リチャード・ワイコフ(1873~1934) は、以前にも書いたように ジェシー・リバモア と同時代を生き抜いた投資家&ジャーナリストであり、 モメンタム投資家の始祖 と言っても良い偉大な人物です。そして彼の影響は、アナ・クーリングのVPA(価格出来高分析)やウィリアム・オニールの CAN-SLIM投資手法 にもはっきりと見て取れます。 つまり、彼の一連の著作は、株式投資界におけるまさに古典 なんですね。 さて今回は、ワイコフの著作の中でも最も洞察の深い、ワイコフの相場大学(ストックマーケットテクニック2)を見ていくことに致しましょう。前回紹介したストックマーケットテクニック基礎編の続編ですね。 まずは訳者まえがきから。 本書には、長年の経験と研究に裏打ちされたさまざまのトレード手法が散りばめられている。それは、現代の高度な技法の原点といえるようなものである。 ワイコフの説明は具体的で、ユーモアにあふれ、親しみやすい。だが、古典と言われるだけあって、その奥はきわめて深い。 さて、それでは本文に参りましょう。(続く)
Jul 15, 2018
さて私は現在、「魅力的な優待の付いた低PBR地銀株を片っ端から集めて、それらの総合的な中期パフォーマンスを観察しよう」という 優待地銀株バルクプロジェクト を計画&実行中です。 参加しているのは2018年7月の現時点では21銘柄です。これら全部の時価総額をまとめると「主力株1つ分くらい」にはなるので、これらを一群として「低PBR優待地銀株」として見て、数年後の成績がどうなるかを見てみようという、 逆張り系優待族ならではのビッグプロジェクト となります。 このプロジェクトを始めた理由は以下の通りです。1. 地銀株と言うのは今現在「市場で最も不人気セクター」と言っても過言ではない状態であるが、指標的には非常に安い所が多いこと。2. 地方銀行と言うのはそれぞれの地域と密着した営業をしている関係で、優待カタログがそれぞれの地元の名産品満載でとても魅力的な内容であることが多い。要は「優待戦闘力」が高い銘柄が豊富であるということ。 さてそれでは現在のメンバーの様子を見てみましょう。まずは生データから。 これを分かりやすいように一覧表にしてみます。プロジェクト全体の時価総額は1132万円。全部をまとめて1つの銘柄として見た場合には、PBR0.37、PER11.54、配当利回り2.36%となります。まとめて見てもやっぱり低PBRですね。(笑) そしてここに様々な郷土色溢れる個性的な優待品がおまけとしてひっついてくる、ということになります。 構成銘柄を具体的に見ておきましょう。 ファンダメンタルズを見ておきましょう。軒並み低PBRなのが分かりますね。その一方で日銀の超金利政策によるダメージが大きくPERに関してはバラついているのも見て取れますね。 株価モメンタムを見ておきましょう。流石は「市場ナンバーワンの不人気セクター」。株価推移の弱さが並大抵ではないですね。(汗) また順調に年初来安値を更新し続けている子たちもたくさんいるのが分かります。(笑)(以上のデータは四季報オンラインを利用して作成) 果たして「数年後の結果」がどのようなものになるのか?を楽しみにしています。そして、もしも私が数年後に市場で生き残っていたら、実際のパフォーマンスがどうなったのかを検証したいとも考えています。(笑)
Jul 14, 2018
さて今日も2018PF概況シリーズです。122位 8527 愛知銀行 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額122位は、地銀中位で愛知県2位の愛知銀行です。 現在の株価は4755円、時価総額520億円、PBR0.22、自己資本比率は7.3%、今期予想PER11.83、配当利回り1.9%(90円)、総合利回り2.5%(90+30=120円)で、優待は1年以上の継続保有を条件として100株保有で3000円相当の商品などです。地銀優待株にはこの「優待1年縛り」が付いていることが非常に多いですね。手堅くて保守的で、非常に好ましいやり方であると個人的には考えています。 私は今年2018年は、上の2番のキッチン飛騨 国産牛と国産豚のハンバーグを選択しました。優待品は届きたて、ついでに写真も撮れたてホヤホヤです。早速見てみましょう。 それでは実食です。 非常に柔らかくて優しい味でした。何というか、小学校の給食で食べたことのあるような、懐かしい食感でしたね。 地銀株と言うのは今、「市場で最も不人気セクター」と言っても過言ではないと思いますが、指標的には非常に安い所が多いです。ここ愛知銀行なんか、PBR0.22ですからね。 さて繰り返しになりますが私は現在、「魅力的な優待の付いた低PBR地銀株を片っ端から集めて、それらの総合的な中期パフォーマンスを観察しよう」という 優待地銀株バルクプロジェクト を計画&実行中です。 参加しているのは現時点ではここ愛知銀行を含めて21銘柄です。全部の時価総額をまとめると「主力株1つ分くらい」にはなるので、これらを一群として「低PBR優待地銀株」として見て、数年後の成績がどうなるかを見てみようという、優待族ならではのビッグプロジェクトとなります。果たして結果がどのようなものになるのかを自分でも楽しみにしています。(笑)
Jul 13, 2018
さて今日も通常の2018ポートフォリオ概況シリーズです。 121位 7291 日本プラスト (東1、3・9月優待) ◎~◎◎ PF121位は、樹脂とエアバックが2本柱の独立系自動車部品大手の日本プラストです。前回は2017年に511位で登場したばかりですが、指標的な割安感を評価して1000株まで買い増ししたため、順位を上げて2年連続の日記への登場となりました。北米での売り上げが大きいですね。 以前はホンダ系だったのですが、最近では日産向けと拮抗してきています。 さて私は実は自動車及びその関連産業がどちらかと言うとあまり好きではないのですが、それはこの日本プラストの過去の業績が端的に示しているように「変動が激しすぎる」からです。自動車産業というのは実にリスキーなビジネスです。ヒット作がしばらくでないだけで、しばらく前の7261マツダのようにあっという間に「死の淵」まで追い込まれることもあるんですね。 そしてこの日本プラストは財務状態もたいして良くないですし、業績変動も特に激しい、いい時は少し良いが悪いときはその何倍も鬼悪い、と言う印象が強いです。優待内容の変更も頻繁ですし、自分の中では油断のならない、「要注意優待株」という認識なんですね。そして、同じ自動車部品関連銘柄であれば、より財務状態が良くて業績も安定的に推移している5185 フコク7264 ムロコーポレーション などの方が総合的に見て上手だなとも思います。 そんな日本プラストの現在の株価は962円、時価総額187億円、PBR0.60、自己資本比率40.1%、今期予想PER5.83、配当利回り1.8%(17円)、総合利回り2.8%(17+10=27円)で、優待は年に2回、100株保有で500円相当、500株で1000円相当、1000株保有で2000円相当のクオカードなどです。 ま、個人的な好みは別として、現在の日本プラストは指標的に非常に安いですし、PF上位に足る銘柄であると考え直して私は少し買い増ししました。引き続き今後の業績推移をしっかりと見ていきたいと考えています。
Jul 12, 2018
さて今日も通常の2018PF概況シリーズです。 120位 3359 タイセイ (東マ、9月優待) △ PF120位は、和洋菓子店、弁当店などに包装資材、食材を小ロットで通信販売しているタイセイです。前回は2016年に309位とPF中位で出ていましたが、その後株価が急騰したため、今回は大きく順位を上げてここで登場してきました。 現在の株価は2212円、時価総額81億円、PBR3.32、自己資本比率は55.0%、今期予想PER23.86、配当利回り0.5%(10円)、総合利回り0.7%(10+6=16円)で、優待は100株保有で自社通販サイト掲載商品10%割引(これは0円換算)でしたが、2015年に500株保有で3000円相当のcottaオリジナル菓子詰め合わせ(非売品)が追加されました。 私は投資家になった最初の頃から「株主限定」とか、「非売品」という言葉の響きに極めて弱い一面があり、「一体何が貰えるんかなあ?」と言う好奇心をどうしても抑えきれずに参戦しました。 それではそのタイセイの過去2年間の優待品の実際を御覧戴きましょう。 2017年です。 2016年です。 とても濃厚な味わいのお菓子でした。煌びやかで美麗なパッケージも含めて、何と言うか、「都会の味」がしました。幼少の頃から廉価なおやつに慣れている私には、ちょっと「眩し過ぎるスイーツ」でしたね。(汗)
Jul 11, 2018
さて今日は2018PF概況シリーズです。 119位 5185 フコク (東1、3月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額119位は、ワイパーやブレーキなどの自動車用ゴム製品大手で独立系のフコクです。2013年の46位を経て、2014年8位、2015年17位と一時期は主力の一角として戦った銘柄ですが、「自動車部品関連銘柄としては7264ムロコーポレーションや5184ニチリン、5161西川ゴム工業当たりの方が総合戦闘力が上かな?」と言う判断の下で順位を落とし、今回はここで登場してきました。 現在の株価は905円、時価総額159億円、PBR0.44、自己資本比率は47.8%、今期予想PER6.64、配当利回り2.2%(20円)、総合利回り3.5%(20+12=32円、フコクの優待米はかなり美味しいので1キロ600円で換算。)で、優待は100株保有で 新潟県長岡産(棚田米)コシヒカリ2kgです。 優待族をしていることの利点の一つとして、全国の素晴らしいお米がバンバン家に届くということがあるのですが、様々なブランド米の中でもこのフコクの優待米は突出して美味いものの一つと思います。ネットで調べても1キロ600~700円はするようですが、それも納得の粒立ちです。 フコクは前期は特別損失の計上で利益水準が大きく落ち込みましたが、過去の平均的な利益水準から考えると東証1部銘柄としては指標的にも実に安いですし、優待米の旨さも際立っています。 またフコクは過去10年間で赤字はリーマンショック時の2009年3月期+特別損失に沈んだ2018年3月期のみであり、長期的に見るとじりじりと着実に成長し続けてもいます。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 前期の特損の影響で株価推移は弱含んでいますが、総合的に考えると依然としてPF上位の一角として安心してホールドできる良い銘柄と思っています。。。。。。、、、、、、、、、、、、、、、と、ここまでの記事は数か月前に日記の下書きとして既に書き上げていたものでした。ただ、その後のフコクの株価推移は非常に軟調なもので、私は「この株価位置であれば、再び準主力(J2)クラスで戦えるだけの十分な力がある。」と判断して、この10日ほどでかなり買い増しをしました。その理由は以下の通りです。1. 自動車部品関連銘柄は万年不人気業種であり割安株の宝庫であるが、現在のフコクはグレアムのミックス係数(PBR×PER)が2倍台(0.44×6.64=2.83)であり、優待付きの同業他社と較べても飛び抜けて安い。具体的に他に私がPF上位で保有している所と較べると、5161 西川ゴム (PBR0.69×PER7.29=5.03)5184 ニチリン (PBR1.09×PER6.39=6.97)7264 ムロコーポ (PBR0.67×PER6.47=4.33) となる。2. フコクのワイパーブレードラバーは年生産数約1億本、純正製品で国内シェア独占&世界シェアでも3割を占めており、業界内での立ち位置を考えると、ここまでの低評価はやや悲観が過ぎるように感じる。3. 過去10年間営業キャッシュフローは常にプラスであり、前述した通りマイルドながら着実に成長もしていることを考えると、今の「成長性ゼロ評価」の株価位置には買い安心感がある。 ということで、本日現在のフコクの最新のPF内ランキングは35位とJ2中位にまで躍進しています。久方ぶりにPF上位で戦うことになったフコクの今後の業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。
Jul 10, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト75位ストックマーケットテクニック 基礎編 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の後編です。 なぜファンダメンタルズは役に立たないのか テクニカル要因をまったく無視して、ファンダメンタルズの根拠だけに基づいて取引している人で、その結果に十分満足している人がいないかと注意して探したのですが、出会うことは出来ませんでした。 このワイコフの指摘は震える程に凄い と思います。私は書評を書くに当たってこの本を久方ぶりに読み返したのですが、このページに辿り着いたときにあまりの衝撃で息が止まり手が硬直し、しばらく動くことができませんでした。 と言うのは、私の観察では「コテコテのバリュー投資家」の資産はA級(数億円以上)ではあっても突出したS級(50億円以上)のものではないことが多く、逆に資金力の突出した大成功した投資家と言うのは、テクノファンダメンタルズ系のモメンタム投資家に非常に多いという印象があり、それがどうしてなのかがずっと分からずにいたからです。 具体的に少しだけ言及すると、ここ日本株市場で3桁億円を遥かに超える資産を築き上げ、大成功を収めていらっしゃる投資家の方々を見ると、cisさんも五味さんも明らかに「単純な、古典的なバリュー投資家では全くない。」んですね。 私自身は長年「バリュー一筋」で戦ってきたわけですが、同時に、「バリュー以外でも、いやむしろバリュー投資手法以外のやり方だからこそ大勝している投資家の方々が間違いなくたくさんいる。 きっとバリュー以外の‘‘何か‘‘があるはずだ。 」という疑問を抱き続けてきました。 そしてこの数年でようやくそれが、 モメンタム・トレンドフォロー手法 であったことに気付いた(←遅い!)、すとんと腹落ちしたわけですが、何の事は無い、 真実は100年近く前に既にワイコフがきちんと親切に指摘してくれていた んですね。本当にワイコフは偉大な投資家であったとつくづくと思います。(滝汗) さて、これでこの本の紹介は終わりです。とっても平易な文章で書かれておりほんの数時間で読み切れますし、のけ反る程、ハッとするほど鋭くて新鮮な指摘が多い名著ですので、未読の方は是非。きっとその奥深さにびっくりしますよ。♪♪♪
Jul 9, 2018
さて今日も通常の2018PF概況シリーズです。 118位 7984 コクヨ (東1、12月優待) 〇 PF時価総額118位は、事務用品最大手のコクヨです。 現在の株価は1889円、時価総額2419億円、PBR1.10、自己資本比率は65.3%、今期予想PER17.62、配当利回り1.7%(32円)、総合利回り2.0%(32+6=38円)で、優待は500株保有で3000円相当、1000株保有で6000円相当の 自社グループ商品(文房具)です。 私は以前に優待改悪があったときにコクヨを手放してからずっと持っていなかったのですが、「なんだか、やっぱりコクヨの優待が欲しいなあ。ここは持ってないと駄目だなあ。」と感じて、2013年6月に再参戦しました。そしてそれからは一度も売買せずに今に至っています。 ここは、「文房具界の日清食品優待」 と言う感じで、毎年ゴージャスで楽しい内容です。具体的に見ていきましょう。 2018年です。 2017年です。 コクヨは指標的には妥当な所と思いますが、上記の通り優待内容にはかなり力があります。今後も余程の株価急騰が無い限りは(ま、ないでしょうが)、楽しくホールドして応援していく予定です。
Jul 8, 2018
さて今日も2018PF概況シリーズです。 117位 2001 日本製粉 (東1、3・9月優待) 〇 PF時価総額117位は、製粉業界最古参で国内2位の日本製粉です。 既に製粉事業よりも食品事業の方がメインになってきていますね。 現在の株価は1909円、時価総額1558億円、PBR1.01、自己資本比率は55.7%、今期予想PER17.50、配当利回り1.6%(30円)、総合利回り1.9%(30+6=36円)で、優待は500株保有で3月株主に3000円相当の自社商品詰合せ(パスタ等)です。また2014年9月以降は、500株&1年以上連続保有(株主名簿に連続3回以上記載)で9月株主に1500円相当の自社商品詰合せが追加されています。 製粉銘柄と言うのは魅力的な優待株の宝庫 なのですが、日本製粉の優待も「業界最古参」のプライドを賭けた素晴らしい内容です。早速具体的に見て行きましょう。 昨年2017年の3000円相当の優待品です。 いくつか実際の使用例を御覧頂きましょう。 日本製粉優待のお好み焼き 日本製粉優待のアクアパッツァ 日本製粉は指標的にはまさに妥当な株価位置ですが、優待内容は上記の通り極めて実用的でかつボリュームも凄くて素晴らしいですし、優待族的にはPF上位銘柄として全く不足の無い実力があるものと考えています。
Jul 7, 2018
さて今日も2018PF概況シリーズです。116位 8381 山陰合同銀行 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額116位は、山陰地盤で鳥取、島根で預金高1位の山陰合同銀行です。 現在の株価は962円、時価総額1515億円、PBR0.42、自己資本比率は6.5%、今期予想PER11.52、配当利回り2.7%(26円)、総合利回り2.8%(26+1=27円)で、優待は1000株保有で1000円相当のVJAギフトカードです。 ただ1年以上継続保有(株主名簿に連続3回以上記載)の場合、優待は鳥取・島根県特産品5000円相当にランクアップするので、私は当然それを目当てに買いました。しかし、自分がここを買ったのは2018年3月のことなので、ランクアップ優待が戴けるのは来年になります。 以前にも言及しましたが、最近の私は低PBR、低PER、魅力的な優待の3拍子が揃った地銀株を多品種買い集めて、その行く末を勝手に生暖かく見守ろうという、 優待地銀株バルクプロジェクト を立案&実行中です。 ここで改めてプロジェクトについて説明をすると、これは現在の株式市場でダントツナンバーワンの不人気セクターとなっている地方銀行株の中で、指標的な割安感が濃厚でかつ優待内容に力のある銘柄を多品種&少量ずつ買い集めて「ひとかたまり」として運用し、その中期パフォーマンスを楽しく愛でて見ようという、 逆張り系優待族としての出自を賭けた、遊び心と冒険心溢れるビッグプロジェクト です。(笑) そしてその大切な構成銘柄である山陰合同銀行をこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Jul 6, 2018
さて今日は2018ポートフォリオ概況シリーズです。 115位 7875 竹田印刷 (東2、3・9月優待) ◎ PF時価総額115位は、中部地盤の中堅印刷会社で高精度商業印刷を得意とする竹田印刷です。前回は2014年に136位で出ていましたが、まさかの名証2部から東証2部への鞍替えで株価が急騰し、順位を上げてここで登場してきました。たまにこういうことがあるので名証銘柄と言うのはいいんですね。 現在の株価は975円、時価総額86億円、PBR0.50、自己資本比率48.4%、今期予想PER13.18、配当利回り1.6%(16円)、総合利回り2.7%(16+10=26円)で、優待は100株保有で3月株主に1000円相当のクオカード+1000株保有で更に100株優待に上乗せして「3000円相当の自社製作美術カレンダー」もしくは新潟県魚沼産コシヒカリ新米5キロ(選択制)です。ちなみに優待制度は2018年3月19日に上記の様に変更となりました。 さて優待でカレンダーを戴ける銘柄と言うのは実にたくさんありますが、 その中の最高峰は、間違いなくこの竹田印刷 です。 728×515ミリの超大型サイズ、絢爛豪華煌びやかな目が眩む輝き、竹田印刷の技術の粋を尽くした超美麗印刷、思わず手を触れて抱きしめ、更には頬ずりさえもしたくなる極上の紙質、カレンダーマニアであれば誰でもその美しさに思わず感嘆のため息を吐くことでしょう。早速昨年末に戴いた最新のカレンダーを見てみましょう。 ついでに1000株優待の選択品のもう1つのお米の方も見ておきましょう。 竹田印刷は東証2部昇格によってかなり株価が上昇しましたが、今の水準でもまだ指標的には割安ですし、今後の東証1部昇格も期待できますし、私としてはこのままホールドして応援していく予定です。
Jul 5, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト75位ストックマーケットテクニック 基礎編 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社) の中編です。 ウォールストリート動物園 われわれのおなじみの友人ブル(万年強気の投資家)とベア(万年弱気の投資家)に混じって、ほかにもたくさんの動物をウォール街で見かける。 簡単に言うことを聞きすぎる山羊。あまりにしょっちゅう毛を刈られる羊。自分の利益に絶対に満足しない豚。弱いものをえじきにする狼。、、、どうでしょう。(笑) ワイコフの本書発売から80年以上の時が流れた現代でも、動物園には相変わらずおんなじ生き物が、そのまま全く変わらずに住み続けているのではないでしょうか? 映画の脚本家は観客をまどわそうと一生懸命になっている。投資プールや相場操縦師たちはこの脚本家とそっくりであって、大衆を混乱させて、ある株が一定の方向へ動きだそうだと信じ込ませようとする。だが、最終的な目的は逆の方向にもっていくことにある。 これは、 アナ・クーリングの「市場は常にインサイダーによって操作されている。」という考え方そのもの です。彼女の投資手法である VPA(価格・出来高分析) は現在の市場で強力に有効に機能します。そして、その源流は、間違いなく、このワイコフなんですね。つまり、 現代の私達が使っている投資法のほとんどは、先人達の叡智の積み重ねの上に成り立っている ということなのです。 毎日あるいは週2日といった間隔で、必ず 保有株を点検し、損の出ているものは全部成り行きで売り払う ようにすること。そうすれば、持ち株はすっきりした状態になり、閉じるべき時期が来るまで、利の乗ったトレードをそのまま継続しておくことができる。 そう、「トレードの絶対原則」は、簡単に言えばこれだけです。80年前に、ワイコフはその真実を既に完璧に見切っていたんですね。震えるほどの名言と思います。 弱みを持ったポジションにこだわり続けるのは辞めて、自分が間違いを犯したことを正直に認めよう。 どんな損失であってもそれを確定して、それで損失がなくなったことを祝いなさい。 ワイコフの言葉と言うのは、とてもシンプルで分かりやすいです。そして、「損切りを 最後の防衛線 とする」という考え方は本当に素晴らしい ものだと思います。そして彼の投資原則のほとんどは今の市場でもそのまま当てはまります。時が流れても「人間の本質」は変わらないからでしょうね。(続く)
Jul 4, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第75位は、ストックマーケットテクニック 基礎編 (リチャード・ワイコフ著、パンローリング社)です。 著者のリチャード・ワイコフ(1873~1934) は、 ジェシー・リバモア と同時代を生き抜いた投資家&ジャーナリストであり、 モメンタム投資家の始祖 と言っても良い偉大な人物です。そして彼の強い影響は、 アナ・クーリングのVPA(価格出来高分析)や ウィリアム・オニールのCAN-SLIM法 にもはっきりと色濃く見て取れます。 つまり、彼の一連の著作は、 株式投資界における、まさに古典 なんですね。 さて今回は、ワイコフの著作の中でも最も親しみやすい一冊である、ストックマーケットテクニック基礎編を見ていくことに致しましょう。 まずは訳者あとがきから。 この本の背景となっているのは大恐慌直後のアメリカ株式市場。 本書で述べられた基本原則は、トレンドの読み取り、相場への参入と撤退の見極め、リスクの限定など、いずれも後代のテクニカル分析書に取り入れられ、詳しく説明されているものばかりである。 この本には、本物の古典としての重みがあります。それでは次回はその大トロのところを一緒に見ていきましょう。(続く)
Jul 3, 2018
うーん、今日は良く下がりましたね。。。そんな中ですが、2018年7月の抱負です。 さて今年も早いもので後半戦に入りました。今シーズンは今までのところ思ったような成績を出せていませんが、自分としては例年通り「極上の良い銘柄を膨大な優待株いけすから抽出して選び抜けている。PF上位銘柄の選抜システムはいつも通りに普通に機能している。」と考えています。 ただ市場環境があまり良くないので、より一層リスク管理を厳しくしながら残りの6か月を戦って行こうと考えています。また同時に前半戦では「おっとり優待族」の欠点が出て、投資判断におけるアジリティ(俊敏性)不足でパフォーマンスを大きく落としたので、後半戦では決断から実際の行動へのタイムラグを減らし、迅速に素早く機敏に動いて戦って行くことを徹底していきます。 それでは皆様、今月もよろしくお願いいたします。
Jul 2, 2018
現在全国の書店で絶賛発売中の、 日経マネー別冊 株式投資18の勝ち技 これは過去の日経マネー本誌での日本の個別株を売買している超凄腕ファンドマネージャーたちのインタビューをまとめたものなのですが、内容が極めて実践的で滅茶苦茶役立ちます。長年マーケットを生き抜いてきた人間のみが語れる「血肉の、真の地獄から湧いてきた言葉」が満載で、私は軽い気持ちで読み始めたのですが、読み終わる頃には全身に鳥肌がたち、目もらんらんと輝いて完全に戦闘モードに入っているくらいの珠玉の出来でした。 序文で日経マネー副編集長の中野目さんが、 「マーケットの魔術師」の日本版を作れないか。そうした思いで企画し編集したのが本書 と述べていらっしゃるのですが、私はその言葉通りのクオリティが実際にあると感じました。本当に素晴らしい出来栄えです。 ちょっと目次を見ておきましょう。 日本市場で中小型株に特化した運用を手掛けている苦瓜達郎さん、エンジェルジャパンアセットマネジメントさん、木村忠央さんのインタビューが特に凄いです。また後半のピーター・リンチの直弟子のウィル・ダノフさん、ジョエル・ティリングハストさんの記事も非常に勉強になります。 そしてこの本のなかで、最後の方に総まとめ(?)として、 バリュー株投資とモメンタム投資の潮流をつかめ! という特集記事があるのですが、この部分に関して今回私が取材協力させて頂きました。 全部で10ページあり、 前半の5ページはバリュー投資のこれまでの歴史 後半の5ページはモメンタム投資のこれまでの歴史 を最大限に分かりやすく、面白く、かつコンパクトに概説させて頂いています。 ちなみに前半のバリュー投資の部分は以前に日経マネー本誌に既に収録されていたものの再録ですが、後半のモメンタム投資のパートは今回が初収録の完全オリジナル作となります。私みきまる×日経マネー副編集長の中野目さんがタッグを組んだ記事の中で、「間違いなく過去最高傑作」になっていると思います。 皆様も良かったら是非、本屋さんで御覧になってみてくださいね。
Jul 1, 2018
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