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今年は本当に市場環境が良好で、古株のバリュー株投資家の方は多くはPFにたっぷりと含み益がある状態だろうと思います。実際私も、
PFに9桁を大きく超える含み益を抱えた状態です。
ではそんな私が株式市場の好調を受けて浮かれて「この世の春」を満喫しているのかというと、全くそんなことはありません。確かにロレックスは1本買いましたが(笑)、高額消費をするどころか従来にも増して朝から晩まで「どっぷり優待株漬け」で、むしろ上がれば上がるほど精神的には厳しいというのが本当のところです。それにはいくつかの理由があります。
1. PFに大きな含み益があるということは、それだけ持ち株の指標的な割安さが減少し、PFが劣化した危険な状態であると言うことを意味している。
2. それならば利益の乗っている銘柄を売ってより割安な銘柄に乗り換えれば良いわけだが、その肝心の「乗り換え先候補」も同時に急騰している、上がっていないところは「単にダメな株」なことが多く非常に動きづらい。
3. では動かなければよいのかというと、来年2014年には証券税制大改悪が待ち構えており、(税率は10%から20%へ) いくらなんでも税率2倍は非常にキツイのである程度は今年中に利益確定を考えざるを得ない。
4. WWW9945さんがいみじくも今日の日記で書いていたが、「持てば分かるがウハウハではない」、「年収分動く。気持ち悪い」というところがある。資産は安倍バブルで急激に膨張していくが、「心の器」の成長がそれに追いついていかないということをリアルに実感している。
自分のPFを広く見渡すと、例えば含み資産関連の7932ニッピは買値から6倍を超えていますが、日本一の低PBR優待株として有名な「永遠のお昼寝株」9866マルキョウは未だにPBR0.20倍です。ではニッピを売ってマルキョウを買うという取引がパフォーマンスにどういう影響を与えるかと言うと、数年単位で見れば正解の可能性が高いでしょうが、短期的にはニッピはこのまま棒上げ、マルキョウは変わらず昏睡、ということも十分に予測されるわけで、その辺りが「バブルの歩き方」として非常に難しいなあ、と感じています。
私が今一番注力しているのは、「今期はダメでそれで投資家の多くが離れてしまったが、中期的にはやっぱりイケそうな銘柄群」に少しずつ厚めに賭けて行く、という戦略です。2882イートアンドとか、4775総合メディカルとか、そういった感じの「すねにキズのある」銘柄ですね。
今日はとりとめも無く思ったところを率直にざっくばらんに書いてみました。「上げ相場は楽ではない。」、「PFを劣化させずにパフォーマンスを維持するのは本当に難しい。」ということを毎日実感しています。それにしても上げ相場が楽ではないのだとしたら、我々投資家には結局「安住の地」は引退の日まで無いのかもしれないなあと思います。力が落ち、いつの日か市場から去るその日まで、これからも死力を尽くして戦っていくしかないんだ、と決意を新たにしています。
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