みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Sep 14, 2014
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カテゴリ: 株式投資全般

 こねこね、こねこね、こねこね。昨日は一日中自分のPFの集中的なメンテナンスをして上位銘柄に何か見逃しているネガティブな情報がないかを精査し、その後はたっぷりのストレッチとジョギング、温泉での歩行浴トレーニングをして心身をほぐし、夜はリラックスして再び自分のPFをぼんやりと眺め、「明日の主力株」を探していました。優待バリュー株投資に最適化した自らの脳と心からの直感が「降りてくる」のを、薫り高いハイボールの1杯を抱いて待っていました。

 そしてツイッターを何となく眺めていると、鋭くて深いツイートを以前から連発している「パイナップル食べ太郎」さんが、

ここに載ってる銘柄は買いたくない

個人投資家ポートフォリオランキング(2014年8月末)

 というツイートをされていました。

 そして私は、「↑ これは健全かつ大切な感覚。皆が口を揃えて素晴らしいと言う銘柄は、結果として非常に危険なことが多い。」というツイートをして、その後スヤスヤと眠りについたのですが、朝起きてから改めて考えてみると、これは非常に面白い問題だと思ったのでちょっと日記に書いてみることにしました。

 まず前提としてここのランキングに出てくる銘柄というのは、日本中のブログをやっている、そして腕に覚えのある、名も無き多くの個人投資家の保有銘柄を集計したものに過ぎません。ところが以前からこのランキングに登場する銘柄と言うのは「見所のある、キラリと光る」銘柄であることが経験的に言って多く、私も常に注目していました。

 そして今では  カヲルの新世紀投資 さんのように、(以下同ブログより引用)

1.  個人投資家パフォーマンスランキング で毎月公表されている
  「ポートフォリオランキング」 上位10銘柄をほぼ同額づつ買い付け。



2.  買付時の1銘柄当たりの保有ウエイトは運用資産の6~7%程度とする。
  (※10銘柄合計で60~70%程度)



3.  翌月の 「ポートフォリオランキング」 にて、11位以下にダウンした銘柄は売却し、銘柄入替。
  また併せて、継続保有銘柄については、部分売却 or 買い増し でリバランス。

 という方針で、感情を廃した機械的な投資手法を模索 されている投資家の方まで現れています。 (引用終わり)

  そしてカヲルさんは年初来で+12.1%のパフォーマンスを上げられており、TOPIXなどのベンチマークに対して大幅に上回る成績をここまで残されてもいます。

 つまり、全国の名も無き個人投資家たちの汗と努力の賜物である、この個人投資家PFランキングは、「マーケットの集合知」とでもいうべき「結晶化」の魔法がかかった、素晴らしいものになっているということなんですね。

 ただ、だからといってこのランキングに登場している銘柄を、盲目的に信じる、無条件に買うというのは、非常に危険だと考えます。それはかつての  「ニフティ・フィフティ」

 そして、その萌芽は既にこのランキングに現れていると思います。現在ランキング1位なのは、かつての不祥事から鮮やかな業績回復を遂げた3053ペッパーフードサービスですが、この銘柄、PBR17.33!!!&PER22.34と指標的に驚異的に高いからです。5を超えるような極端な高PBR銘柄の長期的なパフォーマンスが著しく悪いことは歴史が証明している通りですし、このような銘柄が最上位に登場するというのは非常に不健全な状態だと思います。

 ではどうしてこのような事態になっているかと言えば、非常に良く勉強しているカリスマ的な個人投資家の方がこの銘柄を熱く語り、その余熱が、分かりやすい説得力が、他の個人投資家の方に伝播したその結果、ということなではないだろうか?と思います。ただし、ペッパーフードのことを徹底的に調べ尽くしている投資家の方だったら、現在の目の眩むような高PBRを許容できないような事態の変化が少しでもあれば瞬時にこの銘柄を捨てて次の銘柄に進むことになるでしょう。そしてその時には教祖を失ったペッパーフードは跡形も無くこのランキングから姿を消すでしょう。果たして1年後のリストにペッパーフードは存在するのでしょうか?

 要は、どれほどこの「個人投資家PFランキング」が光輝くものだとしても、それぞれの投資家は、それを叩き台として、どうしてその銘柄がランキングに登場しているのか、その理由を深く考え徹底的に調べ直し、自分の腹の底にすとんと落ちた、深く納得した銘柄だけを買うようにしないといけない、ということです。

「必ず儲かる夢の投資法や銘柄リスト」 などどこにもありません。

 それを信じた投資家は必ず海の藻屑と消えていくことになるのです。






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Last updated  Sep 14, 2014 08:50:11 AM
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