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いやあ今年2025年ですが、早くも2か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 次に今月の総評ですが、対前年末比で大幅マイナスに転落しての厳しい着地となりました。 パフォーマンスが優れなかった理由ははっきりしていて、ポートフォリオ最上位の一角というか、正確には一番てっぺんに株価推移がメタメタの子がどーんと鎮座していて、その子がとんでもなく足を引っ張ってくれたからです。 つまり、成績不良の原因はとてもはっきりとしているのですが、同時に2~3年の中期的視点で考えると現時点ではポートフォリオをいじる必要はないとも考えています。 ま、いずれにせよ、今年の相場はまだ始まったばかりですし、引き続き市場を広く見渡しながら知恵を絞って戦っていきます。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Feb 28, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。そもそもここの優待写真を探すために今回5000枚の仕分け作業が必要になったのでした。(汗)ようやく見つけて感慨深いです。533位 6050 イー・ガーディアン (東P、9月優待) △ PF533位は、動画や掲示板の投稿監視、サポートに強みを持つイー・ガーディアンです。 現在の株価は2144円、時価総額256億円、PBR2.17、自己資本比率は85.4%と鉄壁、今期予想PER20.26、配当利回り1.6%(35円)、総合利回り4.0%(35+50=85円)で、優待は100株保有で5000円相当のクオカード(1年以上継続保有の場合8000円相当)です。 私はここに2024年5月13日に参戦しました。「この優待制度が長く続いたらいいなあ。」と思っています。
Feb 27, 2025
4か月分、約5000枚溜め込んでいた優待写真のフォルダ分けがようやく終了しました。これからハードディスク2台にデータをバックアップしたらそれでお仕舞。 今回は写真が溜まり過ぎていて、それで心が折れて全然仕分け作業が進みませんでした。今後はこんなになるまでは放置しないようにしないといけません。いつも言っていて結局できていない気もしますが。
Feb 26, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。532位 7442 中山福(東S、3月優待) ◎ PF532位は、家庭用品の卸大手で、鍋、フライパン等のキッチン用品や保存容器などが主の中山福(なかやまふく)です。 そういえば、しばらく前に友人が優待株を買い増しするお手伝いをしていた時にここの新規購入を提案したら、「え、今なんて言った?。なかやまふく? なかやまふくって!」と突然ツボに入ってしまい、げらげら笑いだして止まらなくなったことがありました。確かに社名が面白いですね。(笑) 現在の株価は364円、時価総額74億円、PBR0.31、自己資本比率は69.4%と良好、今期予想PER10.83、配当利回り2.8%(10円)、総合利回り5.5%(10+10=20円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」300株保有で3000円相当のオリジナルカタログギフトなどです。 山形県特産のラ・フランスを選びました。 みずみずしくて美味しい。。。 中山福は地味ですが、指標的にもまずまず割安ですし、総合利回りもしっかり出ていますし、PF中位としてはとっても良い銘柄と考えています。
Feb 25, 2025
いや、これはもうそのまんまの話なのですが、昨年2024年9月頃から溜まっていて未整理の優待写真5000枚弱あって、「そういえば、優待を新設したはずのあの銘柄の写真がフォルダに無い。」と言う様な事が多発してブログの下書きをするのに支障が生じるようになりました。 そのため2週間くらい前からついに観念してその溜まりに溜まった優待写真を仕分ける作業を始めたのですが、自分は元々「強制的にしなくてはいけない仕事をやる」ということが非常に苦手で、100枚も仕分けたらすぐにとことん嫌気がさしてしまい他のことを始めてしまうのです。 例えば新しい主力候補の銘柄分析にいつも以上に熱中する、Grok3に質問を連続で10個以上ぶつけまくる、ジャパニーズAORの名手である古内東子さんがこれまでに発表した全アルバムを勝手に総合戦闘力順にランキング化して謎の考察文を書くなどの悪行や奇行を繰り返してしまい、いつまで経っても全然終わりません。 埒があかないので、このブログに現状を書いて逃げ場が無いようにしておきます。残りはようやく1000枚なので、必ず今週中には終わらせます。
Feb 24, 2025

さて今日は2021~25ポートフォリオ概況シリーズを出します。 531位 3299 ムゲンエステート (東S、非優待) ○ PF531位は、首都圏1都3県で中古不動産の買い取り・再販を展開し、区分所有マンション、投資用不動産が柱のムゲンエステートです。 現在の株価は1982円、時価総額483億円、PBR1.44、自己資本比率は35.8%、今期予想PER7.09、配当利回り5.7%(112円)で、優待はありません。以前は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当のクオカードなどが頂けましたが、2023年5月12日に廃止されました。 ところでしばらく前に日経新聞を見ていたら、ムゲンエステートの子会社のフジホームの高級中古住宅の物件情報の広告が大きく乗っていました。 最近は東京都心のタワマンは価格急騰で凄まじい値段になっていますが、自分の感覚だと中古住宅は豪邸であってもそれほどには価格が上がっていなくて相対的にバリューでお買い得なんじゃないかな?と感じました。特に下の自由が丘の4億6800万円のお家なんかは見ていて「めっちゃいいなあ。これは買いたいなー。」と思いました。 もちろんマンションの方が中古マーケットがしっかり確立しているので売るときに売りやすいなどのなにかしらのメリットがあるのでしょうが、自分はずっと昔から下記のように思っています。 「マンションは所詮は共同住宅なので周りに気を使って暮らさなきゃならないし、買った後に継続してかかる費用も割高だし、土地も手に入らないんだし、どうしてみんなそんなにマンションに拘るのかな。凄く不思議だな。高級タワマンのお部屋を買うお金で、同じ価格帯の中古の大豪邸を買った方が圧倒的にお得じゃないのかな。」 ワイは不動産は完全な素人なので何か見逃している点があるのかもしれないので、詳しい方がいたら是非その秘密を教えてください。それにしても中古戸建の豪邸って魅力的だなー。 すいません、話が大幅に脱線しました。 ムゲンエステートは私の専門外の非優待株になってしまいましたが、このところ業績が堅調なのでそのまま保有継続としています。会社が好調を維持する限りは持っておこうかな?というところですね。
Feb 23, 2025

投資家で私の親友でもあるぷよさんは昔は体が弱くて冬になるといつも鼻風船をぴーぴー・プープー膨らませて風邪をひいてばかりいました。ところが数年前から全然風邪をひかない様子なのです。そういえば一度もコロナにも罹患しなかったようでした。 昨年2024年の年末に、「2択クイズのガクトみたいにこんなに長期間無傷なのは流石におかしい。何か高価な漢方薬でも飲んでいるのだろうか?」と思って、「何かしてるの?」と聞いてみました。すると、「毎日鼻うがいをしてるんだよ。」と教えてくれたのです。 私は「これはいいこと聞いた。真似してみよう。」と思って、すぐにドラッグストアで小林製薬の良くCMでやっているやつを買いました。 ボトルに煮沸した水を冷まして入れて、そこにNeilMed社の「Sinus Rinse(サイナス・リンス)」という「調合された塩と重曹の清潔な使いきりタイプの混合パケット」を混ぜて、鼻にキーンってならないように水質を調整して使用します。1日に1回か、2回やるようにしました。 、、、すると、今シーズンはなんと一回も風邪を引かなかったのです。これは自分にはとても珍しいことでした。だいたい2、3回は引くのが普通なので。なので、これは間違いなく鼻うがいの効果だったんじゃないかな?と思っています。 ちなみに鼻うがいは最初難しい様な気がしていましたがやってみると凄く簡単ですし、鼻腔から上咽頭までをざばーっと一気に洗浄できてなんともいえない爽快感があります。そして経路に隠れている細菌やウイルスを物理的に排除できるのが魅力です。 イメージで言うと、「細菌やウイルスなどの人体にとって有害な敵の数を強制的に減らす」ことの効用が大きいんだと思います。それによって自分の免疫システムが兵力で敵を大きく上回るので風邪を引きにくくなるのだろうと自分は考えています。 さて風邪の季節はそろそろ終わり花粉症の時期が始まる訳ですが、果たしてそちらの症状改善にも効果があるものなのか、理論的には同じように効きそうですが、引き続き自分の人体を使って実験を続けたいと思います。
Feb 22, 2025
さて今日は久々に2024~25主力株概況シリーズです。46位 7163 住信SBIネット銀行(東S、非優待株) ○ PF時価総額46位の上位銘柄は、ネット銀行大手でAIを活用した住宅ローン融資に強みを持つ住信SBIネット銀行です。前回の2022~24シーズンでは106位でしたが、その後株価が急騰したことによって大きく順位を上げてきました。 現在の株価は4450円、時価総額6710億円、PBR4.14、自己資本比率は1.5%、今期予想PER23.96、配当利回り0.4%(18.5円)で、優待はありません。 さて私は現在「優待地銀株バルクプロジェクト」 を楽しくご機嫌で実行中なのですが、同時に「ま、将来的に地銀が完全に無くなることはないだろうけど、それでも実際の銀行の店舗に行くことって自分もどんどん減っているし、将来的にはネット銀行のシェアはもっと大きくなるだろうな。ほとんどのことはネットで済んじゃうし。」とも漠然と思っていました。 そして「地銀株の未来を占う上で、躍進を続けるネット銀行を保有して学ぶことには大きな意義があるだろう。」と考えてここを少し多めに買ったのでした。 、、、それからしばらくのときが流れ、NTTドコモが銀行業への参入を目指してここを買収先候補としているというニュースが市場を駆け巡り、その結果として株価が急騰しました。現在そのニュースは沈静化していますが株価は依然として高値圏を維持しています。 私は、「住信SBIネット銀行とのお別れの日はもしかすると近いのかもしれないな。」と思いながらも、今のところはのんびりとホールドを続けています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 21, 2025

さて2025年1月22日に博多ラーメンの「一風堂」を展開する 3561力の源HD が優待を大幅に改善するという発表が場中の12時にありました。 私は優待拡充のニュースは多分最初にXで誰かの投稿で見ました。その時に感じたのは、「あぁ、優待改善なのか。それは良かったな。これでワイの損が実質的に消えるかもな。」ということでした。自分はしばらく前に優待MAXとなる3000株を買っていたものの、株価下落でかなりの損失を出していて1月15日にクロスをかけて損出しをした上で買い直したばかりだったからです。 その日は元々非常に忙しかったうえに、更にその数日前からとある海外で一気に稼ぎ始めている超小型株のポテンシャルに魅了されてサルの様に買い増ししながら分析を続けていたこともあり、そちらに気を取られて思考はそこで止まってしまいました。 、、、その1時間後ぐらいだったかな、「あれ?、もしかしてさっきの力の源の優待改善、ビッグチャンス来てる?」と思い出しました。慌てて開示内容を確認すると確かに改善に見えるのですが、優待が従来通り年に2回なのか、それとも1回に減るのかが書いてありません。 「ちょい待て、一番大事な所が抜けてるやんけ。」と思ってすぐに会社に電話をしたのですが、多分他の投資家の方も同じ行動を取ったのでしょう、電話がどうしても繋がりません。仕方ないのでIRにメールを送りましたが返信もありません。(結局この日の夕方には返事を戴けました。) なので作戦を変えてXで「誰か優待が年に1回か2回かIRに確認した方いないですか?」と聞いてみました。すると凄腕バリュー投資家のsatoさんが「2回ですよ。確認しました。」と優しく教えてくれました。持つべきものは友人ですね。 その時の株価は確か1035円くらいだったと思います。改善直後は1000円くらいで買えてたと思うので既にかなり上昇しています。自分は「くそっ、出遅れた。マーケットは常在戦場なのに気が赤ちゃんのほっぺみたいにたぷんたぷんにゆるんでた。」と歯ぎしりしながらも、とりあえず7000株だけ追加して10000株体制にしました。 ところがここで大問題が判明します。自分はその前の数日で前述の某小型株とあともう1銘柄を買っていて キャッシュポジションが枯渇していた のです。 「でものんびりと待っていたら力の源はどんどんどんどん上がってしまう。総合利回り爆上がりで明日以降はのんびり優待族がゆったりまったりと集まってきて一段と高くなっていくだろう、だから今この瞬間にもっと買わなくてはいけない、チャンスは目の前のここにしかない、でもお金が無い。」 全身の毛穴から汗を噴き出しながら、普段から作っている「何かあったら売るリスト」から2792ハニーズHD、9990サックスバーHDやそのほかの細かい株を少しずつ売って最低限のキャッシュを確保します。更に10000株を追加買いします。そして他にも売れる株が無いかを探しますが、自分のPF上位は時価総額300億円以下の超小型株・小型株だらけであり、どうしても見つかりません。 一瞬自分の中で禁忌としている信用発動を考えましたが、「いや、それはやっぱり止めとこう。」となりました。そしてこれでジ・エンド。打つ手がなくそれ以上は買い増しが出来ませんでした。 多分この日の力の源は、「1年に2、3回あるかないか」位の大チャンスだったと思います。でも自分は十分なお金を用意できませんでした。反省点はいくつかあります。以下に箇条書きします。 1. 「何かあったら売るリスト」内の登録銘柄を大幅に拡充して、緊急時に1億円くらいは迅速に資金を供給できる体制にする。2. 自分は元々現金余力3000万円を「0ポイント」に設定して常に維持するようにしていた。でもこの日はたまたまその0ラインを大幅に割り込んでしまっていた。今後は自らが過去の苦い経験から定めていた「鉄のライン」を死守する。3. マーケットではいつ「幸運の女神」が微笑んでくれるかは分からない。でもいついかなる年でも必ずチャンスは来る。この日の自分は精神的にたるんでいて準備が出来ていなかった。動画配信サービスのhuluで見つけた「福岡人志」というバラエティ番組が面白くて気がそぞろになっていた。今後は「常在戦場」を標語として市場に対峙する。 そしてとりあえずリストの大幅拡充は既に実行しました。ただ緊急時に迅速かつ急速に大量に現金化するためにはPF上位に流動性に優れた大型株を多く置かなくてはなりませんし、それは自分の投資哲学とは全く異なります。難しい問題ですね。
Feb 20, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト145位 インデックスファンドを推奨する42の理由(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2024年) の第9弾です。 今日は、しみじみと良い表現が多いなあと思った、 第34章 弱気相場は必要悪 から。 「必要悪」は、不快な必要性と定義することもできる。不快または望ましくないが、結果を達成するために必要なものもある。例えば、税金がそうだ。そして、投資家は弱気相場も必要悪だと考えるべきである。 結局、弱気相場は私たちが経験してきた株の大きなリスクプレミアムを生み出すために必要になる。つまり、もし投資家が株に高いリターンを求めるならば、耐えるのは辛いが、弱気相場は必要悪ということになる。この理論は、小型株投資のリスクにも適用できる。 あー、このスウェドローの「弱気相場は必要悪」と言う表現は胸に染み入りますねえ。私たち投資家はしょっちゅうつらい目に遭わされますし、更に悪いことにその谷がどれだけ深いのか、悲惨な時間がどれだけ長く続くのかも事前には全く分かりません。 でも、だからこそ、ご褒美としてお金を現金で置いておくよりもはるかにたくさん稼ぐことが出来るんですね。(最終回へ続く)
Feb 19, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。530位 5891 魁力屋(東S、6・12月優待) △ PF530位は、2005年に滋賀県大津市で1号店を開店した「京都北白川ラーメン魁力屋」を中心に、23年9月末時点で140店を展開する外食企業の魁力屋(かいりきや)です。 現在の株価は1842円、時価総額104億円、PBR2.10、自己資本比率は61.4%、今期予想PER16.70、配当利回り1.3%(23円)、総合利回り2.3%(23+20=43円)で、優待は100株保有で年2回1000円相当の優待券(電子チケット)1枚です。 魁力屋は「いかにも優待を新設しそう」な業態なので、私はそれに期待して先回り買いしていました。昨年2024年8月に待望の優待新設がありましたが、市場の期待よりも内容がしょぼかったこともあり、株価が跳ねることはありませんでした。 「優待新設先回り投資法」と言うのは以前からですが、難易度が高いというかあんまりうまくいかないというのが自分の印象ですね。(汗)
Feb 18, 2025
さて今日は2021~25PF概況シリーズです。529位 5952 アマティ(東S、3月優待) ○ PF529位は、くぎでトップでカラーくぎとくぎ打ち機など特殊仕様品で高シェアのアマティです。 現在の株価は188円、時価総額23億円、PBR1.58、自己資本比率は26.9%、今期予想PER17.09、配当利回り2.4%(4.5円)、総合利回り4.0%(4.5+3=7.5円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」1000株保有で3000円相当のクオカードです。 アマティは上記の優待制度を1月20日に新設し、私は即日参戦しました。最近は色々と優待新設が多く、優待族としては忙しいですが嬉しいですね。
Feb 17, 2025
さて私は、「投資家として複利のマジックを享受するために健康寿命を最大限に伸ばす」ことを近年の自分の投資家としての最重要なミッションとして定めています。 これは非常に単純な話で、例えば20年以上前に自分が若手で頭が今より数倍もキレキレだった頃、総資産が1000万円くらいの頃に年間50%程度のパフォーマンスを上げたことがありました。これは対TOPIXでは素晴らしい成績で、当時「自分はもしかすると天才かもしれない」と感じ、とても誇らしい気持ちでしたが、よくよく考えると資産増加額は500万円程度に過ぎませんでした。 それから永い時が流れ、加齢と共にワイの相対的なパフォーマンスレベルは落ち、最近はベンチマークに負けてしまうことも増えてきました。それでも対TOPIXで負けた年であっても、最終結果がプラスにさえなれば資産増加額でみると当時とは比べ物にならないくらいの数字になります。 投資家と言うのは「複利の雪だるま」によって晩年になればなるほど飛躍的に資産増加が進む、訳の分からない超速スピードで「額」が増えていくのです。この数年で私は完全にその「ボーナスステージ」に入りました。世界のどこかにあると聞いていた「投資家特急列車」に、気付かないまま現実感のないままにいつの間にか乗車していたのです。憧れていた「メアリー」になれる日が本当に来るんだな、もうほんのすぐ目の前にある現実的な目標になったんだな、と感じています。 つまり、若い頃の様に株式投資に過集中して年間に数パーセントの上乗せパフォーマンスを稼ぎ出すよりも、健康寿命を1年でも2年でも伸ばすことの方が圧倒的かつ破壊的にトータルリターンが大きくなる、そういう状況になったのです。 さてそれではその大切な健康寿命を延ばすためには一体どうすればよいのでしょうか? 答えは一つ。筋トレをすることです。 筋力トレーニング(筋トレ)が全死亡リスクを下げるという話は、既に多くの証拠で裏付けられています。数万人単位の母集団の信頼性の高い複数の研究の結果をざっくりとまとめると、週に2回、1時間以上の筋力トレーニングを行うと、全原因による死亡リスクが17~20%低減し、心血管疾患による死亡リスクは20%前後、癌による死亡リスクは15%前後低減します。 これはやらない手はないですね。 そういうこともあり、「投資家25年生」の私は「筋トレ最優先」の日々を送っています。
Feb 16, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。45位 4221 大倉工業(東P、12月優待) ◎◎ PF時価総額45位は、合成樹脂フィルム大手の大倉工業です。買い増しと株価上昇のダブルプレーで大きく順位を上げ、今回上位に初登場となりました。 現在の株価は3555円、時価総額441億円、PBR0.66、自己資本比率は60.2%と良好、今期予想PER9.30、配当利回り5.5%(195円)、総合利回り6.0%(195+18=213円、優待券はメルカリ平均価格の額面の40%で換算)で、優待は100株保有で1000円相当のQUOカード+1000円相当の自社グループホテル利用券2枚などです。 さて大倉工業は「中期経営計画2027」の中で、早期PBR1倍以上達成を目指して、今後3年間DOE(株主資本配当率)3.5%水準の特別配当を実施すると公表しています。(上記データは中期経営計画2027P24より引用)(上記データは中期経営計画2027P27より引用) ここは元々業績好調な優良企業で財務状態が良好なこともありDOE3.5%は特に無理のない水準と思いますし、会社が目指しているPBR1倍越え(現在のBPS:1株当たり純資産は5334円)は遠くない将来に達成できそうに思います。会社のファンダメンタルズの良さを考慮すると、配当利回り5.5%、総合利回り6.0%は「ちょっと高すぎる」感じが個人的にはするからです。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) さて最近はここ大倉工業の様に、実力派の優待バリュー株の大幅増配が目立ちます。とても嬉しいことですが同時に個人投資家としては資金力に限りはある訳で、「どの銘柄にどれだけ配分するか」の基準がどんどん上がってきていて悩ましいです。 「配当+優待の総合利回り」が4.0%以上と言うのが歴史的に見て我々優待バリュー投資家の投資基準でしたが、最近は5.0%はないとちょっと見劣りするな、という感じになってきていますね。
Feb 15, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。528位 4912 ライオン(東P、12月優待) △ PF528位は、歯ブラシ国内首位、トイレタリー3位のライオンです。 現在の株価は1866円、時価総額5308億円、PBR1.76、自己資本比率は59.1%、今期予想PER20.60、配当利回り1.6%(30円)、総合利回り2.4%(30+15=45円、優待品は私の独断で1500円で換算)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で自社製品です。 ライオンは指標的な割安感はあまりありませんが、高い知名度と使いやすい優待内容を考えれば、PF中位でホールドしていくのには特に問題はないものと考えています。
Feb 14, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。 527位 2708 久世 (東S、3月優待) ○ PF527位は、外食向け食材卸が主力の久世です。 現在の株価は1885円、時価総額87億円、PBR1.20、自己資本比率は32.5%、今期予想PER4.76、配当利回り0.8%(15円)、総合利回り1.4%(15+11=26円、優待米は1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で「山形県の無洗米2.5キロ」です。 久世はコロナ禍が直撃して地獄の連続大赤字の苦境に陥っていましたが、見事に業績回復に成功しました。私としてはこれからも優待を楽しみにのんびりとホールド継続の予定です。
Feb 13, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト145位 インデックスファンドを推奨する42の理由(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2024年) の第8弾です。 今日は、非常に重要な視点を提供してくれている 第30章 経済的に不合理な配当株を好む投資家 から。 多くの投資家、特にキャッシュフローアプローチで支出を管理している投資家が現金配当を好むことは以前から知られている。 しかし、伝統的な金融論の観点から言えば、この行動は異常と言える。配当と価格変動の関係をよく理解することで、利益の性質を適切に理解して、異常な嗜好からもたらされる悪影響を回避することができる。 過去の証拠もこの理論を裏付けている。共通の要因(サイズ、バリュー、モメンタム、利益率・質)へのイクスポージャーが同じ銘柄は、配当金を支払っても支払わなくても同じリターンを上げているからだ。 過去20年において、金融の主力モデルはいわゆるカーハートの4ファクターモデルだった。(4つのファクターは、ベータ、サイズ、バリュー、モメンタム)。このモデルは、分析ポートフォリオのリターンの差について大部分を説明できる(90%を大きく超える)。 もし配当がリターンに重要な役割を果たすならば、ファクターに配当が含まれていない4ファクターモデルがこれほどうまく機能するはずがない。実際、もし配当金が4つのファクター以上の説明力を持つならば、ファクターの1つになっているはずだが、そうはなっていない。 今も昔も日本では高配当株投資が人気です。これは世界一「不安遺伝子」を持つ確率が高い日本人にとって、配当と言う「果実」が大きな安心感を与えてくれるからだと個人的には思っています。 そしていわゆるFIRE「Financial Independence、Retire Early」(経済的自立と早期退職)を果たした方が、生活費を得るために「高配当株に偏重したポートフォリオ」を作り上げて戦っていることも非常に多いです。 ただ私の長期間の観察では、彼らの投資成績はとても悪いことがほとんどです。FIRE前は圧倒的にインデックスを凌駕していたのに、FIRE後は人が変わったみたいに逆にインデックスにボロ負けしている方も良く見かけます。 私はそういった多くの事例から、スウェドローの言う通り「高配当株投資法は強い武器にはならない。有効なファクターではない。」と考えています。 ただ最近日本株市場で増えているDOE基準を採用した累積配当銘柄に関しては、「配当シグナル効果(Dividend Signaling Effect): 企業が配当金を増額したり、特に新たに配当を始めたりすることで、市場に対してその企業の将来の業績や財務健全性に対する自信を示すシグナルを送っているという理論」によって若干の超過リターンを出している可能性があるので、自分としてはそのあたりは以前よりはちょびっとだけ柔軟に考えるようにはしています。(続く)
Feb 12, 2025

さて今日は当ブログ1番人気の2024~25主力株概況シリーズです。44位 4624 イサム塗料(東S、3月優待) ◎◎ PF時価総額44位の上位銘柄は、自動車補修用塗料に強みを持つイサム塗料です。 現在の株価は3080円、時価総額62億円、PBR0.35、自己資本比率は81.0%で有利子負債は0と鉄壁、今期予想PER10.12、配当利回り1.6%(50円)、総合利回り2.3%(50+20=70円)で、優待は100株保有で2000円相当のクオカードです。 イサム塗料は非常に地味な銘柄ですが、過去25年間一度も赤字が無くかつネットネット株でもあります。一般的に言ってネットネット株と言うのは本業がボロボロで赤字連発だったり、資産の質が低かったりとなにがしかの「大きな欠点」があることが多いですが、ここは本業も好調ですし、資産の内容を見ても現金49億円、有価証券13億円、投資有価証券53億円、長期預金13億円などと全く問題ありません。(上記データは4624イサム塗料2024年3月期決算短信より引用) つまりイサム塗料は「玉石混合のネットネット株魔界」の中では珍しいくらいのいい方の「玉」、ピカピカ健全の「お宝系ネットネット株」という事ですね。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 私は2022年9月にここに参戦しました。そしてその後「イサム塗料は資産の質が極めて良く、更に安定して利益を出しているハイクオリティ特別選抜なディープバリュー株だ。これはポートフォリオ上位で戦えるだけの十分な力があるな。」と考えたために買い増しし、その後はPF上位にゆったりと長期滞在されています。 自分が専門とし「お家の裏庭」の如く非常に得意としている「優待ディープバリュー株」でもあり、今後も末永くホールドして楽しく応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 11, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト145位 インデックスファンドを推奨する42の理由(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2024年) の第7弾です。 今日は、キレキレに斬れている 第26章 ドルコスト平均法 から。 神話とは昔から伝えられてきた物語で、多くは神や英雄の行動を元にして、自然現象や文化的慣習を説明するものと定義できる。私が受ける質問の数の多さから言うと、最も人気のある神話は、いわゆるドルコスト平均法(DCA)だと思う。 流石「アメリカの山崎元師匠」。抜群の切れ味ですね。(笑)続きを見ていきましょう。 学術的に考えれば、このどちらかが勝てる戦略かという質問の答えは昔から決まっている。 ザ・ジャーナル・オブ・ファイナンシャル・アンド・クアンティテーティブ・アナリシス誌の1979年6月号に、シカゴ大学のジョージ・コンスタンティナイド教授が「ア・ノート・オン・ザ・サブオプティマリティー・オブ・ドル・コスト・アベレージング・アズ・アン・インベストメント・ポリシー」という論文を発表した。コンスタンティナイドはこのなかで、ドルコスト平均法は1回で投資するよりも劣る戦略だということを示した。 そして、このことは、1992年にジョン・ナイトとルイス・マンデルの「ノウバディ・ゲイン・フロム・ドル・コスト・アベレージング」という論文でも確認された。 、、、どれもドルコスト平均法よりも、最適なリバランスとバイ・アンド・ホールド戦略を支持している。 S&P500は1926年1月~2010年12月に月ごとで見ると60%がプラス、年ごとで見ると70%がプラスのリターンだった。2022年まで更新しても、それぞれ63%と73%がプラスだった。 つまり、勝率を高めたければ、答えは明らかである。 残念ながら、たくさんの証拠があっても、投資家やアドバイザーがドルコスト平均法を勧めるのをよく耳にする。彼らは、証拠について知らないか、単純な理論を分かっていないかのどちらかだ。 いやあ歯切れがよくていいですね。ちなみに私はある銘柄を主力で戦うという決断をした場合には、その時点でそこに入れられると考えた最大額をワンショットで投入するようにしています。 それが何故かというと、自分が思った様なリスク・リワード比が最高の銘柄であるならば、時間の経過と共にその魅力に気付く投資家が増えるせいで待てば待つほど高く買うことになる、どんどん不利になることが経験上多いからです。「ドルコスト平均法の非科学的さを前提として戦っている」ということですね。(続く)
Feb 10, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。526位 3191 ジョイフル本田 (東P、6月優待) ○ PF526位は、ホームセンター大手で、関東1都5県で5万平方mの超大型店を展開しているジョイフル本田です。 現在の株価は1900円、時価総額1243億円、PBR0.96、自己資本比率は72.3%と良好、今期予想PER14.63、配当利回り3.4%(64円)、総合利回り4.4%(64+20=84円)で、優待は100株保有で、(1)2000円相当の自社商品券または(2)2キロの茨城県産米または(3)2000円相当の地元特産品等カタログギフトです。 総合的に考えて、ジョイフル本田はPF中位としてはまずまず良い銘柄と考えています。今後の業績推移をしっかりと見ながら、楽しくホールドしていく予定です。
Feb 9, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 525位 4718 早稲田アカデミー (東P、3・9月優待) ◎ PF525位は、集団指導塾『早稲田アカデミー』が主力の早稲田アカデミーです。 現在の株価は2045円、時価総額389億円、PBR2.75、自己資本比率は62.2%、今期予想PER18.03、配当利回り2.7%(55円)、総合利回り5.1%(55+50=105円、株主優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で3月株主に1000円相当のクオカード+9月株主に5000円相当の株主優待券です。また3年以上継続保有の場合には優待はそれぞれが2倍になります。 早稲田アカデミーは優待が手厚くてしっかりとした総合利回りが出ていますし、PF中位としては良い銘柄と思っています。
Feb 8, 2025

さて、魅力的な優待のついた地方銀行株を全て買ってコレクションしようという、優待族ならではの遊び心といたずら心に満ちた 優待地銀株バルクプロジェクト ですが、本日はその2年ぶりとなる2025年新春最新版をお届けします。 尚、始めに説明しておくと、この企画は優待が「定期預金の金利優遇」のみのところは優待族的にはほぼ無価値と言うことで対象外となっています。あくまで地元特産品カタログやギフトカードなどの戦闘力のある優待制度があるところのみを狙ったプロジェクトとなります。 そして2020年3月、今から5年前にこのプロジェクトを始めた理由は以下の通りでした。0. まず大前提として、長く続く国の超低金利政策により各銀行は収益基盤を削られている。更に悪いことに地方銀行は元々数が多かった上に各地域の人口減もあり将来の成長が全く見込めず、むしろ売上高も利益も右肩下がりの「限界集落」の様な過酷な状況に置かれている。1. そのため地銀株は今の株式市場では「最低最悪の不人気業種」となっており、名前を聞いただけで多くの投資家が眉をひそめるような状況である。 誰も話題にすることがない、誰からも関心を持たれない、誰も資金を投入しない、「3無」の状態に陥っており、0.1倍台、0.2倍台という極端な低PBR水準にまで売り込まれ打ち捨てられた銘柄群が、浜辺に打ち上げられたアザラシの如くにゴロゴロと転がっている。2. 歴史的に見て、低PBR銘柄群への投資は報われてきた。 この数年は「バリュー投資冬の時代」が続き全くパフォーマンスは冴えないが、マーケットでは「有効な手法と言うのは常に移ろっていく」ものである。 そしてその手法が馬鹿にされ嘲笑され、多くの投資家に見捨てられた時が「陰の極」だったということも良くあることである。そのため、今後バリュー投資手法が息を吹き返し、更に金利水準の上昇があった場合には、「ダブルスープの恩恵」が地銀株に降り注ぐ可能性がある。3. 地銀各行は、店舗統廃合や顧客に課す各手数料の大幅アップなどの「なりふり構わない」経営改善策を必死に続けており、その効果がついに出て業績が劇的に改善しているところが多い。 実は個人的にはそのせいで大変な迷惑を被っているのだが、逆に言うとそれは「各地銀が着実に利益構造を改善している」ことの裏返しでもある。4. 地銀株はどこも「各地方を代表する優良企業」であり、長年の企業活動により地元に深く食い込んでいる。そのため、各銀行の「地域特産品満載の優待カタログ」は内容にオリジナリティがあって同時に非常にクオリティが高いところが多く、優待族的には垂涎ものである。5. そうは言っても、「地銀株は全体として未来が明るくない」のは間違いない。なのでどこか1社を「決め打ち」して戦うのはリスキー過ぎる。そうではなく、魅力的な優待が付いた地銀株を総ざらいしてガボッと地引網で買い集め、全国各地の貴重な郷土品優待を楽しみながらそれらを「一つの塊」として戦うのがベストな投資アイデアである。 以上でした。 まずはプロジェクトスタート時の2020年3月の初代セットリストを見ておきましょう。全部で27銘柄で時価総額約1000万円での嵐の船出でした。当時はコロナショック真っただ中だったこともあり、ほとんどプラスになっている子がいない、赤字だらけの地獄のゲロゲロマイナススタートとなりました。 、、、プロジェクト開始後も地銀株は順調に暴落が続き、私はリスクコントロールに細心の注意を払いながらも全体としては資金投入をひたすら続けました。 もちろん銘柄の構成は常に脳みそを振り絞って考え、トヨタ式の「カイゼン、カイゼン」で、少しでも「力のある、意味のある塊」となるように努力を継続してきました。そして、自分の「優待地銀株箱庭」は静かに成長していきました。。。 次に、2023年1月の前回の状況を見てみましょう。黒田日銀のまさかのサプライズ実質利上げ(0.25→0.5%)により、収益改善の期待から各地銀は「株価棒上げのお祭り状態」となりました。その結果、3年近くの苦闘を経て私のプロジェクトもようやくホッと一息つけるような状況となりました。当時の時価総額は7527万円で損益は+1707万円となっていました。 具体的に中身を損益順で見ていきましょう。7389あいちFG、8341七十七、8714池田泉州、8334群馬、8418山口FG、8367南都、8361山陰合同などがけん引する形で、プロジェクトの損益が急激に改善中でした。 またこの頃に新しく導入した概念である 「非優待株オブザーバー参加制度」 により、8306三菱UFJ、8316三井住友、8411みずほなどのメガバンクにも無理を言って新しく参加してもらう事にしました。これによって、各地銀株の相対的な株価的な立ち位置がより立体的に分かるようになりました。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) それではいよいよ2025年2月現在の最新の状況を見てみましょう。 市場の見方が5年前とは変わって銀行株が全体に以前より高く評価されるようになったことのポジティブな影響が大きく状況は大きく改善しました。時価総額は14545万円で損益は+7566万円となっています。 また8341七十七銀や8334群馬銀などの地力のある有力地銀は時価総額で1千万円を突破しPFの上位に浮上してきました。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 次にこのリストをPBRの高い順で並べてみます。ネット銀行で躍進を続ける7163SBI住信ネット銀がPBR4倍越えでダントツの高評価となっています。また8306三菱UFJFG、8411みずほFG、8316三井住友FGという3つのメガバンクはほぼPBR1倍の水準にまで株価が回復しています。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 業界の構造上、各地銀はメガバンのPBRと言う「ガラスの天井」を超えられないと思うので、メガバンのPBRが今後どこまで上がるのか?がワイの本プロジェクトの今後のキーポイントと感じています。 7167めぶきFG、7337ひろぎんHD、8331千葉銀、8354ふくおかFG、8334群馬銀などの「人口維持地域の地方豪族」的な有力地銀が次のPBR0.8~0.65あたりにひしめき合っています。 その一方で、7384プロクレアHD、8361大垣共立銀、8365富山銀、8383鳥取銀、8386百十四銀、8387四国銀、8398筑邦銀など、東北・北陸・山陰・四国・九州地盤の「人口急減中の限界集落」的な落武者地銀は依然としてPBRが0.3以下に留まっています。マーケットは各地銀の置かれた状況をしっかりと冷静にみてほぼ正しく値付けしているなという印象です。市場の集合知の素晴らしさに惚れ惚れとしますね。 さて本プロジェクトの今後ですが、日本の金利水準はこれからもじりじりと上がっていくでしょうし、それは全体としてみると銀行株にプラスに働くと考えています。そのため現時点では資金を引き揚げることなくゲームを続行する予定です。 以上、優待族としての出自と存亡を賭けた大型企画に成長してきた、優待地銀株バルクプロジェクト 2025年新春編 でした。🎵 バルクプロジェクトシリーズ 免責事項各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Feb 7, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト145位 インデックスファンドを推奨する42の理由(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2024年) の第6弾です。 今日は、第25章 戦わずして勝つ から。 マーケットタイミング 市場でタイミングよくトレードすることを試みた証拠はなかなか面白い。例えば、ピーター・バーンスタインは「ザ・ポータブル・MBA・イン・インベストメント」のなかで、100の大手年金基金が行ったマーケットタイミングについて調べた結果から、彼らがある程度のマーケットタイミングを試みたが、それによってリターンが改善したファンドは1つもなかったという結果を紹介している。 マーケットタイミングを試みてもひどい結果に終わる証拠をいくつか見ていこう。マーケットタイミングを試みるときは、正しいことを1回ではなく2回しなければならないということを覚えておいてほしい。 正しいタイミングで売り、正しいタイミングで買い直さないとならないからだ。 急落した四半期のあとは70%以上の確率で市場は上昇していた。このような事実を見ると、伝説の投資家と呼ばれるピーター・リンチがこう言った理由がよく分かる。「調整で失われるよりもはるかに多くの資金が、調整に備えたり、調整を予想したりすることで失われている」。 また、ウォーレン・バフェットは、株を保有したい時間枠は永遠だと言っている。 もし弱気相場を予想できないならば、何が賢い戦略なのだろうか。 この章でスウェドローは、マーケットタイミング投資法の危険性を口を酸っぱくして教えてくれています。そして過去の大投資家の多くも同じことを言っています。例えば前世紀の偉人バーナード・バルーク(1871~1965)は、「マーケットがよくないときは離れ、よいときだけ投資することができるなどというのは嘘つきだけだ。」と辛らつに表現しています。 また2025年現在のX(旧ツイッター)ランドでも、市場環境がちょっと軟調になると、「これから株価はもっと下がるから、今は現金比率を高めるべきで急いで慌てて株を買うべきではない。」と言う様な言説が溢れかえります。ただこれらは、「賢い自分だけはマーケットタイミングを計ることが出来る。」と言っているのと同義であり、決して参考にするべきではないと個人的には考えています。 ノーベル賞経済学者であるウィリアム・F・シャープは、「10回中7回以上正解できないのならば、マーケット・タイミング戦略は採用しない方が良い。」 と述べています。つまり「70%の正解率が必要」ということですね。 その一方で、「世界最高のトレーダー」として知られる「資産1兆円男」のスティーブ・コーエン(1956~存命中) は、「最高のトレーダーでさえ、利益を上げるトレードは63%に過ぎない。ほとんどのトレーダーの勝ちトレード比率は50~55%。」 とかつて述べました。 皆様にも胸に手を当てて良く考えて頂きたいのですが、世界最高峰のトレーダーの勝率が63%なのに、70%の確率でマーケットタイミングを計ることが私達市井の街角投資家に果たして本当に出来るものでしょうか? 私は、 一切マーケットタイミングを計らずに、常に愚直に鼻血ギリギリまでフルインベストメント を貫く という投資方針をここまでずっと堅持し続けています。 何故なら、 高い確率(70%以上)でマーケットタイミングを計ることが出来ない以上、どんな市場環境下であっても単純(シンプル)に堅牢(ロバスト)にフルインベストメントを貫いた方が遥かに良い と考えているからです。 成功率が低くて複雑な戦略は市場では通用しません。つまり、長生きが出来ません。私はずっと以前からマーケットタイミングを計る投資はしない方がいい、と確信しています。今回のスウェドローの言葉を読んで、その思いを新たにしました。(続く)
Feb 6, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。43位 6405 鈴茂器工 (東S、3月優待) ◎ PF時価総額43位の上位銘柄は、米飯加工機を製造販売し、すしロボットが収益源の鈴茂器工です。 現在の株価は2170円、時価総額281億円、PBR1.83、自己資本比率は80.2%と鉄壁、今期予想PER20.81、配当利回り1.5%(33円)、総合利回り1.8%(33+5=38円)で、優待は100株保有で500円相当、5000株保有で10000円相当のジェフグルメカードなどです。 こんなにジェフグルメカードが沢山あると、大好きなモスバーガーが食べ放題なのでワイはとても嬉しいです。↓ さて私はここ鈴茂器工に2022年10月14日に初めて参戦しました。 その後、「待てよ、鈴茂器工はデコボコながらも成長力があるし、ごはん盛り付けロボットやすしロボットが収益源なので世界的な和食ブームに乗ってこれから海外展開でいくらでも飛躍できそうなのも凄くいいし、これはポートフォリオ上位で十分に戦えるベリーナイスなアイデアだな。」と考えて、結局は優待MAXとなる5000株まで買い増しをしたのでした。下記の通り、力強く成長していますね。↓(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 会社IRによると、「人手不足や人件費高騰などに対する機械化の需要を背景に、特に Fuwarica (ごはん盛り付けロボット)の裾野の拡大が進んでいる」とのことで、まだまだこれから何年も伝家の宝刀の「優待バリュー株穴熊お昼寝投資法」で余裕でイケそうです。こういう銘柄がPF上位にいると助かりますね。(上記データは会社HPより引用) 今後の業績成長と優待を楽しみに、引き続きのんびりとホールドしながら応援していく所存です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 5, 2025

いやあ、早いもので今年も2月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 短く寒い2月はウォール街では忘れられたも同然で、ほとんど痕跡を残さない。2月は最高の6か月のなかでは弱く、そのときどきのトレンドに従いやすい。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P174) とされています。どうなるでしょうね? ま、いずれにせよ、引き続き丁寧に集中して戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Feb 4, 2025
さて私は2025年に入ってから、ポートフォリオの時価総額TOP40を再びストレステストをかけて厳しく査定したうえで、大幅に銘柄の入れ替えを行いました。 前世紀の偉大なモメンタム投資家で私が心の底から尊敬している、ジェラルド・M・ローブは、 「あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。」 という炎の名言を残しました。私は彼のこの言葉に触れて以来、片時も忘れることなく毎日を過ごしています。 そしてこのローブの、 「ボートの漕ぎ手理論」 に従って、今後大きく飛躍してポートフォリオの成長にしっかり貢献してくれそうな子だけを残し、あんまり仕事をしてくれなさそうな子は優待株いけすに戻しました。 優待パワーが爆裂している 7185ヒロセ通商 とか現金パワーが炸裂している 7614オーエムツーネットワーク あたりがギリギリでそのまま上位に残れたくらいで、かなり多くの銘柄が力不足と判断されて下位に去りました。そしてその代わりに、1301極洋、3561力の源、6076アメイズ などのフレッシュな銘柄達が続々と上位に参戦してきています。 私は今、自分が投資家として心技体の3つが充実した「全盛期」にいると感じています。この人生のボーナスステージで最大限に稼ぎ切る、絶対にmonster級の投資家になることを改めて心に誓っています。
Feb 3, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。524位 2674 ハードオフコーポレーション (東P、非優待) ○ PF524位は、総合リユース業で、ハードオフ、オフハウス、モードオフ、ホビーオフ、ガレージオフなど、「オフだらけ」のお店を展開している、ハードオフコーポレーションです。 現在の株価は1905円、時価総額266億円、PBR1.57、自己資本比率は70.4%と良好、今期予想PER12.03、配当利回り4.0%(76円)で、優待はありません。 ここは私の専門外の非優待株ですが、現在自分は「リユース株バルクプロジェクト」を実行中であり、リユース業界を多面的に深く理解するために無理を言って参加してもらいました。 ポートフォリオの片隅に置いて、これからもリユース業界について多角的に3Dで学び続けていきたいです。
Feb 2, 2025
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