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さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第17位は 運とつきあう(マックス・ギュンター著、日経BP社) です。ちなみに同じ著者による
は私のオールタイムベスト第2位に輝く歴史的傑作なわけですが、この運とつきあうはマネーの公理とほぼ同時期に書き上げられており、 ギュンターの著述家としてのピークの大トロの時期に放たれた渾身の珠玉の1冊 となっています。
さて我々投資家が日々戦っているのは「運用」の世界です。それは文字通り「運を用いる」所であり、cisさんや五月さんなどの一部の力量の傑出した投資家以外は、その成績の大部分は「運次第」というのが実情です。
そして私自身もここまでの 15年間を生き残ってこれた最大の理由を問われれば単に「運が良かったから」 だと思います。過去に主力として勝負に出た銘柄の多くで結果として勝つことが出来た、これは運以外のなにものでもありません。なので、運が70%、努力が30%くらいの割合で私の生き残りに貢献してくれたものと考えています。
つまり、
私達投資家は、その宿命として「運を良くする」方法を学ぶことが必須
なのです。その観点から見ると、
「運」について極限まで観察し、考察が深く完成度の高い本作は全投資家必読の名作
と言っても全く過言ではないでしょう。何故か不人気でアマゾンでの評点もイマイチの1冊ですが、過小評価されていると確信を持って言えます。現状の評価はざっくりPBR0.30、9866マルキョウ並と言ってもよいでしょう。
すいません、興奮のあまり前置きが長くなりました。早速内容を見て行きましょう。
ギュンターは本文の中で、運を良くする13の方法を提示しています。詳しくは実際に読んで頂くとして、今日はその中で特に最高な部分だけをいくつか自分用のメモ書きとして残しておきます。
ギュンターは 人の流れに飛び込め と言います。名優カーク・ダグラスが世に出ることが出来たのが何故だったのか? それは偶然知り合った安っぽい服を身に着けた友達の女の子(ローレン・バコール)が幸運により突如ハリウッドへ羽ばたいたことで、知人だったダグラスも一緒に引き上げられたからでした。 世捨て人のように引きこもっていたら何も起きない、近視眼的で計算高い人間のもとに幸運は巡ってこない、いつも人に会い、集まりに参加するようにしよう とギュンターは言います。
このギュンターの教訓を現代の我々投資家に当てはめると、様々な投資家と実際に会う、またブログやツイッターで積極的に自ら情報を発信することを通して「情報の渦」の中に身を置きながら広く世界を観察する、などが大切であると考えており私も日々実行しています。
ギュンターは「マネーの公理」でも繰り返し述べていましたが、とにかく 正しくリスクを取れ と言います。あくせくと働き続け、リスクを避けてばかりいる人生には運が入り込む余地が無い。 勤勉なサラリーマンは運をつかむことができない 。。。リスクと報酬を見比べて報酬の方が大きそうだと判断したなら、迷わずリスクを取り、運に近づかなくてはならない。。。本当にその通りだと思います。(後編へと続く)
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