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いやあ1月が終わりましたね。早いものです。 さて早速今月の成績ですが、対2018年末比で+4.9%となりました。ただこれは私のポートフォリオが好調だったかと言うと別にそういう訳でもなく、単に2018年12月の相場暴落で受けたダメージが大きかったため、マーケットの自律反発があったことの影響がほとんどです。市場に働く「平均回帰」の力と言うのは本当に強いものなんですね。 ま、いずれにせよ、とにかくこの先も全力を尽くして頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jan 31, 2019
さて今日は当ブログ一番人気を誇る 2018~19主力株概況シリーズ です。 39位 7551 ウェッズ (東JQS、9月優待) ◎◎ PF時価総額39位の準主力株は、アルミホイール主体の自動車部品・用品卸でトップクラスのウェッズです。2013年34位、2014年29位、2015年34位、2016年26位、2017年27位とずっとPF最上位の一角の地位を維持し続けている実力派銘柄ですが、今年2018年もそのポジションを守ってここでゆるゆると登場してきました。♬ 現在の株価は603円、時価総額97億円、PBR0.78、自己資本比率は58.7%と良好、今期予想PER8.79、配当利回り4.6%(28円)、総合利回り5.0%(28+2=30円)で、優待は1000株保有で2000円相当、2000株保有で5000円相当、10000株保有で10000円相当、20000株保有で20000円相当のクオカードです。 このくらいの高額のクオカードが財布に入っていると、コンビニで常に「王様気分」で買物が出来て非常に気持ちがいいです。(笑)「苦しゅうない、欲しいものは何でも買ってやるぞ。」と思いながら店内をご機嫌で巡回できるからですね。 株主優待には精神を高揚させる、日々の生活を彩り豊かで楽しいものにしてくれるという大きな効用があり、これが我々優待族が「市場で最も長生き種族」であり続けている秘密 の一つとなっています。 「楽しいことは長続きする」んですね。♬ さてウェッズはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、自己株式の償却をするなど「株価に意識を向けた経営」をしてくれていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。 ところで前世紀の大投資家の ジェラルド・M・ローブ は、 あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。 と述べました。 そして私はこのローブの金言を常に胸に抱いており、ポートフォリオ最上位銘柄に関しては、リスクとリターンのバランスを極限まで突き詰めて考え、常に最も期待値が高いと考えるところでコチコチに固めて戦っています。基本的には、「リスクを取ればとるだけリターンも良くなる。」とシンプルに考えており、「背伸びをするだけして、実際に身長が伸びるように日々精進していく。」という立場です。 ただ、正直に言うと、そういった銘柄ばかりだと「ちょっと疲れる」のも事実なのです。尊敬するローブ先生に反論するわけではないのですが、実際のポートフォリオ運営ではある程度の「遊び」がないと何だか楽しくないし、リラックスして戦えないのです。あまりにもキチキチに攻撃的なPFを組むと、なんというか精神的に「最短距離でコーヒーの絞りかす」になってしまいそうな、燃え尽きてしまいそうな感じがするんですね。 そういった意味において、指標的に割安で株価推移も実にマイルドなここウェッズは、私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄なのです。これからもポートフォリオのこのくらいの順位で緩々とホールドして楽しく応援していけたらいいなあ、と考えています。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 30, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト83位 生涯投資家(村上世彰著、文藝春秋) の第3弾です。 今日も、とても印象的な出来である はじめに を引き続き見ていきましょう。 私の投資は徹底したバリュー投資であり、保有している資産に比して時価総額が低い企業に投資する、という極めてシンプルなもの だ。このような会社は、経営に問題を抱えていることが多々ある。その問題を株主の立場から働きかけて改善しようとすると、「ハゲタカファンド」と批判されてしまう。 「物には言い方がある」と指摘されるように、私のコミュニケーション能力が拙いせいで、いまだに世の中の印象は悪いまま だ。 村上氏の「いきなり顔面すれすれにハイボールを投げつける」ようなやり方が、「以心伝心」を是とする日本企業・文化に相いれないものであるのは事実 だと思います。 ただ、だからこそ、彼のやり方はこれだけセンセーショナルに取り上げられることになったわけですし、また 実際に多くの企業に変革を促すことが出来た のだろうと感じています。そして、村上氏が日本株市場でこれまでに果たしてきた貢献は素晴らしいものであると考えています。 それにしても、村上氏が「自らのイメージ」をそんなに気にしているのだとは知りませんでした。(笑) なんというか、もっと「サイボーグ」のような方なのかと誤解していましたね。 (続く)
Jan 29, 2019
さて今日は 2018~19主力株概況シリーズ です。 38位 4686 ジャストシステム (東1、非優待株) ◎~◎◎ PF時価総額38位の準主力銘柄は、ワープロ一太郎や法人業務システムなどを展開し、最近は通信教育事業「スマイルゼミ」に注力中でキーエンスと資本提携しているジャストシステムです。昨年に引き続きPF最上位の一角の地位を維持してここで泰然と登場してきました。 現在の株価は2219円、時価総額1425億円、PBR3.63、自己資本比率は76.2%で有利子負債は0、今期予想PER28.49、配当利回り0.3%(6~7円)で優待はありません。 ジャストシステムは私の専門外の非優待株であり、また指標的にも特に見るものはありません。ただここは四季報を見れば一目瞭然のピカピカの成長株でありここまで、 売上高は7期連続の増収、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも株式上場以来の最高益を更新、営業利益、経常利益については7期連続で過去最高益(上記データは平成30年3月期決算短信より引用) となっています。 また大株主2位には「S級の凄腕投資家」である、9435光通信会長の重田康光氏が登場しており、更にそれだけでなくジリジリと市場で不気味に買い増しを続けてもいます。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) そのため、いわゆるパクリュー投資 的な観点からも非常に興味深い銘柄ですね。 またジャストシステムは、ウィリアム・オニールのCAN-SLIM投資手法 を非常に分かりやすく、かつハイレベルに満たす銘柄でもあります。指標的には率直に言って既にかなり割高ですが、株価と業績推移にモメンタム(勢い)がある限りはこれからも楽しくホールドしていく予定です。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 28, 2019
さて世の中には本当に色々な種類の優待品が有るわけですが、今日はそんな中で私が大好きな「缶詰優待株」のベスト4をランキング形式でお届けしたいと思います。 尚、これは 2010年に書いたもの のアップグレード版となります。前回の記事が何故か「9年間全くアクセス数の落ちない、謎のロングラン記事」となっているので、理由ははっきりとは分からないものの需要が極めて強いものと考え、ここで最新版としてリライトしておきます。 ただ私の推測では、投資家の方だけではなく恐らく株式投資未経験の方からのグーグルを通しての継続的なアクセスがあったのだろうと考えており、この記事はいつもより、「更にフレンドリーに、もっと読みやすく、極限まで親切に」書き上げています。なので、一般の方も是非最後までご覧下さい。 それでは参りましょう。 まずその前に、「缶詰優待は何故素晴らしいのか? 」 ですが、 1. 優待で貰える缶詰と言うのは、スーパーであまり見かけないような高級な品物が多くて嬉しい。更に高級な缶詰と言うのはお店で買おうとすると意外なほど、驚くほどに高いので戴く喜びも格別である。 2. 缶詰というのは何と言っても日持ちがするし便利である。また水産系を中心に、体に良い成分がたっぷりと含まれていて健康維持に役立つアイテムも多くて、広く人生の役に立つ。 3. 毎晩の投資の勉強をしながらの晩酌の友として、最適なアイテムが多くて助かる。 あたりです。 さて、それでは早速「缶詰優待株ランキング」を始めましょう。まずは第4位です。 4位 3277 サンセイランディック (東1、6月優待) 権利関係が複雑な不動産(底地)を買い取り、関係調整したうえで再販。現在の株価は791円、時価総額66億円、PBR0.80、自己資本比率は46.9%、今期予想PER5.26、配当利回り2.7%(21円)、総合利回り3.7%(21+8=29円、優待はパン1缶が楽天市場で410円だったので800円で換算)で、優待は100株保有で「パンの缶詰」2缶、200株保有で3缶、500株保有で4缶(1年以上の継続保有で1缶追加)です。 保存食としては十分と思いますし、トースターで少し焼いたりすると、カリッとして更に美味しいです。 3位 5902 ホッカンホールディングス (東1、3月優待) 食缶業界3位。現在の株価は1670円、時価総額224億円、PBR0.35、自己資本比率40.2%、今期予想PER5.22、配当利回り2.5%(42.5円)、総合利回り3.7%(42.5+20=62.5円)で、優待は100株保有で2000円相当の缶詰詰め合わせ等です。 ホッカンHDは優待内容はこの後に紹介する上位2社にはやや劣りますが、 指標的な割安感は強烈 です。何しろ、グレアムのミックス係数 は驚異の1倍台 ですからね。未保有の方は、この株価位置なら100株買うことを検討してもいいように思います。 ホッカン優待の紅さけのお茶漬け 2位 1301 極洋 (東1、3月優待) すしネタに強い水産会社。現在の株価は2828円、時価総額309億円、PBR1.02、自己資本比率24.6%、今期予想PER9.87、配当利回り2.1%(60円)、総合利回り3.0%(60+25=85円)で、優待は100株保有で2500円相当の自社缶詰詰合せなど。前回の2010年は1位でしたが、100株優待品が5000円相当から2500円相当に減額になったので今回は順位を落としました。 極洋の優待まぐろのゴーヤチャンプル 1位 1333 マルハニチロ (東1、3月優待) 水産最大手。現在の株価は3700円、時価総額1948億円、PBR1.62、自己資本比率22.3%、今期予想PER11.46、配当利回り1.1%(40~45円)、総合利回り1.9%(40+30=70円、優待品はみきまる調査により3000円で換算)で、優待は100株保有で選択制の自社グループ取扱商品。 私はもちろん「水産缶詰詰合せ」を選択。どの缶詰も美味しいので、優待品を貰うと思わずニンマリしてしまう。マルハニチロは指標的な割安感は今一歩だが、業績は好調だし更に優待内容は本当にずば抜けて良いと思う。 マルハニチロの優待まるずわいがにのトマトスパゲッティ 以上、「缶詰優待株私的ランキングベスト4 2019年編」でした。♪
Jan 27, 2019
さて今日も2019PF概況シリーズです。 205位 3057 ゼットン (名証セントレックス、2月優待) △ PF205位は、東海、関東地区で飲食店を運営しているゼットンです。いつの間にかDDグループの軍門に堕ちました。 現在の株価は955円、時価総額41億円、PBR5.07、自己資本比率は24.1%、今期予想PER20.63、配当利回り0.5%(5円)、総合利回り3.7%(5+30=35円、100株優待は一式まとめてのヤフオク平均落札価格の3000円で換算)で、優待は下記の通りです。 今日はこの中から、優待券を使って「ガーデンレストラン徳川園」に出かけた時の様子を少しだけ御覧戴きましょう。 さてゼットンは「日本一のクソ株市場」として名高い名証セントレックス所属ですが、今のところ主力のハワイアン業態「アロハテーブル」の戦闘力とDDグループの軍門に下ったことにより何とか生きながらえています。 それにしてもこの名証セントレックス、過去には2485ティア、3228三栄建築設計、3366一六堂、9428クロップスなどのいくつかの出世銘柄も輩出しましたが、全体としては見事なほどの石ころだらけです。 ところがこの石ころ達が優待狙いの弱小個人投資家にすがっての謎の延命を狙って、ファンダメンタルズに見合わない過剰で無茶な優待制度を導入するのが流行った(?)ことがあり、我々優待族はそれに見事に釣られて過去散々な苦汁・辛酸・地獄を味わってきました。まあもちろん100%完全に自業自得で自分が悪いのですが。(笑) 今日はその妖しいかつての「セントレックス元優待株」の黒歴史を振り返って見ましょう。 2460 アプレシオ(2009年6月、民事再生法申請で上場廃止) 3061 KFE JAPAN(業績に対して極端に過剰すぎる優待を連発した挙句、最後は株価低迷で時価総額基準に抵触して上場廃止) 3346 21LADY(継続前提に疑義注記があるも、元気に市場で存命中) 3351 TRNコーポレーション(業績ズタボロになったあげく、最後はハークスレイの完全子会社となって上場廃止) 8919 やすらぎ(業績&株価低迷で株主は一度も心がやすらがないまま、最後は安値でTOBで上場廃止。ちなみにここの優待新設時に質問があって会社IRに電話したところ、ドスの効いた鋭くて太いくぐもった声色の男の人が対応してくれたのだが、その後ろの方で怒号がずっと飛び交っていてかなりびびった。ちなみにこのときの会話は「おぉ、株主さんか、ちょっと今担当者がいないから全然分かんないや。後で電話させるから番号教えてくれる?」と言われ、番号を伝えるのを一瞬躊躇(ちゅうちょ)した。そして結局番号を伝えたものの、その後会社から電話がかかってくることは一度もなかった。) 8943 エスグランド(2009年3月民事再生法申請で上場廃止) ふー、こうやって書いているだけでその当時を思い出して全身から汗が吹き出てきます。 我々優待族と言うのはどうしても華美な優待を目の前にすると目が眩んで思考停止に陥ってしまうので、こういったファンダメンタルズ劣悪な不良銘柄群に嵌り悲惨な目に遭いがちです。 それでも、涙をぬぐってまた元気に次の優待を目指して戦っていると、知らず知らずのうちに危険な銘柄に近寄るとどれだけ怖い思いをするのか、なぜ自分はつらい惨めな思いをすることになったのか、などを経験・学習して、少しずつタフで経験を積んだ投資家へと成長していくのです。その意味では、名証セントレックスの過去の極悪優待銘柄群は「天然の優待族ワクチン」だったとも言えるんですね。(笑) すいません、話が大幅に逸れました。ゼットンはこのような「地獄の闇株市場、名証セントレックス」でなんとか生き残り続けている銘柄です。今後、夢半ばにして市場から儚く消え散っていった同志たちのためにも、末永く元気に長生きして欲しいなあ、と思っています。
Jan 26, 2019
さて今日は通常の 2019PF概況シリーズ です。204位 8334 群馬銀行 (東1、3月優待) ◎ PF204位は、地銀上位で群馬県では断トツの群馬銀行です。 現在の株価は486円、時価総額2205億円、PBR0.39、自己資本比率は6.7%、今期予想PER7.28、配当利回り2.7%(13円)、総合利回り3.2%(13+2.5=15.5円)で、優待は1000株保有で2500円相当の地元特産品など(カタログより選択)です。 今日は私が昨年に選んだ1000株優待品の実際を御覧頂きましょう。尾瀬の雫ぜいたくトマトになります。 切れの良い酸味と瑞々しさがあって、とても美味しいトマトでした。色々な料理に使いましたが、どれも抜群でしたね。いくつか見ておきましょう。 群馬銀行優待トマトのチキンバスク風 群馬銀行優待トマトとマルハニチロの優待カニ缶のコラボパスタ 地方銀行の優待カタログと言うのは、地場の名産品が一杯で非常に内容が濃いことが多いのですが、ここ群馬銀行も最高だと思います。指標的な割高感もありませんし、これからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Jan 25, 2019
さて今日は 2018~19主力株概況シリーズ です。37位 3515 フジコー(東JQS、3月優待) ◎◎ PF時価総額37位の準主力株は、不織布・フェルト総合メーカーのフジコーです。2017~18年の28位に続いて、2シーズン連続でのPF上位での登場となりました。 現在の株価は2980円、時価総額29億円、PBR0.29、自己資本比率は73.0%と良好、今期予想PER15.42、配当利回り2.2%(65円)、総合利回り2.5%(65+10=75円)で、優待は100株保有で1000円相当、200株保有で2000円相当、2000株保有で4000円相当のクオカードです。 さて、私が好きな優待バリュー株の典型的な条件として、 超低PBR、好財務、不人気 という事があるのですが、 フジコーはその全てを高いレベルで満たしている小粋な銘柄 です。 フジコーは長年利益水準が低くて苦しんでいましたが、この数年でようやくまともに利益の出る体質に変貌しています。IRによるとその理由は、以下の3つとのことでした。1. コストダウンによるもの。原材料を安く仕入れることに力を入れている効果が出ている。具体的には海外製(中国や韓国)の安いボロ布をうまく使いこなせるようになり、ようやく利益が出始めた。2. 生産工程の改善の効果。3. 2016年3月期に固定資産の減損処理のデカいのをやったこと。そのおかげで減価償却負担が無くなった。 またフジコーの高度で精緻な不織布加工特殊技術による電極用フェルトは、大規模蓄電池であるNAS電池(極材にナトリウムと硫黄を用いた高温作動型二次電池)の心臓部に使われているのですが、このNAS電池は今後大きな伸展が期待されています。(上記データは会社HPより引用) そしてこの、 大規模蓄電池は、太陽光発電や風力発電等の不安定な出力を平準化させるため、あるいは余剰電力を貯蔵するために、エネルギーマネージメントの観点から、資源に乏しい日本にとっては今後大変重要な存在になっていく と考えられています。 以上、 超低PBRで業績改善中&大きな将来性のある「大規模蓄電池関連銘柄」であるフジコー を、今後もPF上位の一角として楽しくホールドして応援していく予定です。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 24, 2019
さて今日も通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 203位 9759 NSD (東1、9月優待) 〇 PF時価総額203位は、情報サービス業大手の独立系のソフト開発会社で、金融機関向けシステムに定評のあるNSDです。 現在の株価は2181円、時価総額1028億円、PBR2.03、自己資本比率は83.4%で有利子負債は0と磐石、今期予想PER15.92、配当利回り2.6%(54円)、総合利回り2.9%(54+10=64円)で、優待は100株保有で株主優待ポイント1000Pなどです。ポイントに応じてカタログの優待商品と交換することができます。また長期株主優遇制度もあり、1年以上継続保有でポイント5割増し、3年以上で10割増しとなります。 私は200株を3年以上保有しているため、毎年4000ポイントを戴いています。 今日は優待品選択例を1つだけ見ておきましょう。 国産黒毛和牛ヒレステーキです。 ヒレなのでさっぱりしていて美味しかったです。 NSDは指標的にはやや割高と思います。ただ非常に株主還元に積極的な銘柄であり、2015年には2月末株主に国内初となる自己株の無償割り当ての実施(1株当たり0.1株)もありました。そのため私の持ち株も現在は220株に増えています。 また成長力があり同時に利益率も高いハイクオリティーな銘柄であることも考えれば、今の株価位置ならこのままホールド継続でいいかな?というところですね。
Jan 23, 2019
さて今日は通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 202位 2226 湖池屋 (東証JQS、12月優待) △ PF時価総額202位は菓子メーカー中堅の湖池屋です。現在の株価は4895円、時価総額261億円、PBR2.17、自己資本比率は54.1%で有利子負債は0、今期予想PER87.10、配当利回り0.8%(40~47.5円)、総合利回り1.3%(40+25=65円)で、優待は100株保有で年1回2500円相当の自社グループ製品です。 ただ2018年6月までは、優待は年2回1000円相当の自社グループ製品でした。今日は復習としてこれまでの旧来の優待内容を見ておきましょう。 湖池屋の優待ダンボール箱は、上記のようにコイケヤのキャラクターが色々と刻印されていて可愛く、プレミアム感があるので開けるのが勿体無いほどなんですね。 それでは早速前回の優待品の中身を確認しておきましょう。 ↑ このようにダンボールにパンパンにお菓子が詰まっています。 力のある、いい内容ですね。 湖池屋は業績予想が外れやすくてあまり信用できないですし、そもそも利益水準が非常に低いのが大きな欠点ですが、とにかく優待内容は強力です。「ジャンクフード優待なんか貰って嬉しいのかよ。」と思う方がいるかもしれないですが、 ダンボールからして抜群に可愛い湖池屋優待品は、実際に戴いてみると文句無く嬉しく、思わず笑みがこぼれます。 これからも優待を楽しみにホールドして応援して行く予定です。
Jan 22, 2019
さて日経マネーで好評連載中の、「みきまるさんの優待バリュー株投資入門」ですが、今回で第8回目となりました。 さてこの連載では、1~6回は私が専門とする優待バリュー株投資について概説し、前回の第7回からは新章突入で「インデックスに勝つための秘密の8つの方法」を徹底解説中です。 今回は、極めて効果的な投資手法である「パクリュー投資」についてです。 今回の原稿は、初校の段階でいつもは「アドバイスは的確で暖かくも、原稿のクオリティに関してはとても厳しい」編集者の方から「充実した内容だと感心しました。」というお褒めの言葉を戴きました。 私としても「本当は開示したくなかった投資家としての秘密」を日経マネーのために解禁した渾身の内容だったので、高い評価を戴いて嬉しく思っています。 ただ同時に、この手法はあまり広がって欲しくないとも正直に言って思います。なので、皆様も気になったら是非「こっそりと」本屋さんで誰にもバレない様に隠し見て下さいね。
Jan 21, 2019
さて今日は当ブログの「看板記事」で大人気の 2018~19主力株概況シリーズ です。 36位 9324 安田倉庫 (東1、3月優待) ◎◎ PF時価総額36位の準主力株は旧財閥系の倉庫準大手の安田倉庫です。2017年の22位からは少し順位を落としましたが、それでもPF上位の地位をしっかりと保って、今年はここでゆったりと出勤してきました。 アベノミクス初期には「含み資産関連」ということで人気化して株価が高騰したこともありましたが、今はその熱も冷め株価は定位置に戻ってきました。 現在の株価は784円、PBR0.35、自己資本比率は55.5%、今期予想PER11.15、配当利回り1.8%(14円)、総合利回り2.9%(14+8.8=22.8円)で、優待は100株保有で2キロ分のお米券などです。 ちなみに「隠れ優待」と言うほどではないかもしれませんが、当社函館市内所有地に建っている「ラビスタ函館ベイ」の宿泊優待券も貰えます。私はホルダーになって以来7年連続で貰ったので、どうやら毎年戴けるようです。(IRも「今後も続けたい」と名言しています。) さて安田倉庫は今の株価位置は非常に安いと思います。その理由は以下の4点です。1. 賃貸不動産だけでも約180億円の含み益がある こと。(上記データは2018年3月期有価証券報告書P64より引用)2. 保有する有価証券に、2018年3月期で見ると約450億円という膨大な価値があること。ちなみにそのほとんどは超安値で持っている3003ヒューリック。尚IRによると、「ヒューリック株はずっと昔から持っているので、そのまま保有している。これからもそのまま保有継続予定である。」とのことでした。(上記データは2018年3月期有価証券報告書P54より引用)(上記データは、良かった頃の在りし日の四季報オンラインプレミアムより引用)3. 同業の倉庫業で優待付きの他の銘柄と比較した場合の相対的な割安感が濃厚である こと。尚IRも「株価的な評価が低いという認識は社内にある。」ということでした。具体的に他の銘柄も併せて見ておくと、9305ヤマタネ (PBR0.46×PER5.80=2.67 ただしここは実に安い)9319中央倉庫 (PBR0.49×PER15.99=7.84)9322川西倉庫 (PBR0.59×PER23.03=13.59)9324安田倉庫 (PBR0.35×PER11.15=3.90) となります。それにしても倉庫業というのは万年不人気なので、 グレアムのミックス係数 が低い所が多いですね。 4. 現在横浜の山下ふ頭が「日本カジノの有力候補の1つ」とされているが、安田倉庫はその周辺に拠点を2つ持っており、 横浜カジノ構想が現実のものとなった場合には関連銘柄として脚光を浴びる可能性がある こと。 ちなみにIRも「当社の横浜営業所が、カジノ建設予定地に入っている可能性があることは認識している。」とのことでした。また下記2箇所のうち、「 新山下営業所は土地を含めて自社所有。 本牧営業所は土地は借りている。」とのことでした。 ま、ここはのんびりと持っていればたまに「含み資産関連株」として吹くこともありますし、武運が無くて何もなくても、そもそも十二分に死ぬほど割安ですし、「ローリスク・ミドルリターン」のリスク・リワード比に優れた、 「プチ宝くじ」感覚で保有していける実に良い銘柄 であると考えています。 以上をまとめると、1. 安田倉庫は実力溢れる「S級資産バリュー株」 であり、2. 横浜カジノ実現の暁には「確実で明白な関連銘柄」 ともなる、「ダブルの魅力」を備えているということです。 これほどの銘柄をポートフォリオの準主力株として持てる幸せ。日本株市場には本当に魅力的な銘柄が多いですね。♬♬♬2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 20, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト83位 生涯投資家(村上世彰著、文藝春秋) の第2弾です。 今日は印象的な出来である はじめに を見ていきましょう。 私が自分で株への投資を始めたのは、小学3年生の時だ。。。父はいつも「「 上がり始めたら買え。下がり始めたら売れ。 一番安いところで買ったり、一番高いところで売れるものだと思うな」と言っていた。 まさにその通りだった。私の最も尊敬している投資家は、父である。投資哲学は、すべて父から学んだ。「上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ」という教訓は、今でも私の投資の基本になっている。 この村上氏の言葉から感じるのは2点です。 1つは、 株式投資も他のゲームや芸術、スポーツなどと全く同じで「早く始めれば始める程有利」 という事です。村上氏は小学3年生から株式投資を始めたという事ですが、 日本の他のS級投資家を見ても、「小中学生時代に株式投資の世界に入った」方が非常に多い と感じています。そして私は20代での投資家デビューとなってしまった(小中高大学生の頃には株式投資の魅惑の世界の事など全く知らなかった)ので、今から最上級の投資家になるには残念ながら才能が絶望的に足りないということを実感しています。そして、だからこそ、ここから少しでも良い投資家になるべく、日々努力を積み重ねています。 S級は無理でも、今日よりも明日の方が少しでも良い投資家にはなれると思っているし、そう固く信じている のです。 次に2つ目に感じたのは、村上氏のお父さんの 「上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ」 という言葉がまるで「モメンタム投資の教科書から切り抜いてきたような言葉」だな、ということでした。村上氏自身はこの著書でも述べている通り、「徹底したバリュー投資家」です。つまり彼は、 「バリュー投資家」としての視点で銘柄を選定し、父親から学んだ「モメンタム投資家」としての視点で銘柄の売買タイミングを計っている ということです。私も投資家になって15年以上を経過してようやくこの バリュー→モメンタム戦略 が大きな効力を発揮することに遅ればせながら気づき、日々の投資で実践しています。(滝汗) DNAで定められた寿命を迎えるまでに私も投資家として大成したいのですが、果たしてどうなるでしょうか? (笑) すいません、大きく脱線してしまいました。本文に戻ります。 リスクとリターンの関係を「期待値」と呼んでいる。。。そこを的確に判断できることが、優れた投資家の条件だ。 投資家の資質と言うのは、三割はDNA的に受け継ぐもので、七割は経験だと思う。私は全体の三割を占めるDNA部分を、父から受け継いだ。小さい頃から数字が得意だったし、投資に対するセンスもあると自負している。投資家の子供として生まれた私は、なるべくして投資家になったのだ。 うーん、この指摘は鋭くて重いですね。例えばプロスポーツ選手の子供は運動能力が非常に高い事が多いですし、投資に関してもDNAの影響が大きいというのは厳然たる事実だろうと私も感じます。そしてだからこそ、才能に乏しい自分はこれからも極限までの努力を重ねて行きたいとも思っています。(続く)
Jan 19, 2019
さて今日は通常の2019ポートフォリオ概況シリーズです。 201位 2593 伊藤園 (東1、4月優待) △ PF201位は、緑茶飲料最大手の伊藤園です。タリーズコーヒーや老舗乳業メーカーのチチヤスも傘下に収めています。 現在の株価は4935円、時価総額4402億円、PBR4.08、自己資本比率は48.2%、今期予想PER44.70、配当利回り0.8%(40~45円)、総合利回り1.1%(40+15=55円)で、優待は100株保有で1500円相当の自社製品などです。 優待族的には、議決権が無いもののその分割安で配当利回りも高い 25935伊藤園第1種優先株式 (現在の株価は2403円)も魅力的で私も当然保有していますが、優待をダブルで戴くためにこちらの普通株も保有しています。 伊藤園には成長著しかった頃の往年の輝きも、そして指標的な割安感も全くありませんが、何しろ大物4月優待株(総数僅かに26)ですし、これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
Jan 18, 2019
本日、美味しいラスク優待で有名な山形の洋菓子メーカーの 2228シベール が、民事再生手続き開始となり、あっさりと唐突に逝かれてしまいました。 シベールはこの数年業績不振が続き、 継続前提に重要事象 のある状態ではありましたが、それでも「今すぐにも飛びそう。」という感じはしていなかったので、個人的にはかなりの意外感がありました。簿外債務でもあったのでしょうか? 自分は数年前に優待改悪があった時に、「業績の悪化ぶりが半端ないし、総合利回りも全然合わないし、これはもうちょっとホールドは出来ないな。」と感じて撤退していたのですが、優待ラスクは本当に美味しかったですし、とても残念に思います。 さて私とシベールの出会いは、今から14年前、2005年の事でした。当時「ブルーノート東京」にマットビアンコという大好きなグループのライブを見に行ったことがあったのですが、偶然その近くにシベールのお店があって、ラスクを買ったら滅茶苦茶美味しかったのです。その後、苦労してなんとか株を仕込んで、何年も何年も優待ラスクを楽しんできたのが懐かしいです。 それでは最後に、私の「最愛の優待株」の1つでもあったシベールの過去記事を貼っておきます。 シベールの思い出。 またいつの日か、シベールが復活して、再び市場で会える日が来ることを願っています。
Jan 17, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。ようやく200位まで来ました。 200位 2501 サッポロホールディングス (東1、12月優待) △ PF時価総額200位は、酒類国内シェア4位のサッポロHDです。 現在の株価は2457円、時価総額1935億円、PBR1.21、自己資本比率は26.0%、今期予想PER21.74、配当利回り1.6%(40円)、総合利回り2.0%(40+10=50円)で、優待は100株保有で 1000円相当、200株で2000円相当、1000株で3000円相当の(1)ビール詰合せもしくは食品・飲料詰合せ+または(2)食品・飲料詰合せ + 自社子会社経営レストラン割引券(20%割引)5枚です。 サッポロHDは指標的には今一歩ですが、優待内容には実に力があります。これからも現行の優待制度が続く限りはホールドして応援していく予定です。
Jan 16, 2019
さて今日は 2019PF概況シリーズ です。199位 8382 中国銀行 (東1、3月優待) ◎ PF199位は、岡山県首位で地銀上位の中国銀行です。 現在の株価は963円、時価総額1880億円、PBR0.33、自己資本比率は6.5%、今期予想PER11.22、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り3.1%(20+10=30円)で、優待は1年以上の継続保有を条件として、500株保有で5000円相当、5000株保有で10000円相当の、岡山県特産品またはTSUBASAアライアンス共同企画特産品です。 私は現在逆張り系優待族としての楽しい冒険企画である 優待地銀株バルクプロジェクト を実施中です。 そしてその一環で、地銀上位で指標的にも十分に割安なここ中国銀行にも2018年5月1日に参戦したのですが、地銀株の不人気&投資家の離散振りは「北極の寒さ」にも負けないくらいで、私は現在絶賛含み損の状態となっています。(汗) ま、プロジェクトはまだ始まったばかりですし、数年単位の時間軸で見ていこうと考えています。(笑)
Jan 15, 2019
さて今日は久々に 2018~19主力株概況シリーズ です。 35位 5283 高見澤 (東JQS、6月優待)◎◎ PF時価総額35位の準主力株は、長野県地盤で電設、建設資材中心に石油製品や自動車販売なども手掛ける高見澤です。前回は2017年に36位で登場していたので、ほとんど変わらない位置での2年連続のPF最上位入賞となりました。 現在の株価は1645円、時価総額28億円、PBR0.31、自己資本比率は26.6%、今期予想PER9.22、配当利回り1.5%(25~30円)、総合利回り2.4%(25+15=40円、優待品は私がネットで調べたところでは約3000円の商品だったのでそれで換算。)で、優待は200株保有で信州特産品もしくは自社加工品(なめたけの瓶詰め)です。 このなめたけは高見澤の特産事業部で製造販売しているもので、「日本一の産地として有名な長野県中野市の採りたての新鮮なえのき茸を、信州産丸大豆を使った杉涌天然醸造醤油でじっくりと煮込んだ贅沢ななめ茸」です。これは率直に言って抜群です。それがどのくらいかと言うと、100円ショップで売っているなめ茸の大体7倍くらいは美味しいです。 この高見澤の優待なめたけは途轍もなく美味しいので毎年楽しみにしています。今日は実際の料理例を2つだけ御覧戴きましょう。 高見澤優待なめたけのお茶漬け 高見澤優待なめたけとキムチの冷奴 なめたけが瑞々しくて食感も良く、大変美味しかったです。 さて、高見澤は指標的に極めて割安ですし、マイルドではありますが一定の成長力もありますし、過去10年間の業績も極めて安定していますし、地味ですが非常に良い銘柄と思います。(↑ 上記は、良かった頃の在りし日の四季報オンラインプレミアムの過去データより引用) 尚、ここで個人的なメモ書きを兼ねて、現在の高見澤に関するポイントを列記しておきます。1. 過去10年間で売上高が大きく伸長している(2009年6月期380億円→2018年6月期623億円)が、この理由はIRによると、「この数年でM&Aを行ったため。」とのこと。2. 2018年6月期は最後に大きめの特別損失の発生があったが、今期2019年6月期に関しては、「出る可能性はない。」とのこと。3. 今期2019年6月期に関して、過去数年に較べて予想利益レベルが極めて低いが、その理由については「建設関連の仕事が無くなってきている。低迷してきているため。」とのこと。4. 業績予想に関して、「固めに出していますか?」という質問に対しては、「当社にはその傾向はあります。」とのこと。 ま、いずれにせよ、超低PBR(0.31)の今の株価位置であれば、高見澤はPF最上位の一角銘柄として特に戦闘力不足という事は無いと考えており、今後の業績推移をしっかりと見ながら、これからも優待を楽しみにホールド継続の予定です。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。将来を透視できる「魔法の水晶玉」は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jan 14, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第83位は、 生涯投資家(村上世彰著、文藝春秋) です。 「村上ファンド」の運営者だった著者が沈黙を破って、自分が目指してきたもの、やろうとしたことを赤裸々に語ったベストセラーであり、我々投資家界隈でも大きな話題となりました。 私も出てすぐに読みましたが、率直に言って「全体に綺麗事が多い。極めて頭の良い方なので一切嘘は書いていないだろうが、真実に対して一定方向からの偏光した光を当てて文章を紡いでおり、本当に大切な、クリティカルな事をぼかして、隠して書いている。」と感じました。 ただそれでも日本の株式市場に大きな足跡を残した方ですし、勿論素晴らしい部分も多くありましたし、更に日本人著者による投資本には良い本がまるで「砂金」の如くに世の中に非常に少ないことも考慮して最大限に評価し、今回この順位での満を持しての登場となりました。 今日は初回ですので、まずは目次を見ておきましょう。はじめに と 村上氏の投資術を語った第2章 が特に素晴らしいと思います。ただそれ以外は読み物としては面白いものの、投資家としての視点で見ると残念ながら「輝くところ」はほんの僅かでした。 それでは次回から、この話題になったベストセラーのベストオブベストの部分だけを一緒に見ていきましょう。(続く)
Jan 13, 2019
さて今日は 2019PF概況シリーズ です。198位 5967 TONE(東2、11月優待) ◎ PF198位は、レンチ、ボルト締結機器等のメーカーのTONEです。 現在の株価は2700円、時価総額63億円、PBR0.96、自己資本比率は76.3%、今期予想PER7.78、配当利回り2.2%(60~70円)、総合利回り3.1%(60+25=85円)で、優待は200株保有で11月株主に5000円相当の自社グループ製品です。 TONEは昨年株主優待制度を創設しました。私は今、その初優待が届くのを毎日正座して静かに待っています。ここは成長力もありますし、指標的にも安いですし、利益率も高いですし、なかなか良い銘柄と思います。もう少しPF上位で戦えるだけの力がある気もしますね。
Jan 12, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト82位マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ著、パンローリング社) の第10弾です。 最終回となる今回は、ゲーリー・ハースト博士のインタビューから。 広く受け入れられた考え方は必ず失敗するものであり、逆に大多数と反対の事をすれば成功の確率が一番高い、というのが彼の持論である。。。ハースト博士は、大衆が容易に知ることのできることは一切信用しない。 ハースト博士の話をしてくれたのは、有名な「マーケットの魔術師」シリーズの著者であるジャック・シュワッガーだった。ハースト博士は、自分が個人的に知っている中で最高のメカニカルトレーダーだと、ジャックは断言している。 ほう、ジャック・D・シュワッガーのお墨付きか。。。それは凄いですね。ただ、ハースト博士は極端な秘密主義で著者のアート・コリンズがその実像に迫り切れていないのが残念です。続きを見ていきましょう。。。 わざわざ人と言い争いをする必要なんてどこにもない。 勝ち残った人を見て分かるのは、だいたいが、、、十分冷静に振舞った人たち。。。皆のことを静かに観察して、大騒ぎを引き起こさないようにしていた人たち。 私の観察でもS級投資家の多くはとても寡黙で冷静です。私は頻繁なブログ更新で分かるように、多弁でおっちょこちょいなタチなので、それでいつまで経ってもS級になれないのかもしれないですね。(汗) さてこれでこの本の紹介は終わりです。いやあ、「緑本」、改めて読むと素晴らしい名著でしたね。未読の方は是非。
Jan 11, 2019
さて今日は2019PF概況シリーズです。197位 3763 プロシップ (東1、3月優待) ○ PF197位は、会計パッケージがメインで特に固定資産管理、リース資産の管理などに強みを持つプロシップです。 現在の株価は2567円、時価総額193億円、PBR2.46、自己資本比率は82.4%で有利子負債は0、今期予想PER18.63、配当利回り2.3%(60円)、総合利回り2.7%(60+10=70円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で2000円相当のクオカードです。 プロシップは成長力があり、利益水準が高く、過去の株価も 綺麗なモメンタム経路 を描いて上昇しているというハイクオリティーな銘柄です。PF中位としては全く問題の無い良い銘柄ですね。 ただプロシップの記事を書いていてふと感じたのは、「成長力があって利益率も高いクオリティ銘柄は誰もが好むので、逆に長期的なパフォーマンスで言うと実はイマイチ」なのではないかということでした。 どちらかと言うと、何某かの瑕疵のあるバリュー銘柄の方が観察期間を長くとると優れているのではないかと、個人的には思っています。
Jan 10, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。 196位 5956 トーソー (東2、3月優待) ◎ PF196位は、インテリア製造販売大手でカーテンレール首位のトーソーです。 現在の株価は511円、時価総額51億円、PBR0.43、自己資本比率は56.8%、今期予想PER11.13、配当利回り2.0%(10円)、総合利回り3.9%(10+10=20円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当のギフトカタログです。 私は毎年様々な商品を楽しく選択しています。いくつか具体例を見ておきましょう。 トーソーは指標的にも十分に割安ですし、総合利回りもまずまずですし、PF中位としてはとても良い銘柄と思います。これからも現行の優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。
Jan 9, 2019
さて今日は2019PF概況シリーズです。 195位 8071 東海エレクトロニクス (名2、3月優待) ◎~◎◎ PF195位は、電子材料、機器の専門商社で取扱商品は三菱電機系が多い東海エレクトロニクスです。 現在の株価は2586円、時価総額61億円、PBR0.43、自己資本比率は58.8%で有利子負債は0、今期予想PER8.65、配当利回り4.0%(104円)、総合利回り4.2%(104+5=109円)で、優待は100株保有で500円相当、200株保有で1000円相当のクオカードなどです。 東海エレクトロニクスは「割安株の宝庫、名証2部」らしい、十分な指標的な割安さを備えた銘柄です。大きく勝てるような銘柄ではありませんが、PFを静かに支える「縁の下の力持ち」的な良さがありますね。
Jan 8, 2019
さて、3053 ペッパーフードサービス が手掛ける いきなりステーキ が全国に増殖中です。私もかなり好きで良く出かけるのですが、お肉は美味しいものの、本能の赴くままに注文をすると割と高いんですね。 そこで今日は、これまで10回以上お店に行って様々な試行錯誤を繰り返してきた私が、 いきなりステーキで、100倍お得に食べる秘密の方法 を皆様に特別に伝授しましょう。 尚、これは滅茶苦茶お得なやり方ですが、真似をする人が増えすぎると通用しなくなるので、この記事は皆様の心の中だけに留めておいてくださいね。 さてまず注文するアイテムですが、 乱切りカットステーキ(1グラム当たり5.5円) です。100%決まりです。これは「ランチ限定メニュー」なのですが、自分の経験でも、またネットを巡回して調べても、お店によっては夜でも提供されている場合もあるようです。 これは、他のお客さんが注文したお肉の余りや切れ端を安く売っている数量限定メニューなのですが、その存在を知らない方が多く、結構な確率で注文をすることが出来ます。 その中身はリブロース(1グラム当たり6.9円)がメインで、そこにちょっと単価の高いヒレ(1グラム当たり9円)が混じっているくらいのことが多いですが、運が良いと、ヒレがメインだったり、国産牛サーロイン(1グラム当たり12円)にありつけることもあります。それに仮に運が悪くて全部が単価の一番安いリブロースだったとしても、乱切りカットは1グラム当たり5.5円と破格に安いので、どっちみち元が取れるのです。 これはまさに株式市場で「 ネットネット株 : ( (正味流動資産 – 負債総額) ×3分の2がその時価総額を超えている、理論的に破格に割安な株)」を買うようなものです。私はいつも感じているのですが、 投資家的な視点・考え方を日常生活に応用すると、たくさんのお得やハッピーに出会える んですね。♬ そして、サイドメニューではライスの大(小でも中でも大でも値段は変わらず200円。なので必ず大にしましょう。)のみを頼みます。2人で出かけて大ライス1つをシェアするというのも「乞食クラスター」的にはとても良いアイデアです。他にサラダやスープもありますが、これらはその内容の割に価格が高くて全くバリューではないのでスルーしましょう。 「でもサラダを食べないと、栄養バランスが悪いのでは?」と心配される方もいるでしょうが、全く問題はありません。その解決法も私がこれから伝授します。全てお任せください。 さて、サイドメニューの注文が終わると、「肉切り場」でお肉の注文をするわけですが、ここで2つ目のポイントがあります。それは標準の付け合わせであり、糖質の多いコーンをブロッコリーもしくはインゲンに変更することです。これは無料でできます。 そしてコーンを色の濃い緑黄色野菜に変えることによって、栄養バランスを飛躍的に改善することが出来ます。 私達投資家は「複利のマジック」を最大限に生かすために、健康で長生きをすることが大切 ですからね。ちなみに「アブラナ科」の野菜であるブロッコリーには、胃がんや大腸がんの発生リスクを軽減するという研究結果も多く出ています。 尚、ここで更にお勧めなのが、コーンをブロッコリーに変更したうえで、更に+100円でインゲンを追加トッピングする、というやり方です。こうすれば「緑レベル」が跳ね上がって、非常にヘルシーにステーキを食べることが出来ます。 さてそれでは、ここで私の注文例を具体的に見てみましょう。乱切りカットステーキ(300グラム)+チェンジブロッコリー+追加インゲンです。このボリュームで1750円です。 どうです。? 見た目も麗しくて最高でしょう。 ステーキはまずはシンプルにそのまま頂きましょう。その次には、「甘口ソース+たっぷりニンニク」で食べるのが私のお勧めですが、それ以外にお好みで、卓上のステーキソースやソルト&ペッパーで食べても良いでしょう。 ステーキを半分くらい食べたら、 「鉄板の再加熱」 をお願いしましょう。これは無料でできます。お肉が再び熱々となり、「初めて出会った頃」の様な、無垢なピュアさで再びステーキに対峙することが出来ます。 そしてここからはお好みですが、余ったライスを投入し、 ステーキソース少々、 更に塩・胡椒を振って、 オリジナルのステーキガーリックライス を作っても、楽しいと思います。 いかがだったでしょうか? 皆様も他にいきなりステーキの裏技があれば、是非私にも教えて下さい。
Jan 7, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。 194位 7458 第一興商 (東JQS、3・9月優待) ○ PF時価総額194位の中堅銘柄は、業務用カラオケ「DAM」で業界首位の第一興商です。かつて大昔にはPF最上位の一角だったこともあるのですが、株価上昇で勝負を終え、今は恩株が100株ポートフォリオの片隅に静かに眠るのみです。 現在の株価は5350円、時価総額3062億円、PBR2.38、自己資本比率は70.0%と良好、今期予想PER22.45、配当利回り2.1%(112円)、総合利回り3.7%(112+85=197円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の85%で換算)で、優待は100株保有で年2回5000円相当の優待券です。 第一興商は、財務良好・嬉しい年2回優待・まずまずの総合利回りの3拍子の揃った、優待族的には安心してホールドして行ける「鉄板銘柄」の一つです。これからも息の長い優待継続を願いながら応援していくつもりです。
Jan 7, 2019
さて今日は2018~19主力株概況シリーズです。34位 5284 ヤマウ(東JQS、非優待株) ◎◎ PF時価総額34位の準主力株は、土木中心のコンクリート2次製品メーカーで、九州が地盤のヤマウです。 現在の株価は338円、時価総額21億円、PBR0.49、自己資本比率は25.4%、今期予想PER5.17、配当利回り3.3%(11~13円)で、優待はありません。 さてヤマウは2014年3月期に自然災害による特需で利益が急伸したことがありました。(上記データは、良かった頃の在りし日の四季報オンラインプレミアムより引用) そして災害による特需は遅れて発生します。九州では2016年4月に熊本で大きな震災があったために、「そろそろ特需が発生してもおかしくないな。それにもしも特需がなくても、ヤマウは元々指標的に超割安なので、ここから株価が暴落することもないだろう。非優待株なのが玉にキズだけど、総合的に考えてローリスク・ミドルリターンの非常に良い案件だな。」と考えて、2017年に多めに買っていました。 ただ結局、それから1年以上経っても今のところヤマウの業績には大きな変化は現れておらず、現時点では完全に空振りという状況です。IRによると、「いずれ復興のための特需が発生するのに間違いはない。ただ現在ゼネコンによる工事の落札が全く進んでいない。その理由はコストが上がって価格が見合わないためで、そのために当社への仕事の発注が全くない状態である。」ということでした。IRの方の口調が「とにかく異常に暗い」のが印象的でしたね。 要は、九州の自治体は震災や自然災害からの復旧のために工事を発注してはいるんだけれども、その金額がショボいので落札されていない、ということです。大手ゼネコン側からすると、東京オリンピックなどで他にいくらでもいい案件があるので、利益にならない地方の九州の工事への入札に触手が動かない、ということのようでした。 以上をまとめると、ヤマウは指標的には非常に割安で、いつかは分かりませんが熊本地震やその他の自然災害による復興特需も必ず発生します。ただそれはどうも今年ではなさそうで、短期的には株価上昇のカタリストには乏しい状況、ということになるかと思います。私としては、引き続き業績と株価推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 6, 2019
さて今日は2019PF概況シリーズです。193位 5217 テクノクオーツ (東JQS、3月優待) ◎~◎◎ PF193位は、私の主力の一角である 7705 ジーエルサイエンス の子会社で、半導体製造用の石英部品に特化しているテクノクオーツです。 現在の株価は5980円、時価総額46億円、PBR0.55、自己資本比率は72.8%と良好、今期予想PER4.41、配当利回り1.2%(70~100円)、総合利回り1.7%(70+30=100円、優待品はとりあえず3000円として換算)で、優待は100株保有で山形県産高級さくらんぼです。 私は高級さくらんぼが欲しくて、ずっとここを「買いたい優待株」というリストに入れてウォッチし続けていたのですが、昨年2018年末の急落相場の闇のドサクサに紛れて、ようやく参戦することができました。 テクノクオーツはモロにシクリカル(景気循環により利益水準が大幅に変動する)な銘柄ですが、十分に低PBRで財務状態も良いですし、優待狙いで1枚ホールドしていくのには特に問題ない水準かな?と考えています。
Jan 5, 2019
さて、今日は久々に 2019ポートフォリオ概況シリーズ です。今年もこれが当ブログの「基本記事」となりますので宜しくお願い致します。 192位 9832 オートバックスセブン (東1、3・9月優待) ◎ PF保有全657銘柄中の時価総額192位は、「オートバックス4兄弟」長男で自動車用品店国内最大手のオートバックスセブンです。 現在の株価は1814円、時価総額1524億円、PBR1.19、自己資本比率は68.6%と鉄壁、今期予想PER27.20、配当利回り3.3%(60円)、総合利回り4.4%(60+20=80円、優待券のヤフオク平均落札価格は額面の95%。なのでここでは100%で換算。)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で年2回、1000円分のオートバックスギフトカードなどです。 非常に実用的で、素晴らしい優待ですね。♬ オートバックスセブンは、その知名度、規模、磐石の財務、高い総合利回りなどを考えると、極めて魅力的な素晴らしい優待バリュー株です。ただその割には株価的には大して評価されていません。 長男からしてこのように低い評価なので、次男のG-7ホールディングス(7508、東1)、3男のアイエーグループ(7509、東JQS)、末弟のバッファロー(3352、東JQS)あたりは更に指標的には激安です。ただ、2男、3男はずいぶん以前に優待を廃止してしまい、優待族としては寂しい限りです。 ま、オートバックスの優待というのは何かと重宝しますし、優待族的にはここは「鉄板銘柄」の1つと考えています。これからも優待を楽しみにしながらホールド継続の予定です。
Jan 4, 2019
さて新年一発目の気合の入った日記は 2018~19主力株概況シリーズ です。ちなみにこの記事が最初に登場したのにはちょっと意味があります。分かる人にしか分からないかもしれないですが。それでは今年の通常更新、いよいよスタートです。!!! 33位 2737 トーメンデバイス (東1、9月優待) ◎◎ PF時価総額33位の上位銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。2014年20位、2015年30位、2018年44位と、ここ数年PF上位の地位をずっと保っている超実力派銘柄ですが、その指標的な割安感を評価して久々に大きく買い増ししたため、今回は順位を上げてここで登場してきました。 ムラはありますが、売上高も利益も概ね伸び続けていますね。♬ 現在の株価は2284円、時価総額155億円、PBR0.55、自己資本比率33.5%、今期予想PERは新春らしく縁起の良い「ラッキー スリーセブン」の7.77、配当利回り3.9%(90円)、総合利回り4.6%(90+15=105円、100株優待品は私の独自判断で1500円で換算)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)、500株保有で3000円相当のクオカードなどです。 私は過去数年はクオカードを戴いています。 トーメンデバイスは有価証券報告書で確認する限りでは、平成10年(第7期)以降一度も赤字はありませんし、また現在の発行済株式総数である6802000株になった平成17年には1406円であったBPS(1株あたり純資産)が、現在では4188円となるなど地道にしっかりと稼ぎ続けてもいます。更に、 従業員1人あたりの売上高は全上場企業中で常にトップクラスであり、非常に効率の良い経営をしているとも思います。 ところで2014年の1月27日に、トヨタグループの商社で2006年に トーメン を合併した 8015豊田通商 がTOB(株式公開買付)で 7558トーメンエレクトロニクス を完全子会社化することを発表しました。そして今は既にめでたく上場廃止となっています。ちなみに現在の社名は ネクスティ エレクトロニクス です。 そしてトーメンエレクトロニクスとここトーメンデバイスは共に豊田通商傘下の兄弟会社の関係になります。(トーメンエレクトロニクスが複数の外国製半導体を取り扱うのに対し、トーメンデバイスは韓国サムスングループ製半導体および電子部品を専門に取り扱っている。) そのため誰でも、「これはトーメンデバイスも2匹目のドジョウになれるかもしれないな。」と思うわけで、株価もたまにそこに思いが及んで跳ねることもあるのですが、 過去の経験上は 「狙ってビシッとTOBを獲る。」というのは、「言うは易し、横山やすし。」で、実際には至難の業 です。かのウイリアム・オニールも、「、、、個人投資家は吸収合併される可能性がある企業に投資すべきだろうか? 一般的にすべきではない。、、、 CAN-SLIM手法 で健全な銘柄を買うほうが通常安全である。」と述べています。狙ってTOBを取れたときの快感というのは最高ですが、 我々は別に快楽を求めて投資をしているわけではない ですし、そこに過剰な期待を抱くべきではないとは思っています。 その一方で、現在のトーメンデバイスはPBRが1倍を大きく割れていて指標的に非常に安く、トーメンエレクトロニクスの問題が片付いた今、豊田通商側から見ればTOBしたいという経済的なインセンティブは間違いなくあるでしょうし、実際にTOBに踏み切ってくる確率も20%程度はあるのではないか?と個人的には考えています。また私が調べた範囲では既に「トーメン」の名を残す会社はここトーメンデバイスのみとなっています。 もっと言うと、7558トーメンエレクトロニクスだけが先にTOBされたのは、ここがトーメンデバイスの第2位株主(159万株、23.5%保有)だった(今もそう)ので、先に外堀を埋めて完全子会社化し不確定要素を排除しておいて、その後手堅く2段階作戦でトーメンデバイスに手をつけてくるつもりなのではないか?という気もしています。(同時に2社をTOBすると価格が上がるリスクがあったのではないか?と推測しています。) そのため私は、 「TOBがあれば30~40%の利益になるだろうからそれで良い。もしもTOBがなければ黙ってそのまま優待品を貰い続ければ良い。これは悪くない、PF上位の一角として勝負できる、心理的に有利でかつ魅惑的な投資アイデアだな。」 と考えています。 、、、すいません、新年早々なのに「妄想全開&脳内麻薬最大放出」でお送りしました。(汗) ま、いずれにせよ、いぶし銀の実力派銘柄であるトーメンデバイスを、これからもPF上位銘柄として楽しく愛でながらホールドしていく予定です。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jan 3, 2019
さて昨年2018年の成績の最終確定版です。対2017年末比で-24.0%(税引き後・到着分の配当込み・優待は全て0円換算)での着地となりました。結果は悪かったし、ちょっと不動産関連銘柄に資金を入れ過ぎたという大きな反省点はありますが、とにかく全力を尽くしたので自分としては納得しています。 また年末にポートフォリオを完全に0ベースで再チェックしたので、バランスがおかしいところは新年相場に入り次第、迅速に修正する予定です。 さあいよいよ2019年の相場が始まりますね。♪ 楽しみです。
Jan 2, 2019
皆様、2019年明けましておめでとう御座います。 さて早速今年の抱負ですが、 1. 1年間例えどんな事があろうとも株式市場から絶対に退場せずに生き抜く。そして常に「御機嫌でにこにこ楽しく」毎日を過ごす。 2. 今年も「優待株いけす」から選び抜いた総合戦闘力の高い精鋭銘柄に資金を集中し、ベンチマークを上回る成績(具体的にはTOPIX+20%)を上げることに注力する。もちろん負けてしまっては元も子もないので、数多くの優待銘柄でPFの防御力・総合利回りを限りなく高めつつ、確信の持てる上位銘柄には迅速かつ大量に資金を投入する「カウンター狙いの投資」に徹する。 3. 投資戦略としては、 バリュー → モメンタム戦略 を徹底し、少しでも良好なパフォーマンスを求め続ける。 4.優待銘柄への感謝の気持ちを忘れず、戴いた優待をありがたく100%使い切る。 といったところです。 今年はどのような優待バリュー株との出会いがあるのか、どの銘柄を新たに主力として戦うことになるのか、今から本当に楽しみです。それでは皆様、今年2019年も1年間何卒よろしくお願い申し上げます。
Jan 1, 2019
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